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やる夫が光源氏になりたまふなり 第二十三話「夕霧」 

853:1 ◆eyRk5NDGtU [saga]:2009/09/12(土) 21:00:02.78 ID:d136feAo
いずれの帝の御代であったか…。
これは、恋と愛の中に生き、輝き続けた、とある男の物語。

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          第二十三話「夕霧」






854 :1◆eyRk5NDGtU [saga]:2009/09/12(土) 21:01:03.35 ID:d136feAo
    おとなになっても、ずーっといっしょ。

                   , - 、 __,- 、
              , ー 、 /、 丁  ,.ノ_
            , ー、f   `l l  |_,ィ'´  ノ
           |ヽ `〈l   ド、 l  _/_
       , -、  / ` 、 ゝ   ! `´rゥ- '´ j
     __/ `ュ >_/    1_,/`‐'  ''"   _.../
        |            r' ´
          l      _, -‐ '´厶_
         ト-‐ゥ-‐' \   ィ´  `t┼
         `ゝ_| !   」   ヽ   / 1
         ___」   |∧    / 勺
        "      !ヽヘ  _/ ゙;`

       やくそくだからね、ゆうぎり。

      やぶったら、しけいなんだから。






855 :1◆eyRk5NDGtU [saga]:2009/09/12(土) 21:02:00.89 ID:d136feAo
源氏の亡き正妻・葵上が生んだ若君は
「夕霧」と名付けられ、祖母である大宮のもとで養育されていた。


        /\___/\
     / ,,,,,    ,,,,,  : \
     | (ー), 、(ー)  |      ご安心ください
     |  ,,ノ(,_.)ヽ、,,   |  
     |    -==-    .:::|      万事ダイナマイトな公達になれるよう
     \   `--'   .::/      お世話申し上げますわ…!
        i‐--‐―´ i´
  /~"''7 ̄〈'      ノ | .i  、
  ,'  ノ    `ー--‐''゛  |~"''ヽ


        ____
      /      \
    /  _ノ  ヽ、_  \      ありがとうございます
   /  /⌒)   ⌒゚o  \     これからもよろしくお願いしますお…!
   |  / /(__人__)      |
   \/ /   ` ⌒´     /






856 :1◆eyRk5NDGtU [saga]:2009/09/12(土) 21:05:03.51 ID:d136feAo
その夕霧も、今年で12歳。
そろそろ元服するべき年齢である。

       __
     /― ―\
    / (● ●)\
   (   (_人_)  )
   ./  ∩ノ ⊃|  |
   \V _ノ_|  |
     \/__/
     Before

        ↓
       ___
      /     \
    /   ⌒  ⌒\
   /   ( ●)  (●)\
   |       ___´___   |
   ヽ、    `ー '´  /
        After






858 :1◆eyRk5NDGtU [saga]:2009/09/12(土) 21:06:08.87 ID:d136feAo
■人物:夕霧(ゆうぎり)

          ____
        /     \
      / ⌒   ⌒ \
     /   (●)  (●)  \
    |      __´___     |
    \      `ー'´    /


源氏と葵上のあいだに生まれた男子。
葵上死去に際し、祖母である大宮に預けられた。

幼馴染である雲居雁を一途に思い続けるなど、
父親と違って、公私ともに真面目な性格。






859 :1◆eyRk5NDGtU [saga]:2009/09/12(土) 21:07:11.95 ID:d136feAo
◆春、平安京、三条邸

          ____
        /     \
      /        \     ぼくもそろそろ元服ですね…
     /  \    /  \
    |    (●)   (●)   |
    \      ´   u /
    /     ⌒     \


            ___
         ,_ '´      _`ヽ
       /´,r'-―…―-ヽ `ヽヘ
    r -/  /, - ―-- 、 l  Vム ┐
    |_,'  /\ /  l   l/ |   ',-、 ノ
  < イ  ,' /l大  l イj丶| l t.ノ  ̄フ  どうしたの、夕霧!
   ∠」  l YT::ヾハ. |丶Y:::::ヌ! | | \イ   辛気臭い顔しちゃって!
    l |  ハ} {!り:|    {iい::|  j! lヽイ
    l /! l乂 ゞ-' 、__,.ゞ- イ ム l ト l
    |' l |:::::ト、  l   |  ノi /:l::イ::/ |
     丶|ヽ:jヽ::>r- イ ソイ゙ レ'ノ'´
        ,r'´ \ | ̄/ / `ヽ、
       〈   / ヽ./イ K  /
       └く_)-く小ゝ-く.ノイ
        く  /   l   /
         ヽイ`丶 ィ´ Y´
           |_|  l_|
           }_j   !___!
          └‐┘ └‐┘

       _________
      /     \
    /   ⌒  ⌒\    あ…雲居雁!
   /   ( ●)  (●)\
   i   ::::::*  __´___ *  .i
   ヽ、    `ー'´  /
   /         \






860 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/12(土) 21:07:45.37 ID:g5vyMXko
まともに育ってよかった






861 :1◆eyRk5NDGtU [saga]:2009/09/12(土) 21:08:08.06 ID:d136feAo
■人物:雲居雁(くもいのかり)

              _ -‐' ´ ̄`` ‐ 、
             /  _∠二二ヽ 、\\
           _// /l  ト、  \l l ', ヽ
          ////  /トl、 l ヽ_斗‐l !  l   !
          / // l ,/l_L_!\! ゝ_Lェ!| r===ニニニユ
        /  /イ ,ヘ l"r':心   '´f;:::心l 」「ヽT′ .___
          //ヒ/7 .ト弋ソ ,   辷リ//ソ`'リ /∠_
        /イ//´   ハ.   r‐ァ  ///´|_レ/∠、_X;ヘ_
        </ l/∧ lヽ ヽ > ._`_´, イ/l/L// /ヽ/  ゙ヘィl┐
.          〈/、ヽ! ``フニ// /´7 イ{ 〉 /\.     └+、
             /i r亠-、_/´ |_,、Eノ  `7ヽ     `′
           、_ _/〃ヾr,=、_./   l´ l |.    ¬'、_
         .〉_l   >゙/ ヾ、Y   | l |     く/
          ` \ '/  //ーヘ.    l | l、     /ヽ
           //   //   ヽ    !/ / \     ̄
          __/′   //!    ヽ   l /    〉
         _,く_     `|     \ l   /
       マ=ー`ー――一L_      `、_/
                 ` ー-、__r-冫
                      トソ

大納言(やらない夫)の娘。
冷泉帝弘徽殿女御は、異母姉に当たる。

夕霧より2歳年上の14歳。
母は王族だが、やらない夫とは離婚している。
やらない夫は彼女を引き取り、大宮に養育を任せている。






862 :1◆eyRk5NDGtU [saga]:2009/09/12(土) 21:09:38.81 ID:d136feAo
【解説】
  、--7
  ミ_o_d,,,   雲居雁と、夕霧の関係…
  ミ゙ ゚ -゚ノ    
  √¨l-゚]、   詳しくは、下の系図を参考にしてくれ
  (゙ /  |ゞ    
  /ヾノ==,)
 ム-ノ__|_jゝ


                      ┌───────┐
             左大臣━┯━大宮         桐壺院(故人)
             (故人) │               │
           ┌────┴─────┐      │
           │               │      │
   女━┯━やらない夫━┯━正妻   葵上━┯━ やる夫
      │          │       (故人) │
      │          │        .    │
    雲居雁      弘徽殿女御        夕霧


  、--7
  ミ_o_d,,,   雲居雁は血筋で言えば
  ミ゙ ゚ -゚ノ    弘徽殿女御に劣らぬが…
  √¨l-゚]、  
  (゙ /  |ゞ   両親が離婚しており
  /ヾノ==,)    養育は祖母である大宮に一任されていた
 ム-ノ__|_jゝ

  、--7
  ミ_o_d,,,   夕霧もまた、大宮のもとで養育され
  ミ゙ ゚ -゚ノ    二人は従姉弟どうしで幼馴染と
  √¨l-゚]、   いうわけだな
  (゙ /  |ゞ    
  /ヾノ==,)
 ム-ノ__|_jゝ

【引き続き、物語をお楽しみください】






863 :1◆eyRk5NDGtU [saga]:2009/09/12(土) 21:11:02.40 ID:d136feAo
                           __
             __,,..-:‐::─::─:‐:‐:-<´__  ̄`ヽ、
          ,.ィ´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :`ヽ、
        /: : : : : .:/-‐‐'" ̄ ̄ ̄ ̄゛`ーi:: : :`ヽ、___
          /: : : : : : ::/__,.:-‐:─:─:‐:-:─:─|: :ヘ'" ̄  /
       /: : ;/: : : :/"::{::、:.: : : : :\:: : : : : : :|:.: :ハ. 、-:ヘ.、
        /: :;ィ'|: : : : {:: :λ::\:.: : : : :\:.: : : : :|:.: : :|  \:.:ハ
      j;/ .|: : : : |:.:/ ∨: :|\:: : : : :|\:;ィヘ|: : : |   ,>:.:}  「継父のもとで苦労させたくない」
     く.    |: : : : |::|  ∨::|  \:: : :|,/\:|: ::/:ヘ,/λ::|  って言って、あたしを引き取ったらしいけど…
      〉   |: : : : |::|/´`ヽ:|   \:|,____ }:.:/:: :|:.: ::|'|:.:|
      /____,|:: :|:: :|:j __,, `ー'"   オ弐テ7j;/::.: :|:.: : :j|::j  結局、おばあさまに預けられちゃったの
      |:.|:: ::ハ:: :|:: :|マ弐チテ"     V:ィ:;リ,,' ハ::.: :j: : :/レ'   お父様は、あたしの顔なんか見に来ないわ
      |::|: ::{ ∨:.: :|、込ィ:;リ_,'     、  ̄"´ 〈:: : :/:: :/
      |:j|: ::ゝ、{: : :∧" ̄              〉::/:: :/
      |' |: : : : :ヽ、: : :ヽ、 ,ヘ、        ,.ィ::/|;/
          ∨: : : :: : :;r'^ヘ:>‐-`-、-‐r<´_:|;/
         ヽ、:ト、:.:.:_}  r,〉  \____,}   /∧
           ` `{二二ニl、   \ニニ| //、 ヘ、
              |" ̄ ̄~}、_   \j // ヽ、ハ
              |      j / `ー-、_//、  ,r‐┴-、
              |     ,     /:::j::::;> |`ー-‐'´|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヾ、_,ノ'´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|    | ̄ ̄
                            |    j
                           `=='´

       ___
      /     \
    /   ⌒  ⌒\     う、うん…そうだね
   /   ( ー)  (ー) ヽ   まあ、ぼくも似たようなものだけど
   |  u   ___`___    |
   ヽ、    `ー '´  /






865 :1◆eyRk5NDGtU [saga]:2009/09/12(土) 21:12:55.49 ID:d136feAo
         ____
       /     \
     / ⌒   ⌒ \     でも、だからこそ…
    /   (⌒)  (⌒)  \
   |      __´___     |
   \      `ー'´    /
    ノ           \


       _________
      /     \
    /   ⌒  ⌒\     ぼくは、きみが好きになったんです
   /   ( ●)  (●)\
   i   ::::::*  __´___ *  .i    きみと、ここで出会って
   ヽ、    `ー'´  /    ずっと一緒だったから…
   /         \


            /::::::/:/::. /;ァ‐ 7 ¨丁 \ \ `<\ \ l  ヽ
           /―=テ^/::. /::/:::::{  {:   \ \. 丶.ヘ  Vー― ┐
             /≦≠ア/::. / ..{.......|::.  |:::.     ヽ  ヽ ハ ', V≧、___>
         /:/ / ,'. :: l::::::l::::::::|::.  |::::::...     l:. l:.: l:l:  ∨\:ハ
         〆 /\ l::::: |::::厶:::::/_,:  i\:::::..::. _l::.. |::j;ィ|' |:. l  > \
       / /:::::::/7|::::: l::/,,.‐‐T i 丶: ! \::.::. Tー|-、.l |::. |メ´ l \\
       ∨:::::::::: //|:l :::: l:{ ,.ィ=ミk  \ヽ  \´;ィ≠=く リ : |\\ .:\!
        l::l:::::|: //_j:ハ::::::l代〃 :ハヾ ` \、  "f〃下:ハ>|::::: |、 \\:l   ……!
        |::l:::::| { {/│:ヽ:: ', Vヘ:::j.|         |rヘ::j.リ '゙ |::::: l、}  lヽ/!
        |::l:::::|::V !^|::::: \ヽゝ-‐'    ,     ゝ‐-'   |::::  l_ノ::.|:|: l: |   も、もう…
        |::l:::::l::::::: `l:::::: .::::f`///          ///  .,':::: ハ:::. l:: |: l: |   不意打ちすぎよ…
        l::ハ::: !:::::::::::l:::::::: ::ヘ .      _       / :::: /:: /::: l: l: |
        ヽ! ヽ::ヽ:::::::::ヽ::::: .l.\.           ,. ィ/:::: /::  /::::/:/l:リ
            \ \ゝ :::::: ヽ ::ハ  fヽ、       イ |: /::: イ::  /\/ノ リ
             X ヾ:::::::::lヘ::.ヽ l   >ー<   〃:/ l:: /  /\
          <  \\::::j リ \V l_`ヽ     x‐/イ   |〃 / /\
          { \   \V /゙\フ⌒!==、,ィ=≠/( `>ーヽ{/ /  ス′
          l  \   /  / `〈. ー-v-一/ /⌒ヽ  ∨   / }
            !:   >/ _,/   /¨ヽー-v-‐/〃 \  \_ ヽ <_ /
             |  ̄  {   _ イ  / ヽ  /⌒ヽ  `ー    }    /






866 :1◆eyRk5NDGtU [saga]:2009/09/12(土) 21:14:31.88 ID:d136feAo
       ____
     /      \       雲居雁…
    /  _,ノ   \ \     さっき、ぼくのことを
  /    (●)  (●) \   「辛気臭い顔」と言いましたね?
  |        '      |
  \      ⌒   /

         ____
       /     \
      / _,ノ    \ \     元服したら、ぼくは父上に引き取られます
    /  (●)   (●) \    この三条のお屋敷には、いつ来られるか…
    |      ´       |
    \      ⌒     /

       ___
      /     \
    /   ⌒  ⌒\     きみと離れるのは…
   /   ( ー)  (ー) ヽ    つらいんです
   |  u   ___`___    |
   ヽ、    `ー '´  /






867 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/12(土) 21:15:11.61 ID:TShQJ4.o
遺伝だな、これは






868 :1◆eyRk5NDGtU [saga]:2009/09/12(土) 21:16:02.12 ID:d136feAo
           ,.. -───‐- 、
         ,/:.:.:.:.:.:_,,. -─- 、:.:.:.`ヽ、
        /:.:.:.:.:.:/ ___  \:.:.:、\_
     r‐く、:/:.:.://´:|:.:.:.:、:.:.:.:`\|:.:.:.lく__{_
     く二ニ/:.:.:./:.:|:.:.:.:!:.:.:.:.ヽ:.:ヽ\:.l:.:.ヾ`くニヽ、
  r─‐ァ'´/:.:.:.:.|:_/!|:.:.l|:.:.:.:.l:.:|、:.:.|:.:l:.|:.:.:.:|l∠   lヽ
  l/´!|>'|l:.:.:.:.l!:|`!|ヽ|ヽ:.:.:ト、!,く|l:.|:l:.:.:.:.ト、_`ヽ、Ll
.    / /|l:.:.:l:|,rf⌒ヽ! \l´ ィ⌒'ミ |:.:.i:.|:.:l|人  〉
   | ,イ:.:.l:.ハ、:ヽ仆、:::リ      ト、:::リ l:.:.|ノ:/)っ ∨
   ∨|ハ:.|:.:.:.:|Tr‐っ'    ,   ー' /:.:.//'´      な~んだ
     l! ヽrーュi ⌒!、 t-r‐!  ,.ノ:.//         そんなことで元服を
       / 〈l|L__人`ヽ`ー'イ |lィー'´          嫌がってたの!?
       `ー-=‐'`ヾ\_弋_フ/く


              _ -‐' ´ ̄`` ‐ 、
             /  _∠二二ヽ 、\\
           _// /l  ト、  \l l ', ヽ       元服したら今までできなかった
          ////  /トl、 l ヽ_斗‐l !  l   !       ことだってできるようになるわ!
          / // l ,/l_L_!\! ゝ_Lェ!| r===ニニニユ
        /  /イ ,ヘ l"r':心   '´f;:::心l 」「ヽT′ .___   あたし、信じてるから
          //ヒ/7 .ト弋ソ ,   辷リ//ソ`'リ /∠_
        /イ//´   ハ.   r‐ァ  ///´|_レ/∠、_X;ヘ_
        </ l/∧ lヽ ヽ > ._`_´, イ/l/L// /ヽ/  ゙ヘィl┐
.          〈/、ヽ! ``フニ// /´7 イ{ 〉 /\.     └+、
             /i r亠-、_/´ |_,、Eノ  `7ヽ     `′
           、_ _/〃ヾr,=、_./   l´ l |.    ¬'、_
         .〉_l   >゙/ ヾ、Y   | l |     く/






869 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/12(土) 21:16:56.74 ID:009w726o
雲居雁はハルヒちゃんか






870 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/12(土) 21:17:00.73 ID:22rRzUAo
たった…フラグがたった






871 :1◆eyRk5NDGtU [saga]:2009/09/12(土) 21:18:00.84 ID:d136feAo
          ____
        /     \
      /        \    今までできなかったこと…
     /  \    /  \
    |    (●)   (●)   |
    \      ´   u /
    /     ⌒     \


            ___
         ,_ '´      _`ヽ
       /´,r'-―…―-ヽ `ヽヘ
    r -/  /, - ―-- 、 l  Vム ┐
    |_,'  /\ /  l   l/ |   ',-、 ノ    そう!
  < イ  ,' /l大  l イj丶| l t.ノ  ̄フ
   ∠」  l YT::ヾハ. |丶Y:::::ヌ! | | \イ   今までできなかったけど
    l |  ハ} {!り:|    {iい::|  j! lヽイ    あたしと夕霧が一緒にいる方法よ!
    l /! l乂 ゞ-' 、__,.ゞ- イ ム l ト l
    |' l |:::::ト、  l   |  ノi /:l::イ::/ |
     丶|ヽ:jヽ::>r- イ ソイ゙ レ'ノ'´
        ,r'´ \ | ̄/ / `ヽ、
       〈   / ヽ./イ K  /
       └く_)-く小ゝ-く.ノイ






872 :1◆eyRk5NDGtU [saga]:2009/09/12(土) 21:19:07.28 ID:d136feAo
          ____
        /     \
      /  \   / \     ……!
     /   (●)  (●)  \
    |      __´___     |   そう、ですね
    \      `ー'´    /


         ____
       /     \
      /  \   / \     元服したら、すぐ伯父上に
    /   (●)  (●) \   お話しします
    |       __´___    |
     \     `ー'´  ,/






873 :1◆eyRk5NDGtU [saga]:2009/09/12(土) 21:20:12.59 ID:d136feAo
       _________
      /     \
    /   ⌒  ⌒\
   /   ( ●)  (●)\   「お嬢さんと結婚したい」…と
   i   ::::::*  __´___ *  .i
   ヽ、    `ー'´  /
   /         \

             ___
          ,.. ‐ : : : : : : : : : `丶、
    r‐ 、 /: : :/-――――‐-\:\ _ィァ┐
    } - 7:/: :.:/ _.. -――、┬--ヽ: ∨  }
    フ¨ヒl.:l: : :/7´ .:{: : : : : : :.:!:}:.ヽ:.:ヽ :|‐<
   〈 / ,イ:{: : :!.:|: :.:∧: : : : : .:,|∧: :}: : ! ト、  〉
    V>ー|:.ヽ: |:A .:L_ ヽ: : : :/リ.斗:什:リ ト、}/
    く  ハ: : ト{ ,z≧ミヽ\/イz≦、ノイ: :ト、 >  …待ってるわよ!
     「: : l: : l 《 トィ::.:}`    ´トィ::.:} 》l: :|:.:「|  必ず、しなさいよ!
    | :l:ヽ:ハ  辷.ソ   、   辷:ソ .リ: : ! !: !
      ! .:|「`i:.ヽ    r --┐    /:/ /:ハリ
      ヽrヘ jー、:\.. _ `ー‐ '_ _..ィ7イイ/ ′
        ドニ{_フ iドヽ: : ト ̄ イ: :ト、_  ′
      `弋__ム__j|: : :l´ ̄| : |_ j






874 :1◆eyRk5NDGtU [saga]:2009/09/12(土) 21:21:03.38 ID:d136feAo
    おとなになっても、ずーっといっしょ。

                   , - 、 __,- 、
              , ー 、 /、 丁  ,.ノ_
            , ー、f   `l l  |_,ィ'´  ノ
           |ヽ `〈l   ド、 l  _/_
       , -、  / ` 、 ゝ   ! `´rゥ- '´ j
     __/ `ュ >_/    1_,/`‐'  ''"   _.../
        |            r' ´
          l      _, -‐ '´厶_
         ト-‐ゥ-‐' \   ィ´  `t┼
         `ゝ_| !   」   ヽ   / 1
         ___」   |∧    / 勺
        "      !ヽヘ  _/ ゙;`

       やくそくだからね、ゆうぎり。

      やぶったら、しけいなんだから。






875 :1◆eyRk5NDGtU [saga]:2009/09/12(土) 21:22:01.01 ID:d136feAo
◆春、三条邸

;|;:..|:/::ゞ
ii;;:../       /\                    /\
i::./.      / ロ ロ \=======皿===========皿 / ロ ロ \
:/     /ⅢⅢⅢⅢ\        合        /       \
    / ========= \_________/          \
     | |目 目 目| | [田]   [田]   [田] .|    [田田]    |
     | |目 目 目| | .(;;.).  [田]   [田] .|    [田田]    |
     | |        | |(;;:;;:;;:)ⅢⅢⅢⅢⅢⅢ|              |
  (;;:::;;:;;.) |目 目 目| |;:;;:;:;;::;) l''"^"''l l''"^"''l|.  [田] [田]  .|
:::;;;:;:::::):;;;::;;);;;:;;) 目(;;:;;;:) |(;;.;;;.;);| |;;;;;;;;;;;||;;;;;;(;::;;:;;;(;;:;;:(;;::;;:;;:)田](;;;:;:;;;:::;;::
;;;:;::):;;;:;::;;:);;::;);;;;):;);;;::;:;;:;;);;:;;);;;;;;;;;||;;;;;;;;;;;||;;(;;::;;:;:(;:::;;:;;;:;(;;::(;;;:::;;(:;:;;;:;:;:::;;;;;

夕霧の元服式が行われた。
祖母の大宮も、夕霧の成人姿が見たいだろうと三条邸での開催となった。






876 :1◆eyRk5NDGtU [saga]:2009/09/12(土) 21:22:59.82 ID:d136feAo
    ∧,,∧  ∧,,∧
 ∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧  <夕霧の君は何位になるんだろうね?
( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` ) <源氏なら従四位下は固いでしょ
| U (  ´・) (・`  ) と ノ <いいねー親の七光は
 u-u (l    ) (   ノu-u
     `u-u'. `u-u'


       ____
    /     \
   /  ─    ─\
 /    (ー) (ー) \    …………。
 |       (__人__)    |
 \     ` ⌒´   /
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノ゙-、.
:   |  '; \_____ ノ.| ヽ i
    |  \/゙(__)\,|  i |
    >   ヽ. ハ  |   ||






877 :1◆eyRk5NDGtU [saga]:2009/09/12(土) 21:24:01.52 ID:d136feAo
         ____
       /      \
      / ─    ─ \    では…夕霧
    /   (●)  (●)  \
    |      (__人__)     |  この衣を身に着けるお
     \    ` ⌒´    ,/
     /⌒ヽ   ー‐    ィヽ
    /      ,⊆ニ_ヽ、  |
   /    / r─--⊃、  |
   | ヽ,.イ   `二ニニうヽ. |


       / ̄ ̄ ̄\
     / ―   ― \     
   / ;;;(◯)::::::(◯);;;\   こ、この緑色は…!?
  |      __´___    |    
  \     `ー'´   /


      ∧,,∧  .∧,,∧
  ∧∧(`・ω・´)(`・ω・´)∧∧  <あの浅葱色は…
 (`・ω・´).∧∧) (∧∧(`・ω・´) <なんと、六位の袍ではないか!
 | U (`・ω・´)(`・ω・´) と ノ
  u-u (l    ) (    ノ u-u
      `u-u'  `u-u'






878 :1◆eyRk5NDGtU [saga]:2009/09/12(土) 21:25:00.18 ID:d136feAo
【解説】

  、--7
  ミ_o_d,,,   朝廷に出仕するときに着る服は
  ミ゙ ゚ -゚ノ    「朝服(ちょうふく)」といい、
  √¨l-゚]、   身分によって着用する色が決められていた
  (゙ /  |ゞ    
  /ヾノ==,)    
 ム-ノ__|_jゝ

  、--7
  ミ_o_d,,,   臣下で言うなら
  ミ゙ ゚ -゚ノ    ・四位以上=黒色
  √¨l-゚]、   ・五位=緋色
  (゙ /  |ゞ   ・六位=浅葱色(=白っぽい青緑色)
  /ヾノ==,)    というように、かなりきっちり決まっていた
 ム-ノ__|_jゝ






879 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/12(土) 21:25:07.66 ID:TShQJ4.o
あえて試練を課す、のかな?






880 :1◆eyRk5NDGtU [saga]:2009/09/12(土) 21:26:00.43 ID:d136feAo

  、--7
  ミ_o_d,,,   なお、青色や黄丹色などは
  ミ゙ ゚ -゚ノ    天皇・上皇の着る服に使用されたため
  √¨l-゚]、   臣下がみだりに身につけることが禁じられていた。
  (゙ /  |ゞ    
  /ヾノ==,)    これを「禁色(きんじき)」という
 ム-ノ__|_jゝ

  、--7
  ミ_o_d,,,   「禁色」は、天皇の許しがあれば
  ミ゙ ゚ -゚ノ    臣下でも着用を許可される
  √¨l-゚]、   
  (゙ /  |ゞ   「禁色」を身に着けている臣下は
  /ヾノ==,)    かなり重要な位置にある者だといっていいな
 ム-ノ__|_jゝ

【引き続き、物語をお楽しみください】






881 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/12(土) 21:26:27.20 ID:CkUPC/oo
六位って殿上もできなくなかったっけ?






882 :1◆eyRk5NDGtU [saga]:2009/09/12(土) 21:27:06.15 ID:d136feAo

        /\___/\
     / ,,,,,    ,,,,,  : \
     | (●), 、(●)  |      源氏の君、どういうことですか?
     |  ,,ノ(,_.)ヽ、,,   |  
     |    -==-    .:::|      夕霧を六位にするとは…
     \   `--'   .::/      本人も残念がっていますよ
        i‐--‐―´ i´
  /~"''7 ̄〈'      ノ | .i  、
  ,'  ノ    `ー--‐''゛  |~"''ヽ


       ____
     /_ノ   ヽ_\
   /( >)  (<)\      ハハハッ
  /::::::⌒(__人__)⌒::::: \    位が低くて不満ですか
  |     |r┬-/      |     可愛らしい不平を言いますね
  \     ` ̄'´     /






883 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/12(土) 21:27:49.78 ID:TND/gsI0
色がパステルカラーほど身分的に軽かったんだっけ?






884 :1◆eyRk5NDGtU [saga]:2009/09/12(土) 21:28:05.91 ID:d136feAo
       ____
    /     \
   /  ─    ─\
 /    (●) (●) \    実は…
 |       (__人__)    |    夕霧は、大学に入れようと
 \     ` ⌒´   /     思うのですお
,,.....イ.ヽヽ、___ ーーノ゙-、.
:   |  '; \_____ ノ.| ヽ i
    |  \/゙(__)\,|  i |
    >   ヽ. ハ  |   ||


        /\___/\
     / ,,,,,    ,,,,,  : \
     | (●), 、(●)  |      大学…?
     |  ,,ノ(,_.)ヽ、,,   |  
     |    -==-    .:::|      つまり学問をおさせになると?
     \   `--'   .::/      
        i‐--‐―´ i´
  /~"''7 ̄〈'      ノ | .i  、
  ,'  ノ    `ー--‐''゛  |~"''ヽ






885 :1◆eyRk5NDGtU [saga]:2009/09/12(土) 21:29:01.62 ID:d136feAo
         ____
       /      \
      / ─    ─ \      はい
    /   (●)  (●)  \
    |      (__人__)     |    やる夫は宮中の奥で育ち
     \    ` ⌒´    ,/     世間も知らずに重職につきました
     /⌒ヽ   ー‐    ィヽ
    /      ,⊆ニ_ヽ、  |
   /    / r─--⊃、  |
   | ヽ,.イ   `二ニニうヽ. |

     ____
   /      \ ( ;;;;(
  /  _ノ  ヽ__\) ;;;;)   遊んでばかりでも官位が意のままになると
/    (─)  (─ /;;/    偉そうに見えますが…それは虚勢ですお
|       (__人__) l;;,´|
./      ∩ ノ)━・'/     時勢が変われば、敬ってくれた人たちも
(  \ / _ノ´.|  |       掌を返して…蔑まれることになりますお
.\  "  /__|  |
  \ /___ /






886 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/12(土) 21:29:54.76 ID:g5vyMXko
夕霧がやる夫のせいで大学にいくようです






887 :1◆eyRk5NDGtU [saga]:2009/09/12(土) 21:30:07.75 ID:d136feAo
     ____
   /      \
  /  ─    ─\      だから夕霧には学問をさせ
/    (●)  (●) \    人間としての土台をきっちり作らせますお
|       (__人__)    |
./     ∩ノ ⊃  /     なーに、学問をしているうちに
(  \ / _ノ |  |       官位への不平などなくなりますお
.\ “  /__|  |
  \ /___ /


  _∩
 / 〉〉〉
 {  ⊂〉     ____
  |   |    /⌒  ⌒ \       二、三年ははかばかしくなくとも
  |   |  /(●)  (● ) \      いずれ学問を土台にして
  |   |/:::⌒(__人__.)⌒:::  \    公のお役に立つ日が来ますお
  ヽ   |     |,┬‐ |       |
   \.\   `ー ´     /     それに、学友の中から
     \       __ ヽ     頼りになる親友を見つけてもくれるでしょう
      ヽ      (____/


        /\___/\
     / ,,,,,    ,,,,,  : \
     | (○), 、(○)  |      お父上としてそこまでお考えなら…
     |  ,,ノ(,_.)ヽ、,, U |  
     |    -==-    .:::|      でも、すこし可哀想ね…
     \   `--'   .::/      
        i‐--‐―´ i´
  /~"''7 ̄〈'      ノ | .i  、
  ,'  ノ    `ー--‐''゛  |~"''ヽ






888 :1◆eyRk5NDGtU [saga]:2009/09/12(土) 21:31:00.68 ID:d136feAo
「源氏の大臣は、学問を大事になさる方だ」
その評判は、瞬く間に都に衝撃を与えた。


         ト、;;;;;;;;;;;;;;;` ` '' ー -- ‐ '' ";;;;;;;;;,:ィ;:;!
        ,';:``' ‐ョ 、 ,_ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; , - '"l;:;:;:;:l
        l;:;:;:;:;:;:;ミ   ` ` '' ー -‐ '"    ,リ;:;:;:l
        l;:;:;:;:;:;:;:ゝ   く三)   (三シ  `ヾ;:t、
       fミ{;:;:;:;:f'´   __ ,,.ノィリ!iヾ、.,,__  };f}  貴い方は努力なさることを
       l トl;:;:;:;:l  、,ィ或tュ、゙ミ:::::{,'ィt或アチ l:l,   中々ないというのに…
       ゙i,tヾ:;:;:!  `ヽ 二ノ :::::::::ト ` ‐t"i´  l:l:f
        ヽ`ー};:l    ) ) ,r':::::::::ヽ  ) )  リ_)   御子息を大学に入れなさると!
         `"^l:l   ( ( ,/゙ー、::::::;r'ヽ( (  l     麻呂は感動したでおじゃ!
           ゙i     )ノ    `'"   丶 )  ,'
             ゙l、  ( (,ィ─==─ヽ ( ,}/
            ',ヽ, ) )ヾ┼┼┼,シ' ) )ヽ
             } 丶( `゙==='′ /ノ:.:.:ヽ
            /l   丶、      ,.イ:.:.:.:.:.:.:.:丶、、
          ,r'"^l !    ` ー‐;オ´:.:.:.:.:.:.:.:.:.,ノ  ,}、
     ,. -ァ=く(:.:.:.l  l      //:.:.:.:.:.:., - '"  ,/ ヽ






889 :1◆eyRk5NDGtU [saga]:2009/09/12(土) 21:32:04.56 ID:d136feAo
               ∩_
              〈〈〈 ヽ
      ____   〈⊃  }   麻呂殿!
     /⌒  ⌒\   |   |
   /( ●)  (●)\  !   !   やる夫の子だからと
  / :::::⌒(__人__)⌒:::::\|   l   遠慮することはありませんお!
  |     |r┬-|       |  /
  \     ` ー'´     //     ビシバシ鍛えてやってほしいですお!
  / __        /
  (___)      /


     |;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;i;:;:;:;:;:;:;:;:;:;|
      .|_;:_;:_;:_;:_;_:_;:_;:_;:_;:_;:_;:i;:_;:_;:_;:_;:_;:|
      |_;:_;:_;:_;:_;_:_;:_;:_;:_;:_;:_;:;i;:_;:_;:_;:_;:_;:;|
     |=ニニミ     , 一,   、ー、 ヾミi
    /ニ三彡ゞ,. .. `""´    `"  ,iミi
    ,i三ニ彡ラ".:   , -‐‐-'.   .: ー- 、.ヾi
    ゞ彡彡'. .:  ,ィ'で入 . '. ,ィ'で)'、 ∥   なんというありがたいお言葉…!
   ,r=ミニ彡 ::    `゙゙゙"´ノ.::  ',`゙゙゙"´ .|  
    ii ノ,,ゞ彡 : ::.      ' ,:::   ',     .:|    もうずっと麻呂感動のターンでおじゃ!
   ヽ.( 〉ヾリ : : ::...   /ゝ =、_,,r`、   ::l
    ヽ "ヾリ : : : :::.. ,'   : :   i .::l
     `卅ヾi : : : .::: :  _,ィェェェュ、 :i ::i
     ' 'ヾ| ', : : .::: i 〈-‐‐rー, i i .:/
       ヽヽ: : ::: i ヽzェェェュリ :! /
       ,、.|: :ヽ: ::.. ヽ ヽニ二ノ  /
      /i |ノ: : : ヽ: :.        /
      /:ヽ\: : : : .`゙ー- 、..,,,,,,...ノ |\,,_
   _,,/::::::::ヽ \: : :. :.  ::   / ./:::::ヾヽ、_
 ノ´\::::::::::::::ヽ \: :. :  ::.  / /::::::::::::ヽ i `` ー- 、,,
"´、  `ー-::、::::::ヽ \: : .: ./ /::::::::::::::ノ |






891 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/12(土) 21:33:41.96 ID:22rRzUAo
泣いてるww






890 :1◆eyRk5NDGtU [saga]:2009/09/12(土) 21:33:00.61 ID:d136feAo
こうして、都には学問ブームおよび大学入学ブームが巻き起こった。

          __
  __    /  ../)         .__
/  ../)   三三)/)        /  ../)
三三)/)   ∧,,∧   ∧,,∧   三三)/)
三三)/   (´;ω;)   (;ω;`)  三三)/
   ∧∧  と  φ)  .( つφノ  ∧,,∧    __
  ( ´;ω)/⌒/⌒/ ̄/⌒/⌒/ ̄(ω;` )  /  ../)
  / _∧,,∧口  ∧,,∧ ⌒   □と_ ヽ  三三)/)
  (/(  ´;)η口(;`  )/⌒/  /_ノ  三三)/)
 ∥ ̄(l    ノ  ̄(   ノ ̄ ̄ ̄||       三三)/
  __`ー‐'    `ー‐'
/  ../)      __
三三)/)     /  ../)
三三)/)     三三)/)
三三)/      三三)/






892 :1◆eyRk5NDGtU [saga]:2009/09/12(土) 21:34:01.02 ID:d136feAo
しかし…そのブームの火付け人のひとりは
何やら浮かない顔である。
          ____
        /     \
      / ⌒   ⌒::::\    なぜ?どうして
     /   (●)}ili{(●)::::::\  ぼくが六位なのですか?
    |       __´___   :::::::|
    \      `ー'´  ...:::::/

          ____
        /     \
      / ⌒   ⌒::::\     求婚?
     /   (●)}ili{(●)::::::\   できませんよ、こんな身分じゃ
    |       __´___   :::::::|
    \      `ー'´  ...:::::/

          ____
        /     \
      / ⌒   ⌒::::\     勉強しなきゃ偉くなれない?
     /   (●)}ili{(●)::::::\   そんなことしなくても
    |       __´___   :::::::|   出世した人はたくさんいます
    \      `ー'´  ...:::::/


       / ̄ ̄ ̄\
     / ―   ― \      ああもう
   / ;;;(◯)::::::(◯);;;\    いっそグレてやろうか…
  |      __´___    |
  \     `ー'´   /






893 :1◆eyRk5NDGtU [saga]:2009/09/12(土) 21:35:01.88 ID:d136feAo
::::::: :::::::::::::::::::: :::::::: :::::: :::::::::::: :::::::::::: :::::::::::::: :::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: :::::::::::::::::::::: : : : : : :
              , ー 、 /、 丁  ,.ノ_
            , ー、f   `l l  |_,ィ'´  ノ
           |ヽ `〈l   ド、 l  _/_
       , -、  / ` 、 ゝ   ! `´rゥ- '´ j
     __/ `ュ >_/    1_,/`‐'  ''"   _.../
        |            r' ´
          l      _, -‐ '´厶_
         ト-‐ゥ-‐' \   ィ´  `t┼
         `ゝ_| !   」   ヽ   / 1
         ___」   |∧    / 勺
        "      !ヽヘ  _/ ゙;`

       やくそくだからね、ゆうぎり。
::::::: :::::::::::::::::::: :::::::: :::::: :::::::::::: :::::::::::: :::::::::::::: :::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: :::::::::::::::::::::: : : : : :






894 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/09/12(土) 21:35:23.41 ID:Qg4gKNY0
この頃は、学問の地位は低かったのか…






895 :1◆eyRk5NDGtU [saga]:2009/09/12(土) 21:36:04.67 ID:d136feAo
           ____
         /     \
       /        \
      /  \    /  \  ……!
     |    (●)   (●)   |
     \      ´     /
     /      ̄ ̄    \

           ____
         /     \
       / \   / \     そんなことじゃ、ダメです!
      /  (●)  (●)  \    勉強して…偉くなって
     |        ´      |    誰もが認める人間になるんです!
     \      ⌒     /

         ____
       /     \
      /  \  /  \    そしたら…雲居雁を
    /  (●)  (●)  \   胸を張って迎えに行けます!
     |      __´___     |
    \     'ー一`    /
      /             \






896 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/12(土) 21:36:16.96 ID:7gQq90ko
今ざっと調べてみたけど、四位は平忠盛(清盛の父)や源頼光、
六位は中国や下国の守クラスみたいね そりゃ夕霧もショックだわなw






897 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/12(土) 21:36:16.96 ID:VbxXfCAo
親の心子知らずか・・・






898 :1◆eyRk5NDGtU [saga]:2009/09/12(土) 21:37:59.34 ID:d136feAo
◆平安京、二条東院

                               (:;:〃::;;;)
        g_,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,:;::;;(:;〃:;;::〃:;;″
      ,ノ,ノ;,ノ;,ノ;,ノ;,ノ;,ノ;,ノ;,ノ;,ノ;,ノ;,ノ;,ノ;丿:;〃:;;::〃:;;″''',
 ,,,,,,,,,,,,ノ゙,ノ;,ノ;,ノ;,ノ;,ノ;,ノ;,ノ;,ノ;,ノ;,ノ;,ノ;,ノ;,ノ;:;(:;:;;::〃:;;″,);::〃
 ,',',',',ノlllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll:;(:;〃:;;::〃:;;″ :;;::〃
  ̄ ̄ ̄l:   ,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,ヾ:〃:;;:〃:;;;:〃:;;)
      |  丿,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,丿il″.゙:;ソ'l:;;::〃,:;;;:〃:;;)
       |     .l|l     l:〃:;):;     l  ⌒     |    |ヽヽ
 ,,,,,,,,,,,,,,,,|゚゚゚゚゚゚゚゚゚゚゚゚゚l|l''''''''''''''''''l :〃 ;),,   l゚゚゚゚゚゚゚゚゚゚゚゚゚゚゚゚゚|゚゚゚゚゚゚゚゚゚゚゚| ;丿:;〃
   l:l'''l |:::::::::::::::::l|l | ̄| _ l:;:〃:;;). .  |::::::::::::::::::::::|::::::::l| ̄l|: ,:.;,丿;;;:〃:;;)
   l:l,,,l |:::::::::::::::::l|l |_|:| : |:l: /~~゙ヽ'   |::::::::::::::::::::::|::::::::l|κl| ”ー、,,,,,_
   l:l,,,l |:::::::::::::::::l|l   :  ::.l:ヽ;;:;丿,,,,-' |::::::::::::::::::::::|::::::::l|ξl|.,l:    `゚‐
   """"|:::::::::::::::::l|l ._,,,,,,,,,,,,、lr''''''゙゙゙~   |::::::::::::::::::::::|:::;;;,.l|πl|゙`  ,'''゙゚゙"ヽ
 .llllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll,!'''゙゚゙"ヽ.l|  l| *i,,,'l_ :;:;::゙:;
  : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :: .'l_ :;:;::゙:;|l" ̄:;:ヽ  `─"'
                             `─"' ヽ_,,丿   .,.,:;;.,;

「三条邸の祖母のもとでは、静かに勉強もできまい」
源氏はそう考え、二条東院(二条院別宅)に夕霧の部屋を用意した。






899 :1◆eyRk5NDGtU [saga]:2009/09/12(土) 21:39:09.62 ID:d136feAo
以後、夕霧はここでひたすら勉学に打ち込む。
祖母の家には、月三度ほどしか訪問を許されなかった。

     ____
   /     \
  /::::::::::..   \ \     子曰学而時習之不亦説乎
/:::::::::::::::::::..  (●) \    有朋自遠方来不亦楽乎…
|:::::::::::::::::::::::::::..    、__|
\:::::::::::::::::::::::::::..   /


           |;:;:_:;:_:;:_:;:_;:;_:;:l:;_;:_:;:_:;:_:;:_;:_;|
        |______|_____|
        | 三|  _     _   |三 !
        | 三|  三シ   ヾ三  |三 |   ほんに夕霧殿は熱心でおじゃ
        | 三′  .._     _,,..  i三 |
        ト、ニ| <でiンヽ  ;'i"ィでiン |三.|   『論語』ももうすぐ終えられるから
        ', iヽ!  、 ‐' /  !、 ーシ |シ,イ   今度は『孟子』か『詩経』でも
         i,ヽリ    ,' :  !.     |f ノ    やるでおじゃるよー
         ヾ!    i ,、 ,..、ヽ   lノ
          |      _ _    イ l
            l    ,ィチ‐-‐ヽ  i /、
             ゙i、   ゝ、二フ′ ノ/'"\
              | \  ー一 / /   _,ン'゙\
          ,ィ|、  \     /_,、-'" _,.-''´ `丶、__
       _, イ  | ヽ_ 二=''" _,.-''´  """""´´  ``ー






902 :1◆eyRk5NDGtU [saga]:2009/09/12(土) 21:40:46.36 ID:d136feAo
【解説】

  、--7
  ミ_o_d,,,   男子が使う文章は、基本的に漢文だ
  ミ゙ ゚ -゚ノ    公文書や、男子の日記も
  √¨l-゚]、   すべて漢文で書かれている
  (゙ /  |ゞ    
  /ヾノ==,)    また、漢詩を自作することを
 ム-ノ__|_jゝ    求められることもあった


  、--7
  ミ_o_d,,,   そのため、学問と言えば
  ミ゙ ゚ -゚ノ    四書五経(論語・孟子・詩経など)…
  √¨l-゚]、   つまり、中国の書物を勉強することが多かった
  (゙ /  |ゞ   
  /ヾノ==,)
 ム-ノ__|_jゝ






903 :1◆eyRk5NDGtU [saga]:2009/09/12(土) 21:41:51.48 ID:d136feAo
  、--7
  ミ_o_d,,,   なお、そこまで漢文を勉強したのだから…
  ミ゙ ゚ -゚ノ    貴族日記は"中国語で"書かれているか?
  √¨l-゚]、   というと全然違う
  (゙ /  |ゞ    
  /ヾノ==,)    
 ム-ノ__|_jゝ

  、--7
  ミ_o_d,,,   日本の貴族が書くのは、一部、漢文法を無視した
  ミ゙ ゚ -゚ノ    "日本漢文"とも言える変則的なものであった
  √¨l-゚]、  
  (゙ /  |ゞ   漢文が必須の割には
  /ヾノ==,)    テキトーなことをしていたようだ
 ム-ノ__|_jゝ

【引き続き、物語をお楽しみください】






904 :1◆eyRk5NDGtU [saga]:2009/09/12(土) 21:43:00.60 ID:d136feAo

             (ヽ三/) ))
         __  ( i)))
        /⌒  ⌒\ \
      /( ●)  (●)\ )   おーい、麻呂殿
    ./:::::: ⌒(__人__)⌒::::\   夕霧の出来栄えはどうだお?
    |    (⌒)|r┬-|     |
    ,┌、-、!.~〈`ー´/    _/
    | | | |  __ヽ、    /
    レレ'、ノ‐´   ̄〉  |
    `ー---‐一'

      /"'-..,;;;;;;;;;;;;;`''-..,,_;;;;;;;;;;;;;|;;;;;;;;;;;;..|
       ト:::::::::`''- ..,, ;;;;;;;;;;;;`'' -...., . .- ''´|
      i:::::::::::::::::::三  `'' - ..,,;;;;;/;;;,,..-'イ;,
     /ニ、::::::::::::::::三    、;;;;;; `"´ ,,,,, i;;;i
    { ( _',::::::::::/          "" |/   夕霧殿の才能・努力は
    ', '<i ヾ:::::::i  、、,,三、     ,,.-、 i    素晴らしいものでおじゃる!
     ',、ヾヽi:::::i   '-ヽソヾ   /,'ッフ、i 
     ヽ__.. i::::i    、  ̄ノ  | ;ニ ノ.i     進級試験も一発合格で
     ノ,.-| i::i          |   i      あったでおじゃるよ!
.       i,ィ''"',    /、_  ::::   /
       /',',',  ',  /   ヽ_ノ  /
.      イ',',',',', ', ', ( ,.---::;;;;、_,. } /
     / '',',',',',', ', ',- 、 ,.__`ー´ノノ
   ,.-イ  ''',',',.',', ',:',    ,ノ /、,,、
  (  {´    ',',',',', :',.','---─ '´リ  ', ヽ
''´´ヽ((''- ..,  ',',',',', .',.',ソ  ./ /   ',)}ー..,,,

             ____
            /⌒  ⌒\
          。o(゜>)  (<゜)o 。     さすが!よくやってるお!
         /::::::⌒(__人__)⌒::::: \
          |     |r┬-|     |   て
         \      `ー'´     /( `´) そ
        /           \ノ ノミ
        |\ \・      ・ \____ノ






905 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/12(土) 21:43:09.81 ID:TShQJ4.o
ふむふむ






906 :1◆eyRk5NDGtU [saga]:2009/09/12(土) 21:44:19.05 ID:d136feAo
◆秋、平安京、内裏

                 Д___________________Д
                [[]!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!![]]
                 ノ-.=.--.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.ゝ.
              ノ=.-.=.-.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.ゝ、
           キIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIヤ.
           ノ_二三_-=─ ̄三─≡ ̄-三==_-二=三≡-_─_二三_-==ヽ、.
          /二=_-三 ̄=─≡_- ̄_=≡_二三二=_-三 ̄≡_-==─≡_- ̄_=\,,
      ,,_,,,-''''=_-三 ̄≡_-=≡- ̄_=≡__二三二=_-三≡_-==─≡_- ̄=≡_二三''''-,,_,,.
_,_,,_,,,-'''__________________________________ "''-、,,,_,,_,_,,_
ヽ@==@==@==@==@==@==@=@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@ ヤ
 `ヽ丶.}{ |艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸| }{  /
   \}{ |l|! ̄ ̄|| ̄ ̄ ̄|| ̄ ̄ ̄ ̄|| ̄ ̄::┣━Д━┫:: ̄ ̄|| ̄ ̄ ̄|| ̄ ̄ ̄|| ̄γ∴⌒∴⌒ .;}{./
     }{ |l|!:::::::::|iiiiiiiiiiiiiiiii|iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii|jjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjj|iiiiiiiiiiiiiiiii|iiiiiiiiiiiiiiiiii|ir;(∵∴丿;∵;∴ヾ∴
  γ;;⌒ ノヽ;;);⌒ ヽ|:::::::::::| ::::| :: :::: :::::::||  |__||__||__|  .|:: :: :: :::::| :: :: : (:;;ソ∴∵丿∴ゝ∵∴):∴:):
r;;ゞ(;:: 丿;:: ;;;;;ヾ;;),,):.__|.____||=.=.=======|____|____`(∵(;ゝ(:::∴ ソ)::〆:ソ":(∴∴;ヾ)
(::;;;;ソ;; ) ;::ソゝヾ) ;;):::)==ii==ii=ii==ii==|^|_________|^|==ii==ii==ii(ソ∴∵丿 ∴(;ゝ(:::∴ ソ):ソ"
(::: :(;;;;;(  ;::). (;ゝノ::)Y...|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/l--------------------lヽ ̄ ̄ ̄|(∴ミ∵丿 ;`ベ∴;(∴ ∴(;::∴ 
((:::(::;〆;;;ゝ;:: ;::))( ;::),ブ__||____________/l----------------------lヽ____(∵ゝ丿;`ベ∴;(;ゝ(:::∴ ソ)(∴ :〆:ソ
`ベ(;゛(;;; (:::: ソ)::〆:ソ|il!li!li|il!li!i|il!li/l------------------------|ヽ (;ゝノ∵∴;(∴)::(:;;ソ∴∵丿∴ゝ:;;∴
:: : : : : : : ゝ|;il|!|ソ´~: : : : ; : : : : : : : ; : : : : :: : : : :: : : ; : : : : : : : : : : : : : : ; : : : : : : : : : : : ; : ::ゞ|;il|!|;il|!|/: : : ; : :
: : : : : : : : ノ;ハノリヽ_ : : : : ; : :: : : : : ; : : : : : : : : : : : : : : ; : : : : : : : : : : : : : : :; : : : : : : : : : : : ; : :ノ;ハノリハノリヽ_ : ; :
: : : : : : ::^"''`"" ^: : : : ; : : : : : :: ; : : : : : : : : : : : : : : : ; : :: : : : : : : : : : : : : : ; : : : : : : : : : : : : ⌒^"''`"" ^ : : :: ;

冷泉帝は15歳。後宮も充実してきたので、
そろそろ立后の儀が行われてもよい頃である。






908 :1◆eyRk5NDGtU [saga]:2009/09/12(土) 21:46:00.16 ID:d136feAo

      / ̄ ̄\
    /       \
    /          ヽ
   .|    ─  ─  |    どの女御も
   |    (●) (●) |    私にとって大切な人だけど…
   ヽ    (__人__) /
   /   ヽ  ` ⌒´ノヽ
  ./ /   ∩ノ ⊃|  |
  (  \ / _ノ |  |
  .\ “  /__|  |
   . \ /___ /


    / ̄ ̄\
  / ─  ─\
  /   (●) (●)ヽ   こうすることで…
 .| ⊂⊃(__人__)⊂|   母上も喜んでくださるでしょう
 .|      ( <   |
  ヽ     `-'  /    我が"父上"の御恩にも
 /   ヽ     ノヽ    応えられるというもの
./ /   ∩ノ ⊃|  |
(  \ / _ノ |  |
.\ “  /__|  |
 . \ /___ /






909 :1◆eyRk5NDGtU [saga]:2009/09/12(土) 21:47:24.90 ID:d136feAo



                 「梅壺女御を、中宮に叙する!」


.






910 :1◆eyRk5NDGtU [saga]:2009/09/12(土) 21:48:58.38 ID:d136feAo
              /: /.: : : : : |: : :/_|:__:| |: : /  _/: : :/:\::::::..    |
             /: :/|: : : :/: :|:/「 _|: :|`|:.:/  ´ /:\:/|: :: |\::::::   |
             |: / |: : : :|: : :|: : レ ニミ V   ァ/=く. ∨.: :/: ::.ヽ::::::.  |
             |/  |: : : |: : : V| ん:::}ト    イイハ∨: :/: : : : : .}::::::/
  ┏┓  ┏━━┓    ヽ: : ト、: : |ヽトヘrソ     { {::::ト}/∨.:: : : : :/ ̄        ┏┓┏┓
┏┛┗┓ ┃┏┓┃     \:|/\:\" ̄  、  ヾこソ// : :/: :/.           ┃┃┃┃
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  ┃┃      ┃┃  /: :/:.:.:/:./_| /∧く「二 -┴i |: : : : :/リ              ┏┓┏┓
  ┗┛     ┗┛  /: /:.:./:/ ̄ | / ∧  ノ'⌒Vヘ|: : : :/ー―‐ 、           ┗┛┗┛
              |: /::./レ'    >  ィJ-∧| ヽト、.|: : :|/     |
              |/::/    |く  \  ∨   / |: : /      |
              |:/     | \ |`ー|  /  |: .:|       |
             /リ     /  /^|  | ̄ |\./|: /       |


 *o ゚ |+|   。*゚  +゚ } o  |*  o。!    |!
 o○+ | ∨    | {r|! *l:     + |!*l::j o ○。
・+     ,-i| o.+  ___  。*゚}‐ 、゚ + |
゚ |i   | {r|! *l:  /_ノ ' ヽ_\   ノヾ}  |
o。!    |! * .゚ /(≡)::::::(≡)\  レ ノ  ゚|
  。*゚  l ・ / /// (__人__) ///\o  ゚。・ ゚
 *o゚ |   |     |r┬-|      |   *|
。 | ・   o ゚ l\     ` ー'´    /*゚・+゚ ||
 |o   |・゚ ,.‐- .ハ       イ | * ゚   |
* ゚  l| /    、` ニ ´ ノ  ノ   o.+ | ・
 |l + ゚o i     ` -、{! /_   \  ○・ |o゚
 o○ |  | ヽ.     ヾ´    ̄  `ヽ  *。
・| + ゚ o }  }                ヽ O。
 O。 |  | リ、  ..:::        ..   l 。
 o+ |!*。| / `ー::::       , ヘ:::::..  | *
 |・   | ゚・ |/   /  :::... ..   /:::/ | ::..... { |
    |_|\∧∧∧MMMM∧∧∧/|_|
    >
  /\  ──┐| | \     ヽ|  |ヽ  ム ヒ | |
  /  \    /      /  | ̄| ̄ 月 ヒ | |
      \ _ノ    _/   / | ノ \ ノ L_い o o






911 :1◆eyRk5NDGtU [saga]:2009/09/12(土) 21:51:28.88 ID:d136feAo
梅壺女御、中宮に――!
選ばれなかった女御の親たちが失望したのは言うまでもない。

      ヽ. | !.|        ,' ! ,'/
       ヽ !| ! ,- -、 / !,' /
        ヽ`ヽ.l:`;';;| / ,'/
         ヽ (::___:;;) /      何ということだ…
          _ ,'       ',. _
            フヽ ヽ /  /l     我が家の姫は
          ,' ヾゝ   ィフ ',      御上のお従妹に当たられるのに…
        | _ u  ' l    __L_
       ' ´ニt-_  ‥  , _メ 、_
        '´   _ィl ー┴-'ヽ
       _, -':::/lレ'二ヽl:: !`. ‐‐-__
    ,-‐'´..::::::::/::| | .!| l .!::.|::::/:::::::: ',
  /|::::::::::::/:::::| ! !| ! l::: |::::::,-::::ヽ:: !
      式部卿宮(元兵部卿宮)






912 :1◆eyRk5NDGtU [saga]:2009/09/12(土) 21:52:20.68 ID:d136feAo

             / ̄ ̄\
            ノし. u:_ノ` ,,\.
            /⌒`  ( ◯)(O):    くそぉッ!やられた!
           .:|   j(   (__人__)
          :|   ^  、` ⌒´ノ:    またしても皇族にやられた!
          |  u;     ゙⌒}:     弘徽殿女御を差し置いて!
          ヽ     ゚  " }:
            ヽ :j    ノ: i |i |   
         /⌒      ヽ  | || |  |
     :: / ̄ ̄ヽ ::       \ ||     |i
    :: (「    `rノ ::      \   ||i  \
     :: ヽ   ノ ::          \       \
ガタッ!  |   | r         「\   \       \
       |   | |       ノ  \   \__   \
          ヽ_ノ       /||| l   \_,       `ヽ   \
     || i  /         | ||| |    (_つ ̄と_ノ)    \
     || ||  |         | ||| |                    \


                     ____ }
               _, -‐ 二 -―‐- 、`ヽ、_
             ィ=ー-、/        ヽ  `ヽ、
          , '´               \  \
         /       /       `ヽ   丶  ヽ
      , '⌒ /  /:  /   /! l       丶   ヽ   ',
      /  /// / /  / /  l  ヽ \     ハ    l
       〃 / l l  | l   ∨' ヽ ヽー-、   lヽ  l   l    ふ、ふええ…
.        !l l  | |   j_{ _,ノ \  l\`ー弋ニ T l  j |   |
.        !{ |  l l  l 乏≠ミ  \l  >fテ示ヾjl | ./ l  i l、   御上…どうして…
        ヽ ヽ .N ヽ l{i |ヘiii::l      lヘiii:::} i}| j∧リ.   i lヘ
             \ヽ j小 と)_;ソ      r'_;;(つ/ イノ    ヽjハ
              `ト ハ ゚:::::::.  '   .:::::゚ __/‐<ヘ     ヽ ヽ
             l: 八   (⌒¨¨⌒ヽ 〃´ ̄`ヽ、ム      \ヽ
             ノ  l> 、 ´ ̄ `´ /      `ヘ       ヾ',
               /    l    {>ー <{        ∧  i     \
            l   /l    l    / l          / ∧ l        \
            |    l∧ ` ヽ _ /  l       // ヽ |ヽ、






913 :1◆eyRk5NDGtU [saga]:2009/09/12(土) 21:53:55.43 ID:d136feAo
弘徽殿女御は、誰よりも早く入内し、寵愛も篤かった。
しかし、それを押さえて、梅壺女御が中宮になったのである。

              _________
            /       'r r.r.r.i
           /        | | | | |   くそぉぉ…
          /     u  .ノ.ノ.ノノノ    やる夫め…!
          ハ_ノ  ヽ、__  /   /ノ
         / (●)(● ) .(    l ヽー―ー-、
        /  .(__人___)  ム   イ    r    ヽ
         ./   / ヽ`⌒´   |   .l    /     、 l
      /    /  八_ 、__ /l   |   ,'      l  l
    .  /   ,'       ヽ|   | ノ      ハ   l
      /    .l   ∧    |    レ'     ノ     l
    /     l  ノ  ヽ   |     |     ノ       }
   ∧     / ,〆     ヘ  l       , '       l
    ヽ、_,ノ'´        ヘ .l      /        ノ
                 ', |     /         ,'
                   ト、   ノ          ノ






915 :1◆eyRk5NDGtU [saga]:2009/09/12(土) 21:55:03.20 ID:d136feAo
この決定の後、やる夫は太政大臣に、
そしてやらない夫は内大臣に出世した。

    __
   /  . \      内大臣になれたからと言って…
 /._ノ三ニヽ、\     中宮を出さずして何の栄華か!
 |  (⑪)(⑪) .|
. |  (__人__).. |「rー__ヽヽ
  |   ` ⌒    |  .\  \┌ーz__ ┐7
.  ヽ      , ィ==‐、/ / ̄ ̄乙/ /
   ヽ    ノ⌒) ∨/  / ̄ ̄/|
   /   (_ ̄__/ ̄`く._ __∠ -┘」
   |     /〃 \   '"  \    -┘
    |    ./¨\    \,_ ``ヾ}
     . 人''" \  、__ ` 、_/ ノノ
      〈 " \ __.ヽ ヾ、._,)'´
    /,ハ.  ヽ.  、__`ン{ 〃
   く / ∧ !、_  `'_,/






917 :1◆eyRk5NDGtU [saga]:2009/09/12(土) 21:56:08.79 ID:d136feAo
藤壺女院、梅壺中宮は、どちらも王族に連なる后である。
藤原氏たる内大臣にとって、これは屈辱的なことであった。

       , -――-、
     /      \
    /::::::::::::::     ヽ   くそ…
   /::::::::::::::::::     ヽ  
   |::::::::::::::::::::::    /   こうなったら次の中宮を狙うしか…
   .|          /    今の東宮に入内させて…
    \        /



        / ̄ ̄\
      /       \      …待てよ
      |::::::        |     ウチにそれに相応しい姫って
     . |:::::::::::     |     いたっけか?
       |::::::::::::::    | 
     .  |::::::::::::::    }          ....:::,,  ..
     .  ヽ::::::::::::::    }         ,):::::::ノ .
        ヽ::::::::::  ノ        (:::::ソ: .
        /:::::::::::: く         ,ふ´..
-―――――|:::::::::::::::: \ -―,――ノ::ノ――
         |:::::::::::::::|ヽ、二⌒)━~~'´






918 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/12(土) 21:56:38.42 ID:TShQJ4.o
ますます嫁にくださいと言い出せなくなったんじゃぁ






919 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/12(土) 21:57:13.20 ID:22rRzUAo
不穏な気配が






920 :1◆eyRk5NDGtU [saga]:2009/09/12(土) 21:57:20.05 ID:d136feAo

                     / ̄ ̄\
                   /   _ノ  \
                   |    ( ー)(ー)
                   .|     (__人__)    うーん…
                   /     ` ⌒´ノ
                 /  ヽ ⊂二二 ̄\   何せ俺は
               /     \  ⊂、'    ヽ  子供多いからな…
              /        \_, `7  /
             /    へ     \ !/  /
             |      \    Υ  /
             |        \     /\
             |        / \__/.,,_r ヽ、
             /      _,,__|'"´      レi  }
            |   `'"´   `¨ー、     /ノノ
            |            }ィ    ´/
           /\___,,.._7    /::/   , '
          /::::::::::::::/::::::::::::::::{    /::/  /:
          |:::::::::::::::|::::::::::::::::::!   /:::/  f::::::
          |:::::::::::::::|::::::::::::::::/   /:::(    ヽ、
          |:::::::::::::/::::::::::::::/   {,_:::::::`ヽ、__,,ゝ
         /:::::::::::::|:::::::::::::(_    `¨つ:::::::::::::::
         |::::::::::::::::\:::::::::::::::::`¨ー-'"::::::::
             ::::::::::ヽ::::::::::::::::::::::::::::






922 :1◆eyRk5NDGtU [saga]:2009/09/12(土) 21:58:05.77 ID:d136feAo

    /  ̄ ̄\
  /      ノ ヽ
  |::::::     (● )
.  |:::::::::::   (__人)   ――いた!いたぞ!
   |::::::::::::::   ⌒ノ    あの姫を…!
.   |::::::::::::::    }
.   ヽ::::::::::::::    }
    ヽ::::::::::  ノ
    /:::::::::::: く
    |::::::::::::::  |
     |:::::::::::::::| |






923 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/12(土) 21:59:10.86 ID:rNQ0Zi2o
仕方ないな…






924 :1◆eyRk5NDGtU [saga]:2009/09/12(土) 21:59:26.48 ID:d136feAo
◆平安京、三条邸

;|;:..|:/::ゞ
ii;;:../       /\                    /\
i::./.      / ロ ロ \=======皿===========皿 / ロ ロ \
:/     /ⅢⅢⅢⅢ\        合        /       \
    / ========= \_________/          \
     | |目 目 目| | [田]   [田]   [田] .|    [田田]    |
     | |目 目 目| | .(;;.).  [田]   [田] .|    [田田]    |
     | |        | |(;;:;;:;;:)ⅢⅢⅢⅢⅢⅢ|              |
  (;;:::;;:;;.) |目 目 目| |;:;;:;:;;::;) l''"^"''l l''"^"''l|.  [田] [田]  .|
:::;;;:;:::::):;;;::;;);;;:;;) 目(;;:;;;:) |(;;.;;;.;);| |;;;;;;;;;;;||;;;;;;(;::;;:;;;(;;:;;:(;;::;;:;;:)田](;;;:;:;;;:::;;::
;;;:;::):;;;:;::;;:);;::;);;;;):;);;;::;:;;:;;);;:;;);;;;;;;;;||;;;;;;;;;;;||;;(;;::;;:;:(;:::;;:;;;:;(;;::(;;;:::;;(:;:;;;:;:;:::;;;;;






926 :1◆eyRk5NDGtU [saga]:2009/09/12(土) 22:00:50.84 ID:d136feAo
             ,--―――  、
           /_,-―― ―- 、:. 、.\
           //, -――‐―、 ヽ:. ヽ::. 、
           // ~、:...::.::.:::::..、:::...ヽ:.!::、!jy,-‐,
         //:./:.:|.:.: .|:..:.:.:|:ヽ:.ヽ:.トNk=フ:|
          く ハ: : l レ=、l:.:.:./ ル=ミ<ソ:L.ヽヽ、|
         └ノイ l l |f:ハヽ/  l_::::Y/:.:小 .:ト.ソ
          , ヘヾ!l ゝ!:r'j   辷_ノ/:/ /:ハリ   え…えーと…
          { } }`┴┴'^ー<)    イ/!7イ/
          ヽ'_/-圧冊≧}_トーr≦シ7,′
             ̄て了/ ̄ 、 `l'
              >'ォ=≦二入
              ,/ , ´   `丶、
             く 、 ハ  i  ヽ ヽ
               `,ー ,- : ー-,‐ ´
               |  /  !  |
               ト-j   ヒ ,'ノ
                ̄


         / ̄ ̄\
       /   ⌒   \
      ( へ)( へ)  |  どうした?
      .(__人__)      |
       l` ⌒´    .|  もう少し吹いてごらん?
       {          .|
       {       _ |
      (ヽ、ヽ   /  )|
       | ``ー―‐'| ..ヽ|
       ゝ ノ    ヽ  ノ
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄






928 :1◆eyRk5NDGtU [saga]:2009/09/12(土) 22:01:59.83 ID:d136feAo

        /\___/\
     / ,,,,,    ,,,,,  : \
     | (⌒), 、(⌒)  |     まあまあ珍しいこと
     |  ,,ノ(,_.)ヽ、,,   |  
     |    -==-    .:::|     ウチの姫にお声をかけるなんて
     \   `--'   .::/      
        i‐--‐―´ i´
  /~"''7 ̄〈'      ノ | .i  、
  ,'  ノ    `ー--‐''゛  |~"''ヽ


         / ̄ ̄\
       /   _ノ  \
       |    ( ⌒)(⌒)    母上がご教育くださったお陰で
          |     (__人__)    どんな楽器も危なげなく
        |      ` ⌒´ノ     できる娘になりましたね
          ,|         }
       / ヽ       }
     く  く ヽ     ノ
       \ `'     く
        ヽ、      |






929 :1◆eyRk5NDGtU [saga]:2009/09/12(土) 22:03:41.32 ID:d136feAo

             / ̄ ̄\
          /   _ノ  \
          |    ( ⌒)(⌒)   良い機会です
           l     (__人__)
          l     ` ⌒´ノ    母上の琵琶も
            |           |     お合わせください
          ヽ       l
            _,ゝ、   _,ノ
        ,、-='l \_,ン g<\
     / \ └〆\ i=i|\'\
    丿   ゙i   \ \=il / i!
     l    l    \\| /=|l
     |    |     \i/   ||


        /\___/\
     / ,,,,,    ,,,,,  : \
     | (⌒), 、(⌒)  |      あら、わたくしの琵琶なんて
     |  ,,ノ(,_.)ヽ、,,   |      もう柱を押さえるのがおっくうで
     |    -==-    .:::|      
     \   `--'   .::/      
        i‐--‐―´ i´
  /~"''7 ̄〈'      ノ | .i  、
  ,'  ノ    `ー--‐''゛  |~"''ヽ    ※柱(じゅう)…琵琶の弦を支える具。

そう言いながらも、大宮は見事な腕前を披露した。






930 :1◆eyRk5NDGtU [saga]:2009/09/12(土) 22:05:02.47 ID:d136feAo

    / ̄ ̄\
  /   _ノ  \
  |    ( 一)(●)     まこと、音楽の名手は
  |     (__人__)      少なくなってしまいました
   |     `⌒´ノ
   |   ,.<))/´二⊃    その琵琶も、当代の名人は
   ヽ / /  '‐、ニ⊃     いったい何人いるでしょうか?
   ヽ、l    ´ヽ〉      たとえば、源氏の君はそうですが…
''"::l:::::::/    __人〉
:::::::::|_/ヽ.   /|||||゙!:゙、-、_
:::::::/´∨/`ー'〉゙||i l\>::::゙'ー、
:::y′.: ',ゝ、_/ヽ.||||i|::::ヽ::::::|:::!
/: ://: : : :|:::ヽ|||||:::::/::::::::i::|


             / ̄ ̄\
             /  ヽ_  .\    そうそう
            ( ●)( ●)  |    その源氏の君…
           (__人__)      |
            l` ⌒´    |    彼が大堰に囲っている女人は
           {         |     たいそうな琵琶の名手だそうですな
           {       /
       _. -: ´Λ     _.へ` 、
      r<: : : : /:|: :、  ̄r'    \ :\_
    /: : :l : : : : : :\`IエL>、    >ヘ::Λ
    |: : : ト、: : : : : : : : : : : : : `ー/ : : V |
    〈: : : :::: _ -¬--―-、: : く:r 、: : : V }
    /: : :_ン´: : : : \ ,___, ィ ): : :`く : : : ヘ|
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄






931 :1◆eyRk5NDGtU [saga]:2009/09/12(土) 22:06:33.92 ID:d136feAo
        /\___/\
     / ,,,,,    ,,,,,  : \
     | (●), 、(●)  |    お人柄も優れた方なのでしょうね
     |  ,,ノ(,_.)ヽ、,,   |  
     |    -==-    .:::|    何でも、源氏の君の姫君を生み
     \   `--'   .::/    その姫君の身分のために
        i‐--‐―´ i´      ご正妻さまにお預けになったとか
  /~"''7 ̄〈'      ノ | .i  、
  ,'  ノ    `ー--‐''゛  |~"''ヽ


        /\___/\
     / ,,,,,    ,,,,,  : \
     | (ー), 、(ー)  |      お腹を痛めた我が子を
     |  ,,ノ(,_.)ヽ、,,   |      別の女人に預けるなど
     |    -==-    .:::|      中々できることではありません
     \   `--'   .::/      
        i‐--‐―´ i´        ほんとうに出来た方でいらっしゃる
  /~"''7 ̄〈'      ノ | .i  、
  ,'  ノ    `ー--‐''゛  |~"''ヽ






932 :1◆eyRk5NDGtU [saga]:2009/09/12(土) 22:07:43.72 ID:d136feAo

         / ̄ ̄\
        / _ノ ヽ_ \
       |  (●) (●) |   そう――
        |  (__人__)  |
        |    `⌒´  |    女とは心がけひとつで
       |        }     世の中にも尊重されるもの
       ヽ       .}
      __,_,,.ヽ_   ノー- 、
     ハ  /  V又イ ::::〉::::::i:
     } ヽ 〈   l |;;|ノ /::::::::::i  -,,_
  r iY'ノ.;;  }::ヽ  l|;;| /::::i::::::::}‐ | ||
 .|| | ノ::::   }:::::::\|;;;レ'ー'' ⌒.:::: ヽ | ||
 .|| | {,,;;;; .:::: ヽー---ケト、, へ、::::   | ||
―──.::::::::::::ノ.:::/ /   彡}――─────
     " ̄`゙゙ ''ー-、'ー----'


                ―― 、
             / 〉 ´      \
            / /'  __ ノ   ゝ.__ ヽ
         / //〉  ( ー) (ー )  l  この姫――雲居雁だけでも
          l  ´ イl   (___人___)  l  我が願いどおりにしたいものです
.        l    iYl    ` ⌒ ´   l
.       /   ハ !.!          !
.        /  /  ' ヽ           /
       l   // 、ゝ       / ヽ_
      ´` ー‐ '`./  `ー、  ,-´  /   \
.     i      ii   / `:.i   i´ヽ.  /     `  、
.     , 'l     l.!  /   l   ! ハ /        \
    / ,:|     | ヽ/   !_'   V       ,  ,    ヽ
.  / / l     |     /:.:.:.:ヽ       / /  /  i
.  !/  !      l\.   i:.:.:.:.:.:.i      / /  /   l
  /        !  ヽ.  !:.:.:.:.:. !      ´   !  /     !






933 :1◆eyRk5NDGtU [saga]:2009/09/12(土) 22:08:35.98 ID:d136feAo
        /\___/\
     / ,,,,,    ,,,,,  : \
     | (●), 、(●)  |    願い…?
     |  ,,ノ(,_.)ヽ、,,   |  
     |    -==-    .:::|    それはつまり…
     \   `--'   .::/      
        i‐--‐―´ i´
  /~"''7 ̄〈'      ノ | .i  、
  ,'  ノ    `ー--‐''゛  |~"''ヽ


.        / ̄ ̄\
     . / ノ  \ \/`i     はい
     |  (●)(●)./  リ
    . |  (__人__)..|  /      姫を今の東宮様に
      |   ` ⌒´ リ  ヒ       差し上げたく存じます
    .  ヽ     //  ,`弋ヽ
   __ ヽ  - ′.Y´  , `ヽ`.l  そしてゆくゆくは中宮に…!
  / :  : :介〈  `ー〈::....ノ   Vヽ
  | : : : : ::〈 「`ヽ_ー 、 `ヾ_/ //:|
  | : : : : : /: | {::::} フ-、`ー┴‐- │
  | : : : 〈: :│ {::::l /. :`ー‐一′ ::|






934 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/12(土) 22:08:46.53 ID:CkUPC/oo
やばすぎるフラグktkr






935 :1◆eyRk5NDGtU [saga]:2009/09/12(土) 22:09:34.58 ID:d136feAo
        /\___/\
     / ,,,,,    ,,,,,  : \   まあ、何と嬉しいお話
     | (⌒), 、(⌒)  |      
     |  ,,ノ(,_.)ヽ、,,   |    我が家から中宮が出ないのは
     |    -==-    .:::|    ダイナマイトおかしいと思っていましたの
     \   `--'   .::/   
        i‐--‐―´ i´      
  /~"''7 ̄〈'      ノ | .i  、
  ,'  ノ    `ー--‐''゛  |~"''ヽ


         / ̄ ̄\
       /   ヽ_  \
       |    (⌒ )(⌒)    決まりですな!
      . |     (__人__)
        |     ` ⌒´ノ     源氏の姫もじき大きくなります
      .  |         }      ですが、今度こそは…!
      .  ヽ        }
         ヽ      ノ
      _,,,,ノ|、 ̄//// \、
  _,,..r''''"/ | \`'/  /  |  ̄`''ー-、
  /     /  |  /\  / /    / ヽ
 ノ |  > |/)::::/\/ \   ノ /}
 {   | {   | ,r":::ヽ /   /  / // ハ






936 :1◆eyRk5NDGtU [saga]:2009/09/12(土) 22:10:26.79 ID:d136feAo
雲居雁を、東宮妃に。
内大臣はそう決めて、三条邸から退出しようとした。

                                            _, -‐
                                       _, -‐  ̄ ‐=ニ=-
              / ̄ ̄ ̄\           _, -‐  ̄‐=ニ二ニ=- _, -‐  ̄
             /         ヽ        ,~'_, -‐  ̄`ー-----― '
            /         丶    _,~'_ッ'-
            |     _ノ  ( ●)  .厂
            i     ( ●)  !  .⊃
             |       (__人_) /〉    ふう…
           /∧     ,.<))/´二//⊃    次のメドもついたことだし
         / : | ヽ  / /  '‐、二ニ⊃`
     , -‐'´: : : : :l   丶l    ´ヽ〉: : : : \
    /: : : : : : : : :|  /_/    __人〉|: : : : :|
   「ヾ: : : : : : : : : :l_/:_/ヽ.   /´     | : : : : :|
  〈\ : : : : : : : :,、: :/´∨/`ー'〉 |_| |: : : : :|
   !: : :ミヽ: : :/ `y′.: ',ゝ、_/     l: : : : : :|
   ! ⌒ヽ: : : :.ヾ/: ://: : : :|      l: : : : : :|


      / ̄ ̄\
     /   ノ  ヽ \
     |  ( ●) (●)|
     |    (__人__) |    退出前に
    |     ` ⌒´ |     ちょっとここの女房の顔でも
     |       |      見ていくか
      ヽ      /
     _,,ゝ    (,_
   /´  `ー-一´`ヽ
   /  、      , |
  /   ノ        |  l
  (  y'l       l_ |
  ヽ ヽ.        |' }
   \ソ`ー─‐一ヾ/
     |    ij  ノ
      |   |.   |
     |    |   l
       i'  ,}  ,ノ
      l   | /
      |,_、|,/
       (゙  ))






937 :1◆eyRk5NDGtU [saga]:2009/09/12(土) 22:11:19.00 ID:d136feAo
<ヒソヒソ…
<ヒソヒソ…


        / ̄ ̄\
     /  ヽ、_  \
    (●)(● )   |
    (__人__)     |  (ん…?噂話か?)
     (`⌒ ´     |
.     {           |
     {        ノ
      ヽ     ノ
      ノ     ヽ
       /      |






938 :1◆eyRk5NDGtU [saga]:2009/09/12(土) 22:12:09.98 ID:d136feAo
内大臣が気配を殺して立ち聞きすると
古株の女房たちが陰口を叩き合っていた。

      _,,..,,,,_   _,,..,,,,_
   _,,..,,,_/ ・ω・ヽ/・ω・ ヽ,..,,,,_  <じゃ、雲居雁さまを東宮さまに?
  ./ ・ω_,,..,,,,_  l _,,..,,,,_/ω・ ヽ <とーんでもない話っぽ!
 |   /   ・ヽ /・   ヽ    l
  `'ー--l      ll      l---‐´
     `'ー---‐´`'ー---‐´

      _,,..,,,,_   _,,..,,,,_
   _,,..,,,_/ ・ω・ヽ/・ω・ ヽ,..,,,,_  <だって姫さまは夕霧さまと恋仲だっぽ
  ./ ・ω_,,..,,,,_  l _,,..,,,,_/ω・ ヽ <内大臣さまも大宮さまも呑気というか…
 |   /   ・ヽ /・   ヽ    l <知らぬは親ばかりっぽねー
  `'ー--l      ll      l---‐´
     `'ー---‐´`'ー---‐´






939 :1◆eyRk5NDGtU [saga]:2009/09/12(土) 22:13:02.07 ID:d136feAo
                        ヽ
               ,,  、       l
         ゝ_    _/  .. >..、     l
          `''''''‐"  _ __ ニ:_丶     1
       / 、      ^''''ー 、__ ゝ   │
    / . l 丿  l'"! 、 、 '''-ー-、 ´ ^ー-..、 .
    | 」 |  | || !  ! l │ '   ,r _..,, f.
    `、  '、 ゝ ノ / l ..′ ,´  | l│l .i
       `- - ゙‐'′  --"  ,ヘ ∪ ノ l.
                        ´ /
           /            `)   (何だとォォォッ!?)
           f        丿   ヽ/
          入 ___ -'     ,′
         ( V v      "‐_ -'′
          ''-二ニ -=  `'`ソ /
            ´ ‐‐;ュ `' 、ノ  /...
              ニ   ′ 丿
                     !.
                     !.
     丶.._              /
       `゙ ‐--- ____-''
                 \
                   \
                     \






940 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/12(土) 22:13:18.95 ID:A.yPBqYo
やらない夫の立場からしたらそう考えるのは当然だが・・・

史実の藤原頼通とかの心情もこんなのかねぇ。






942 :1◆eyRk5NDGtU [saga]:2009/09/12(土) 22:14:00.80 ID:d136feAo
夕霧と、雲居雁が想い合っている。
まったく知らなかった事実に、内大臣は驚愕した。

      __
    .,/,-、  \
  / ノ:/ ノfヽ.. \
  | /:/ /...| |  |   あの源氏の小セガレが…!
  l レ ./..ノ .,''´} i
  l   ' ´ .〃 / |   何ということを…!
  ヽ.     . 〈 .ノ
    \.,_  ._ノ /
     /  /  ヽ
    ./  /   |
    i ./  .  |






945 :1◆eyRk5NDGtU [saga]:2009/09/12(土) 22:15:01.52 ID:d136feAo

        / ̄ ̄\
       ノ  `ヽ   \
     ( ●)( ●) u |   (こうしちゃおれん!)
      (__人__)     |
      (`⌒ ´ U  .|
       {       |
       {       .ノ/⌒ ̄ ̄' ̄ ̄) 三 二
      ヽ          / ̄¨ ̄ ̄
 (⌒ヽ、 / ヽ        く
  \  ヽ  /\      \
   \__/     \        \
            /    ノ   \三 二
          /    /\    \
         {  ────ヘ    \
          \____ソ ヽ   \ 三 二
                  ヽ、_ソ \    \
                       )   __〉 三 二
                      (___ノ






946 :1◆eyRk5NDGtU [saga]:2009/09/12(土) 22:16:07.04 ID:d136feAo
<タッタッタ…
      _,,..,,,,_   _,,..,,,,_
   _,,..,,,_/ ・ω・ヽ/・ω・ ヽ,..,,,,_  <あれ?何か物音が…
  ./ ・ω_,,..,,,,_  l _,,..,,,,_/ω・ ヽ
 |   /   ・ヽ /・   ヽ    l
  `'ー--l      ll      l---‐´
     `'ー---‐´`'ー---‐´


      _,,..,,,,_   _,,..,,,,_
   _,,..,,,_/ ・ω・ヽ/・ω・ ヽ,..,,,,_ <ちょっと!今の内大臣さまじゃない!?
  ./ ・ω_,,..,,,,_  l _,,..,,,,_/ω・ ヽ <やばいっぽ!今の話聞かれたっぽ!
 |   /   ・ヽ /・   ヽ    l  <うわーどうするっぽ…
  `'ー--l      ll      l---‐´
     `'ー---‐´`'ー---‐´






947 :1◆eyRk5NDGtU [saga]:2009/09/12(土) 22:17:00.27 ID:d136feAo
◆二日後、平安京、三条邸

;|;:..|:/::ゞ
ii;;:../       /\                    /\
i::./.      / ロ ロ \=======皿===========皿 / ロ ロ \
:/     /ⅢⅢⅢⅢ\        合        /       \
    / ========= \_________/          \
     | |目 目 目| | [田]   [田]   [田] .|    [田田]    |
     | |目 目 目| | .(;;.).  [田]   [田] .|    [田田]    |
     | |        | |(;;:;;:;;:)ⅢⅢⅢⅢⅢⅢ|              |
  (;;:::;;:;;.) |目 目 目| |;:;;:;:;;::;) l''"^"''l l''"^"''l|.  [田] [田]  .|
:::;;;:;:::::):;;;::;;);;;:;;) 目(;;:;;;:) |(;;.;;;.;);| |;;;;;;;;;;;||;;;;;;(;::;;:;;;(;;:;;:(;;::;;:;;:)田](;;;:;:;;;:::;;::
;;;:;::):;;;:;::;;:);;::;);;;;):;);;;::;:;;:;;);;:;;);;;;;;;;;||;;;;;;;;;;;||;;(;;::;;:;:(;:::;;:;;;:;(;;::(;;;:::;;(:;:;;;:;:;:::;;;;;






948 :1◆eyRk5NDGtU [saga]:2009/09/12(土) 22:18:06.30 ID:d136feAo
     ._ _ _
   (ヽl_l_ll_l,l
    ヽ  r
    │ |
     |/ ̄ ̄\
   /    \ ノ
   |    ( ●)(●)    母上!
.   | ノ(  (__人__)    これはどういうことですかな!
    | ⌒    ` ⌒´ノ
.    |         }
.    ヽ        }
     ヽ     ノ         \
     l/   く   \          \
     |     \  \         \
      |    |ヽ、二⌒).、           \


        /\___/\
     / ,,,,,    ,,,,,  : \
     | (○), 、(○)  |     何です?
     |  ,,ノ(,_.)ヽ、,, U |     藪から棒に…
     |    -==-    .:::|      
     \   `--'   .::/      
        i‐--‐―´ i´
  /~"''7 ̄〈'      ノ | .i  、
  ,'  ノ    `ー--‐''゛  |~"''ヽ






949 :1◆eyRk5NDGtU [saga]:2009/09/12(土) 22:19:27.11 ID:d136feAo

             / ̄ ̄\
            ノし. u:_ノ` ,,\.
            /⌒`  ( ◯)(O):
           .:|   j(   (__人__)   とぼけますか!
          :|   ^  、` ⌒´ノ:
          |  u;     ゙⌒}:     雲居雁と夕霧のことです!
          ヽ     ゚  " }:
            ヽ :j    ノ: i |i |
         /⌒      ヽ  | || |  |
     :: / ̄ ̄ヽ ::       \ ||     |i
    :: (「    `rノ ::      \   ||i  \
     :: ヽ   ノ ::          \       \
ガタッ!  |   | r         「\   \       \
       |   | |       ノ  \   \__   \
          ヽ_ノ       /||| l   \_,       `ヽ   \
     || i  /         | ||| |    (_つ ̄と_ノ)    \
     || ||  |         | ||| |                    \


        /\___/\
     / ,,,,,    ,,,,,  : \
     | (●), 、(●)  |    姫と夕霧と…?
     |  ,,ノ(,_.)ヽ、,,   |  
     |    -==-    .:::|    まさか、あの二人…
     \   `--'   .::/      
        i‐--‐―´ i´
  /~"''7 ̄〈'      ノ | .i  、
  ,'  ノ    `ー--‐''゛  |~"''ヽ


           / ̄ ̄\
         /   _ノ  \        そのまさかですよ
         |    ( ●)(●
.         |      (__人__)      幼馴染同士
           |,      ` ⌒´ノ      馴れ合って結婚するのは
          │         }       あまりに外聞きの悪いことです!
           ヽ、      ソ
          イ斗┴r┐` .;         一言そうと言ってくだされば
    / ̄`ーゞ、  / |__ 〈ー─r、     そのつもりで取り計らうこともできましたが
   /     \ ∨\  |,ベ._ / |
   {    . : : : . ヽ>ー\[ ̄{ 〉\|、_   子供たちのするままにして
   |        `丶}\  __\_]~∨'\`ヽ  なし崩し的に…というのは感心できませんな!
   :|   ._    \_}/r‐-}\ ゙,`''く l ゙,
    ト、: :./ / ̄`` ぐ└f'二)::{  ',  | !,ゞ┐
    `、∨ ´ ,.、-''"~ ̄}_{‐''く:::{_  ', _|_|_,rー'、_
     }{ / _、-'''"~ ̄{_\;;;;;j;><;:::::\:::ヘ}\
      }∨: /  _、-''゙~ ̄ ̄     \::::},之_ ヽ
       〉∨   /           ,.、イ;;ノ_   `ヽ}
     {: \,/\  -‐ '"   /` ̄      :.:}






950 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします 2009/09/12(土) 22:20:06.31 ID:009w726o
(ノ∀`)アチャー






951 :1◆eyRk5NDGtU [saga]:2009/09/12(土) 22:20:26.48 ID:d136feAo
        /\___/\
     / ,,,,,    ,,,,,  : \
     | (○), 、(○)  |    そんなダイナマイトな話…
     |  ,,ノ(,_.)ヽ、,, U |  
     |    -==-    .:::|    わたくしも今まで知らなかったのですよ!
     \   `--'   .::/    
        i‐--‐―´ i´
  /~"''7 ̄〈'      ノ | .i  、
  ,'  ノ    `ー--‐''゛  |~"''ヽ

     ._ _ _
   (ヽl_l_ll_l,l
    ヽ  r
    │ |
     |/ ̄ ̄\
   /    \ ノ
   |    ( ●)(●)    「知らない」で済む話ではありませんぞ!
.   | ノ(  (__人__)
    | ⌒    ` ⌒´ノ    世間の噂になったら
.    |         }      東宮妃にすることもままなりません!
.    ヽ        }
     ヽ     ノ         \
     l/   く   \          \
     |     \  \         \
      |    |ヽ、二⌒).、           \






952 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/12(土) 22:21:39.29 ID:CkUPC/oo
筒井筒が恥ずかしいこと、って概念なんだっけこの時代
古文教師に聞いたとき目ポーンしたわ






953 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/12(土) 22:21:41.26 ID:LVTCUu.o
それって外聞の悪いことなんだ
筒井筒みたいでいいじゃないか…






954 :1◆eyRk5NDGtU [saga]:2009/09/12(土) 22:21:41.77 ID:d136feAo
        /\___/\
     / ,,,,,    ,,,,,  : \
     | (○), 、(○)  |      そんなに怒らなくても…
     |  ,,ノ(,_.)ヽ、,, U |  
     |    -==-    .:::|      第一、あなただって
     \   `--'   .::/      今まで姫をほったらかしに
        i‐--‐―´ i´        していたではありませんか!
  /~"''7 ̄〈'      ノ | .i  、
  ,'  ノ    `ー--‐''゛  |~"''ヽ


         / ̄ ̄\
       / ヽ、. _ノ \    母上にお任せすれば
       |  (●)(●) |    立派に育ててくださるだろうと
       |  (__人__) |    思ったからこそ…
          |   ` ⌒´  |
        |        }     私は弘徽殿女御のお世話に
        ヽ       }      かかりっきりになっていただけです!
        人_____ノ"⌒ヽ
      /           \
     /            へ  \
     (  ヽγ⌒)     |  \   \
  ̄ ̄ ̄\__/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
           {;;;;;;;}
            L;;;;」






955 :1◆eyRk5NDGtU [saga]:2009/09/12(土) 22:23:16.22 ID:d136feAo
     ._ _ _
   (ヽl_l_ll_l,l
    ヽ  r
    │ |
     |/ ̄ ̄\
   /    \ ノ
   |    ( ●)(●)    ええいもう…
.   | ノ(  (__人__)
    | ⌒    ` ⌒´ノ    姫を!雲居雁を
.    |         }     こちらにお呼びなさい!
.    ヽ        }
     ヽ     ノ         \
     l/   く   \          \
     |     \  \         \
      |    |ヽ、二⌒).、           \


    __
  , ´,r== 、ヽ
  !くl人ノ从)ト、   お呼びですか?
  Wリ゚ ヮ^ノiノ    お父様…
   ( つ旦O
   と_)_)






958 :1◆eyRk5NDGtU [saga]:2009/09/12(土) 22:24:23.30 ID:d136feAo
    __ 
   /  . \     あなたと夕霧の仲は…
 /._ノ三ニヽ、\    すべて嘘だったのです
 |  (⑪)(⑪) .|   いいえ、嘘でなくてはいけません!
. |  (__人__).. |「rー__ヽヽ
  |   ` ⌒    |  .\  \┌ーz__ ┐7
.  ヽ      , ィ==‐、/ / ̄ ̄乙/ /
   ヽ    ノ⌒) ∨/  / ̄ ̄/|
   /   (_ ̄__/ ̄`く._ __∠ -┘」
   |     /〃 \   '"  \    -┘
    |    ./¨\    \,_ ``ヾ}
     . 人''" \  、__ ` 、_/ ノノ
      〈 " \ __.ヽ ヾ、._,)'´
    /,ハ.  ヽ.  、__`ン{ 〃
   く / ∧ !、_  `'_,/


  , ´,r== 、ヽ
  !くl人ノ从)ト、
  Wリ ゚д゚ノiノ
   ( つ O. __
   と_)_) (__()、;.o:。
           ゜*・:.。






959 :1◆eyRk5NDGtU [saga]:2009/09/12(土) 22:25:54.47 ID:d136feAo
      __
    .,/,-、  \
  / ノ:/ ノfヽ.. \
  | /:/ /...| |  |   ああもう、こんなところには
  l レ ./..ノ .,''´} i   置いておけません
  l   ' ´ .〃 / |
  ヽ.     . 〈 .ノ    数日中に、我が家に引き取りましょう
    \.,_  ._ノ /
     /  /  ヽ
    ./  /   |
    i ./  .  |


     _
   .,'´r==ミ、
   i 《リノハ从)〉   お父様…
  从(l|゚д゚ノリ    何をおっしゃってるの…?
    ⊂lj京iつ
     ぐ/_l〉
     し'ノ






960 :1◆eyRk5NDGtU [saga]:2009/09/12(土) 22:27:09.51 ID:d136feAo
内大臣は、姫の乳母たちにきつく言いつけ
雲居雁を東宮妃にするべく、彼女の部屋に鍵をかけた。
夕霧が通ってくるのを、食い止めるためである。


              _,...-:::¬ー-、.... -....、.
           ,..::'´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ、
            /::::::::::::::::::::::::__:::::::::::::::::::::::::::::::ヽ: 、
.         ,.:':::::::::;: -_..二....--......、.._` ヽ、::::::::::::::::::::ヽ`ヽ    夕霧…
       ,.:':::::::::/:::´::l:::::::、:::::::::::::l::::::`::ト...、 `ヽ::::::::::::::::', ',ト、  あたしたち…もう会えないの…?
.      /:;::::::::/:::::ヽj_:::::;.ヘ::l、:::::::ト.:::::::::l、::::ヽ|:::::::::::::::::l. l l `i、
      /;ィ:::::::::l:;::::::/'l.`ソ、 1ヽ:::::|ヽ::_;:」ィ‐:::::|::::::::::::;:::::l  | l、 `l__
      〃|::::::::::'::|::/ ,r  ̄`ヽ ヽ:::|-ァ^¬ヘ.ヽ:::|::::::::::::!`ヽ─-,.l  ', ` ー 、
.     ′|::ハ::::::::|::l l     l   l′    l. V::::::::::/、./、ニ‐1|  l.    ヽ
     ,.,イr'ス::::::l/ ヽ、  ノ     、    ノ /::::::::/.l::l 」ヽ´ |   l-一 ´
    (...__| 'ァ:ヽ:::l、' '   ̄      ` ー ´ /::::::;/::Ll:::::7 /`ヽ一 '′
      ム-‐ヘ::「` ‐ 、..__......_    ' '_,.ィ::::;.く::::::::、:::::ト.⊥ -'
          `         `¨ ¨´ /r ´ `ヽ、:ト、|
                          ´  






961 :1◆eyRk5NDGtU [saga]:2009/09/12(土) 22:28:48.30 ID:d136feAo
しかし、そんな騒ぎも知らぬまま…
夕霧は大宮のもとにやってきた。

       _________
      /     \
    /   ⌒  ⌒\     こんにちは、おばあさま
   /   ( ●)  (●)\
   i   ::::::*  __´___ *  .i   今日は、雲居雁は?
   ヽ、    `ー'´  /
   /         \


        /\___/\
     / ,,,,,    ,,,,,  : \
     | (●), 、(●)  |      夕霧や…
     |  ,,ノ(,_.)ヽ、,,   |  
     |    -==-    .:::|      そこにお座りなさい
     \   `--'   .::/      
        i‐--‐―´ i´
  /~"''7 ̄〈'      ノ | .i  、
  ,'  ノ    `ー--‐''゛  |~"''ヽ






962 :1◆eyRk5NDGtU [saga]:2009/09/12(土) 22:30:01.41 ID:d136feAo
        /\___/\
     / ,,,,,    ,,,,,  : \
     | (ー), 、(ー)  |    実はね…内大臣が
     |  ,,ノ(,_.)ヽ、,,   |    わたくしに対して
     |    -==-    .:::|    ひどく怒ることがあったのです
     \   `--'   .::/      
        i‐--‐―´ i´      …何のことか、おわかりになりますね?
  /~"''7 ̄〈'      ノ | .i  、
  ,'  ノ    `ー--‐''゛  |~"''ヽ

         ____
       /ノ   ヽ、_\
     /( ○)}liil{(○)\   ……!
    /     _´_    \ 
    |   ヽ |!!il|!|!l| /   |
    \    |ェェェェ|     /


夕霧は、すぐに雲居雁のことだと思い当たった。






963 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/12(土) 22:31:25.86 ID:A.yPBqYo
全部、やらない夫の都合じゃないか。
ほんと、ロミジュリだな。

出世する前はあんなに仲良かった二人なのに






964 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/12(土) 22:31:46.31 ID:TShQJ4.o
どうするできる夫






965 :1◆eyRk5NDGtU [saga]:2009/09/12(土) 22:32:03.62 ID:d136feAo
        /\___/\
     / ,,,,,    ,,,,,  : \
     | (○), 、(○)  |     これからは、
     |  ,,ノ(,_.)ヽ、,, U |     身を慎んでくださいね
     |    -==-    .:::|      
     \   `--'   .::/     あなたが内大臣の恨みを買うのは
        i‐--‐―´ i´       本当に良くないことですから
  /~"''7 ̄〈'      ノ | .i  、
  ,'  ノ    `ー--‐''゛  |~"''ヽ

       ____
     /⌒  ⌒\
   /(○) (○ ) \     ……はい
  /    __´__      \
 |      -      |
 \            /






966 :1◆eyRk5NDGtU [saga]:2009/09/12(土) 22:33:21.26 ID:d136feAo
夕霧はたまらず、雲居雁の部屋に向かった。

                     _____
           r⌒ヽ、   .  /     \
          / \  \. /   \  / \
         _/ / ヽ   /   ( ●) (● )    雲居雁!
        〈__/  . |  |  U    _ __´__   |
             /  .\     i `ー'´´ /
            ./   / ⌒ヽ, _.ヽ  .\/
        .__   r  /     |/ー、\   \
       ."ヽ |  i,        ノ   .\^   i
         .| ヽ./ ヽ、_../   /     .  ヽ、__ノ
         .i /  //  ./
         .ヽ、_./ ./  /
             ./ /
           .ノ.^/   ダッ
           |_/






967 :1◆eyRk5NDGtU [saga]:2009/09/12(土) 22:36:11.70 ID:d136feAo
しかし、雲居雁の部屋にはしっかりと鍵がかかっている。

                   | |  ______
                   | | /       \
                   | |_  (● ) (● )\  雲居雁…
                   | |_)  U __´___U  |
                   | |(⌒ヽ   `ー'´  ノ
                   | |:::ヽ  、::::    ::::<
                   | |:::  ヽ __    ノ
                   | |




              _,...-:::¬ー-、.... -....、.
           ,..::'´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ、      夕霧…
            /::::::::::::::::::::::::__:::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:、   ごめんね…開けられないの…
.         ,.:':::::::::;: -_..二....--......、.._` ヽ、::::::::::::::::::::ヽ`ヽ
       ,.:':::::::::/:::´::l:::::::、:::::::::::::l::::::`::ト...、 `ヽ::::::::::::::::', ',ト、
.      /:;::::::::/:::::ヽj_:::::;.ヘ::l、:::::::ト.:::::::::l、::::ヽ|:::::::::::::::::l. l l `i、
      /;ィ:::::::::l:;::::::/'l.`ソ、 1ヽ:::::|ヽ::_;:」ィ‐:::::|::::::::::::;:::::l  | l、 `l__
      〃|::::::::::'::|::/ ,r  ̄`ヽ ヽ:::|-ァ^¬ヘ.ヽ:::|::::::::::::!`ヽ─-,.l  ', ` ー 、
.     ′|::ハ::::::::|::l l     l   l′    l. V::::::::::/、./、ニ‐1|  l.    ヽ
     ,.,イr'ス::::::l/ ヽ、  ノ     、    ノ /::::::::/.l::l 」ヽ´ |   l-一 ´
    (...__| 'ァ:ヽ:::l、' '   ̄      ` ー ´ /::::::;/::Ll:::::7 /`ヽ一 '′
      ム-‐ヘ::「` ‐ 、..__......_    ' '_,.ィ::::;.く::::::::、:::::ト.⊥ -'
          `         `¨ ¨´ /r ´ `ヽ、:ト、|
                          ´       `






968 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/12(土) 22:37:14.67 ID:4QoYB4go
切ないのぅ・・・






969 :1◆eyRk5NDGtU [saga]:2009/09/12(土) 22:37:57.45 ID:d136feAo
雲居雁は、内大臣に引き取られてしまう。
夕霧はこの上なく悲しく思うが――それは雲居雁も同じである。


         / ̄ ̄ ̄ \
      /   :::::\:::/\
     /    。<一>:::::<ー>。   そんな…
     |    .:::。゚ __ ´ _~ ゚j
     \、   ゜   ̄ ,;/゜
    /  ⌒ヽ゚  '"'"´(;゚ 。
   / ,_ \ \/\ \
    と___)_ヽ_つ_;_ヾ_つ.;.






970 :1◆eyRk5NDGtU [saga]:2009/09/12(土) 22:39:22.84 ID:d136feAo
                .             クワー
                        ⌒⌒
             _,,,...:-‐‐=-.'.:,丶        ⌒⌒ クワー…
 .           ,r'";; ;;      ;;\,,.....,
          ,,r'";; ;; ;,,,     ;;; , ;;; ;;;,`'::,、          .................
        ,:r';;; ;; ,;;; ;;      ;;    ;; ;;; ,;;`':,、    ........::::::;;;;;;;;;;;;;;;:::::::.........
      ,r'";;;,, ,,;; ,,;;;, ,,,,      ;  ;;  ;; ,,;;, ;;`';;、_:::::::::::::::;;:''      ''';;;:::::::::::::::
    ,r'";;;;  ,,,;;; ;,,,;;; ;; ;,,, - '''' ''';‐-,,,,      ;;, ;;`';;、_:::;;;''        '';;- ''""
  ,r'",,,;;;;,, ,,,,,,;;;;;               " ''''‐- ,..,,,...  ′,, -‐-,... ...--‐‐''''"
 ,r'  ,,,,;;;;;       " ''''‐   ...:;;;             /'       ̄
   "'' -‐‐‐-,..,,.,,,,;;;;;  ;"'.,      , ;,        ノ''         .,,._.




                 __ __
               /:::::::::::::::ヽ
                _/       ヘ-、
             〈/:::::::::::::::::::::::::::::V/  空を渡る一人ぼっちの雁…
               /l::::/:::::,'::::::::i:::::l::!:ハ
               ~|::::l:::::/:::::::::l:::::l::i:!」   それが…あたし…
             ヽ:{::::{:::::::::/:::/:::リ
             , ィ ト{八::::/リj/V-、
             {{ | |  `''   | l }}
             {:',|└─‐‐─┘|//






975 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/12(土) 22:45:29.98 ID:oZ0lLUYo
本当気の毒だよなあこの二人…






976 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/12(土) 22:45:43.43 ID:4QoYB4go
夕霧はやる夫の子でもあるけど自分の妹の子供でもあるのになぁ






977 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/12(土) 22:48:08.70 ID:A.yPBqYo
娘いっぱいいるなら他の娘でもいいじゃん。






978 :1◆eyRk5NDGtU [saga]:2009/09/12(土) 22:50:19.30 ID:d136feAo
正確には、息子はいっぱいいるけど
娘は少なかったみたいです






979 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/12(土) 22:50:20.77 ID:0y.CUEoo
やらない夫も欲望に忠実になったな~






980 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/12(土) 22:52:07.59 ID:TShQJ4.o
なんなら男の娘でも…






981 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/12(土) 22:55:16.99 ID:4GC2vJUo
欲望に忠実というより、公家最高の家柄の当主として、中宮と世継ぎで天皇と繋がりを持たせるのは半ば義務だからな。






3:1 ◆eyRk5NDGtU [sage]:2009/09/12(土) 22:45:11.55ID:d136feAo
そして、内大臣が雲居雁を引き取る日がやってきた。

        /\___/\
     / ,,,,,    ,,,,,  : \
     | (○), 、(○)  |    あなたを今日まで
     |  ,,ノ(,_.)ヽ、,, U |    亡き葵のかわりとも思って
     |    -==-    .:::|    お世話してきたけど…
     \   `--'   .::/      
        i‐--‐―´ i´      それももう、できないのですね
  /~"''7 ̄〈'      ノ | .i  、
  ,'  ノ    `ー--‐''゛  |~"''ヽ


              _,...-:::¬ー-、.... -....、.
           ,..::'´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ、
            /::::::::::::::::::::::::__:::::::::::::::::::::::::::::::ヽ: 、
.         ,.:':::::::::;: -_..二....--......、.._` ヽ、::::::::::::::::::::ヽ`ヽ    おばあさま…
       ,.:':::::::::/:::´::l:::::::、:::::::::::::l::::::`::ト...、 `ヽ::::::::::::::::', ',ト、  ごめんなさい…
.      /:;::::::::/:::::ヽj_:::::;.ヘ::l、:::::::ト.:::::::::l、::::ヽ|:::::::::::::::::l. l l `i、
      /;ィ:::::::::l:;::::::/'l.`ソ、 1ヽ:::::|ヽ::_;:」ィ‐:::::|::::::::::::;:::::l  | l、 `l__
      〃|::::::::::'::|::/ ,r  ̄`ヽ ヽ:::|-ァ^¬ヘ.ヽ:::|::::::::::::!`ヽ─-,.l  ', ` ー 、
.     ′|::ハ::::::::|::l l     l   l′    l. V::::::::::/、./、ニ‐1|  l.    ヽ
     ,.,イr'ス::::::l/ ヽ、  ノ     、    ノ /::::::::/.l::l 」ヽ´ |   l-一 ´
    (...__| 'ァ:ヽ:::l、' '   ̄      ` ー ´ /::::::;/::Ll:::::7 /`ヽ一 '′
      ム-‐ヘ::「` ‐ 、..__......_    ' '_,.ィ::::;.く::::::::、:::::ト.⊥ -'
          `         `¨ ¨´ /r ´ `ヽ、:ト、|
                          ´       `






4 :1◆eyRk5NDGtU [sage]:2009/09/12(土) 22:47:12.14 ID:d136feAo
大宮と雲居雁が別れを嘆いていると、
夕霧の乳母がやってきた。

             /]__/]
        /        \    雲居雁さま…
       / _ノ         ',
       〉 O    O   |    残念です
       \  __   /     夕霧さまと同じように、あなたさまも
         γ⌒)    く      我が主人と思っておりましたのに
          |        |
          |        |
         夕霧の乳母


 ̄ \           / ̄|
 '´\>―――< /`l |      姫さま、よろしいですか!
 /         \.j |
     ○      О Y       お父上がどんなご縁談をお勧めになっても
        / ̄|   |        決して承知なさってはいけませんよ!
    *    /_,」   _ノ  、人ノ
 三ニ-       ̄-_ _ ⌒)て
            「「⌒T.)






5 :1◆eyRk5NDGtU [sage]:2009/09/12(土) 22:49:35.75 ID:d136feAo
        /\___/\
     / ,,,,,    ,,,,,  : \
     | (○), 、(○)  |      まあ、そんなこと…
     |  ,,ノ(,_.)ヽ、,, U |  
     |    -==-    .:::|      
     \   `--'   .::/      
        i‐--‐―´ i´
  /~"''7 ̄〈'      ノ | .i  、
  ,'  ノ    `ー--‐''゛  |~"''ヽ


             /]__/]
        /        \   …内大臣さまは
       / _ノ         ',   夕霧さまのことを
       〉 O    O   |   つまらない若造とお思いです
       \  __   /   
         γ⌒)    く     夕霧さまが引けを取るものですか!
          |        |  
          |        |






6 :1◆eyRk5NDGtU [sage]:2009/09/12(土) 22:51:43.31 ID:d136feAo
しかし、そんな話もむなしく――刻一刻と
やらない夫の来る時間が迫っていた。

              _,...-:::¬ー-、.... -....、.
           ,..::'´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ、
            /::::::::::::::::::::::::__:::::::::::::::::::::::::::::::ヽ: 、   (夕霧…)
.         ,.:':::::::::;: -_..二....--......、.._` ヽ、::::::::::::::::::::ヽ`ヽ
       ,.:':::::::::/:::´::l:::::::、:::::::::::::l::::::`::ト...、 `ヽ::::::::::::::::', ',ト、
.      /:;::::::::/:::::ヽj_:::::;.ヘ::l、:::::::ト.:::::::::l、::::ヽ|:::::::::::::::::l. l l `i、
      /;ィ:::::::::l:;::::::/'l.`ソ、 1ヽ:::::|ヽ::_;:」ィ‐:::::|::::::::::::;:::::l  | l、 `l__
      〃|::::::::::'::|::/ ,r  ̄`ヽ ヽ:::|-ァ^¬ヘ.ヽ:::|::::::::::::!`ヽ─-,.l  ', ` ー 、
.     ′|::ハ::::::::|::l l     l   l′    l. V::::::::::/、./、ニ‐1|  l.    ヽ
     ,.,イr'ス::::::l/ ヽ、  ノ     、    ノ /::::::::/.l::l 」ヽ´ |   l-一 ´
    (...__| 'ァ:ヽ:::l、' '   ̄      ` ー ´ /::::::;/::Ll:::::7 /`ヽ一 '′
      ム-‐ヘ::「` ‐ 、..__......_    ' '_,.ィ::::;.く::::::::、:::::ト.⊥ -'
          `         `¨ ¨´ /r ´ `ヽ、:ト、|
                          ´       `






7 :1◆eyRk5NDGtU [sage]:2009/09/12(土) 22:53:37.34 ID:d136feAo
やがて、夕暮れ時――。
人が多いのにまぎれて、雲居雁のもとに夕霧が忍んでやってきた。

         ____
       /     \
      /  \  /  \
    /  (●)  (●)  \   雲居雁!
     |      __´___     |
    \     'ー一`    /
      /             \

           _ --―--   _
           ,...:::´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::`丶、
       /,.ィ/::::/´  ̄ ̄ ̄ `ヽ:::::::ヘ:::ヽ
     , ':/,イ::::/-‐:::: ̄ ̄ ̄:::::ーヽ::::::下、ヘ
      /:::::V/::::/::::,::::::::::::、:::::::::ヽ:::::::::ヘ::::::', ヽ〉
.    /::::::/Y:::,'::::,イ:∧::i::::::ト、:::::::::\:::::::',:::::! ∧
.    /:::::〈/,'::::l::-L|_j ヾト、::! \:::::::::_>::l:::::|,イ ̄`7  ゆ、夕霧!
.   ,':::::∠_|:::::!::::!,ィ示テ  ヾ!、_,ィ=≦、!}::::l:::::l  〉イ
.   !:::::::::::::!:::::|:::〈 ト':::::|     ト':::::j 〉::/:::::l/:::::!
   |::::::::::::::l::::::ト、ゝゞ-'     ゞ- '/:イ::::::/::::::::::::!
   !::|::i::::i:::l::::::!、l ""     _  "" /:::::/::::i:::::::::l
.  ヾ!::|::::l::::l:::::|:::ゝ   { ̄ ∨)  /:::::/::::::|::::|::::!
    ヾト、ト、:ト、::|ヽ::l> `_ー‐ ´__,.イ:::::/|:::::∧/!ノ
       ` ,rヾト|: : : : |  ̄ / /::/: :!/,>、






8 :1◆eyRk5NDGtU [sage]:2009/09/12(土) 22:55:13.35 ID:d136feAo
離れがたい気持ちでよりそう二人。
しかし、女房たちが雲居雁を探してこちらにやってくる。

     _
   .,'´r==ミ、
   i 《リノハ从)〉  どうしよう…
  从(l|゚д゚ノリ   
    ⊂lj京iつ-  このままじゃ見つかっちゃう!
     ぐ/_l〉
     し'ノ

         ____
       /     \
     / \   / \    かまうものですか!
    /   (○)  (○)   \
   |      __´___     |
   \      |il!|!il|    /
   /       ̄ ̄    \






10 :1◆eyRk5NDGtU [sage]:2009/09/12(土) 22:56:12.32 ID:d136feAo
やがて、雲居雁の乳母が夕霧たちを見つけた。
夕霧は深く思いつめ、雲居雁を離さず、ぎゅっと抱きしめている。

     _,,..,,,,_
    ./ ・ω・ヽ   姫さま…?
    l      l   
    `'ー---‐´
   雲居雁の乳母

          ____
        /     \
      /        \    
     /  \    /  \   …………。
    |    (●)   (●)   |
    \      ´   u /
    /     ⌒     \


  , ´,r== 、ヽ
  !くl人ノ从)ト、
  Wリ ゚д゚ノiノ   …………。
   ( つ O.
   と_)_)






12 :1◆eyRk5NDGtU [sage]:2009/09/12(土) 22:57:34.58 ID:d136feAo
その様子を見た乳母が、言い放った。

     _,,..,,,,_
    ./ ・ω・ヽ   いくらご立派でも
    l      l    相手が六位風情ではね…!
    `'ー---‐´


         ____     l_
       /   u \    /
      /  \   / \   >
    / U (○)  (○) \ \
    |    u  __´,_  U |
     \u    /__/   /






13 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/12(土) 22:58:20.65 ID:0BLJKC.o
ムムム






14 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/12(土) 22:58:42.92 ID:VbxXfCAo
いちゃったーww






15 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/12(土) 22:58:49.59 ID:O5UieXIo
何がムムムだ






16 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/12(土) 22:59:03.49 ID:LVTCUu.o
そーいう世の中なんだよなー
でも乳母ヒドス






17 :1◆eyRk5NDGtU [sage]:2009/09/12(土) 22:59:19.16 ID:d136feAo
           _ --―--   _
           ,...:::´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::`丶、
       /,.ィ/::::/´  ̄ ̄ ̄ `ヽ:::::::ヘ:::ヽ
     , ':/,イ::::/-‐:::: ̄ ̄ ̄:::::ーヽ::::::下、ヘ
      /:::::V/::::/::::,::::::::::::、:::::::::ヽ:::::::::ヘ::::::', ヽ〉
.    /::::::/Y:::,'::::,イ:∧::i::::::ト、:::::::::\:::::::',:::::! ∧
.    /:::::〈/,'::::l::-L|_j ヾト、::! \:::::::::_>::l:::::|,イ ̄`7   ちょ、ちょっと!
.   ,':::::∠_|:::::!::::!,ィ示テ  ヾ!、_,ィ=≦、!}::::l:::::l  〉イ    何言ってるのよ!
.   !:::::::::::::!:::::|:::〈 ト':::::|     ト':::::j 〉::/:::::l/:::::!
   |::::::::::::::l::::::ト、ゝゞ-'     ゞ-'/:イ::::::/::::::::::::!    夕霧じゃない!
   !::|::i::::i:::l::::::!、l ""     _  ""/:::::/::::i:::::::::l    ずっと一緒にいた…
.  ヾ!::|::::l::::l:::::|:::ゝ   { ̄ ∨)  /:::::/::::::|::::|::::!
    ヾト、ト、:ト、::|ヽ::l> `_ー‐ ´__,.イ:::::/|:::::∧/!ノ
       ` ,rヾト|: : : : |  ̄ / /::/: :!/,>、


           ____
         /   ∪  \
       γ⌒) ノ三三三ゞ(⌒ヽ    い、いいんです、雲居雁
      / _ノ (>)三(<) \ `、  身分がないのは本当ですから…
     (  <:::∪::::  __',__::::∪|  )
      \ ヽ ::∪:: `ー'´∪:://






19 :1◆eyRk5NDGtU [sage]:2009/09/12(土) 23:01:01.71 ID:d136feAo
                <\  _..  ----  ..
                [二..斗彡_ ニニ._‐ミーミ/>
       _       ┌_ニ ァ':/ィ7.ィ: イ:| |:.ト:.「`ハ: :.ヽ二ユ_
      {  ⌒}  />‐//:/=冬フ'´{バトl_七、ト!: :..:ト、ー-二7
     (`   `i /イィ/:/:..イrっ==`   ≪´ ̄ |: :.:N_:..`ヾ┘   ばかばか!
      {__,、_ァ- ′/ {`>|':Y´  /> -- ‐- 、`ヾつ!:. :ト}:..:..:..ヽ   そんなこと
        /´X //く/ 八   {       }   jレヘ⌒}小:..:|    言うんじゃないわよっ!
        {://:\'ィ、_Y__> ミ - .. __ノ _.. イ トヽ:.Vハl!:.ト:|
          /V: : : :ト|:ヽ>、_ノ {:|: :フ_=ァ 7//_  ヽ>イ:小lリ r‐v‐ 、
        { ハ:..:ノ l: :.ト.ハ` r、!lV∠ --:彡'′ ニ <イ/ |ハ r'    }
  r'⌒ヽ-、|! /:ヽ  ヽ=-:\=キトユ ̄  ‐ ´   //'7-、|| ヽ_ィ  フ
  r'    j  | ヽ-:.\  ト、:ー: :`ヽ、 ヽ、 ァァー----Ll_/ー'    ー'
  7   i′  l! \_:..\|__>=ニ: : {、  /
   ー^ー ′  _l!.斗‐.<    | :. :.リ/
         ハ、: : : : :..}   _ j:. :/´
         ヽ:_ヽ__:.⊥<_ノ‐ ′
           `\






21 :1◆eyRk5NDGtU [sage]:2009/09/12(土) 23:02:26.08 ID:d136feAo
                         ___
          /⌒ヽ く ̄ ̄ ` <´   ____ `\
            {    | j___, / /_____`\ \
.           '、   j\.///  ./ i  ,|   \\ \
          f⌒ヽ r‐ V |  i X! / !   i | \i   ヽ
           {    r′ },_|  |/ |ハ 从 八|  |  i ├┐
.         {   人_ノ/∧    |=ミ、   }/≦ハ  |  |ヘト、!
         `でー一'_/  '.i  |    んィ} }}| ハ l |┐ 
.            ‘《 ̄    ':  l ,.ヘ、 , ヒtツ〃|/ |ムl、|
            \       ' |{   `>    ハ|i/}ノ    ただの公卿に興味はありません!
                ヽ.    }小ー‐'__,ノ  ||      その中に夕霧と名のつく公達がいたら
               \ |{ マニ||}  }i リ       あたしに求婚しに来なさい!以上!
                  }\ヽ\{ |//‐'_八/
                    入   \∨/}ン′        
                     〉 {`ヾ==「{ヾコュ
                     \    └\},ノ
                      `ヾー‐┬f }
                        \人{ン′
                        \)

       ____
     /⌒  ⌒\
   /(○) (○ ) \    雲居雁…
  /    __´__      \
 |      -      |
 \            /






23 :1◆eyRk5NDGtU [sage]:2009/09/12(土) 23:03:36.71 ID:d136feAo
           _ --―--   _
           ,...:::´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::`丶、
       /,.ィ/::::/´  ̄ ̄ ̄ `ヽ:::::::ヘ:::ヽ
     , ':/,イ::::/-‐:::: ̄ ̄ ̄:::::ーヽ::::::下、ヘ
      /:::::V/::::/::::,::::::::::::、:::::::::ヽ:::::::::ヘ::::::', ヽ〉
.    /::::::/Y:::,'::::,イ:∧::i::::::ト、:::::::::\:::::::',:::::! ∧
.    /:::::〈/,'::::l::-L|_j ヾト、::! \:::::::::_>::l:::::|,イ ̄`7  夕霧…笑ってよ
.   ,':::::∠_|:::::!::::!,ィ示テ  ヾ!、_,ィ=≦、!}::::l:::::l  〉イ   あたし信じてるから
.   !:::::::::::::!:::::|:::〈 ト':::::|     ト':::::j 〉::/:::::l/:::::!   
   |::::::::::::::l::::::ト、ゝゞ-'     ゞ-'/:イ::::::/::::::::::::!   絶対、あたしを迎えに来てくれるって
   !::|::i::::i:::l::::::!、l ""     _  ""/:::::/::::i:::::::::l   信じてるんだからねっ!
.  ヾ!::|::::l::::l:::::|:::ゝ   { ̄ ∨)  /:::::/::::::|::::|::::!
    ヾト、ト、:ト、::|ヽ::l> `_ー‐ ´__,.イ:::::/|:::::∧/!ノ
       ` ,rヾト|: : : : |  ̄ / /::/: :!/,>、


       _________
      /     \
    /   ⌒  ⌒\     雲居雁…
   /   ( ●)  (●)\   
   i   ::::::*  __´___ *  .i   うん、約束する…
   ヽ、    `ー'´  /
   /         \






26 :1◆eyRk5NDGtU [sage]:2009/09/12(土) 23:04:22.98 ID:d136feAo
      大人になっても、ずーっと一緒。

                   , - 、 __,- 、
              , ー 、 /、 丁  ,.ノ_
            , ー、f   `l l  |_,ィ'´  ノ
           |ヽ `〈l   ド、 l  _/_
       , -、  / ` 、 ゝ   ! `´rゥ- '´ j
     __/ `ュ >_/    1_,/`‐'  ''"   _.../
        |            r' ´
          l      _, -‐ '´厶_
         ト-‐ゥ-‐' \   ィ´  `t┼
         `ゝ_| !   」   ヽ   / 1
         ___」   |∧    / 勺
        "      !ヽヘ  _/ ゙;`

        約束だからね、夕霧。
      破ったら、死刑なんだから。






27 :1◆eyRk5NDGtU [sage]:2009/09/12(土) 23:05:28.29 ID:d136feAo
こうして、雲居雁は内大臣邸に引き取られていった。

       _________
      /     \
    /   ⌒  ⌒\
   /   ( ●)  (●)\   行って…しまった…
   i   ::::::*  __´___ *  .i
   ヽ、    `ー'´  /
   /         \

       ____
     /      \
    /  ─    ─\     …………。
  /    (_)  (_) \
  |        '      |
  \      ⌒   /


         / ̄ ̄ ̄ \
      /   :::::\:::/\
     /    。<一>:::::<ー>。
     |    .:::。゚ __ ´ _~ ゚j
     \、   ゜   ̄ ,;/゜
    /  ⌒ヽ゚  '"'"´(;゚ 。
   / ,_ \ \/\ \
    と___)_ヽ_つ_;_ヾ_つ.;.






29 :1◆eyRk5NDGtU [sage]:2009/09/12(土) 23:06:10.66 ID:d136feAo
夕霧はあふれる涙をこらえきれなかった。

         / ̄ ̄ ̄ \
      /   :::::\:::/\
     /    。<一>:::::<ー>。  ダメです…泣いては…
     |    .:::。゚ __ ´ _~ ゚j    そんな男じゃ…
     \、   ゜   ̄ ,;/゜   ダメなんです…
    /  ⌒ヽ゚  '"'"´(;゚ 。
   / ,_ \ \/\ \
    と___)_ヽ_つ_;_ヾ_つ.;.






30 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/12(土) 23:06:44.61 ID:TShQJ4.o
立て、立つんだできる夫 !






31 :1◆eyRk5NDGtU [sage]:2009/09/12(土) 23:07:29.84 ID:d136feAo

             /]__/]
        /        \
       / _ノ         ',   夕霧さま…
       〉 O    O   |
       \  __   /    大宮さまがお呼びですよ
         γ⌒)    く
          |        |
          |        |


       ____
     /      \
    /  ─    ─\    …行きません
  /    (_)  (_) \
  |        '      |
  \      ⌒   /

          ____
        /     \
      /        \    子供みたいに泣いて…
     /  \    /  \   慰められるのは…
    |    (●)   (●)   |
    \      ´   u /    いやなんです…
    /     ⌒     \






32 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/12(土) 23:07:58.72 ID:A.yPBqYo
できる夫、かっこいいぜ






33 :1◆eyRk5NDGtU [sage]:2009/09/12(土) 23:08:00.62 ID:d136feAo

 ̄ ̄ \
     \
        \
     へ  \
      _\  \
   /´ ,..:::::::::::.ヽ ヽ \
  ,'  ,;:::::::::::::::::::', ', \
  {  {::::::::::::::::::::::} }  \
   '、 ヽ::::::::::::::/ /      \
         ̄          |
                     |
                     |
            ___|
           丶: : : : /
               ヽ:/


つらい別れにも、強く立ち向かおうとする。
夕霧は、「これがぼくの道だ」と思いながら二条東院へ帰っていった。






34 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/12(土) 23:09:39.00 ID:smz.64go
このできる夫は応援したい






35 :1◆eyRk5NDGtU [sage]:2009/09/12(土) 23:09:59.29 ID:d136feAo
◆冬、平安京、二条院

  _ ,,..._      x                、..,__,,.
"´::ヾ::゙゙;`>'     ×       . . ゜ `:;、;;`::ゞ:;゙
::´;;::=::;;::ヾ              ×   ,;''´;'::;; =、::;;゙  _,,....._
''´;;ヽ:::;゙=<゙  .゜× _,「「゙ニニニニニニ7´::;''::゙!::、:_'^:ヾ';"::゙;;ヽ::
、ゞ;;::''゙::;;、::`゙;   lア''´j |        ゙:;`ヾ;;`゙:=::丶::;''::,;''゙:::;:゙
::`':;;::''´::`゙''=;,テテテニ´_______゙ゞ、::ゞ:;;_`丶::゙':;;::='::;'
_゙´::i::`;;'"::゙:_::゙;,┴┴弌竺竺竺竺竺竺竺;''::;::;;:::'':;;::ゞ:;;'゙::_::'
::`j':!::゙;;._::::;;::"゙ヾ‐;;.. -'┴┴┴┴┴┴┴ゞ;;::"!゙!;;::ヾ、l!'´::゙;
'';;::i⌒;;::`゙i:;ー:''´゙;;===n==n===rn===n=゙;;::ヾ!:l::`:=::'゙:i::''´;;
ゞ;l;;'゙::''゙;;..:゙i::;;.:゙::;;' i i i l丁丁! ̄丁l ̄丁「i:´:;''゙:iヾ::ヾj;il゙;;::;'::
::';;!:..;''::ヾ;;''";;)'´「「入「j_辷j_辷ヒ|_辷ゴ_辷ゞ;;ゞ,:========、
T゙j''i"i´´|l|´ニニl:l幵;; ̄ ̄/フ三三三「l ̄;゙j::゙}______{
`゙::''"":⌒゙''=::"゙゙ヾ゙''"ア7"二二二二二二l:|i{:「゙l`TTニニTT´
厂厂厂厂厂厂厂「l/ r―――――――|jl{jー{';;|_L二」_|::






36 :1◆eyRk5NDGtU [sage]:2009/09/12(土) 23:11:43.02 ID:d136feAo
       ____
     /⌒  ー、\
   /( ●)  (●)\    そー言わず頼むおー?
  /::::::⌒(__人__)⌒:::::\   美人を出さなきゃいけないんだおー
  |     |r┬-/ '    |
  \      `ー'´     /


       -‐ '´ ̄ ̄`ヽ、
      / /" `ヽ ヽ  \
   //, '/     ヽハ  、 ヽ   
   〃 {_{       リ| l.│ i|   うーん、あんまり気乗り
   レ!小lノ    `ヽ 从 |、i|   しないにょろ~
    ヽ|l ー   ー u| .|ノ│  
     |ヘ⊃ 、_,、_,⊂⊃j  | , |.   
    | /⌒l,、 __, イァト |/ | 
     | /  /::|三/:://  ヽ |
     | |  l ヾ∨:::/ ヒ::::彡,. |

     ____
   /      \ ( ;;;;(
  /  _ノ  ヽ__\) ;;;;)
/    (─)  (─ /;;/    そこを何とか…
|       (__人__) l;;,´|
./      ∩ ノ)━・'/     そのあと、宮仕えに出せば
(  \ / _ノ´.|  |       いい道も見えてくるかもしれないお
.\  "  /__|  |       やる夫もサポートするお
  \ /___ /






37 :1◆eyRk5NDGtU [sage]:2009/09/12(土) 23:12:59.75 ID:d136feAo
       -‐ '´ ̄ ̄`ヽ、
      / /" `ヽ ヽ  \
   //, '/     ヽハ  、 ヽ   
   〃 {_{       リ| l.│ i|    そこまで仰るなら…
   レ!小lノ    `ヽ 从 |、i|  
    ヽ|l ●   ●  | .|ノ│   わかったにょろ
     |ヘ⊃ 、_,、_,⊂⊃j  | , |.   ウチの娘を五節の舞姫に
    | /⌒l,、 __, イァト |/ |    するにょろ
     | /  /::|三/:://  ヽ |
     | |  l ヾ∨:::/ ヒ::::彡,. |

       ____
     /_ノ   ヽ_\
   /( >)  (<)\      よーし、決まりだお!
  /::::::⌒(__人__)⌒::::: \
  |     |r┬-/      |
  \     ` ̄'´     /






38 :1◆eyRk5NDGtU [sage]:2009/09/12(土) 23:14:01.37 ID:d136feAo
宮中では、季節ごとに様々な行事が行われる。

                 Д___________________Д
                [[]!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!![]]
                 ノ-.=.--.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.ゝ.
              ノ=.-.=.-.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.ゝ、
           キIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIヤ.
           ノ_二三_-=─ ̄三─≡ ̄-三==_-二=三≡-_─_二三_-==ヽ、.
          /二=_-三 ̄=─≡_- ̄_=≡_二三二=_-三 ̄≡_-==─≡_- ̄_=\,,
      ,,_,,,-''''=_-三 ̄≡_-=≡- ̄_=≡__二三二=_-三≡_-==─≡_- ̄=≡_二三''''-,,_,,.
_,_,,_,,,-'''__________________________________ "''-、,,,_,,_,_,,_
ヽ@==@==@==@==@==@==@=@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@ ヤ
 `ヽ丶.}{ |艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸| }{  /
   \}{ |l|! ̄ ̄|| ̄ ̄ ̄|| ̄ ̄ ̄ ̄|| ̄ ̄::┣━Д━┫:: ̄ ̄|| ̄ ̄ ̄|| ̄ ̄ ̄|| ̄γ∴⌒∴⌒ .;}{./
     }{ |l|!:::::::::|iiiiiiiiiiiiiiiii|iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii|jjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjj|iiiiiiiiiiiiiiiii|iiiiiiiiiiiiiiiiii|ir;(∵∴丿;∵;∴ヾ∴
  γ;;⌒ ノヽ;;);⌒ ヽ|:::::::::::| ::::| :: :::: :::::::||  |__||__||__|  .|:: :: :: :::::| :: :: : (:;;ソ∴∵丿∴ゝ∵∴):∴:):
r;;ゞ(;:: 丿;:: ;;;;;ヾ;;),,):.__|.____||=.=.=======|____|____`(∵(;ゝ(:::∴ ソ)::〆:ソ":(∴∴;ヾ)
(::;;;;ソ;; ) ;::ソゝヾ) ;;):::)==ii==ii=ii==ii==|^|_________|^|==ii==ii==ii(ソ∴∵丿 ∴(;ゝ(:::∴ ソ):ソ"
(::: :(;;;;;(  ;::). (;ゝノ::)Y...|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/l--------------------lヽ ̄ ̄ ̄|(∴ミ∵丿 ;`ベ∴;(∴ ∴(;::∴ 
((:::(::;〆;;;ゝ;:: ;::))( ;::),ブ__||____________/l----------------------lヽ____(∵ゝ丿;`ベ∴;(;ゝ(:::∴ ソ)(∴ :〆:ソ
`ベ(;゛(;;; (:::: ソ)::〆:ソ|il!li!li|il!li!i|il!li/l------------------------|ヽ (;ゝノ∵∴;(∴)::(:;;ソ∴∵丿∴ゝ:;;∴
:: : : : : : : ゝ|;il|!|ソ´~: : : : ; : : : : : : : ; : : : : :: : : : :: : : ; : : : : : : : : : : : : : : ; : : : : : : : : : : : ; : ::ゞ|;il|!|;il|!|/: : : ; : :
: : : : : : : : ノ;ハノリヽ_ : : : : ; : :: : : : : ; : : : : : : : : : : : : : : ; : : : : : : : : : : : : : : :; : : : : : : : : : : : ; : :ノ;ハノリハノリヽ_ : ; :
: : : : : : ::^"''`"" ^: : : : ; : : : : : :: ; : : : : : : : : : : : : : : : ; : :: : : : : : : : : : : : : : ; : : : : : : : : : : : : ⌒^"''`"" ^ : : :: ;

そのひとつ、新嘗祭(にいなめさい)では
「五節の舞」といって五人の少女が舞を披露する。

古今、諸臣の娘たちの中でも美人を揃えるのがしきたりだった。






39 :1◆eyRk5NDGtU [sage]:2009/09/12(土) 23:14:58.28 ID:d136feAo
【解説】

  、--7
  ミ_o_d,,,   新嘗祭(にいなめさい)とは
  ミ゙ ゚ -゚ノ    天皇がその年の新穀を
  √¨l-゚]、   天地の神々にすすめ
  (゙ /  |ゞ   これを食する祭儀だ
  /ヾノ==,)
 ム-ノ__|_jゝ

  、--7
  ミ_o_d,,,   陰暦11月の卯の日に行われ
  ミ゙ ゚ -゚ノ    また太陽暦になってからも
  √¨l-゚]、   11月23日に行われた
  (゙ /  |ゞ    
  /ヾノ==,)    現在の「勤労感謝の日」のルーツだ
 ム-ノ__|_jゝ

【引き続き、物語をお楽しみください】






40 :1◆eyRk5NDGtU [sage]:2009/09/12(土) 23:16:05.33 ID:d136feAo
今年は、源氏の家からも舞姫を出すことが決まっていた。
源氏はちゅるやを説得し、美人の誉れ高いその娘を
五節の姫に抜擢した。

         -‐ '´ ̄ ̄`ヽ、
        / /" `ヽ ヽ  \
     //, '/     ヽハ  、 ヽ
     〃 {_{ノ    `ヽリ| l │ i|    ウチの娘が舞姫になったにょろ
     レ!小l●    ● 从 |、i|   
      ヽ|l⊃ 、_,、_, ⊂⊃ |ノ│   宮中への出仕をサポートしてくれると
  /⌒ヽ__|ヘ   ゝ._)   j /⌒i !    源氏の君もおっしゃってるし…
  \ /:::::| l>,、 __, イァ/  /│
   ./:::::/| | ヾ:::|三/::{ヘ、__∧|    頑張れ!我が娘!
   `ヽ< | |  ヾ∨:::/ヾ:::彡' |


             (ヽ三/) ))
         __  ( i)))
        /⌒  ⌒\ \
      /( ●)  (●)\ )    よーし、新嘗祭の前に
    ./:::::: ⌒(__人__)⌒::::\    やる夫にその姫を会わせるお!
    |    (⌒)|r┬-|     |
    ,┌、-、!.~〈`ー´/    _/    どんだけ美人か見てみたいお!
    | | | |  __ヽ、    /
    レレ'、ノ‐´   ̄〉  |
    `ー---‐一' ̄


       -‐ '´ ̄ ̄`ヽ、
      / /" `ヽ ヽ  \
   //, '/     ヽハ  、 ヽ   
   〃 {_{       リ| l.│ i|    あーはいはい
   レ!小lノ    `ヽ 从 |、i|  
    ヽ|l ー   ー u| .|ノ│   手は出さないでね
     |ヘ⊃ 、_,、_,⊂⊃j  | , |.   大事な娘なんだから
    | /⌒l,、 __, イァト |/ | 
     | /  /::|三/:://  ヽ |
     | |  l ヾ∨:::/ ヒ::::彡,. |






41 :1◆eyRk5NDGtU [sage]:2009/09/12(土) 23:17:10.51 ID:d136feAo
◆平安京、二条院

  _ ,,..._      x                、..,__,,.
"´::ヾ::゙゙;`>'     ×       . . ゜ `:;、;;`::ゞ:;゙
::´;;::=::;;::ヾ              ×   ,;''´;'::;; =、::;;゙  _,,....._
''´;;ヽ:::;゙=<゙  .゜× _,「「゙ニニニニニニ7´::;''::゙!::、:_'^:ヾ';"::゙;;ヽ::
、ゞ;;::''゙::;;、::`゙;   lア''´j |        ゙:;`ヾ;;`゙:=::丶::;''::,;''゙:::;:゙
::`':;;::''´::`゙''=;,テテテニ´_______゙ゞ、::ゞ:;;_`丶::゙':;;::='::;'
_゙´::i::`;;'"::゙:_::゙;,┴┴弌竺竺竺竺竺竺竺;''::;::;;:::'':;;::ゞ:;;'゙::_::'
::`j':!::゙;;._::::;;::"゙ヾ‐;;.. -'┴┴┴┴┴┴┴ゞ;;::"!゙!;;::ヾ、l!'´::゙;
'';;::i⌒;;::`゙i:;ー:''´゙;;===n==n===rn===n=゙;;::ヾ!:l::`:=::'゙:i::''´;;
ゞ;l;;'゙::''゙;;..:゙i::;;.:゙::;;' i i i l丁丁! ̄丁l ̄丁「i:´:;''゙:iヾ::ヾj;il゙;;::;'::
::';;!:..;''::ヾ;;''";;)'´「「入「j_辷j_辷ヒ|_辷ゴ_辷ゞ;;ゞ,:========、
T゙j''i"i´´|l|´ニニl:l幵;; ̄ ̄/フ三三三「l ̄;゙j::゙}______{
`゙::''"":⌒゙''=::"゙゙ヾ゙''"ア7"二二二二二二l:|i{:「゙l`TTニニTT´
厂厂厂厂厂厂厂「l/ r―――――――|jl{jー{';;|_L二」_|::

源氏の希望により、二条院に五節の舞姫が参上した。
そのお付きの女童や下仕えも、器量のすぐれた者が揃っている。






42 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/12(土) 23:17:12.65 ID:4GC2vJUo
相変わらずだなww






43 :1◆eyRk5NDGtU [sage]:2009/09/12(土) 23:18:05.57 ID:d136feAo
それを聞きつけた夕霧は、こっそり二条院にやってきた。

      / ̄ ̄ ̄\
    / _,ノ  ⌒ \    普段はなぜか
   /  (●)  (●) \   二条院には来させてもらえませんからね
  |     、 ´       |
  \      ̄ ̄    /


          ____
        /     \
      /  ⌒   ⌒\     ちゅるや殿の娘さんは
     /   (● )  (<) \   大変な美人と聞いてます
     |       __´___    |
    \       `ー'´   /    控室は…あのあたりでしょうか?
       〉         ⌒ヽ
.     |          、  \_
      !          ヽ   _⌒)






45 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/12(土) 23:19:05.30 ID:O5UieXIo
全然真面目じゃないじゃねーかww






46 :1◆eyRk5NDGtU [sage]:2009/09/12(土) 23:19:15.34 ID:d136feAo
夕霧は、舞姫の控室をこっそり覗くことにした。

                   | |  ______
                   | | /   ::::::::::::::\
                   | |_  (● )::::(● )\   いったいどんな人でしょう…?
                   | |_)    __´___:::::::::::|
                   | |(⌒ヽ   `ー'´..:::::ノ
                   | |:::ヽ  、::::    ::::<
                   | |:::  ヽ __    ノ
                   | |



            /::;.|:::|::::::|:::ヽ   「 `ヽ      ,./::::::/::::::::::::|::::::::!
        /::/|:|::::::|::::::::\   ヽ_ノ     イ/:::::::/:::::::::::::::::::::::|
          /::/ .|:::|:::::八:::::::::::`  .__..  - ´ l,::::::::/::::::::::::::::!::::::::|
        /::/   V:::::j77 ̄ ̄ ̄ ,|      /:::::::/::::::::::::::::::l:::::::::|   う~ん
.      /::/   /:::::;//       ハ     ./:::::::/\:::::::::::::::!:::::::::!   もう緊張してきたっさ…
     /::/   /::::::;{|     /       /:::::::/  \:::::::::l::::::::::!
.    /:::/    /:::::::;1 |       ム、    _/:::::::/    ,>、:::|::::::::::!   移動するのも疲れたし…
.     /:::/   /::::::::; ||    /` `ヽ、 //:::::::/   //>、::::::::::l
   /:::/   /:::::::::;l ||    /    `/  /:::::::/  ///  ヽ:::::::l
   /:::/   /:::::::::/| ||   /   /   /:::::::/ ///      マ::::l
.  /:::/   /:::::::::/ .||l   /  , '     / ::::::////         |:::::l
 /:::/   /:::::::::/  |||  i  /     /::::::::/ //           |::::::l






47 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/12(土) 23:19:39.05 ID:2NQQchEo
あ、あれ、一途だったんじゃ…やっぱやる夫の息子か






48 :1◆eyRk5NDGtU [sage]:2009/09/12(土) 23:20:00.25 ID:d136feAo
ちゅるや朝臣の娘は、噂どおりの美人だった。
夕霧は雲居雁を思い出しつつ、スマートな五節の姫にも心惹かれた。

                     _......-───--......_
                 ..ィ::´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`丶、
               ..イ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
           /:::::::::::::::::::::::::__:::::::__::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
             ,.':/::/::::::::::::/ `'´ `ヽ、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::..
          /:/:::::/:::/:::::::;.'           ヽ:::::::::、::::::ヽヽ::::::::::.
            /:/:::::/:::::|:::__/_           ::::::::l:::::l:::|::|::::::::::::.
         l:/ |::::|::|:::|::::/  `ヽ、        ';:::::l:::::::::|::|:::::::::::::.
         |′|::::|:Ⅳ|::/           ´ ̄ ̄`'トL_::|::|::|::::::::::::::i
           l:::l::l::::「'l ィ行ミト、          ';l:::/|;'|/:::::::::::::::|
           ハ:l:::ヽ| |  「   |      '〒hミ._、 |/::::::::l::::::::::::::::|
              j::::::::::::| |  }ヘ_り        j   `ト>::::::::ハ:::::::::::::::|
          ;:::::::::::::ト!   ̄´  ,     ら、_j、/ |::::::::j.l:::::::::::::::|
            /::/:::::::::|::l       、_    ` ミソ ;::::::::’ノ:::::::!:::::::|
            /::;.|:::|::::::|:::ヽ   「 `ヽ      ,./::::::/::::::::::::|::::::::!
        /::/|:|::::::|::::::::\   ヽ_ノ     イ/:::::::/:::::::::::::::::::::::|
          /::/ .|:::|:::::八:::::::::::`  .__..  - ´ l,::::::::/::::::::::::::::!::::::::|
        /::/   V:::::j77 ̄ ̄ ̄ ,|      /:::::::/::::::::::::::::::l:::::::::|
.      /::/   /:::::;//       ハ     ./:::::::/\:::::::::::::::!:::::::::!
     /::/   /::::::;{|     /       /:::::::/  \:::::::::l::::::::::!
.    /:::/    /:::::::;1 |       ム、    _/:::::::/    ,>、:::|::::::::::!
.     /:::/   /::::::::; ||    /` `ヽ、 //:::::::/   //>、::::::::::l
   /:::/   /:::::::::;l ||    /    `/  /:::::::/  ///  ヽ:::::::l
   /:::/   /:::::::::/| ||   /   /   /:::::::/ ///      マ::::l
.  /:::/   /:::::::::/ .||l   /  , '     / ::::::////         |:::::l
 /:::/   /:::::::::/  |||  i  /     /::::::::/ //           |::::::l






49 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/12(土) 23:20:02.83 ID:AJbWu6Uo
鶴屋さんww






50 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/12(土) 23:20:32.11 ID:BimILeco
夕霧も夕霧で「それで終わっとけばいい話なのに」みたいなエピソードの塊だよなww






51 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/12(土) 23:20:48.70 ID:O5UieXIo
息子も親父と同類






52 :1◆eyRk5NDGtU [sage]:2009/09/12(土) 23:21:04.67 ID:d136feAo
       _________
      /     \
    /   ⌒  ⌒\    か…かわいい…
   /   ( ●)  (●)\
   i   ::::::*  __´___ *  .i  雲居雁を思い出すなぁ
   ヽ、    `ー'´  /
   /         \

しかし、そこは真面目な夕霧のこと。
特に何ができるわけでもなく、その日は終わってしまった。






53 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/12(土) 23:21:07.51 ID:ZWKgFI.o
だめだこの夕霧






54 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/12(土) 23:21:29.94 ID:LVTCUu.o
なるほどちゅるや朝臣の娘だなww






55 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/12(土) 23:21:47.18 ID:2NQQchEo
親父ならその日の夜に夜這いだったなww






56 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/12(土) 23:21:55.44 ID:0y.CUEoo
やる夫の浮気症遺伝子は濃いなぁ






57 :1◆eyRk5NDGtU [sage]:2009/09/12(土) 23:22:05.67 ID:d136feAo
夕霧は、さっそく文を書いて、姫君に送った。

                ∩_
              〈〈〈 ヽ
      ____   〈⊃  }  『日かげにも知るかりけめや
     /⌒  ⌒\   |   |    乙女子が天の羽袖にかけし心は』
   /( ●)  (●)\  !   !
  / :::::   __´___  :::::\|   l  (舞姫の日蔭の髪飾りではないけれど
  |      `ー'´       |  /   日影でもよくわかったことでしょう
  \             //      ぼくが舞姫の羽衣にかけたこの思いは)
  / __        /
  (___)      /






58 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/09/12(土) 23:22:42.81 ID:009w726o
こいつは・・・・wwww






59 :1◆eyRk5NDGtU [sage]:2009/09/12(土) 23:23:48.09 ID:d136feAo
             _,,,.......,,,_
         _,.-ッ≦―:::::::::::::::::::::::::::`:ー、
      ,..r::´:/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::ヽ
    ,.r:::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ:::::::::ヽ
   ,イ:::::::::::{少‐"´ ̄`^<::::::::ヽ:::::::::::::::!:::::::::::',
  ,イ::::::::::::/^        \:、:::ヘ:::::、:::::i:::::::::ヘ:',   
  r:::/:::://           1:!、::::i:::::}::::::!:::::::::::!::,    
  l:::i::::::i::i         , - ¨了ヘ:::ト、::i::::::i:::::::::::i:ハ  
  i::!::::::ヘ:!__     /   ソ  !ツi::|:::::::}:::::::::::}:::!    …というお文をいただいたにょろ
  t:从::::iヾ_  `゙       ,.ィf斤本ヾ}:;!:::::::i=ェ;::::::i:::i     
  f !::::ハ  x=ェ.      t弋り!}"|::!:::::::::ト、 }::::::!:::!  
   ! ヾ_:::ヽ《ft爪!      ちエン 1j:::::::::tイソ:i::::i:::::i   
      `iムヾムイ 、         リ:::::::::::|´:::::|::::!::::i
      |::::ハ  ̄           f;:::::::::::::!::::::::|::::i:::::!
      f:::::::::ゝ    r 、 _ _   |i::::::::::i::|:::::::::!::::i:::::}
      i:::::::::::↑-、_. |  !    ,.イ::::::::::j::!:::::::::|:::::|:::::i
     j::::::::::::::|::::i:::|i l  !、._,,. -´f:::::::::::リ:iト、::::::;!:::::|:::::|
     ,{:::::::::::i:::|:::::|::!'!  ,!;:r^! , -=、::::::::::;'::j: :ヽ:!:::::::l:::::|
     f:::::::::::j::::|:::::!_/  .,!.  /  /:::::::::;':::,': : : ::`-、|:::::|


             -‐ '´ ̄ ̄`ヽ、  て
             / /" `ヽ ヽ  \ て
         //, '/     ヽハ  、 ヽ
         〃 {_{\    /リ| l │ i|   なんと!
         レ!小l●    ● 从 |、i|   あの真面目な夕霧さまから!?
          ヽ|l⊃ 、_,、_, ⊂⊃ |ノ│
        /⌒ヽ__|ヘ   ゝ._)   j /⌒i !
      \ /:::::| l>,、 __, イァ/  /│
.        /:::::/| | ヾ:::|三/::{ヘ、__∧ |
       `ヽ< | |  ヾ∨:::/ヾ:::彡' |






62 :1◆eyRk5NDGtU [sage]:2009/09/12(土) 23:25:10.47 ID:d136feAo
.        /:::::::::/     ヽ ヽ:::::::::\
        l:::::::{:::l ,     ー-j从:ヽ::::::::.    もしあなたを
        | ::i::ル{/     ●  !:: ト、::::::',   夕霧様に差し上げたら…
        l ::l::ハ ●   ,、_, ⊂⊃|ノ::::::::
         ヽ::Viヘ⊃  ヘ _)  |:: |::::::::::::   うまく行けば明石の入道みたいに
            `|l: :::ゝv-、_〕l_,.イ<|:: |_:::::::::::   なれるかもしれないにょろ!
          |l:::: i/  lフヘ_____j|:: |/ス、:::
          |l:::: |  l:::::::::V==|:://  ゝ::
          |:!::: fk__,仏\ヽ l/人/::::ノ
          |::l:: 下ミ彡\ヽV/  ヾ/


             _,,,.......,,,_
         _,.-ッ≦―:::::::::::::::::::::::::::`:ー、
      ,..r::´:/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::ヽ
    ,.r:::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヾ:::::::::ヽ
   ,イ:::::::::::{少‐"´ ̄`^<::::::::ヽ:::::::::::::::!:::::::::::',
  ,イ::::::::::::/^        \:、:::ヘ:::::、:::::i:::::::::ヘ:',
  r:::/:::://           1:!、::::i:::::}::::::!:::::::::::!::,
  l:::i::::::i::i         , -¨了ヘ:::ト、::i::::::i:::::::::::i:ハ    そんなこと言ったって
  i::!::::::ヘ:!__     /   ソ  !ツ i::|:::::::}:::::::::::}:::! 
  t:从::::iヾ_  `゙       ,.ィf斤本ヾ}:;!:::::::i=ェ;::::::i:::i    出仕の準備は
  f !::::ハ  x=ェ.      t弋り!}"|::!:::::::::ト、}::::::!:::!    もうほとんど整ってるにょろ!
   ! ヾ_:::ヽ《ft爪!      ちエン 1j:::::::::tイソ:i::::i:::::i
     `iムヾムイ          リ:::::::::::|´:::::|::::!::::i    今更、夕霧さまには…ね
      |::::ハ  ̄ ’  _,. -へ,   f;:::::::::::::!::::::::|::::i:::::!
      f:::::::::ゝ   t__¨ン   |i::::::::::i::|:::::::::!::::i:::::}
      i:::::::::::↑-、_       ,.イ::::::::::j::!:::::::::|:::::|:::::i
     j::::::::::::::|::::i:::|i`::ー.、._,,. -´f:::::::::::リ:iト、::::::;!:::::|:::::|
     ,{:::::::::::i:::|:::::|::!';::::::::_;:r^!  ,!:::::::::::;'::j: :ヽ:!:::::::l:::::|
     f:::::::::::j::::|:::::!_;>-´: :_:,.r|,f::::::::::::;':::,': : : : :`-、|:::::|
    i::::::::::::;':::::|/: : : : ;/ー- /::::::::::::;'i:::i': : : : ::,.ィΞ>-、._
    !:::::::::::i::::::{: : : : : r'" ̄ ソ:::::::::::イ:!:::!: : : :;イ三シ´: :,:-‐、
    f:::::::::::i|:::::::!: : : : :i二二ソ:::::::::::;"j:::/: : :,イΞ": :;ィ´  ヽ、
    !:::::::::::f|:::::;': : : : :f  /::::::::::::/:/::/: : ;イ三":;イ´      }


       -‐ '´ ̄ ̄`ヽ、
      / /" `ヽ ヽ  \
   //, '/     ヽハ  、 ヽ   
   〃 {_{       リ| l.│ i|    にょろーん
   レ!小lノ    `ヽ 从 |、i|  
    ヽ|l ●   ●  | .|ノ│  
     |ヘ⊃ 、_,、_,⊂⊃j  | , |.   
    | /⌒l,、 __, イァト |/ | 
     | /  /::|三/:://  ヽ |
     | |  l ヾ∨:::/ ヒ::::彡,. |






65 :1◆eyRk5NDGtU [sage]:2009/09/12(土) 23:26:31.73 ID:d136feAo
◆新嘗祭当日、内裏

                 Д___________________Д
                [[]!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!![]]
                 ノ-.=.--.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.ゝ.
              ノ=.-.=.-.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.-.=.ゝ、
           キIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIヤ.
           ノ_二三_-=─ ̄三─≡ ̄-三==_-二=三≡-_─_二三_-==ヽ、.
          /二=_-三 ̄=─≡_- ̄_=≡_二三二=_-三 ̄≡_-==─≡_- ̄_=\,,
      ,,_,,,-''''=_-三 ̄≡_-=≡- ̄_=≡__二三二=_-三≡_-==─≡_- ̄=≡_二三''''-,,_,,.
_,_,,_,,,-'''__________________________________ "''-、,,,_,,_,_,,_
ヽ@==@==@==@==@==@==@=@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@==@ ヤ
 `ヽ丶.}{ |艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸艸| }{  /
   \}{ |l|! ̄ ̄|| ̄ ̄ ̄|| ̄ ̄ ̄ ̄|| ̄ ̄::┣━Д━┫:: ̄ ̄|| ̄ ̄ ̄|| ̄ ̄ ̄|| ̄γ∴⌒∴⌒ .;}{./
     }{ |l|!:::::::::|iiiiiiiiiiiiiiiii|iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii|jjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjj|iiiiiiiiiiiiiiiii|iiiiiiiiiiiiiiiiii|ir;(∵∴丿;∵;∴ヾ∴
  γ;;⌒ ノヽ;;);⌒ ヽ|:::::::::::| ::::| :: :::: :::::::||  |__||__||__|  .|:: :: :: :::::| :: :: : (:;;ソ∴∵丿∴ゝ∵∴):∴:):
r;;ゞ(;:: 丿;:: ;;;;;ヾ;;),,):.__|.____||=.=.=======|____|____`(∵(;ゝ(:::∴ ソ)::〆:ソ":(∴∴;ヾ)
(::;;;;ソ;; ) ;::ソゝヾ) ;;):::)==ii==ii=ii==ii==|^|_________|^|==ii==ii==ii(ソ∴∵丿 ∴(;ゝ(:::∴ ソ):ソ"
(::: :(;;;;;(  ;::). (;ゝノ::)Y...|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/l--------------------lヽ ̄ ̄ ̄|(∴ミ∵丿 ;`ベ∴;(∴ ∴(;::∴ 
((:::(::;〆;;;ゝ;:: ;::))( ;::),ブ__||____________/l----------------------lヽ____(∵ゝ丿;`ベ∴;(;ゝ(:::∴ ソ)(∴ :〆:ソ
`ベ(;゛(;;; (:::: ソ)::〆:ソ|il!li!li|il!li!i|il!li/l------------------------|ヽ (;ゝノ∵∴;(∴)::(:;;ソ∴∵丿∴ゝ:;;∴
:: : : : : : : ゝ|;il|!|ソ´~: : : : ; : : : : : : : ; : : : : :: : : : :: : : ; : : : : : : : : : : : : : : ; : : : : : : : : : : : ; : ::ゞ|;il|!|;il|!|/: : : ; : :
: : : : : : : : ノ;ハノリヽ_ : : : : ; : :: : : : : ; : : : : : : : : : : : : : : ; : : : : : : : : : : : : : : :; : : : : : : : : : : : ; : :ノ;ハノリハノリヽ_ : ; :
: : : : : : ::^"''`"" ^: : : : ; : : : : : :: ; : : : : : : : : : : : : : : : ; : :: : : : : : : : : : : : : : ; : : : : : : : : : : : : ⌒^"''`"" ^ : : :: ;






66 :1◆eyRk5NDGtU [sage]:2009/09/12(土) 23:27:49.36 ID:d136feAo
その日は、お祭りなので、服装は自由である。
浅葱の袍がいやで出仕をサボりがちだった夕霧も
今日ははしゃいでいた。

         ___
       / ⌒  ⌒\
      / (⌒)  (⌒)\    わあ…
    /   /// __´__ /// \
     |       |r┬ |    |   何だかワクワクしますね!
      \       ゙ー'    ,/
      /⌒ヽ         ィヽ
      / rー'ゝ       〆ヽ
    /,ノヾ ,>      ヾ_ノ,|
    | ヽ〆        |´ |






67 :1◆eyRk5NDGtU [sage]:2009/09/12(土) 23:29:00.49 ID:d136feAo
そして、五節の舞が始まった。
今年の舞姫は、皆、大人びた美人ばかりだ。
しかしその中でも、源氏の大臣から出した姫の器量は抜きんでていた。


                ,、rr、  r゚'~´、ヘ  ヽ丶 、\
               ノノ/ノ / イ/ゞ'`゙ヽ ヽ: . ゝ: . `z、
             /ノ/ノ/〃:.:.:/- 、    冫'´、ヽ.ト、トム ヽ
          __/  _,r ',ア{{´{.:.i  _ 、`  ,ィrぅァ、ヘ.:ハハ
         / ヾ{   ´__ ノ 八トiハィ゙Jか    {z''jリ |仏{:::::`,
       /{   `ー弌)  / .: |.:ヘ ヒツ   ー'´ .|.:.:.:|:::::::`,
        {_ ヽ、. : :..:.://~`ヽ,: :;|.:::人  -‐ー '′,.イl|.:.:.::|::::::::ヘ
        /ゞ、_三//.: .   ゙´| ::::ト;;;;>,.、 _,.イ;;::i:::!.:.:.::|::::::::::.ヽ
      /   . :/ ̄ ̄ ヽ   │::::|`弋^\_/j ̄ :.:.::l::::::::::::: \
     ,r′  . ::/: . _ __:_:丿    | :::::| //\z三ソ==、|:.:.:.:::lー、:::::::::::.丶
     {  .  ::ノ‐''"´乂; : : .   .|..:::::| { {__廾气く_  }}|:.:.:.:::{. }::::::::::ヾ::.ヽ
     `""~´    /.:.:.:\:.  .:;|.::::.:.! ノー‐''^ 、\弍__|;.:.:.:::|メ、:::::::::::::::::、::ヽ
             ,'.:.:.:.:.;::::::`ー‐''{.:.::.:.:i      ヽ `ヾ、:|;.:.:::{  ヽ、:::::::::::'、::`、
             ,'.:.:.:.:.;:::::::/:::::::::|:.:.:.:.:.i;     . : : .}  .:.::|;.:.:.:::'!、   ヽ、::::::゙、::`、
            ,゙ .:.:.:.;:::::::'::::::::::::ハ.:.:、:.:.i;:....  ::.:.:八;. : : ;人 :.:.:::Vヾfr´   〉::::::、:: ヘ
          , .:.:.:.:;::::;:.:.::::::::::{:::ヽ:.:.:.:.ヘ`  . ':   ゙i升::j\:.:.:\|  .:/:::::::::`:ヘ::`、
           '.:.:.:.:.;:::/.:.::::::::::::::、:::ヾ:::ヽ.:`、      }:::l::::}:::::ヽ/{  /:::::::::::::::゙, ゙、::゙、
          ;.:.:.:.:.;:::'.:.:.::::::::::::::√ ̄\;;ト、\    j;;:::':::::::::::/{  \∧:::::::::::::::::゙; 、::゙、
          i.:.:.:.:.:;'.:.:.:.:::::::::::::::|_,.._-≦ヘ、:ヾ;:.ヽ  儿}__:::::::〈__\___7/:::::::::::::::::::::; `;::::',






70 :1◆eyRk5NDGtU [sage]:2009/09/12(土) 23:30:00.37 ID:d136feAo
五節の姫に満足された帝からは
さっそく宮中にとどまるようにと、伝えられる。

    / ̄ ̄\
  /  ⌒  ⌒\
  /   (⌒) (⌒)ヽ    ちょうど典侍の席が
 .|    (__人__) |     ひとつ空いてるよ
 .|      `⌒´  |
 ヽ         /
 / ヽ       ノヽ
/           ヾ


         -‐ '´ ̄ ̄`ヽ、
        / /" `ヽ ヽ  \
     //, '/     ヽハ  、 ヽ
     〃 {_{ノ    `ヽリ| l │ i|    ぜ、ぜひその位を
     レ!小l●    ● 从 |、i|    ウチの娘に…
      ヽ|l⊃ 、_,、_, ⊂⊃ |ノ│  
  /⌒ヽ__|ヘ   ゝ._)   j /⌒i !   
  \ /:::::| l>,、 __, イァ/  /│
   ./:::::/| | ヾ:::|三/::{ヘ、__∧|
   `ヽ< | |  ヾ∨:::/ヾ:::彡' |


               ∩_
              〈〈〈 ヽ
      ____   〈⊃  }
     /⌒  ⌒\   |   |      宮中が充実するのは
   /( ●)  (●)\  !   !      良いことですお!
  / :::::⌒(__人__)⌒:::::\|   l
  |     |r┬-|       |  /     
  \     ` ー'´     //
  / __        /
  (___)      /






72 :1◆eyRk5NDGtU [sage]:2009/09/12(土) 23:30:54.22 ID:d136feAo
こうして、ちゅるやの娘は、典侍(ないしのすけ)として出仕した。
しかし、それを嘆く者もいた。夕霧である。


        / ̄ ̄ ̄\
      / ノ    ヽ \
     /   (●)  (●)  \   どうも、ぼくの好きな人は…
     |      __´ _     |   中々ぼくと会えない運命のようです
     \        ̄    /
 ⊂⌒ヽ 〉          く /⌒つ
   \ ヽ  /       \ ヽ /


           ____
          /     \
   .     / _,ノ  ⌒ \      ぼくにもう少し身分があれば…
       l^l^ln  (●)  (●) \    もう少し、大人になれたら…
       ヽ   L   、 `       |    
        ゝ  ノ    ̄ ̄    /    心置きなく求婚できるのに…
      /   /          \
     /   /             \
   . /    /         -一'''''''ー-、.
   人__ノ        (⌒_(⌒)⌒)⌒))


夕霧は、自分の若さと身分の低さを嘆き
ままならぬ恋を、この上なく残念に思うのだった。






74 :1◆eyRk5NDGtU [sage]:2009/09/12(土) 23:32:10.18 ID:d136feAo
◆平安京、二条東院

                               (:;:〃::;;;)
        g_,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,:;::;;(:;〃:;;::〃:;;″
      ,ノ,ノ;,ノ;,ノ;,ノ;,ノ;,ノ;,ノ;,ノ;,ノ;,ノ;,ノ;,ノ;丿:;〃:;;::〃:;;″''',
 ,,,,,,,,,,,,ノ゙,ノ;,ノ;,ノ;,ノ;,ノ;,ノ;,ノ;,ノ;,ノ;,ノ;,ノ;,ノ;,ノ;:;(:;:;;::〃:;;″,);::〃
 ,',',',',ノlllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll:;(:;〃:;;::〃:;;″ :;;::〃
  ̄ ̄ ̄l:   ,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,ヾ:〃:;;:〃:;;;:〃:;;)
      |  丿,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,丿il″.゙:;ソ'l:;;::〃,:;;;:〃:;;)
       |     .l|l     l:〃:;):;     l  ⌒     |    |ヽヽ
 ,,,,,,,,,,,,,,,,|゚゚゚゚゚゚゚゚゚゚゚゚゚l|l''''''''''''''''''l :〃 ;),,   l゚゚゚゚゚゚゚゚゚゚゚゚゚゚゚゚゚|゚゚゚゚゚゚゚゚゚゚゚| ;丿:;〃
   l:l'''l |:::::::::::::::::l|l | ̄| _ l:;:〃:;;). .  |::::::::::::::::::::::|::::::::l| ̄l|: ,:.;,丿;;;:〃:;;)
   l:l,,,l |:::::::::::::::::l|l |_|:| : |:l: /~~゙ヽ'   |::::::::::::::::::::::|::::::::l|κl| ”ー、,,,,,_
   l:l,,,l |:::::::::::::::::l|l   :  ::.l:ヽ;;:;丿,,,,-' |::::::::::::::::::::::|::::::::l|ξl|.,l:    `゚‐
   """"|:::::::::::::::::l|l ._,,,,,,,,,,,,、lr''''''゙゙゙~   |::::::::::::::::::::::|:::;;;,.l|πl|゙`  ,'''゙゚゙"ヽ
 .llllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll,!'''゙゚゙"ヽ.l|  l| *i,,,'l_ :;:;::゙:;
  : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :: .'l_ :;:;::゙:;|l" ̄:;:ヽ  `─"'
                             `─"' ヽ_,,丿   .,.,:;;.,;






75 :1◆eyRk5NDGtU [sage]:2009/09/12(土) 23:33:05.97 ID:d136feAo
              /         冫'                ヽ
           /       , '' _,,. z ‐ - 、        ヘ
             /       /-<:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:>-- = ,,,,_ ヘ
          /         /:.:.:.:.:.:>= 77''= ュ,,_:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`''ヘ
         ,'      ,  /:.:.> '´ハ: :ト,l: : i:/ l: :`}'{= ‐- =;,;:ヘ
         {     ,' /<:.ハ: :}:l_,,W,,リl:l''iヽ}i: :i八: ト; : : : :}`lヘ
           / ,.'   ,'  ゙<、_ハ:,'レ{`:::::::uヽヽル'リ j:,',,}l: : : :ハ:}:.リ
        { ,'     i   ノ:.:.:.ヽl 弋z.ツ  ゙ '  斗ヘリ: : :.ノ i!/
        | ,'     { /:.:.:.:.:.ノ:l    ̄`     弋リ/レ':リ'':.:.,'/
        /     |':.:.:.:.:./l: :.l         ヽ` ハ:,':.:.:.:.:〉   …わっちを夕霧の君の
          /      .|:.:.:/: : l: :.l     _  '  ノ:リ:.:.:.:.:|'    お母様がわりに?
       /      ',:.:{:.:ヘ: :l: :仆、   `‐- '  /: ノ:.:.:.:ヽ|
        {       ヘ:.l:.:.:.ヘ.l: :l   ヘ、    /:,, ィ´__; -r '
       l   z_    ゝ-、:.:ヽl     l>イ-彡 ''´   {
         ヽ、 ヽ`'' 、  .ハ:.:.:ハ.  /:.:.y '´_ - '''_   - ' 、
       r'⌒` ‐ ‐- 、` 、 .}:.:.:.:ヘ,/:.:.:.:/ , y - ''      ヽ
      /      ‐ -  >-+‐‐‐‐‐‐-t_''              ハ
.     ,'       ,, 'r':{:.:.:.:.|L..::::::::::::::||:::`> ,,           ハ
     l      , '  ,|:.ゝ、:.|L====;;;::j.|:::::::::::::}            l
     |            レ'´ ̄l ̄ ̄ ''''''i' ` = -'          |
      |         ,, '' ,' |:.:.:.:.:.:.:.:.:.| ', '' ,,               |






77 :1◆eyRk5NDGtU [sage]:2009/09/12(土) 23:34:03.84 ID:d136feAo
         ___
      /)/ノ ' ヽ、\
     / .イ '(●)  .(●)\     今までは三条の大宮様に
  .  /,'才.ミ).  (__人__)   \    面倒を見ていただいてたけど…
  .  | ≧シ'   ´ ⌒`     |
  . \ ヽ           /

     ____
   /      \
  /  ─    ─\     大宮様はもうお歳だし、かと言って
/    (●)  (●) \   やる夫では気付かないこともあるお
|       (__人__)    |
./     ∩ノ ⊃  /    だから、花散里の君にお預けしたいんだお
(  \ / _ノ |  |
.\ “  /__|  |
  \ /___ /


            /     /  /  ,. -──‐- . 、`ヽ   \
           /     /  / , ィ´. : : : : : : : : : : : ``ヽ\   l
        /     /  / /.:.l l:.l:l: l:.!:l:.l:.l:l : :ハ: :.l: : \\ l
         /     / / /. : : :l l:.l:l: l:.!:l:.l.:l:l l::l. ',.:.l: : : :.\V
       ./      // / . : : : : 从从 N l:.l.:l:l l.:l  i:.:l:::::::V:.:.:.ハ
      /      / ,.イ. : : : : : : l ´ ̄``VNN从| i::.l.:.:.:/::::::/::::',
     ./      //.:.:l: : : : : : : :l     ..__    リ  リ l:_./l.:::://::/:!
     /    /.:.:.:.:.:l.:l: : : : : : : :l, -===ミヽ    /リ「:メ:://:://:!
   /  ,. ィ´.:.:.:.:.:.:.: l.:l: : : : : : :i.:|         r==ミl// l//:/
  /  /  l.:.:.:.:.:.:.:: : l:.l: : : : : : :l.:|          ヽ ``1:l   //
  \      l.::.:.:.:.:.:. :. l.:|: : : : : : :l.:|          /   ,:.l  〃
   \    /.:.:.:.:.:.:./ .:l.:|: : : : : : :l.:|   rー ‐ ─ァ  ./:.:l  ′  そういうことなら…
     \_./.:.:.:.:.:.:./ .:. l.:|: : : : : : :l.:|.   ヽ    /   /: : :|
      /.:.:.:.:.:.:./ .:.:.:.l.:|: : : : : : :l.:|    `¨¨   / : i: :|     喜んでお引き受けするで
      /.::.:.:.:..:./ : :/. l.:|: : : : : : :l.:|. 丶、     /.:.i: : :.l::|     ありんす
      /. :.:.:.:.:.::.:.:.:/ .:.l. !: : : : : : :l.:|    i`ー'´.::.:.:.l: : :.l: :|
      / .:.:.:.:.:.:.:.:/ ̄ ̄|: : : : : : :l.:|    |.:.:.:.:.:l.:::::::l: : :.l: :|     
    ./.:.:.:.:.:.:.:/.:.:::::::::::: |: : : : : : :l.:|   .ハヘ : :|.:::: .|: : :.!:.:|
   /, -一 ´ヽ\:::::::: : |: : : : : : :l.:ト、 //.::\|.::::::.:|: : :.!:.:|
 '"´.::::::::::::::::::::::::\\.:.:. |: : : : : ::l.:|:::V/.:::::::::::::l:::::::::|: : :.!:.:!
 .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::\\|: : : : : ::l.:|:://.:::::::::::: :l:::::::::|: : :.l:.:|






78 :1◆eyRk5NDGtU [sage]:2009/09/12(土) 23:35:07.79 ID:d136feAo
こうして夕霧は、花散里を後見役として
二条東院で過ごすこととなる。

               r 、    __    ,. ┐
                | {ヽ> ´     ` <ィ} |
             j〆´            ヽ〈
            イ / l  | |  、  ',  ハ
               / l | |  | |、  |ヽ  }  ! ;   初めまして
.             / l | ┼‐:ト l } 斗‐l :|  | |   夕霧の君
            {  | | ,ムテミ   ,ィテミ! .l |
            |  | | |弋zソ    弋zソj  l |   仲良くしてくりゃれ?
                | rrムww  ,  ww/rr11ハ
              ノイ ! 「.i  r==.ァ .イ l ll | ヽ
            / ヽ ' >゙、 ニ ".<  .ノ  ヽ
           {     \   }  {   イ     }
           |    /`  /__∧   .V/     |
          │   ./  ∧   ∧  ∨   l


       / ̄ ̄ ̄ \
     / ノ    ヽ \    (何か獣耳がついてて…
    /   (●)  (●)  \    父上の恋人にしては
    |      __´ _      |     すこし劣る方ではないでしょうか?)
    \        ̄    /






79 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/12(土) 23:35:54.44 ID:O5UieXIo
女を見る目がねぇな






80 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/12(土) 23:36:11.11 ID:rNQ0Zi2o
こんな義母なら(ry






81 :1◆eyRk5NDGtU [sage]:2009/09/12(土) 23:36:25.91 ID:d136feAo
              /ヽ    _,
          /∧:}_ /イ}
        ,ィ : ^^: : : :^ヾV
     { { /: : : : : : : : : : :ハ  どうした?暗い顔をして
       !: : :/: /{:ノリ^j ノl: |
        |: : :|: :| ○  ○Ⅳ  リンゴでも食べて
        |: : :|: :|ー>‐'ー1イ:|   元気を出すでありんす♪
         j: :.人_に{^)_,ノ)j/
   i{`ーz‐ヘ: : :{´ _(入j:厂
    `<__Y( ̄   `ヽ
       `⌒`ー‐'´

         ____
       /     \
     / ⌒   ⌒ \    あ…はい、いただきます
    /   (⌒)  (⌒)  \
   |      __´___     |  (でも、優しい方だ)
   \      `ー'´    /
    ノ           \

       ___
      /     \
    /   ⌒  ⌒\   (女の人は、見目形だけじゃない
   /   ( ●)  (●)\   内面の優れた人と一緒になるのも
   |       ___´___   |     悪くありません)
   ヽ、    `ー '´  /






82 :1◆eyRk5NDGtU [sage]:2009/09/12(土) 23:37:30.11 ID:d136feAo
◆翌年、春、二月下旬

    ___,,ノ""''(,_             ∩_∩
    ヽ( ´ー`)ゝ  ∧∧    (Д`  )         .. ....
     (  つφ  (,,゚Д゚)    と,   つ
  ┌┐| | /    ( cっ)    r'^(  〈                 ___,,=ゥ、
   | l ̄ ̄/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄(__) ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄    〉只ゝ
   ~~~~~~~~~~~~_________ ~;=;~~//
   ~~^  ~^^^^~~    ^~  //V\ ,_, _;:__.__/i| |ニ|ミ、_ノノ
      .:: . ...           /._(    )___;,._/i|..  ^~~::゙ー'´
                    /,,_(     )__.__/i|.    ... ....
                  /_;_ ,,_| |  |__;,_/i|..          _
"''""'''"''''"''''''""""''""'''"      (__)_) ""''""'''''"'''''"""'"''"r';;;;;;,ヽ
             ∧_∧                     <゚-゚ <;)
            (  TД)              "'"''" _o     │U ∪
            (     )                  (人))))     |   |
     ∧,,∧     人  y     "'"''"        (´ー` )    |~~~~ゝ
.    ミ,, ゚дミ    し'(__)                ("y " )  

冷泉帝が、朱雀院へ行幸なされた。
今回は「放島の試み」という趣向が凝らされる。






83 :1◆eyRk5NDGtU [sage]:2009/09/12(土) 23:38:56.50 ID:d136feAo
【解説】

  、--7
  ミ_o_d,,,   「放島の試み」とは
  ミ゙ ゚ -゚ノ    詩人を一人ずつ別の船に乗せて
  √¨l-゚]、   題を課し、漢詩を作らせる遊びだ
  (゙ /  |ゞ    
  /ヾノ==,)
 ム-ノ__|_jゝ

【引き続き、物語をお楽しみください】






84 :1◆eyRk5NDGtU [sage]:2009/09/12(土) 23:39:47.93 ID:d136feAo

    / ̄ ̄\
  /  ⌒  ⌒\
  /   (⌒) (⌒)ヽ   みな、苦吟しているね
 .|    (__人__) |
 .|      `⌒´  |   
 ヽ         /
 / ヽ       ノヽ
/           ヾ

      ____
    /  ⌒  ^\
   /  ( ●)  (●)     夕霧…がんばれおー
 /  ::::::⌒(_人__)⌒ヽ
 |       |r┬-|   |
 \        `ー'´  /


.     r'ニ;v'ニ;、
     _,!_(9i (9i:、       
  /  `ヽ,. ┘ヽ       昔の桜の宴を思い出すね
. i ′′       } 
  l、      、   ,!       源氏の君の舞が
   ヽ.____,ノ` ,∠!       見事だったよね
       `ーァ ヘ>
         i′  ヾZ






85 :1◆eyRk5NDGtU [sage]:2009/09/12(土) 23:40:56.09 ID:d136feAo
昔を思い出した源氏と朱雀院は、
たがいにそれを思い出し、歌を詠み交わした。

     _.. ‐'''''''''''' ‐ 、
   ,r'        \
   / ⌒         ヽ,    鶯のさへずる声は昔にて
  ( ●)    ⌒     ..i    むつれし花のかげぞかはれる
  i.     ( ●)    .|
 . \(_入_ノ      /   (鶯の声…春鶯囀の曲は昔と同じ
    \______/     しかし昔の花宴のときの面影は
    ./ゝ/ノ:::::::::::::::::\      すっかり変わってしまいました)
    |ノ//::::::::::ヽ,::::::::::|
    |^::::::::::::::::::::::|:::::::::|
    |^::::::::::::::::::::::|:::::::::|



.     r'ニ;v'ニ;、
     _,!_(9i (9i:、    九重をかすみ隔つるすみかにも
  /  `ヽ,. ┘ヽ       春とつげくる鶯の声
. i ′′       } 
  l、      、   ,!    (宮中から遠く隔てたこの座所にも 
   ヽ.____,ノ` ,∠!      春を告げる鶯の声がすることです)
       `ーァ ヘ>
         i′  ヾZ






86 :1◆eyRk5NDGtU [sage]:2009/09/12(土) 23:41:59.03 ID:d136feAo
   ∩___∩
   | ノ      ヽ     いにしへを吹き伝へたる笛竹に
  /  ●   ● |      さへづる鳥の音さへ変らぬ
  |  ///( _●_)//ミ   
 彡、   |∪|  、`\  (春鶯囀も、鶯の声も昔とは変わりません
/ __  ヽノ /´>  )    これも御上のおかげ、まったくめでたい)
(___)   / (_/
 |       /


    / ̄ ̄\
  / ─  ─\
  /   (●) (●)ヽ   鶯のむかしを恋ひてさへづるは
 .| ⊂⊃(__人__)⊂|    木伝ふ花の色やあせたる
 .|      ( <   |
  ヽ     `-'  /   (鶯が昔を恋しがって鳴くのは
 /   ヽ     ノヽ    飛び回る木の花の色があせたからか?
./ /   ∩ノ ⊃|  |     春鶯囀で昔を思い出すのも
(  \ / _ノ |  |         僕がまだまだだからだよ)
.\ “  /__|  |
 . \ /___ /






87 :1◆eyRk5NDGtU [sage]:2009/09/12(土) 23:42:53.09 ID:d136feAo
桜の下で交わる、さまざまな思い。
今も昔も、同じように慕わしい。

    / ̄ ̄\
  /  ⌒  ⌒\
  /   (⌒) (⌒)ヽ
 .|    (__人__) |
 .|      `⌒´  |
 ヽ         /
 / ヽ       ノヽ
/           ヾ

       ____
     /_ノ   ヽ_\
   /( >)  (<)\
  /::::::⌒(__人__)⌒::::: \
  |     |r┬-/      |
  \     ` ̄'´     /


.     r'ニ;v'ニ;、
     _,!_(9i (9i:、    
  /  `ヽ,. ┘ヽ       
. i ′′       } 
  l、      、   ,!     
   ヽ.____,ノ` ,∠!      
       `ーァ ヘ>
         i′  ヾZ






88 :1◆eyRk5NDGtU [sage]:2009/09/12(土) 23:44:06.34 ID:d136feAo
さて、その日、見事な詩を作った夕霧は進士となった。
これは、式部省の登用試験に受かったのと同じである。

         ___
       / ⌒  ⌒\
      / (⌒)  (⌒)\
    /   /// __´__ /// \    やった!
     |       |r┬ |    |     やりましたよ、雲居雁!
      \       ゙ー'    ,/
      /⌒ヽ         ィヽ
      / rー'ゝ       〆ヽ
    /,ノヾ ,>      ヾ_ノ,|
    | ヽ〆        |´ |

すなわち、官人としての本格的な第一歩である。






90 :1◆eyRk5NDGtU [sage]:2009/09/12(土) 23:45:10.38 ID:d136feAo
その年の秋には、従五位下の侍従に任ぜられた。

         ____
       /     \
      /  ⌒  ⌒ \
    /    (⌒)  (⌒) \   もう浅葱なんて呼ばせません
     |       __´___    |
      \       `ー'´  ,/    雲居雁…
      /⌒ヽ        ィヽ     すこし、きみに近づきましたよ
      / rー'ゝ       〆ヽ
    /,ノヾ ,>      ヾ_ノ,|
    | ヽ〆        |´ |






91 :1◆eyRk5NDGtU [sage]:2009/09/12(土) 23:46:04.44 ID:d136feAo
                   , - 、 __,- 、
              , ー 、 /、 丁  ,.ノ_
            , ー、f   `l l  |_,ィ'´  ノ
           |ヽ `〈l   ド、 l  _/_
       , -、  / ` 、 ゝ   ! `´rゥ- '´ j
     __/ `ュ >_/    1_,/`‐'  ''"   _.../
        |            r' ´
          l      _, -‐ '´厶_
         ト-‐ゥ-‐' \   ィ´  `t┼
         `ゝ_| !   」   ヽ   / 1
         ___」   |∧    / 勺
        "      !ヽヘ  _/ ゙;`

      いつか必ず、君を迎えに行きます!






92 :1◆eyRk5NDGtU [sage]:2009/09/12(土) 23:46:55.86 ID:d136feAo
   ._
    \ヽ, ,、
     `''|/ノ
      .|
  _   |
  \`ヽ、|
   \, V
      `L,,_
      |ヽ、)  ,、
     /    ヽYノ 
    /    r''ヽ、.|  
   |     `ー-ヽ|ヮ 
   |       `|     ーーー   
   |     `ー-ヽ|ヮ        ノ    
   |       `|        ノ       
   |.        |         
   ヽ、      |      ーーー ヽヽ   
     ヽ____ノ          ノ    
     /_ノ ' ヽ_\        ノ     
   /(≡)   (≡)\    
  /::::::⌒(__人__)⌒::::: \    / 
  |     |r┬-|     |  (    
  \      `ー'´     /    \

第二十三話「夕霧」、おわり
第二十四話「わすれ形見」につづく






94 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/12(土) 23:49:20.85 ID:TShQJ4.o
おー乙乙

できる夫を応援してやりたい気もあるんだが、あるんだが、ねぇ






95 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/12(土) 23:50:03.25 ID:oZ0lLUYo
乙!






96 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/12(土) 23:51:44.18 ID:rNQ0Zi2o
おつ






97 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/12(土) 23:52:01.02 ID:0y.CUEoo
乙!
このままできる夫ストーリとして進めるのかな?
だとするとまだまだ楽しめそうだぜ!






98 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/12(土) 23:52:17.30 ID:JItF/VYo
乙でした
夕霧もしれっと気が多いなww






99 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/12(土) 23:53:54.08 ID:2NQQchEo
乙です
ちゅるやさん家の娘さん、
状況が違えば親子揃って狙われそうだったなww






100 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/12(土) 23:54:25.75 ID:yxXmMf.o
乙!






101 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/09/12(土) 23:55:12.35 ID:YXVMyd60
乙!






103 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/12(土) 23:59:30.97 ID:LVTCUu.o
乙でござんした






104 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/13(日) 00:00:36.30 ID:UimTCoko
乙です
できる夫が百戦錬磨な親父に恋愛相談をするような事はあるのかね






105 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/13(日) 00:02:21.90 ID:6SjO.dco
乙でした。






106 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/13(日) 00:06:29.43 ID:J66XFeco






107 :1◆eyRk5NDGtU [sage]:2009/09/13(日) 00:07:16.12 ID:IQe5LPso
これで第23話の投下を終了します。
ご覧いただき、ありがとうございました。

次回は22日(火)21時からの投下でお願いいたします








108 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/13(日) 00:08:30.99 ID:TOzoJ56o
初めて来たけど面白いな
原作読みたくなった






109 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/13(日) 00:16:45.86 ID:M2qL6JE0
源氏物語は入門編としてなら、漫画なら大和和紀の「あさきゆめみし」
小説版なら田辺聖子の「源氏物語」がお勧め。読みやすいよ。

自分は小学校のころ、紫式部の伝記漫画を読んで源氏物語も読もうとしたんだが、
家に置いてあったのが与謝野晶子訳でなあ…。
明治の人の訳だから小学生にはハードル高すぎて投げた。
「あさきゆめみし」無かったらストーリー知らないままだったよ。






111 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/13(日) 00:41:09.36 ID:cLPVh12o
乙でした
夕霧はさりげに現代人が一番共感しやすい男君だと思うし
配役にできる夫ってのはすごく納得した、はまってる

綺麗どころ見たら口説くのは平安貴族の嗜みとしかいいようがないけど

>>108
「あさきゆめみし」
が皆もあげてるけど話把握しやすいかと。
装束の再現性も高くてその辺りは漫画の強みを活かしてる。






112 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/13(日) 00:50:21.14 ID:5aXTcQQo
あさきゆめみしは、学校で奨められたなぁ 懐かしい。
少女マンガなんて読んだことなかったから、あの絵になれるのは苦労したけど・・・






113 :1◆eyRk5NDGtU [sage]:2009/09/13(日) 00:52:06.38 ID:IQe5LPso
『あさきゆめみし』は鉄板ですね
でも人によっては、キャラの顔が見分けられなくて挫折するみたいです

目の描き方とか髪型とか違うのになー






114 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/13(日) 00:54:18.27 ID:S8gBxcEo
慣れてくると何かが見えてくるようになるんだが
そこまで辛いよねあの漫画ww






115 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/13(日) 01:09:26.89 ID:pAo7C3o0
『あさきゆめみし』は考証の関係上、他の少女漫画みたいに髪の色や服装での見分けが難しいからな
ほぼ顔かたちオンリーで判別しなきゃいけないから、慣れないとツライのは確か






116 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/13(日) 01:31:19.52 ID:jc4paJIo
乙です!






117 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/13(日) 01:45:37.91 ID:ug6Nu9Yo
乙乙!






120 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/13(日) 06:14:21.93 ID:pIHIkXko
乙です
二代目の悲哀に健気さ、夕霧かわいいな






140 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/09/14(月) 11:26:06.44 ID:.Ojrm1go
雲居の雁って、「晴れない霧の中を飛び続ける雁」って意味だ。
姫君本人がつぶやいた自嘲の言葉に「雲居の雁」って言葉が出て来るんだが、それを元に後から読者が勝手につけたあだ名で、源氏物語本文には出てこないらしい。






141 :1◆eyRk5NDGtU [sage]:2009/09/14(月) 12:01:36.04 ID:iv5S0mco
                .             クワー
                        ⌒⌒
             _,,,...:-‐‐=-.'.:,丶        ⌒⌒ クワー…
 .           ,r'";; ;;      ;;\,,.....,
          ,,r'";; ;; ;,,,     ;;; , ;;; ;;;,`'::,、          .................
        ,:r';;; ;; ,;;; ;;      ;;    ;; ;;; ,;;`':,、    ........::::::;;;;;;;;;;;;;;;:::::::.........
      ,r'";;;,, ,,;; ,,;;;, ,,,,      ;  ;;  ;; ,,;;, ;;`';;、_:::::::::::::::;;:''      ''';;;:::::::::::::::
    ,r'";;;;  ,,,;;; ;,,,;;; ;; ;,,, - '''' ''';‐-,,,,      ;;, ;;`';;、_:::;;;''        '';;- ''""
  ,r'",,,;;;;,, ,,,,,,;;;;;               " ''''‐- ,..,,,...  ′,, -‐-,... ...--‐‐''''"
 ,r'  ,,,,;;;;;       " ''''‐   ...:;;;             /'       ̄
   "'' -‐‐‐-,..,,.,,,,;;;;;  ;"'.,      , ;,        ノ''         .,,._.




                 __ __
               /:::::::::::::::ヽ
                _/       ヘ-、
             〈/:::::::::::::::::::::::::::::V/  空を渡る一人ぼっちの雁…
               /l::::/:::::,'::::::::i:::::l::!:ハ
               ~|::::l:::::/:::::::::l:::::l::i:!」   それが…あたし…
             ヽ:{::::{:::::::::/:::/:::リ
             , ィ ト{八::::/リj/V-、
             {{ | |  `''   | l }}
             {:',|└─‐‐─┘|//

このシーンで、「雲居雁もわが事や」と姫君はつぶやいています。

これには元ネタの和歌があります。
「霧深き雲居の雁もわがごとや晴れせず物の悲しかるらむ」
この和歌の心情と、いまの自分の気持ちは同じだ…と姫君は嘆いたわけです。

姫君が作中で「雲居雁」と呼ばれていたことはないようですね
「姫君」か「女君」、あるいは「女」とだけ書かれていたようです
夕霧も「冠者の君」、「大学の君」、「大殿の太郎君」、「侍従の君」などと呼ばれていました

こんだけややこしい書き方なのにちゃんと判読できる平安人の国語力パネェ






親の都合、こどものつごう





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カテゴリー「やる夫が光源氏になりたまふなり」内の最新記事

だ

    しかし現代でも充分通用する一級の小説だな。
    [ 2009/10/07 12:19 ] [ 編集 ]
    タイトルからついP4と勘違いしてこれを開いたのは俺だけじゃないはず
    [ 2009/10/07 12:37 ] [ 編集 ]
    できる夫は当時基準では真面目
    [ 2009/10/07 15:00 ] [ 編集 ]
    女を見たらとりあえず口説くのがマナー、みたいなのは
    当時の貴族はイタリア人かフランス人みたいな感覚だったのかな
    [ 2009/10/07 16:29 ] [ 編集 ]
    夕霧も気の毒だが、皆この時代の立場や価値観で行動しているのであって、いわゆる悪人がいる訳じゃないんだよなあ
    [ 2009/10/07 16:47 ] [ 編集 ]
    子供をずっとほったらかしにしといて利用するだけって感じだから黒く見えるんだな。
    [ 2009/10/07 18:36 ] [ 編集 ]
    「夕霧」の段は、後のエピソードのタイトル。

    作者はこの話を第一部のみで終わらせる気なんかなあ。
    [ 2009/10/10 14:13 ] [ 編集 ]
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    管理者にだけ表示を許可する
やる夫ブログについて
20101110:「やる夫はロス市警の警部のようです」を掲載させていただきます。本当にお待たせして申し訳ございません。これ以降も随時、更新の途絶えていた作品を掲載していきたいと考えております。ご迷惑をおかけして申し訳ありませんが、どうか長い目で見ていただければ幸いです。

20101030:「やる夫のサクラ大戦」にて、記事の掲載順序を誤りました。 作者様、および楽しみにしていた読者様にお詫び申し上げます。 申し訳ございませんでした。

20101004:「やる夫たちが夢の国で遊ぶようです」につきまして、こちらの不具合で記事が切れてしまっております。作者様、及び楽しみに読んでくださっている読者の皆様にご迷惑をおかけしてしまい、申し訳ありません。
一度下書きに戻させていただきます。よろしくご了承ください。
「やる夫で学ぶことわざ」の作者様より、やる夫ブログ用のスポンサー案内をいただきました!本当にありがとうございます!さっそく使わせていただきます!

20100811:皆様、大変ご無沙汰しておりました。ぼちぼち更新を再開できればと考えております。
「やる夫がDQⅢの勇者になるようです」についてですが、コメントを頂けるのは大変うれしいのですが、他作品のコメント欄での投稿はご遠慮願えれば幸いです。
恐縮ですが、ご協力よろしくお願いいたします。

20091222:年末なので順調に更新量が減っております。今日明日はお休み、再開一発目は「やらない夫の超兄貴」になる予定です。作者様、まとめが遅くなり申し訳ございません。

20091208:今週クソ忙しいので、かなり更新が減ります。ご了承ください。

20091116:更新の調子にもよりますが、週末をめどに、カテゴリを追加する予定。前回追加からだいぶ間隔開いたんで、かなり溜まってます。

やる夫ブログについて

姉妹ブログというか同一人物ブログ。
やる夫ブログ(裏)(18禁です)


 ネ タ 投 稿 お 待 ち 
 し て い ま す ! 
(↑結構心から待ってますw)

 ネタ投稿の他、転載お断りの記事、相互リンクのご希望等ございましたら、お手数ですが下のメールフォームよりお知らせください。なお、http:を付けるとエラーになってしまうようなので、ご投稿いただける際にはhttp:を抜いていただきますよう、よろしくお願いいたします。
相互リンクの反映に時間がかかってしまい申し訳ありません。気長にお待ちください。


嬉し泣き
美麗なタイトル画像を描いてくださっているのは、こちらの方々です。
本当にありがとうございます。


七市様
Shadow3_convert_20091008101141.jpg
ハルヒとやる夫、やらない夫の表情が最高のタイトル画像。冬にぴったりの美しい作品です。


1様
http://blog-imgs-15.fc2.com/y/a/r/yaruomatome/yaruoblog_title_convert_20091026144430.jpg
柔らかで暖かい雰囲気がたまらない作品。みゆきさんヤバすぎで管理人狂喜の舞を舞っておりますwww

1様のプロフィールはこちら


65様
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同じく「やる夫がチェルノブイリに旅立つようです」より。元ネタの雰囲気をビンビンに伝えるダークな作品。


草葉様
Shadow3_convert_20091008101141.jpg 「やる夫がチェルノブイリに旅立つようです」をモチーフにしたタイトル画像です。物語の後、このタイトルを見て吹きました。

219c0c442.jpg

草葉式


味噌様
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やる夫ブログ初!物語とタイトル画像のコラボレーション!快く、最高に美しいタイトル画像を描いて下さった味噌様に感謝です!




トンボ様
minamike_convert_20090519194731_convert_20091008101216.jpg
夏にぴったりの逸品を、トンボ様よりいただきました!水着ハァハァ(´Д`;)


トンボのかんさつ日誌


ヒジキ様
nagato_convert_20091008101341.jpg
管理人のツボにはまりまくりの長門!大好きだ!結婚してくれー!



ヒジキ煮


aro様
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らきすた勢の見事な描写もさることながら、このやる夫にしてやられました。


Charged time-out


Yutaka様
RMm06_convert_20090127165950_convert_20091008101426.jpg
個人的に水銀燈が一番好きです。タイトルのセンスも◎。本当に有難うございます。





マブチョコ_m様

この魅力的なボディにくらくら!管理人はこの人の同人誌が大好きです!やる夫ブログの記念すべき初タイトル画像。全てはここから始まりました。



うにゃらら大飯店



イチオシ

やる夫がDQⅢの勇者になるようです

自らを成長させる姿に心震える
作品。普通の掛け合いなのに、
自然と笑みがこぼれる構成と
演出は見事の一言。
自分を好きになれる、極上の映
画を見た後のような読後感は、
自信を持って「最高だ!」と賞
賛できる作品です。





過去の「イチオシ」一覧を作りました。
管理人オススメ記事

管理人が抱きしめたいほど好きなやる夫作品

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