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やる夫ブログヘッドライン



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だ

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やる夫はプロ野球選手になるようです 第7.5話 「エースとエースとエースとやる夫」 

205 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 21:58:19 ID:SZt0bEmQ
はい、22:00に予定通り開始します。







206 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:01:05 ID:SZt0bEmQ

【9月上旬 VIP球場グラウンド】


グラウンドのど真ん中で、やる夫は憤っていた。


                  ___
                    /\:::::::::/\.
                   /:::<◎>:::<◎>:::\
                  /::::::::⌒(__人__)⌒::::::\
                  |     ` ー'´  u   |
                  \  u   :::::     /
                  /    :::::::::::::::::::    \
                /                 \  〈〈〈 ヽ
                               (〈⊃  } }


原因はこの男、ジョセフ・ジョースター。
チーム最年長の、落ち着きのない大人。


               _,,. .,_
          ∠、: :__`\
              | i 下川ノノフl
             ト/《`丁フハノl
    ウ      rNrtト、、r≦Vi)
     ホ    トli ̄〈ljノー lミ!
       ッ  _l |lli「f三ヲリlミ!
           /i_l\li⌒リノlミ!_
    ,.、-  ̄/  | l   ̄ / | |` ┬-、
    /  ヽ. /    ト-` 、ノ- |  l  l  ヽ.
  /    ∨     l   |!  |   `> |  i
  /     |`二^>  l.  |  | <__,|  |
_|      |.|-<    \ i / ,イ____!/ \
  .|     {.|  ` - 、 ,.---ァ^! |    | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l
__{   ___|└―ー/  ̄´ |ヽ |___ノ____________|
  }/ -= ヽ__ - 'ヽ   -‐ ,r'゙   l                  |
__f゙// ̄ ̄     _ -'     |_____ ,. -  ̄ \____|
  | |  -  ̄   /   |     _ | ̄ ̄ ̄ ̄ /       \  ̄|
___`\ __ /    _l - ̄  l___ /   , /     ヽi___.|
 ̄ ̄ ̄    |    _ 二 =〒  ̄  } ̄ /     l |      ! ̄ ̄|
_______l       -ヾ ̄  l/         l|       |___|







207名無しのやる夫だお:2010/01/24 (日) 22:01:51 ID:v1Ue2zvc
なにしてんw







208 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:01:57 ID:SZt0bEmQ

朝、やる夫の姿を見かけたジョセフはやる夫をつつく。


        ,. -‐''~´   _,/ )          _,. -‐ミミ
       | ̄ ̄ ̄`~/ヽヽ_ノ____,,,._-='_二-ヘミミ/
       ヽ;;;;;;;;;;;;/,_  レ'<弋;;;ッ、 ヽ_,/,./i;;;;;;ラヽ .//|
         `'''''/ `ヽY/  . ̄ ̄/| /ヽ `'―'''´‐ !/ |
         /   ノ! !_   _;;;|  | |  |;';;;  ,| |//./
        l´/´‐'''‐'-‐'''~ヽ' ̄ ヽ__i'''ヽ__ノ   ̄| | |/      「○×△□○○△」
       .// (´`´   _,.ノ彡彡 ,`ヾ''´'´ミミ_ / //ミミ
       / /    '‐''~   )/''‐-----‐''~´|川 iミ/川ヽ
      /  /     j‐' _,. く  :;;;,,,,,,,,,,,,,,   /川 /|川
     ./ /        '´  ノ彡〃川川ヽミ川,.-'´/lll/
    / /        )) /ノ〃川川川ヽ,.-'´  |/
  ,.-''''~~~''-、       ノ~´ ヽ,,,,,,__/    /




      ___
    /     \
   /  _ノ '' 'ー \
 /  (●)  (●)  \
 |      (__人__)    |                        「△△□□××○○」
 \      ` ⌒´   /


最初は普通の会話だったが――







210 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:03:05 ID:SZt0bEmQ

途中からこの男、明らかにやる夫をからかって楽しんだ。


              っ‐、_‐v、,ハ、
             ,ニ´        ̄ヽ
           Y ,.ィトvテー-, 、  三ミ
             V´'^¨゙" ̄jハ `i 二ミ、
             ト、、__,, -‐_ラヒニニミ
            . ドシ¨ヽtッラ  jミlハ 〉リ
              !く-,ノ`ーr' jミレヘ川
             〈,r盆ヽ i 、ハj .l  ヾj            「◎◎××△△!」
           ´  ,レハヽノノハヅ" ,'   \
             ヾノノムィ'"  /     l´\
               ,/ト、',    i _,,. ィ〃 ノハ`r==、― 、_
         ,イ「 ̄`v'´  ヽ_,,.. -‐ ニ¨ -‐-――=、  /八ヽ ヽ  ヽ、
       /  {{ /  ̄ ヾ `((::))´        ヽ       ヘ   ヽ
      /  /ハV       〃     ヽ、     i        !〃|
     i    /     -={!       》      |        | /
     |    i        {!     -==ニ==、-T―- 、    イ
     ヽ  /|         !           /i    _ ヽ、  ヽ、
    /    ヽ、__ / {` ‐- 、___ /  ト==<   ヽ   i
   /{ /      人 i'´  }     ヽ  /,へー‐ 、      i i〃 |
   i  /  ==-==/ヽ {  丿_    ノー/{  ヾュ_ `i , ィ‐-- ,j  |  |
   | i   ==" /ヽ、ト 〉'´ {   `ヽ〈  ハ ヽ     V‐'´ヾ{⌒ `   i
  ∧ !     /  ヽヽ{、_ j、    } iヘ `  ヽ、      ヾ、   {
  レ      {     }  r'  } `‐- {  ヽ` 、ヽ  ‐=ァ=        ヽ、
 /  ヽ    |    ├-―┌――‐┴--入 ヽ   〃  `---―'´   〉
 |    }   }|    「「|  ̄ |{ ̄|{ 「| ̄ ̄| | 「` ̄ ̄ ―==   ヽ、.  /



あんまりしつこいので、やる夫は怒り始めた――と見えたが、


        ノ L____
       ⌒ \ / \
      / (○) (○)\
     /    (__人__)   \
      |       |::::::|     |             「―――!」
     \       l;;;;;;l    /l!| !
     /     `ー'    \ |i
   /          ヽ !l ヽi
   (   丶- 、       しE |そ  ドンッ!!
    `ー、_ノ       ∑ l、E ノ <
               レY^V^ヽl



すぐ声のトーンを落とし、ジョセフに皮肉を投げかける。

       ____
     /   ノ( \
   /  _ノ  ヽ、_ \
  / ノ( ●━━●   \
  |  ⌒ (__人__) ノ(  |                    「楽しいですかお?」
  \     ` ⌒´   ⌒/







211 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:03:47 ID:SZt0bEmQ

皮肉を笑って受け流し、さらにやる夫をつついて見せる。


                        _,,. .,_
                   ∠、: :__`\
                       | i 下川ノノフl
                      ト/《`丁フハノl
             二      rNrtト、、r≦Vi)
              力    トli ̄〈ljノー lミ!
                ッ  _l |lli「f三ヲリlミ!            「おう、楽しいワイ!
                 _/ \_l\li⌒リノlミ!____          ケツの青いヒヨッコを見るのはな!」
        ∠二>'´ ̄ ノヽ  /∧:: ̄´ l  //l |
      , '´‐─- 、 \ ̄   \/ :\___l//::Lト、
     / / ̄ ̄\ \ ヽ   -─== /./__ \ヘ-、
      | l:|    / \.\ 、    ´ ̄ ̄ ̄.:::::::::´ ̄ `ヽ \
   \l// ,.イフヌヽ  ハ ヽ\        :::::::::::.     \ ヽ
    \ヽ / // /∧.ノ }  |: : ヽ.,  __.:::::-‐-:::::..,,__    !人
    / ヽ|‐i---'一ァ  | ./∧ : :  ̄: :_: --──--<: :`ヽ }  |
.   | ./寸¨丁 ̄ノ-、 / / ̄¨二¨´     ..:::::: : : : :丶-イ ∧
   /  ∧ト-L./ヽ={ーr'      ̄ヽ __ .: : : : : : : : : :| У }
    / ´lへ\ (  |│ ヽ      / |_ }: : : : : : : : :\ノ .{ ヽi


堪えかねたやる夫が、ボソリとジョセフを罵った。

      ____
    /:::::::::  u\
   /ノ└ \,三_ノ\   ,∩__
 /:::::⌒( ●)三(●)\ fつuu
 |::::::::::::::::⌒(__人__)⌒ | |   |                  「・・・ジジイ!」
 \:::::::::   ` ⌒´   ,/_ |   |
   ヽ           i    丿
  /(⌒)        / ̄ ̄´
 / /       /







                  、-―-,          
           !゙i\     / \  \        .
           |:::\\/_        \    <ジジイはやめんかジジイは
           ゙i::::::::\\\   -      \   
             ン==ミ\\\   ̄\   ゙i゙i  
           、ッ =三ミ ,.,r'\\\.  |   /      ___
         {   -<ミ ,.ス(,/ \\゙i/ /      /(>)^ ヽ\;
         ス三、ー´ /   .|:::\.'゙i/       /  (_  (<) \;
     ___//  ゙' /ミ  (,_(,:::,r'!゙i ゙i     /   /rェヾ__)⌒:::  ヾ;
    /      ̄\   ::::(,ミ  __l´゙i  { t|:::゙i ゙i     i   `⌒´-'´  u;  ノ;;
  /     .     \ :::゙i,r' '┤=}.,r' ヘ__:イ゙i   \ヽ 、  ,     /;  <ハ・・・イ、ハイ!
/__ _____   _l\:::゙i⌒|. (, V  `\゙i  / \-^^n ∠   ヾ、
|   |.    \    ̄ ' , \_V.    }          、 / ̄~ノ __/ i;
|   |      (,_、--―`' -(,__,r'´        ヽ二)  /(⌒    ノ ギュウウウウ
|   |         、,r'´,r'´ ̄    ̄ ‐- ,      /  ./   ̄ ̄ ̄/







213 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:04:28 ID:SZt0bEmQ

最近のやる夫は、イキが悪い。
時折考えこむようなそぶりを見せ、稀に溜息をついている。

少し元気を出させてやるかと、新人に配慮したつもりだったのだが――


          _ ,,... -- ‐ ''"~゙ '"´`ヽ
     ,-‐ ¨            / i
     /、             、  ,.'  , l
    l \     _, ィ i l  / / ,i
 .    i   ト、- イ lヽ  リ/ //  /L
      li 、 i ヽ i l リ 、ム,ィ´ヽ//ノ!
     ヽミ、 「 ̄ニヽ!"〃,.、 i   i /⌒!.!、
      〈  l 〈`ヽ "´  } ノ  ,、V i^ l ハ\
    / lV!、`゙  ,j    '" ,,. ' ノ l  } ノ  i
   ,.'  i V 、 \   _ -,.ニィテン  〈/\._j、         「フン、ヒヨッコだからヒヨッコと言ったまでよ。
 . /  / ヽi  '¨fゥ,、v‐'" ‐''¨´ ,  ミi   /
  ;  /   ', ` ̄/!,、  ヽ.,_ノ   ヽi.  /           貴様が青い点は多々あるが・・・
  i  ,'    バ ̄ 、! ,.      ミj  /            特にプライドの何たるかが解っておらん」
 . ! i.    / ,ハi , ,`Y i 、、、、 ミ/, '
   i l    /  V//-‐ -ヽ l `y /
  ./ヽ i   /   V/´7Tヽ リ/ ヽ i、
  ト、 ',\ ( 、.   V__!__ゾ    | lハ  /
 . ! \ヽ. \i l:、    / \     i l:: ∨



                ━┓
      ___    ┏┛
    /     \  ・
   /  _ノ '' 'ー \
 /  (●)  (●)  \                        「プライド?
 |      (__人__)    |                    そんなもんジジイに言われるまでも無く知ってるお」
 \      ` ⌒´   /



                  、-―-,          
           !゙i\     / \  \        .
           |:::\\/_        \    <だからジジイはやめんかジジイは
           ゙i::::::::\\\   -      \   
             ン==ミ\\\   ̄\   ゙i゙i  
           、ッ =三ミ ,.,r'\\\.  |   /      ___
         {   -<ミ ,.ス(,/ \\゙i/ /      /(>)^ ヽ\;
         ス三、ー´ /   .|:::\.'゙i/       /  (_  (<) \;
     ___//  ゙' /ミ  (,_(,:::,r'!゙i ゙i     /   /rェヾ__)⌒:::  ヾ;
    /      ̄\   ::::(,ミ  __l´゙i  { t|:::゙i ゙i     i   `⌒´-'´  u;  ノ;;
  /     .     \ :::゙i,r' '┤=}.,r' ヘ__:イ゙i   \ヽ 、  ,     /;  <ハ・・・イ、ハイ!
/__ _____   _l\:::゙i⌒|. (, V  `\゙i  / \-^^n ∠   ヾ、
|   |.    \    ̄ ' , \_V.    }          、 / ̄~ノ __/ i;
|   |      (,_、--―`' -(,__,r'´        ヽ二)  /(⌒    ノ gyuuuuu!
|   |         、,r'´,r'´ ̄    ̄ ‐- ,      /  ./   ̄ ̄ ̄/


なんだか流れがおかしくなっている。







214 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:05:39 ID:SZt0bEmQ

喋り出した自分が止まらない。
そんなつもりはなかったのに、ジョセフはやる夫に語り始める。


          _,,、_,,.、、,,..,_,、
       ,_ー''"        ゙´`'ー_、
       ミヾ.ヾ゙ il!|| il|  j| 〃/ イ
       i ミ   rー;L!|| ||レーv〃 彡
      }ミ リ八i{    ;; 7'ノ ヽ.ミl
.       |、yー-⊥L jー_´∟-ーY;|
      _lミi"r五ニ゙テi'Yr五三¨jミ!           「いいかヒヨッコ。
.     frヲ:}  -‐''ラ l_j. }`ー- }ドi
      !h};{ ッ彡   /小〉     |:l,リ           お前が知っているプライドは、
.      `テj} i}! ,rf;巡巡去ミ:、 l:fく           ジュースのオマケのキーホルダー並に安いものだわい」
.      〈リji、l{ 'ル7'"-─‐‐ )}i |jミ}
    r;-‐ヾト.llvリ j{ _,,リハ、、,リレ'ル' ̄ヘ
   _」 ハ |li | `ミ、}l ;i!j } {li ,.イ |/ / l.L
   -U; ヽニL_ミ `ミ'ー- -‐彡 / /'/ニ|」
   ヽ-‐ ` Tヽ\ ミ    r´/∠




         ____
       /   u \
      /  \    /\
    /  し (>)  (<) \
     | ∪    (__人__)  J |             「そうですかお」
    \  u   `⌒´   / ゲホッゲホッ



ジョセフの口調に、段々調子が乗ってきた。
元よりこれが用だったかのように、ジョセフはやる夫に問いかけた。


        ,. -‐''~´   _,/ )          _,. -‐ミミ
       | ̄ ̄ ̄`~/ヽヽ_ノ____,,,._-='_二-ヘミミ/
       ヽ;;;;;;;;;;;;/,_  レ'<弋;;;ッ、 ヽ_,/,./i;;;;;;ラヽ .//|
         `'''''/ `ヽY/  . ̄ ̄/| /ヽ `'―'''´‐ !/ |
         /   ノ! !_   _;;;|  | |  |;';;;  ,| |//./
        l´/´‐'''‐'-‐'''~ヽ' ̄ ヽ__i'''ヽ__ノ   ̄| | |/        「どうじゃ?本物のプライド。
       .// (´`´   _,.ノ彡彡 ,`ヾ''´'´ミミ_ / //ミミ
       / /    '‐''~   )/''‐-----‐''~´|川 iミ/川ヽ         黄金の精神に彩られた、本物のプライド。
      /  /     j‐' _,. く  :;;;,,,,,,,,,,,,,,   /川 /|川          それを身に着けたくはないか?」
     ./ /        '´  ノ彡〃川川ヽミ川,.-'´/lll/
    / /        )) /ノ〃川川川ヽ,.-'´  |/
  ,.-''''~~~''-、       ノ~´ ヽ,,,,,,__/    /



          ____
       / ノ  \\
      / (●)  (●)\
    / ∪  (__人__)  \
    |      ` ⌒´    |
     \ /⌒)⌒)⌒)   //⌒)⌒)⌒)
    ノ  | / / /   (⌒) ./ / /                  「いや、別に。」
  /´    | :::::::::::(⌒)  ゝ  ::::::::::/
 |    l  |     ノ  /  )  /
 ヽ    ヽ_ヽ    /'   /    /
  ヽ __     /   /   /


実に迷惑そうな顔のやる夫。







215 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:06:34 ID:SZt0bEmQ

                  、-―-,          
           !゙i\     / \  \        .
           |:::\\/_        \    <身に着けたいよな!な!
           ゙i::::::::\\\   -      \   
             ン==ミ\\\   ̄\   ゙i゙i  
           、ッ =三ミ ,.,r'\\\.  |   /      ___
         {   -<ミ ,.ス(,/ \\゙i/ /      /(>)^ ヽ\;
         ス三、ー´ /   .|:::\.'゙i/       /  (_  (<) \;
     ___//  ゙' /ミ  (,_(,:::,r'!゙i ゙i     /   /rェヾ__)⌒:::  ヾ;
    /      ̄\   ::::(,ミ  __l´゙i  { t|:::゙i ゙i     i   `⌒´-'´  u;  ノ;;
  /     .     \ :::゙i,r' '┤=}.,r' ヘ__:イ゙i   \ヽ 、  ,     /; 
/__ _____   _l\:::゙i⌒|. (, V  `\゙i  / \-^^n ∠   ヾ、  <ハイ!ハイ!ロープ!ロぉープ!
|   |.    \    ̄ ' , \_V.    }          、 / ̄~ノ __/ i;
|   |      (,_、--―`' -(,__,r'´        ヽ二)  /(⌒    ノ gyuuuuu!
|   |         、,r'´,r'´ ̄    ̄ ‐- ,      /  ./   ̄ ̄ ̄/



やる夫の返事に頷くジョセフ。


        ,. ---‐… ''¨ ̄
     /    l ll    / /
  _,,.ィ l    リ リ / // /
  i l  '、    / /.、/‐‐く //
  ヽ_\ ヽ / ' _ `¨}  フ‐く
  `ヽ`¨ニ二゙  ´ l / ,.ィ.>"
  \| i l  i    j //ニ、
    \ ヽ 、〉!i _ノ ,イ'"i沙
     ト-ニ⊥!l,レ_' 、`¨ ̄
      ヽ.¨ィ弋タ  ` \_,,.                   「ウム!何者にも挑戦する!
 ..    ハ ¨フ!_⊥.,_/                       それでこそ若さよ!
       ',ー' ヽ、 /、、、
       ', ,.ィ T⊥ ┴ヽ\                   よく言ったわ!」
        V ll/,. ''" ̄ ̄¨ }
        Vハ  ,.ニニミ、、、
     .    V//l  li ヽ \
         |.i l l  リ  l
         ヽゝi.._
         /´--──







216 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:07:17 ID:SZt0bEmQ

         ____
       /   u \
      /  \    /\
    /  し (○)  (○) \
     | ∪    (__人__) J .|                  「ハア・・・それでやる夫は何をすればいいお?」
    \  u   `⌒´   /



                        _,,. .,_
                   ∠、: :__`\
                       | i 下川ノノフl
                      ト/《`丁フハノl
             二      rNrtト、、r≦Vi)
              力    トli ̄〈ljノー lミ!
                ッ  _l |lli「f三ヲリlミ!
                 _/ \_l\li⌒リノlミ!____
        ∠二>'´ ̄ ノヽ  /∧:: ̄´ l  //l |         「よくぞ聞いたワイ!
      , '´‐─- 、 \ ̄   \/ :\___l//::Lト、         プライドを知るには、エースを知るのが一番じゃ!
     / / ̄ ̄\ \ ヽ   -─== /./__ \ヘ-、
      | l:|    / \.\ 、    ´ ̄ ̄ ̄.:::::::::´ ̄ `ヽ \    まずはこの球団のエースを知ることから始めよ!
   \l// ,.イフヌヽ  ハ ヽ\        :::::::::::.     \ ヽ
    \ヽ / // /∧.ノ }  |: : ヽ.,  __.:::::-‐-:::::..,,__    !人   つまりな、おい、耳を貸せ・・・」
    / ヽ|‐i---'一ァ  | ./∧ : :  ̄: :_: --──--<: :`ヽ }  | 
.   | ./寸¨丁 ̄ノ-、 / / ̄¨二¨´     ..:::::: : : : :丶-イ ∧
   /  ∧ト-L./ヽ={ーr'      ̄ヽ __ .: : : : : : : : : :| У }
    / ´lへ\ (  |│ ヽ      / |_ }: : : : : : : : :\ノ .{ ヽi


ジョセフは、1人でとても楽しそうだった。







217 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:07:40 ID:SZt0bEmQ

                                                       
        .iiiiiiiiiiiii,、     .iiiiiiiiiiiiiiiiiir,iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii,,,,,、  .,iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii,,,,,         ,. -─- 、_
        .'lllllllllli,      `llllll!゙’  `゚lllllll!゙゙゙゙゙゙゙゙゙!!llllllli,   `゙lllllll゙゙”゚゙゙゙゙゙゙!llllllli,      ,.::'";_-;;;:ミ':::::::::::::::`:丶、
         ,illl!llllllll,      ,illl!′   ,lllllll゜    llllllll!   ,illlll!゜    .,lllllll     |::::::::/しノ゙':::::::::::::::::::::::::::!
        ,llll゙ ゙lllllllli,     ,llll゙    .,lllllll゜    ,,llllll!′ ,illllll゙     .,llllllll゜     ,!: -‐゙:::'-:::;_::::::::::::::::::::::::|
       ,illll゜ ゙llllllll,、   ,illll゜   .,lllllll゜    ,,illllll!゙   ,lllllll゜  ._,,,,,,iilllll!゙゜    /:::::::::::::::::::::::::`:丶;;:::,;--‐!
      ,llll゙   '!llllllli―やる夫がプロ野球選手になるようです―lllllllll゙°    └-;;;;,,,,, _::::::::::::,,;;;_",,;;;'ヽ   |
      ,illll゜   ゙lllllllli、 ,illll゜   .,llllll!!!!!!!!!!゙゙゙゙”    .,lllllll゜   ゙゙゙゙!llllllli、      | ''''''''>''" ヽ、゙"ノ  |
     ,llll゙     .lllllllll,,.,llll゙    .,llllll!′           ,illlll!゜     .lllllllll    _  \  (__,,;、_.ノ   /
     ,illll゜     '!lllllllllll!`   ,lllllll゙             lllllll゙     .,illlllll゙   /,∠ヽ,.-‐>-.,,、_,,;._,, 、∠‐-、
    .,,lllll゜      ゙llllllll!゜   ,llllllll′           ,illlll!゜    .,,,illllll!゙゜   |  -イ  /^\Y´/  \  ヘ
  .,,,,iiillllllli,,,,      ゙lllll゙  .,,,,,iilllllllllli,,,,:      ,,,,,,iiilllllllliiiiiiiiiiiiiiillllll!!゙゙゜    !  ノ'" /    | !     Y'' ヘ
  .'゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙′     .゙゙° ゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙°     '゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙″                

                  ―第7.5話 エースとエースとエースとやる夫―

         注) ・この話はプロ野球を元にした、作者のプロ野球妄想ストーリーです。
           ・このスレのやる夫は捻くれています。やる夫の性格改変(?)にご容赦下さい。







219 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:08:16 ID:SZt0bEmQ


        ☆        ☆        ☆        ☆        ☆



【VIP球場 ミーティングルーム】

                                           ,..n
                                           , '´ .|:|
                                         .|   .|:|
                                         .|   .|:|
                                         .|   .|:|
                                         .|   .|:|
                                         .|   .|:|
             f ̄ ̄i                        ..|   .|:|
 / ̄ .! ̄!    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄    | ̄|  ̄ヽ              .|===H
 |r─ i____i__ ──────────.__j_j ‐t.|             II . I.I
 ||.!!  /.|ヽ                  /.|ヽ  !!||







220 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:09:10 ID:SZt0bEmQ

ミーティングが終わろうとしており、最後にアカギが質疑応答の時間をとった。
合図をするジョセフ。


      _,...-‐  _,..、          _,.
 _,..-=ニ- 、,,,,/ ,ノ     _,. -‐'ヘヽヽ
  `'‐-、:::::::/  >'rt;;;テ、''''''"´,.t‐テ、 Vi |
      `/ ヾ/    ̄ /||ヽ`""´ ,り/
     r''´_∠--、  l  | ||ヽ-‐' /ノ
    /  /    _,.)  ヾーシ'、 _   |´
   / /   '´  )i''ー---‐'´l川ミ/
   / /     ,.-'゙ヽ/""'''''''''、、川リ
  / /   /     ノ//川川ヽ! '´ |
r'''""''ヽ/    /´ `'ー---‐'´



やる夫は露骨に迷惑を顔にしたが、


           ___
       /      \
      /ノ  \   u. \ !!
    / (●)  (●)    \
     |   (__人__)    u.   |
     \ u.` ⌒´       /
    ノ            \
  /´               ヽ



ジョセフは横からやる夫を肘で突く。

                        _,,. .,_
                   ∠、: :__`\
                       | i 下川ノノフl
                      ト/《`丁フハノl
             二      rNrtト、、r≦Vi)
              パ    トli ̄〈ljノー lミ!
                ッ  _l |lli「f三ヲリlミ!   <GOGOツエペリ!
                 _/ \_l\li⌒リノlミ!____
        ∠二>'´ ̄ ノヽ  /∧:: ̄´ l  //l |
      , '´‐─- 、 \ ̄   \/ :\___l//::Lト、
     / / ̄ ̄\ \ ヽ   -─== /./__ \ヘ-、
      | l:|    / \.\ 、    ´ ̄ ̄ ̄.:::::::::´ ̄ `ヽ \
   \l// ,.イフヌヽ  ハ ヽ\        :::::::::::.     \ ヽ
    \ヽ / // /∧.ノ }  |: : ヽ.,  __.:::::-‐-:::::..,,__    !人
    / ヽ|‐i---'一ァ  | ./∧ : :  ̄: :_: --──--<: :`ヽ }  |
.   | ./寸¨丁 ̄ノ-、 / / ̄¨二¨´     ..:::::: : : : :丶-イ ∧


やる夫を逃がすつもりが、全く無い。







221 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:10:10 ID:SZt0bEmQ

それを見て取ったやる夫は、仕方なく腹をくくる。


         ____
       /   u \
      /  \    /\
    /  し (○)  (○) \
     | ∪    (__人__)  J |              「あの、質問が」
    \  u   `⌒´   /



やる夫の質問は、珍しいことではない。
気にかかれば納得するまで、質問攻めにしてくるのだ。



それはスタッフにとっては好ましいもので、やる夫の質問はある種恒例化している。
アカギも気軽に質問を受けた。


     _. -‐- 、 ,. -─;-
     >- !i! ′ !i!  ̄`>
.    /  i!i  !ii  i!i  i!i \
   '7"´!i!  i!i  ,.、 i!i  !i! ゝ
.   イ !!i , ,ィ /-ヽ. ト、 ii! ii |゙
   | i!i /l/‐K ̄ ,ゝl‐ヽ!、i! |
   ,h ノ==。= ,  =。== i r〈
    |f_|.| `二ニ | | ニ二´ |.|f,|
    ヽ_|| , -‐' 、|_レ ー-、 ||:ン              「ああ・・・なんだ?」
     ハ l ー───一 l ハ
_,.. -‐1:(:lヽ.   ==   /l:((!`''ー-
...l.....l....|::):l ::\    /  l::)):|....l.....l
...l.....l...|((:)l.  ::::`ー'´::   ,'((::(| ..l.....l
...l.....l...|::))(:ヽ.  ::::::   /;リ::)):|...l.....l
...l.....l..|::((::));.ヘ     /へ:((:(:|...l.....l



しかし今日のやる夫の質問は、普段のそれと、全く異なる。


         ____
       /   u \
      /  /    \\
    /  し (○)  (○) \
    | ∪    (__人__)  J |              「あ、あの・・・興味本位の質問で、申し訳ないんですが」
     \  u   `⌒´   /



ジョセフに、言わされている質問であった。

         ____
       /   u \
      /  \    /\
    /  し (>)  (<) \
     | ∪    (__人__)  J |              「エースって、どういうものなんですかお?」
    \  u   `⌒´   /







222 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:10:40 ID:SZt0bEmQ

会議室が、固まった。


 |\                                 /7
 |  |                                /  /
 |  |            ___               /  /
 |  |          / __ \      __      /  /
 |  |         (__/   \ \__/ )     /  //⌒i
 |  |      ∧          \___/     /      |   ∧
 \ \__ノ ノ                     /    /|  \_ノ ノ
   \___ノ                     (___/  \____ノ
                                           ,..n
                                           , '´ .|:|
                                         .|   .|:|
                                         .|   .|:|
                                         .|   .|:|
              ∧∧                  ∧_∧  |   .|:|
     ∧,,∧      (,,゚Д゚)     ∧∧           (´∀` ) /  .|:|
    ミ  ,,彡    f /つ つ    (,   ゚)         (     づ |   .|:|
 / ̄ .! ̄!゛ つ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ! ̄!゛つ  ̄ヽ     | | | ...|===H
 |r─ i____i__ ミ ──────── i____i__,ヽ ‐t.|.     (___(__)  .II . I.I
 ||.!!  /.|ヽJJ             ./.|ヽJJ  !!||







223 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:10:56 ID:SZt0bEmQ

アカギが目を剥く。
これからの混乱を読み取ったからだ。


::::::/∥  ∥   ヘヘ
:::::|//∥ // /   | |ヽ∥    ∥
::::::::::/ / / /--- | | ヽ ∧∥
::::::::::/ヽ//----- ||/ ∨ \
::::::::::ヽ  \   /|       |∥|
::::::::::::::|===== >  ゛======   | |⌒)
:::::::::::::::| ─゜-/    -゜-─   |│  |
::::::::::::::::| - /    丶-──   | |  ノ
::::::::::::::::|  /          u  || ∥|          (オイオイ!そんな事言ったら・・・)
:::::::::::::::::| し - )    ヽ     |  |
:::::::::::::::::::|/─────- |   / ∥
::::::::::::::::::::|   ≡       /| ∥|
:::::::::::::::::::::::ヽ        /  |\|
::::::::::::::::::::::::/ヽ      /   |≪\
:::::::::::──/≪ヽ   /     |≪≪\─
::::::::   /≪≪|\/




1人の男が立ち上がる。
静まった会議室の中、椅子がずれるガタンという音が、やけに大きく聞こえた。

立ち上がったのは、ベジータ。


 じ  い な フ |    /⌒ヽ、   /ヽ l        しイ
. ゃ い か ッ |   /       ヽ  l   |       /
 ね 心 な   .|ー  l         '  l   |      /
  ぇ が か  /   _ \        ∨   |     (_//
  か け    /―-、ト、ヽl , へ、 ヽ  /l|        /
.  :       /_  l し、 ¨ヘ`t、ヽ_}lレァノ/       /
.  :       /∠ __ヽ、_`    ̄''"  、'' /     /
         >      |_  \     `=' /       〉  /l
 ――――′      ノ::::::::........> 、 /      レ‐' /
             /__::::::::::::::::::::::ト 、           /
         /::::::::::::::::::`ヽヽ:::::::::::::ヽ_ヽ       {
        /:::::::::::::::::::::::::::::::l‐ヘ::::::::::::::::l‐ヘ       ̄/
          |:::::::::::::::::::::::::::::::::〉 ̄二ニ二ノ^ヽ      /







225 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:11:17 ID:SZt0bEmQ

いの一番に名乗りを上げて見せた。

////////|   /ヽ              /       ヽ
////////|  |  ヽ            /          ヽ               /\
////////| |    ヽ         /            ヽ     |\       /  \
////////| |      ヽ       /              ヽ    |  \    /     \
//////// |        ヽ    /            |    |    |   \  /       \
///////  |          ヽ  /          / \!    |    |    \/         \
/////// | /\        V          /     ヾ、∠___|
/////// ∠   \               /    _-― ̄`\
//////// | ̄ -ヽ  \           /  /  ̄|       \
//////// |  |  \ \    |   /  /   /       /  ハーハッハッハ!!!!
/////////|   ヽ、_  (\\_  |__/ /◯ _,.-'        /
///////// | ._  ` ‐-‐' ヽ!.l|, l__/ヽ‐-‐‐'´   __,.   /      この超エースのベジータ様が!!!!
//////////|   ̄=≡/ =i i= ヽ≡=== ̄     \
////////// |         | 「       -┐        \    エースのなんたるかを、
////////// |       /|       , ヘ        /ー \   直々に教授してやるぜ!!!!
///////////|    __ヽ| ヽ    / /|       /  /
/////////// |    |‐--二二二二 =-イ  /       /  /     /|
/////////// |    Y´         `、/      /  /    /   |    /\
//////////// \   |          /     /  /  /      |   /  \
//////////////\  |         /     /  / /        |  /    \
///////////////ヽ  !二二二二/    / /  //          | /      \
////////////////ヽ   ━==    /   /              |/        \
/////////////////\_____/    /
////////////////



       r`"⌒`ー=v ‐-、
        1:::::.....................  }
       |:::::::::::::::::::::::___::リ,
       r| ::::::::::::::( )|'爪|::jリ
      /``======_‐ラ(6,′
     ,>‐'つ__... =-〒rtッテ|h′
   /.ノ (:{,|| i   i l゙`~.jl|リ
   ! }/゙ヽl.l ',  ヾツ  |l!|) _ 
   { (´/ヽ.):ヽ  r=- l/l:}/,r=,ヽ.._             「やれやれだぜ・・・
    ヽ( イ- ) ̄l|、|!゙¨´ / l:八.>=iこ⊂⊃           いつからウチのチームのエースはお前になったんだ?」
     \ `ヽ:::::lドミ==‐' レ____l[二´__
 ̄:¨"7゙<〉   )::¨o7 /  ̄ フ 7ー-、:_:: ̄
::::::::::/:::::::\ ノノ:::/  '  '"´ /  / `ヽ


それに異を唱え、立ち上がったのは承太郎。







226名無しのやる夫だお:2010/01/24 (日) 22:11:20 ID:tKco4myE
うわあめんどくせえ







227名無しのやる夫だお:2010/01/24 (日) 22:11:45 ID:q8eRfxzg
もうえーっす<ベジータ







228名無しのやる夫だお:2010/01/24 (日) 22:11:53 ID:q7JqI2UE
これはwww







229 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:12:00 ID:SZt0bEmQ

2人の間で口論が始まった。


     |  | / /      /    / ///    // // // /
     |  |/ /      /    //    //  / // / ─'''/
     |   | /      /    / /     / /  /// /─"/
      |  | |     / /   ///     / /  / / / /
 ヽ\  |  l│    / / /゙'ヽ/     /  / ///  _
  ヽ \ |  / |    / /   ヽ       /  ///─'''"/
   \  | / |   || /      ヽ     /   /    /
    \ |/ ヽ   |l/  |└    | __   / /   / ,,,-─‐-,,,,,
     \ |  ゙、  /   ヽ 「 ヽ //ヾ、/  / ̄/ / ̄:::::::::::::::::::::::\       「なにいってやがる!
      ヽ,| |l ゙、 /     ll-ヾ、  /=l |  /─二/"~:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\      エースは俺に決まっているだろう!」
       |__.  ∨ /  //゙"  ┌ノ// / ̄ //'''"""ヽ::::::::::::::::::::.. ヽ:::::::\
        └ヽ、   /ノ/    | /::::::::|──//|      ヽ::::::::::::::::: :::::::::::|
        ─、ヽヽ/l"''‐"    l /:::::::::|   | ||        |:::::::::::::::::::::::::::::|
     /     \ レ/ヽ   //::::::::::|ニニ | |ヽ     /  ̄─--、:::::::::/
    /    :::::::| ヽ、ヽ‐"  ////:::::::|_,,,,,,,| |:\  /    :::::::::::::::::\ヽ、
   /     :::::| ̄ | |ヽ--'"''":::/ :::::::/ ,,,,,,-、\:::::/       ::::::::::::::::、ヽ\
   |     :::::::|─'''| |──ヽ、/::::::::::::/ /'''"   \\|        :::::::::::::\ヽ::|



     ゞ-、_: : : /ニミ_ー、  ,.-ニ-ヽ
      ゞミミミi'´弋弋ラy‐'  !くゞク |_
      l,.ミミミ   ,. ̄:ヽ  ゞ∨:   | i
      | ヘ`'゙  i    ヽ<、/   || |
        !ヾ|''ヽ  i    _,.、_,. 、  レノ
       'ヽヽ-i     -‐=ニ=ラ  !゙|   ,.-―-、
       リ`i''ーi     "'''''T""  レヽ,-<__/`ヽ ヽ               「だが背番号18番は俺だ。
       ゞ川 :ゝ、       _/i  |: : : `''‐| |__               違うか?」
 ____レ川  : :`'-、_  ,. -,.ヘ ゝ、> ノ: :,.-‐ニノ ,ノ: :`7
 |: rー-----〉川    : : :`´/ヽ  r''´`'ー<-イヽ: : :|____
 |: |= o  ヾ川      ∠  _∠-‐''´ヽ,,..!-ノ ノ/´: : :: :,.-‐''´ ̄`'''‐-、
 |: |  |   . :`'|     (   _       ),l、 〉ィ゙: : : : ,.-'´: : : : :::::::::::::::::::::::\
 |: |= 9  : : : : | |i‐、__|  (  _,.-‐'"´ ヽ〉ノ: : :/: : : : : ::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄,. -‐┘ ||: : : : :|  !       /゙く: /: : : : : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
    ,.-''´     || : : : : | ,/   r  /  ,/: : : : : : : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|


ベジータは承太郎の後輩にあたる。
それでもベジータは譲らない。







230 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:12:50 ID:SZt0bEmQ

そこに参戦する3人目。

      `ー'´   /      ヽ   ヽ
      /    i         \ ヽハ
        |    i |     | |、    `  i ヽ
        |   ..::V:i     | リヽ ,::..   | ハ
.      |  ..:::::/ノ:i   i!  i  ' >、::. 、ヽ ゞ、
     _ ィ_,、 ..:::/イ::ハ   |_ _.ノ /_,,_ヽ 人てー´
      iリ .::イ::ハ-、ヽ ( = 彳てリ i /i ノ
      ヾハ::::ィ:ヽ -=、 ァ、 \  ' ̄  ハ/ /
      `ー ─-ヽ`┴' i ̄       ハiリ
             ヽ   |       i |___
               \  ` -─   ./_,,|_ /|             「18番をつけているからエースというのは、
            _ .>、  ̄ ┌'' ̄ ̄    .|              暴論ではないかな?」
            ハ    ∧ーイ| |      .|
               V   ./ ノ-/ | |       : \
             V . トイ:::::ヽ.::| |      :/ ̄ ̄>-..、___
          _..:-:;;ハ  i!::::::/V  \__/   /::::::::/     \
     _.....-.:::':´:::/ ノ/::::::i  // ̄ ̄ ̄   ./::::::::/        ヽ
    ハ'´/  /::::::::/  .//::::::::::::|/    .\__/ ̄ ̄/           i
  / ヽ_/:::::/ ̄ |.|:::::::::/   /  /         /              |
  |    ̄ ̄    |.|::::::/   /  /       ノ                |



――――┬i―7――------、..,,_:::| な  |
`'-、,_    l|/ リ'´::;: -'´      |  :  |
ー- 、二ヽ  ⌒ ノ/ _,..-__-'<-、_   ̄|/ ̄
ー-、_  `'フ;‐''''(  ノ_/r:ュ゙i  >  |::::::::::::::
"""フ  / ;;   \´__ ̄ ̄    |::::::::::::::/
    / ;;    ;   ::::  ̄ \   |:::::/⌒!
-‐''"´   ;;;;;,,,_,ノヽ  :::     ヽ  |:::/ ィ'ノ_
     /' _ Y ,、ヽ:::::::      | |/ // |
     ( /:/ ; ヾヽl::       ! |l /|:| |        「何か言ったか?」
     `ヾ、 ; /         | |〈|/| /__
       ,.,`´ ,.-、_      r‐i _,、 ノ// |:::|
 r''i _  / _,、_ _,.--、\  -i |:::| |::|/r'゙| /_/
,、|:::||:l/ /''''"""""''‐ヽヽ |::| |/  ̄ ,.|:::L--
::||::ノ/_/__ __      `''' |:└:''']|イ::|:::r'-┘
:::|´_,.、 、|:::|::|:::|r-;:::::::::::::::'  |:::r''´ | |::)|:::|
|:::'´/  |::| レ',゙ニ゙       |::」 ||::)|/
|「   |::二-‐'゙         / |::


グラハム・エーカーは落ち着いた様子で、深く腰掛け発言する。







231 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:13:21 ID:SZt0bEmQ

1人淡々と喋る様子は、自分がエースだと確信しているように見え、


                       {、___,.-―==. x: 、
                           ヽ,. -‐      \ヽヽ-、
                   ,r   /     , ⌒ ::. ソ、⌒ヽ
                    {゙ー ´     / /,::      \ `ヽ
                      \/  i /ノ/:/   :ヽヽ: ゙;.、 、゙,
                       // / ゞ--f: :/ .:  .: .: :i:. ゙;: 、i:.゙. ': i
                   / / ゝ-' ノ / /:l:./.:/ .:ノ.:l: ,|::.:.:,:.:`、: , ゙{ 、
                     l /レ ≧:.:.ィ:./ バ:./: .::/ノ':.八_j:j:.:.: ヽi:.、`ソ
                     ゞ{ :{、l:.:l:.:ト斥ミ、!{:.:.:〃ノィ=≦今v:l |:.いヽ..,
                     丶! い:、{ 弋zリヘ:.:八"´弋zリ ノ:ルi:ト-- '′
                     ソ个ミ= ̄  ` ‐     ̄彳'ノノ'
                       ゙¬、    i|       'ィ        「背番号でエースを語る。
                           小.  ,__`_'_,  /从         乱暴な理屈だと申し上げた」
                          ´ _j \  ー‐  /!、′
                        .イl|  \   /  lハヽ
                       _/:ノ ヽ   、 ̄   V  ヽ:\_
                   _ .ィ´: : :′  ヽ  ::.   /    i: : :\ ‐ 、_
               _.. -‐ ‘: / : : : !   ム     ム     {: : : : ヽ:、: :`゙"''‐-..,,__
         ,. -‐'"`゙´: : : : : : 〈: : : : : :l   /  l__ __」 ∧   |_ :: : :〉:\: : : : : : : : :``丶
          /: : : : : : : : : : : ___>: : : |  ハ  \ /  ハ   |: : :`<__、: : : : : : : :|: :



 :::::::::::::i          ,ノ::::::::::::f¨フ¨ ̄ .l::l
 ::::::::::::::',        /ィ"¨゙ヽ::l i r「lm. !:l
 ::::::::::::::::ヽ      /:!f    }::l i∩! !.!l l::l
 :::::::;.-、::::::::_ ..... 、--ヽ-  '∠⊥L_`_i l::l
 :::::::i()i ̄ _......ム 二二二....__)_ ̄¨}
 :::::::ヽ-'"´::>、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/   ̄¨`丶、
 ::::::::::::::::::::::::::ノjブ<::_..._::::::::::::::::::::\       \
 、::::::::::::::::;.ィ.:,, _: : : : fl⌒il゙ ‐- ::;;__:::::::`丶、..,, _   ,)
 . V:::::r''"`゙_ー-: ¨;;;‐i ー‐1 }ハ-‐;;:__-‐''¨7::天::T¨ ̄
 ト、V::l、: : :.'、¨ヾヲラ¨l.  iく ノ:バワフ¨゙ヽ:.レ'   リ
 l l〉 l::l ヽ、'^`ー "¨ f = ll i ヽ:.`¨"´:.;.イリ /              「なんだ・・・と?」
 ヽヽV!.  `;' ̄ ¨ .!   ll l i/¨ ̄i´ ,'./
 ト、\゙'   ;    .! __ノKノV    ; ,'/
 :::ハO)    i    l'´¨¨ トレ'    ; ,'´
 :ノ `::l    l   ,.イ    l_   ;' /
 ::フ  \   ', ,.<´ !   l   ¨Y__ /l    , -=-、
 /    ヽ. ./   ノ    l   i  ¨ヽ-、/ /⌒', i
  ̄¨二ニ=/   i  ,. i . l   l    | ゙i { ̄ ̄
 :::/⌒ヽ:::::ヽ ー'⌒!  {  〉    V  l  l )

承太郎には、それが非常に気に食わない。







232名無しのやる夫だお:2010/01/24 (日) 22:13:42 ID:zixJrq5U
なんという争いw







233 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:14:00 ID:SZt0bEmQ

話題を振ったやる夫がうろたえる。
こんな事態になると思わなかった。

          ____
       / ノ  \\
      / (●)  (●)\
    / ∪  (__人__)  \
    |      ` ⌒´    |
     \ /⌒)⌒)⌒)   //⌒)⌒)⌒)
    ノ  | / / /   (⌒) ./ / /            「いや・・・あの・・・」
  /´    | :::::::::::(⌒)  ゝ  ::::::::::/
 |    l  |     ノ  /  )  /
 ヽ    ヽ_ヽ    /'   /    /
  ヽ __     /   /   /




アカギしたら予想通りの展開だが。


                 ゝ ソ----ヽ
             /⌒<ヾ   ミ  丶- ⌒ヽ
            (  ─ヽ ∨∨∨\ヾ|    /
             ヽ  │⌒ ⌒ ∥)|/   /
              \ | =[= ∥/   /
                 | (⊂⊃) /    /
                 / 丶__/   /
              /  <∨>    /   ━┓┃┃
                  /  </  │>   │     ┃
               /  </   │>   │   ━┛         (ほら始まった)
            /   /    │    │  ┏━┓
              ──────\     \ ┃  ┃
             /           \    │┗━┛
           /  /───────\  丿   ツ
         /  / \  \             ・
     ─\ /    \  \           ・
   (__丿        ──            ・
                ( 丿







234 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:14:25 ID:SZt0bEmQ

エースとは、非常に難しいものだ。
何がというわけではない。存在自体が難しい。


            -------
          /ヾ        ヽ
     ∠⌒ヽ/           ヾ ヽ
    < ミ    ヾ   ヾ       ヾヽ
    /             ヾ   ヾ  ヽ
   / /| ∧ ∧ |\ヾ|\ヽ     ヾ
  //  レ ∨ .\| \| .∨ヽレ     ヾ
      (              |  ⌒ヽ  |
      丶-─     ̄ ̄ ̄   | |  │ |
       | ─丶  ′ ̄ ̄    | |: ∩ | |
        | ━/   ━      | | し  |
        | -/   丶 --    | | 丿:::|         (曖昧にしときゃいい所を突付きやがって・・・)
 )     │ /            | |   :|
 (      | し ヽ ヽ       イ  ゛:|
  )     丶     \     / | ゛::|
  (    ノ )/タ─丶     ,,/  |  |
   )   | /// 丿      /   |  |
   (  //γ  レ/⌒   /   │|
    ~- | (    //ア
       |   (  レ /


アカギは溜息交じりに、煙草の煙を噴出した。




口論が平行線なのを感じたベジータが、矛先を変える。


/      ヾ / ノ( ヾ  / /
ヽ|シ-、   V  ⌒   /´ /
  弋ミ、\ "! ,, / ̄リ ∠
`r-、} |  \`ル/  | k-/
|-イ  ゙=゚-シ: k-゚=" |)「ヽ
`|ノ|     ヘ/ -、    ト-ノ;;;}
フ;ヽイ   ´にニ-ヽ」  厂};;ィ
_];;;;;;リ    トr⌒、 }  ハコ;{
_];;;;;ヽ   L'―-ワ /;;}_」;}                 「おい、やる夫!
L_」;;;;;;\ ' ̄~ /;;ノノ ̄レ                 貴様は一体だれがエースだと思っているんだ!」
;ト_];;;;;;;;;;;;;;'ー`;;;;;=′ }
;;} ̄ヾ==〒 ̄   ノ ̄-
;;|_-ヽ    |    ィ
;;{ r⌒ナ⌒ナ、| _=Tハ_
;;| ! | | ト、三ヨ|/    ̄
_-| ´ ゛〃 _}ヨハ
 ハ    ≡/_ノ(
\| ヾ ≡≡ヲ;;;;;;;;\/


        ____
      /      \
     /⌒  ⌒    \
   /( ・ ) ( ・ )    \
    |   (__          |
   \   _l        /
   /  ー        \


突然刃先を向けられたやる夫が、キョトンとした表情になる。







235 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:14:49 ID:SZt0bEmQ

――――┬i―7――------、..,,_:::
`'-、,_    l|/ リ'´::;: -'´      |::::::::::::::
ー- 、二ヽ  ⌒ ノ/ _,..-__-'<-、_  |::::::::::::::
ー-、_  `'フ;‐''''(  ノ_/r:ュ゙i  >  |::::::::::::::
"""フ  / ;;   \´__ ̄ ̄    |::::::::::::::/
    / ;;    ;   ::::  ̄ \   |:::::/⌒!
-‐''"´   ;;;;;,,,_,ノヽ  :::     ヽ  |:::/ ィ'ノ_
     /' _ Y ,、ヽ:::::::      | |/ // |
     ( /:/ ; ヾヽl::       ! |l /|:| |           「当然俺だ。
     `ヾ、 ; /         | |〈|/| /__           そうだよな、やる夫?」
       ,.,`´ ,.-、_      r‐i _,、 ノ// |:::|
 r''i _  / _,、_ _,.--、\  -i |:::| |::|/r'゙| /_/
,、|:::||:l/ /''''"""""''‐ヽヽ |::| |/  ̄ ,.|:::L--
::||::ノ/_/__ __      `''' |:└:''']|イ::|:::r'-┘
:::|´_,.、 、|:::|::|:::|r-;:::::::::::::::'  |:::r''´ | |::)|:::|
|:::'´/  |::| レ',゙ニ゙       |::」 ||::)|/
|「   |::二-‐'゙         / |::


              ,ィ       _            、__
            八___   ´      、_      ヽ \
              ゝ  /   ´ ̄      \   \   、ヽ
             ア  , /    | 、    ヽ  ヽ\  ヽ\
             / / /      l | l |  |   l   丶ヽ  ヽ ヽ
               / /  ,     ,  ムハ|||      ヽi    l  ',
           l /  /     / /   l/l/     、、 \   l   !
         r  レ  / ,/   ! ' /,. ≦ ̄\_   \\ ―丶 __,レ
         |ー '/ //|、l  l 「/r公テ〒 リ / / ム` ニ=-  、_ヽ
         ゝ__{´厂 、|Aゝ トl〃 ゙='_ノ  丿イノl ハ )||| l || ``
           Ⅵ |  {ィ汚i、!   ´     ´ /' 〈 / 丿 /  ,!/
            `トlゝ _ゝ7 `            r'_/ /  'l′      「やる夫君、
                ン               | | l   /        君なら正しい判断を下せるはずだ。
                ゝ _ ^              ノ Ⅵ|  l |
                 ヽ  _,,.. -;;ッ'゙          川 | 、ヽ        そう、エースはグラハム・エーカーだとね」
                  `、`¨二         ___jム_l≧z
                   丶      ┌f‘” ̄           ̄`ヽ
                     ',     _| |                |
              ┌r―……ゝ- < | |                |
              ||        ∧ | |                |
              ||         _」_| |                |
              ||         /ノ | |               /`"ー- ,,,__

相次いで、やる夫に牙を向ける獣達。







236 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:15:08 ID:SZt0bEmQ

死地に追い込まれたやる夫は、



     / ̄ ̄ ̄\
   / ─    ─ \
  /  <○>  <○>  \
  |    (__人__)    |
  \     `⌒J´   /
  /              \




         ____
       /      \
      / ─    ─ \
    /   (○)  (○)  \
    |     (__人__)    .|          「全員でお願いします」
     .\     ` ⌒┃   ,/


そう言うしかない。







237 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:15:29 ID:SZt0bEmQ

ジョセフが、必死に笑い声を殺しているのを、目にして、


          ,-―-、
.        /  / \     //!
      /        _\//:::|
   /      -   ///::::::::/
  //   / ̄  ///ミ==く
  \   |  .///ヽ、ミ三= ヾ、
    \ \/// \ノス、ミ>-   }
     \/'./:::|.   \ `ー、三ス
      / /!ヽ:::ノ_ノ  ミ\ '゙  \\___
.      / /:::|t }  /`l__  ミノ::::   / ̄     \
    /イ:__ヘ ヽ.{=├' ヽ/::: /     .     \
.   //´  V ノ .|⌒/:::/l_   _____ __ヽ
 プププ     {    .V_/ , '  ̄   /    .|   |
         `ヽ__ノ- '´―--、_ノ      |   |
      , -‐  ̄    ̄`ヽ`ヽ、         |   |





         __、─- 、
        > ,, `  ,, '´ ゙̄,Z._
       , ' i!i   i!i  !ii   !! <
.      / ii!  !! i! , ii ハ ii! ii! ヽ
     l i! i!! ,イ /l./--l ト ii ii l
      | i!,.、ii /‐l/-'、 ̄,V-|ハ ! N
      |!i.|.f1.| =。===.,, ,。===lW
      |.i!|.「l | `ニニ´  ヾ二 l
     |ii ヾlノ.  , -‐' r _ \l   (._ ⊂        (遊び好きな爺さんだよ)
      /| ii /'\ ′'フ",二二ニ⊃   ,)   )
   _/):| /    \/ ,. ´二ニゞくう ( r '´
‐..T....|((::K    / /./ ´, ─_'ニ\>,_'ノ
.....|.....|::)):l(ヽ.  / ' '  .仄l ..|.....|....T..‐
... |.....|((:(:l))(:><:\   ノ(:((:l...|.....|.....|....
....|.....|:)):)l/./..>、:`:く)::)):))l .|.....|.....|....


アカギは、人知れず嘆息を漏らした。







238 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:16:01 ID:SZt0bEmQ

           ┌────────────────────────────────┐
           │やる夫がプロ野球選手になるようです                        .│
           │                                              ..│
           │                                              ..│
           │                                              ..│
           │                                              ..│
           │                                              ..│
           │                                              ..│
           │                                              ..│
           │                                              ..│
           │                                              ..│
           │                                              ..│
           │                                              ..│
           │                                              ..│
           │                                  ___         .│
           │                                /     \        .│
           │                               /  _ノ '' 'ー \    ......│
           │                             /  (●)  (●)  \     │
           │                             |      (__人__)    |    .│
           │                             \      ` ⌒´   /     │
           └────────────────────────────────┘
.







239 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:16:34 ID:SZt0bEmQ

【翌日 新幹線 社内】

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`i''i~7ニニニニニニi~i''!´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄;i''i~7ニニニニニニi~i''!& acute; ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
               |.ll |        l | |         |.ll |       l | |
              |:|!|_____|;|l|          .|;|!|_____|;|l|
              lニl  ̄ ̄ ̄ ̄.|ニl           lニl  ̄ ̄ ̄ ̄.|ニl
              | l|       l:l.l|           | l|       l:l.l|
       ./´/`l  l. ||_____|| l|;  ./´/`l  l. ||_____|| l|   ./´/`l
     / ./   | . ~~ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~~ / ./   |  ~~ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~' ./ ./   |
    / ./    |ニニl._,       / ./    |ニニl.__       / ./    |ニニl.__
  / ./    / .:::::::/|____/ ./     / .:::::::/|____/ ./     / .:::::::/|_
_ l^l^l     ./ .::::::::/ /     l^l^l     ./ .::::::::/ /     l^l^l     ./ .::::::::/ /
_ |:l|l:|   / .::::::::/ /        .|:l|l:|   / .::::::::/ /        .|:l|l:|   / .::::::::/ /
_ |:l|l:|. /.::::::::::/ /         /|:l|l:|. /.::::::::::/ /         /|:l|l:|. /.::::::::::/ /
ニ|:l|l:|ニニl_,/ /      _,lニニ|:l|l:|ニニl_,/ /      _,lニニ|:l|l:|ニニl_,/ /
:::::::::::::::::::::::::|/       |::::::::::::::::::::::::::::::::::|/         .|::::::::::::::::::::::::::::::::::|/







240 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:16:51 ID:SZt0bEmQ

移動に使われる新幹線の中、承太郎とやる夫は相席となった。
本来承太郎の相席はジョセフなのだが、何故か、緊張した顔向きのやる夫が座っている。



       ___
      /     \
    /  一'  `ー\
   /   ( ○)  (○)\
   i       (__人__)   i
   ヽ、    |r┬-|  /
     /    `ー'´  く
     i   丶 ヽ   ヽ
     r     ヽ、__) (_丿
     ヽ、___   ヽ ヽ
     と_____ノ_ノ



       r`"⌒`ー=v ‐-、
        1:::::.....................  }
       |:::::::::::::::::::::::___::リ,
       r| ::::::::::::::( )|'爪|::jリ
      /``======_‐ラ(6,′
     ,>‐'つ__... =-〒rtッテ|h′
   /.ノ (:{,|| i   i l゙`~.jl|リ         (やれやれだぜ・・・)
   ! }/゙ヽl.l ',  ヾツ  |l!|) _
   { (´/ヽ.):ヽ  r=- l/l:}/,r=,ヽ.._
    ヽ( イ- ) ̄l|、|!゙¨´ / l:八.>=iこ⊂⊃
     \ `ヽ:::::lドミ==‐' レ____l[二´__
 ̄:¨"7゙<〉   )::¨o7 /  ̄ フ 7ー-、:_:: ̄
::::::::::/:::::::\ ノノ:::/  '  '"´ /  / `ヽ






242 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:18:23 ID:SZt0bEmQ

こっそり溜息をつく承太郎。
話下手な新人との、長い時間になりそうだった。


          _,,. -‐-、_
         く      ヽ,.
          |_(__)_囮 ;彡
        <____.プ=彡
         イ|`'”''} `'”'^Vィ.}
           |/)ヶ    イ
      ┌─;/ ハ '二'' ,/|ミrn 
  <⌒\ー┘゚ / ''"ニニj" 匚'‐'_]
   \  \ /  ",.ニニ! __>、 ̄ ̄
    ヽ_,.へ、 ノ  o| ̄/ ヾ
    /   ゝ>  |(.o_/ ヽ





空条承太郎は、最優秀防御率と最多奪三振のタイトルを1度ずつ獲ったことのある、
VIPスターズで最も実績のある先発投手だ。


          __,,.. -‐:::::¨::::::::::::::::::::::;.イ
    / ̄:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::ィ
 .   i\ :::::::::::::::::::::::::::::::::::,.ィ:"::::::::::::〉
     ヽ:::`:゙::'':…ー‐::''''゙゙":´:::フ-‐ァ:::::::レ
     V::::::::::::::::::::::::__::.. -ュ:j::::ル;:::::::::::l,.
 .      V:::::::::::;.- 、::i ,.m i !ノノ:ヶ‐、:::::::i
 .       V::::::::i ⌒i.}:!l  _L⊥彡ト、ノ:::;.-!、
      {`ー--ヽ-'イニ¨-‐ ブ,.ィヲ::::::i /i l \、
      /`¨:::::¨´:::::::::::::>ニ"彡'^l:::j iク l::ヽ ',:!
   /::::::::::::::::::::::>'i"´rブ‐rテト` ` レノ::::::Lj:l
   {-‐ ニ¨-‐i r‐tヲン!   ー宀''´   i¨ レ'´  ヽ::\
 / ̄::::::::::::::::ハ.  ̄/l,、      i    l i iフ¨ヽ !、:::
 ::::::/:::::::/:::/'、 i__ ..      !   j  Y/:i (ノ、i::
 :::/::::::/:::/.  ',  ヽ '"     ./ //:::l l::_i l::
 :::::::::〈:::::< i ,.イハ  -‐…‐  ./ //:::::ハ. ',_`ヽ
 ::::::::::::';::::i / /   ', ` 丁´  ,.'  l i::::::::::i l`¨ i |
 ::::::::::::::}::y" /`丶 ヽ__/   i. i:::::::::::', V^i ノ
 :::::::::< <  /i\   \ \     l l::::::::::::`i {:::::



背番号は18番。
18番はプロ野球ではエースナンバーと呼ばれる。

その18番を背負う、エースと呼ぶにふさわしい投手。

そういう投手――だった。







244 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:18:50 ID:SZt0bEmQ

4年ほど前に、承太郎は肩を壊した。


                  ,,,,,,---''~~~~~~~~''''''~~~~~~==*<*フ
               ,,,,,,,-'''''  \        ゝ,,ヾヾ巛巛ゞ《《
             ー~/       \_____  ,,ゞゞゞミミ《<ヾフ
             /                 /      ゞ巛ミミ<
           /\               /      ヽ,ヽ《《《《《
    ベリ     /  \              \/ ̄ ̄ ̄~'/ゞゝヾ巛<ゞ
            |   |      /\ ベリ   / ∩∩∩/ゞヾ||ヽ巛《フ
            |...,,,,,,,,|,,,,,,,,,--''''''[][][][]''''''''''''''-ーーー-----< ||ゞヾミミミ《ゝ
    ,,,-''''''''''''~~~~          _-----''''''|'''|⊥⊥⊥⊥ ̄◎ ミ巛 《ゞ
  /             ,,,_---- ̄  ,,,,,,,,,|,,,|,_,,,,,|--|-/   |ミ巛《ヾノ
  /        _,,,,,--'''''''〆   ,,,,,,--ベリ,,,,,,--~//  ::     ヽミ《ゝ《_
  |   D I S C   (,,--(_/ ,,,,,,--'''',,,-'''''''~~  〆/--'''ヽ       ヽ/,,,,, ヽ
  ヽ,____,,,,,,,,--.ヽ  -'~,,,,-''''''~~~     / /~「・」,,,/         / | |
              -'~,,- =======ゞ,   ヾヽー''''''~~          ) | |
           ,,,-''~,,-~ヽ,ゞ /,-TG△》ゝ,-'''--,,_____        ゝ / /
          ,-'~ ,-~  ヽヽ,, ゞ,,,--''''~ //'~~^^'-ーーーーー’       / /
        ,-~ ,-~  ,,,,,,-''''ヽ      ,,∠ |                 lー'' /
       / /  ,,-'''''    ヽ ,,,,-''~/|                 |--'^
       \ヽ-~~ ,,,,,..   ,,,-~~~  /   \  /           / |
             | ~~~~~~  ,,,,/       ,,,,,,,,,,,-        /  |--,,
    ベリ      /        ,-'^~ゝ     ,,-~~ ,,,,,,-      /   |\ヽ,,
          ,,-''   C    ゝ-'''''''''ヽ     --'^~       /    |  \
        ,,-~  I S   ,,,,,,--''''^~''''|'~ヽ,,            /ミ    |    |
        |~  D  ,,,,,,--'^~         |    '~-,,     ,,,,,,,,,-~ ミ    |  /
        ヽ,,,--'^''~  /         /        '~---''''''     ミ     |/
              /|      //      ヾ         ミ  ,,-~ ,,-
              | ヽ    |  ~~~--,,,,,,  ヾ       ミ 「~~--~~
              {   \   |      ~~~-,,, ヾ |    ミ | |~
              |    ''''----,,,,,      ~~-,,,ヾ|    |~ | |
              |        ~~~~~~~~~~~|   ヽ|   /  | |


投手にとって、本格的な肩の故障は致命的だ。
かつての球威が戻るケースは稀である。

肩を壊す事とは、投手生命を壊す事を意味する場合がある。







245 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:19:26 ID:SZt0bEmQ

最高球速が、140キロ後半から130キロ台まで落ちた。
変化球が、曲がらなくなった。

故障から4年たつ今でも、承太郎は140キロのスピードを出すのが精一杯。
体力は持つものの、肩に負荷が掛かってくると球威が途端に落ちてくる。


                   r‐,
                      /:`:::::\
                 /::::::::::::::::. 丶
                  /:::::::::::::::::: :.   \
               |:::::::::::::::::::::::.: ..   ..:ハ
                |:::::::::::::::::::::::.:...::... .::::::::}
                 |::::::::::::::::::::::::::┌─┐::::i, 
             l、:::::::::::::::f⌒ヽ:l!rf「h!、:::ソ
          _... -::ト、ー- ..ト、__ノ_l!L テz‐{
       ,.  ´ . : :::::::::::>‐---─‐ァテフ::::;ハ!
      (  __.. =--─:::::__;:<´ ̄,.ィ;;/^リ l
        ヽこ. =--‐ T丁く¨e`う ‐' く e ン ,レ1
           _   ヽハ.  ̄´ i_| 〉  ̄u i::::}、_
           |_  \__ノ::i U ___..二..、u   j:::l ̄ ̄ ̄))
        / }   く::::li し'|::;.‐〒、:| u/l::::}___/ノ〉
  r 、   /ヽ./}   ___\ハ. 「l  l 〈 ̄ ̄ ̄    ̄ /
  } )  /、 / ,.イ´ ノ | ', |ヽ---}__           |
  |  l/  // >'´:l U l  ',ヽ---「l     __ノ
  ハ l´  /  /‐ T¨ ̄)l_ ー‐‐ク-‐ ¨ ̄
. / Y  / ,r‐ ̄ -‐  ̄ :|\ ̄ ̄      ,. ´ ̄
./  !  /  ¨⌒ー--┬、/   >       /
 / }  / /  r┴--一' /       /
/  l      /:::::::::::/ /      /


エースと呼ばれた承太郎は、いまや2級線に届くか届かないか、そういう先発投手である。







246 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:19:56 ID:SZt0bEmQ

やる夫の顔を眺めながら、承太郎は軽率な自分の振る舞いを後悔していた。


      ;:::::ソ ン\      〈!.l f「lT!
      <::::ノ ゝ:::/ /\ l i 「_l!
      ン:::ゝi:_:::i/-‐ニニ`ニニニL._
     `i::::/,ヘ♀<^--‐、=====‐_->,
       l://`ヽ::::> ィfァ‐メ:> ftッ´リ    ̄
      l:::'、レ``'  ´ ̄´  ,,.!.` i/ 
 .     ,ハ:::ト -1  l    __ 〉 /
     /::::ヽ\ !、 !   _ _,,. /
 ..   ,'!::::::::::丶\.丶、  ー‐ '/)
    r‐!.';::::::トィ_::丶ヽ、` --‐ ハヽ
   /:::::\::/,.、r':::、-ヘ_ `¨i ノ/!
   / l:::::::::::>::;;_::/,,.、r':::::l !//:::/i_
  ン i::::::::::::::::::l i \:::::::::ll /::::{┐l
  i  \:::::::::::::i i   \::ll/_;.ィ:i┘l
  l _ .. -`:::::::::::i ',  ';:`¨´l l:::!ー'! /i
  ! l::::::::::::::::>'"´::lヽ`¨ヽ::::::i l:::l しヶl
 . l !::::::::::/_::::::::l ∧::::::_\:i i::lヽ ´,ノ
  l. l:::::::/::\   ̄    ̄  ∧i i:l `¨


自分は確かにエースだ。
タイトルホルダーである自分は、例え何百年たとうがプロ野球が存続する限り、公式に名が残り続ける。

未来永劫、自分がエースであることは消えない。



        _、i、          `丶、
       ノ   \              `>、
  .      ,!     ヽ、            \
  .    /       `> 、           ヘ
      /ハ        /   `¨下、ー--  -一'7
     ,ン:ク-ト     f´      ヽ `フ      /
    /:::/-、.V    j       ノ ,} ハ ハ  /
   ,},トi /ノ!. トv'‐、i´ r=‐- ‐'フ'"  /フ'⌒ヽフ/
   lノ:::i l/ノ i:::::ヽニ!\゙ヽ゚  ´  ニフ ゚∀゚ .}>
 ,/,レ'´i V ,ム--'´¨丶、 弋-一< /.クゥァく
    /\)"`     「゙ヒiゥ-、..<<、  '^ ´   \
    ノ  l      `¨¨ ´ `¨7ァョ、.._‐- ...,,,_  \
  \!.  l.         i    ,' `¨./ ¨ ー-  二´_)
     ヽ l            __/ i. , '
  \.. ハト、        弋>'./
 ,.ィ¨ ̄`ヽ \.     -‐ -、..、/
     Y¨i l_ヽ\   ` ー.,イ
   /´ ̄`r-`ヽ \  /
 U!    )゚  l  `¨i ',\
  ノ'´  ̄ ´   ノ ノr─一',.ィ'
 レ、r‐-、..__ イ// /ニフ/
  ヽ    /l  // ./
   l  ,イ  Y / /


ただ、エースだったといった方が、恐らく正しかった。
まだ若い、31でしかない自分に対して、その言葉を使いたくは無いのだけれど――







247名無しのやる夫だお:2010/01/24 (日) 22:20:13 ID:zixJrq5U
エースの要素の一つに、怪我に強いことってか







248 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:20:28 ID:SZt0bEmQ

承太郎はやる夫を見る。
若々しい生命力に満ち溢れた男だった。




   ♪    ____
       /⌒  ⌒\    ♪
     / ( ●) ( ●)\
    /::::::⌒(__人__)⌒::::: \
    |     |r┬-|     |
    \      `ー'´     /
     /          \
 ( (( ( "―― ;;,      ヽ      ♪
     ヽ,___ノ ))    | )) )
      (( ( ̄ ̄   /  |
        /ヽ___ノ    |
  ♪   /           ヽ、
      |    | `'ヽ       \
      |     j   `'ー-=     \
      >    |       ヽ     } ) )) )
  ( (( (__ノ


自分がもう持たない物を宿している男だった。







249 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:20:49 ID:SZt0bEmQ

かつてのタイトルホルダーは、何の実績も持たない男を羨む。


三三三三三三   ミ         三三三三
三三三三三三   ミ        三三三三三三
三三三三三三   ミ _    三三三三三三
三三三三三三   〔|ミlm|___,Θ三三三三三
三三三三./ ,)-__二二-―-´lミ ミミミミミ彡
三三三 /,,/ ̄ ̄ ̄) .、テ‐,-  ヽミ/~ヽミミ彡
三三三 /,,,/ (,,ヽ/ i ~`` ヽミ   lSl |ミミミ彡
三三 /^ヽヽノ lヽ) _ `   |   _/彡ミ彡
三 / \ ソ.  / }‐- 、       l ヽ彡ミミ
三 l、 \ )(  ノ  ノ⌒       / | ヽミミ \
三 l\ソ、  _/  ヽ__  _ /  |   /三三\
三 \  _/i |‐、三三三三\    /  /三三三
三三lミ  / (三三三三三. ) ∩  /三三三
三∠|ミ/ / .|三三三三l ̄ ̄l l ̄三三三


ブルペンで繰り返す、あの荒々しい投げ込み、
連投を意に反さない体力、そして、健康なその身体。


                    ___
                   /     \
                 /     ' "\ ,\  ツゥー!
               /      ( ◯)ヾ'|
                |   ij   "⌒(__人_)
               \         `i ヾ/
               γ    ⌒` ̄ ̄二─=三── ̄
             //      _ _≡三_____ ―ソ
             / /         /      =三 ̄
               ゝ__/         /


今の承太郎の欲しいもの、全てがそこにある。







251 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:21:19 ID:SZt0bEmQ

自分を取り戻すために、がむしゃらな練習を行いたかった。
けれど、その練習に耐えられない事を知っている。

                     ___
             、__ ...  - ‐__'' "´     ゙i
           ヾ   ̄  ̄             |
         ヾ`r             |
         ミ `(            __ r"|..._
          ミ  ´(  _____ ....((  )lノ  `ヽ
            ヾ  ◎===__====== =- ‐ ′
            `r''ヽ ノ tも=ッ‐< rテラ( }
          {(り"′ `¨´"/`  「´ l )ノ
            シヽヾ)            l l         「・・・」
         〃 `ー゚ 、       <フ l
       l゙ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l-=‐= l__
       l   (  ) (  )   | `.二´l┐|
       |  _`´___ `´    |、___l │|_
    /  ̄        ̄ ヽ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  |__
   /             \       O 「 串|
  /               ヽ        l │|


次、同じ箇所を故障すれば、アウトだと主治医からも聞かされている。
がむしゃらになれないもどかしさは、承太郎に常に付きまとう。


           _-─―─- 、._
         ,-"´          \
        /              ヽ
         /       _/::::::\_ヽ
       |         ::::::::::::::  ヽ
        l  u    ( ●)::::::::::( ●)         「あの、なんですかお?」
       ` 、        (__人_)  /
         `ー,、_         /
         /  `''ー─‐─''"´\


やる夫が、おずおずと承太郎に尋ねる。







252 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:21:53 ID:SZt0bEmQ

随分と長い間、やる夫を見ていた。
不審に取られても、仕方が無かった。

ばつが悪くなった承太郎は、軽く咳払いして、やる夫に話しかける。


          _,,. -‐-、_
         く      ヽ,.
          |_(__)_囮 ;彡
        <____.プ=彡
         イ|`'”''} `'”'^Vィ.}
           |/)ヶ    イ
      ┌─;/ ハ '二'' ,/|ミrn  ドギャン
  <⌒\ー┘゚ / ''"ニニj" 匚'‐'_]
   \  \ /  ",.ニニ! __>、 ̄ ̄
    ヽ_,.へ、 ノ  o| ̄/ ヾ
    /   ゝ>  |(.o_/ ヽ



                         __
                 _.. -‐''"´ ̄:::::::::::::゙i
               _,, -''":::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
          _,. ァ''"::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
     ,、ッヽソイイィ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::L
     }ヾ゙/ / // イ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,r7¨ヽ::| |
   f(_ノヾl { // /レ;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::{ミ{   }::l |
  (ヾミ.ニヾ={ { (( {/(::::::_... --―==ニニニニコ′
  {ミ ヾ ニ =ヾ、ヾ、ヾ、(○)ニニ二二 _ ̄ ¨ └- .._
  j ヾ ミヾ = ヾミ、ヾ 二 ノ― - ..._      ̄ フTi┬- 二 _‐- 、
  )ミ ヾミ二 ==ヾミ ニ/―‐__---- 二ツ)ノノ/∠リノ     ̄ )′
  {二 ニ = ヾ ミ 二 ニ〉  <で・フ¨ヾ>三⌒〈・ラナリ__.. -‐ "´
  ゙i二 ニ = ,≡三二.ニ{     `冖' ´ "´    ',¨゙|
   lニ -‐.二f r、ヽミ二}               ',│
    l,ニ-‐フ| | | \`Y´             '" / |         「練習熱心なのはいい事だ」
    l// l l l l (                    |
     l/ リ 八 ヾ、_ ]            _.. ニ=ニ、 |
      彡イ } }`ヽ、 o ノ          <..__.ノ |
      l l ノノ ノ   ̄  ',              |
      l l レ /l      `丶、        __ l  ,r‐- 、
       リハイ l__...  -‐ '' "´ ̄ ̄ ̄ ̄l| ´三/  / /"ヽ_ヽ_
   _..  -‐ ''"´: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :l|  ̄ l--―{ { ̄--┐|二`ヾ"二
 l´: : : : : : : : : : : : : /⌒\ : /⌒\: : l|   |  ̄ ̄ヽ..) 。 中|  {ヽ、}
 |: : : : : : : : : : : : : :{    }{    }: l|   |        l  |│二>、..二
 | : : : : : : : : : : : : : :\_/ : \_/ : l|   l         ゚ 中|



      ____
    /ヽ  /\
   /(●) (●)丶
  /::⌒(__人__)⌒:::uヽ 
  l    |r┬-|     l           「あ、ありがとうございます」
  \   `ー'´   /


やる夫は取り繕いにそういった。

気にも留めない承太郎。







253名無しのやる夫だお:2010/01/24 (日) 22:22:31 ID:foE47tNI
>ドギャン

咳払いの音じゃねえw








254名無しのやる夫だお:2010/01/24 (日) 22:22:44 ID:dtbqGhtI
せwきwばwらwいwww







255名無しのやる夫だお:2010/01/24 (日) 22:22:58 ID:v1Ue2zvc
どういう咳だw







256 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:23:15 ID:SZt0bEmQ

                v-、___,,,,,,,,..........r-----‐‐‐‐‐‐‐‐‐、
               r'´                   ""'''''"\
              (                  _,,,,       >
            _|`''┘  /`-、           /        /
            }\  /  / ヘ        /      /\ /
           _r'  ゙'''┴</ィ'⌒ヽ,,,,,,,,,,_____    〃⌒ヽ//))) y
           _|        `ヽ,;;;ノ;;;;;;;;_,,____ '''‐-、,,\;;;ノ/〉///
           )  / ̄\    ゙'''‐、,,_゙'''‐、,,_゙'''‐-、,,_゙'''‐-、,,)//
          / //ヽ、|   _,,-''~_,,,,二_,_‐、,,>∨/''‐-、 ~\〕
         /^ 〈 ( /( |_,,,/   `ヽ、`ヾ、ッヾ、_ ゞソ_,,,,_〕~\ ヽ
         |  \\ >      _ , ,,二二 -'´  ノ_=;;-‐''( ヽヾヽ、
        ,ノ゙    〉、oノ|     /          |`='/   )ノ  \\
       r'     / ' ::::::|    /         ,,_,,___| /   〃    ::::)
      ,ノ゙    /(   :::|    '          \,::''"/`'‐‐‐(--- --- '´
     _∠-‐'''""~ ̄~"~ ̄ ̄~`ヽ      _,.......、_,.. /             「身体壊しちまったら、何にもならね え。
 /"~ ̄  _,-‐-,_,ィ'⌒ヽ    //     ‐''''''-==-`/              エースでいることも、できなくな る」
 〉    ./   {    |   //\     "''ー-‐''/
./     { `-''' 人`-'''ノ   :|:| ::::\     r' /
|        `''‐''´  `''''´     |:|  :::::::゙'''‐-、,,__/
"''ー-――             .:::|:|_________,,,;;:::::/    __,,,、、、、,,_
::::::::::::::::::                  / /--‐‐''"  _,,,,, /
::::::::::::::.                ◯  } /"~ ̄~ ̄ ̄  ::://
                       |/        .:::://



実感の篭った忠告は前半部。
承太郎が、今現在の人生を噛み締めていう忠告だ。



でも、身体に対する心配は、若者に対して最も伝わり辛い言葉の一つ。

例に漏れずやる夫は、後半部に反応する。


      _____     ━┓
    / ―   \    ┏┛
  /ノ  ( ●)   \  ・
. | ( ●)   ⌒)   |
. |   (__ノ ̄    /        「承太郎さんは、エースじゃないんですかお?」
. |             /
  \_    ⊂ヽ∩\
    /´     (,_ \.\
.    |  /     \_ノ







257 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:24:42 ID:SZt0bEmQ

低いがよく通る、力の入った声を承太郎がぶつけた。


――――┬i―7――------、..,,_::: |:::::::::::::
`'-、,_    l|/ リ'´::;: -'´       |:::::::::::::::
ー- 、二ヽ  ⌒ ノ/ _,..-__-'<-、_  |:::::::::::::::
ー-、_  `'フ;‐''''(  ノ_/r:ュ゙i  >  |::::::::::::::
"""フ  / ;;   \´__ ̄ ̄    |::::::::::::::/
    / ;;    ;   ::::  ̄ \   |:::::/⌒!
-‐''"´   ;;;;;,,,_,ノヽ  :::     ヽ  |:::/ ィ'ノ_     \、.  j、_人_,.ィ,__,ノi__,:'j、_人_,.ィ,__,ノi__,:'|
     /' _ Y ,、ヽ:::::::      | |/ // |        _) ̄                          `て
     ( /:/ ; ヾヽl::       ! |l /|:| |       J        俺がエースだ!!       {
     `ヾ、 ; /         | |〈|/| /__       )                         〔
       ,.,`´ ,.-、_      r‐i _,、 ノ// |:::|       ´⌒ヽ'´  `' ̄`v'"⌒ヽr'~ ̄``v'"⌒ヽr'~ ̄``
 r''i _  / _,、_ _,.--、\  -i |:::| |::|/r'゙| /_/
,、|:::||:l/ /''''"""""''‐ヽヽ |::| |/  ̄ ,.|:::L--
::||::ノ/_/__ __      `''' |:└:''']|イ::|:::r'-┘
:::|´_,.、 、|:::|::|:::|r-;:::::::::::::::'  |:::r''´ | |::)|:::|
|:::'´/  |::| レ',゙ニ゙       |::」 ||::)|/
|「   |::二-‐'゙         / |::


突如火のついた承太郎に驚愕し、やる夫が仰け反る。


      ,r‐┐/)
      / ////>
    / イ └'´/
   ./  .\_.ンニニス_(\(ヽ
   /  .__...二つヽ、_(._'弋 \\
  (   /o゚(( ●)) (<)\`┘ ヽ\
   ヽ  .ヽ、 .(__人┌─‐' /   .ヽ、
    \ ヽ  ノ  (`¨乙二..__/ ノ
    . |    ` ⌒´    `ー‐- ィ'


大慌てで謝罪を述べてくるが、そんなもの耳に入らない。







258 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:25:59 ID:SZt0bEmQ

承太郎自身が驚いていたからだ。
自分の中に、まだこんなに煮えたぎった感情があるとは気付いていなかった。


            ,ヘ'`´゙ー─--'';;ー、   /
            l..:...:...:.:.:.:.:.:.:.:.. _.::}  |  ウ
           ト':.:...:...:.:.:.:.:.:.:.:.:.㎞|ノ  |  ヒ
           〈::.:.:.:。r,、_:.:.:(_)いr'};  |  ヒ
          lー;' {´ヽ ,ゝ、 ̄:. ̄ `く  |  ヒ
        ,-‐`=ヽ'´、‐r; 、\:.:.:.:. \ \   / ____
        |.;''<'ニ´|u :'  ̄ _〉゙',ヘ;.:.:. l  レー'´       `ヽ
      ,へノ f:.:`ヽ、ヘ  t ‐-ァ /  ` ̄    ./  ハ ハ ウ
,--‐─ ''´.:.:.:. ノ.:.:.:.:O ̄`ヾ ̄ /、_r‐、       |  ハ ハ ハ
'´  `ヾ、ヾ ヾヽ.:.:.:.:.:.○:.:.:/ー'´ーU ̄7     |  ハ ハ ハ
゙"'':,、,: :.: :.'ヽ、ヾ ヽ‐ - ,;.:_._l ‐L __ノ ://ヽ、   <      ハ
.:.:.:.:゙';: :.:..: :.:;、i''´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.o.7/`ヽ ̄ー,.::ヾ.、   ヽ        /
.:.:.:.:.:.:';,:' ::' ::' l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/((_)/|ヽ /.:.:.:.:}:|    `ー──一 ´
.:.:.:.:.:.:.:;,;.;.;.;.;'/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:o:/    l | l.:.:.:.:/.:l
`'':,、:.:.;:.:.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l    ノ .ノ |:.:.:/:.:.:|



落ち着いた男だと、若い頃から言われていたが、
落ち着いていないものが身体に残っていたのを、承太郎は見つけた。

それも、こんなに簡単に。



          ,,. -‐==''_,,,二ニ,,‐- 、
      _,,,..ノ":    !"     ゙゙'i .i
     =;;;:::;;;::: :    !       !.|
     彡;;;::::: ; :    l  ∠,,ヽ、,,. l |
      ミ;;;::::;;;: =‐- ,;_   | |/ _ヽ|
      >:;;::::::::::L,」‐- _`_''<ノ! (_.) }
      l"、ヽ;;;::r〈≦゙"ヒi‐、r. 、_`'' ノi
      { 、r    `ヾ"ニ二,,,. |`゙゙'' ,.`゙'' 、
      〉、ヾ         ,,」"'''/ ..:::`:..`、、
     彡"┐          '⊿  |::::::::::::;;;;;;;ヽ)    「俺もまだ、枯れてねえじゃねえか」
     ,彡' 」_,,,,......    _,,,,,,_,,,、 / ̄ ̄ ̄ ̄
、r-―‐'''''''""二-- i|    _  /
 ヾニZ       ,,ノ.i|      「"/
"゙''‐ 、_"ヽ、,. ニ" .i|;;::...  ,,,,_ /
    ヽ  v" =i i i|"ヽ;: ̄:::/
     ヽ, ''-、_ i|  ヽ:::::!_,,, -―'''''''―,ァ
       ヽ   ヽ|,,. -‐'''" |;;::''    ;;:: /


若者の一言で燃え上がるほど、その感情は多く残っている。







259 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:26:29 ID:SZt0bEmQ

承太郎が低く笑う。
やる夫は不思議なものを見るように、承太郎を見た。

          ___ _
       . /  >‐-、\
     . /~ヾ, j|  。 } \
      /|_ ゚ .,.〉 .ゞー≠  ...\,
     ./ ヾ≦'(_人__)      .\
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


そんなやる夫を恫喝する。


     ゞ-、_: : : /ニミ_ー、  ,.-ニ-ヽ
      ゞミミミi'´弋弋ラy‐'  !くゞク |_
      l,.ミミミ   ,. ̄:ヽ  ゞ∨:   | i
      | ヘ`'゙  i    ヽ<、/   || |
        !ヾ|''ヽ  i    _,.、_,. 、  レノ
       'ヽヽ-i     -‐=ニ=ラ  !゙|   ,.-―-、
       リ`i''ーi     "'''''T""  レヽ,-<__/`ヽ ヽ    「見せびらかしてんじゃねーぞガキ」
       ゞ川 :ゝ、       _/i  |: : : `''‐| |__
 ____レ川  : :`'-、_  ,. -,.ヘ ゝ、> ノ: :,.-‐ニノ ,ノ: :`7
 |: rー-----〉川    : : :`´/ヽ  r''´`'ー<-イヽ: : :|____
 |: |= o  ヾ川      ∠  _∠-‐''´ヽ,,..!-ノ ノ/´: : :: :,.-‐''´ ̄`'''‐-、
 |: |  |   . :`'|     (   _       ),l、 〉ィ゙: : : : ,.-'´: : : : :::::::::::::::::::::::\
 |: |= 9  : : : : | |i‐、__|  (  _,.-‐'"´ ヽ〉ノ: : :/: : : : : ::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄,. -‐┘ ||: : : : :|  !       /゙く: /: : : : : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
    ,.-''´     || : : : : | ,/   r  /  ,/: : : : : : : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|




見てろよ、背番号18番が、そんなに軽く無いって事を教えてやる。
承太郎はそういって、帽子をチョイとあげて見せた。

 :::::::::::::i          ,ノ::::::::::::f¨フ¨ ̄ .l::l
 ::::::::::::::',        /ィ"¨゙ヽ::l i r「lm. !:l
 ::::::::::::::::ヽ      /:!f    }::l i∩! !.!l l::l
 :::::::;.-、::::::::_ ..... 、--ヽ-  '∠⊥L_`_i l::l
 :::::::i()i ̄ _......ム 二二二....__)_ ̄¨}
 :::::::ヽ-'"´::>、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/   ̄¨`丶、
 ::::::::::::::::::::::::::ノjブ<::_..._::::::::::::::::::::\       \
 、::::::::::::::::;.ィ.:,, _: : : : fl⌒il゙ ‐- ::;;__:::::::`丶、..,, _   ,)
 . V:::::r''"`゙_ー-: ¨;;;‐i ー‐1 }ハ-‐;;:__-‐''¨7::天::T¨ ̄
 ト、V::l、: : :.'、¨ヾヲラ¨l.  iく ノ:バワフ¨゙ヽ:.レ'   リ
 l l〉 l::l ヽ、'^`ー "¨ f = ll i ヽ:.`¨"´:.;.イリ /
 ヽヽV!.  `;' ̄ ¨ .!   ll l i/¨ ̄i´ ,'./
 ト、\゙'   ;    .! __ノKノV    ; ,'/
 :::ハO)    i    l'´¨¨ トレ'    ; ,'´
 :ノ `::l    l   ,.イ    l_   ;' /
 ::フ  \   ', ,.<´ !   l   ¨Y__ /l    , -=-、
 /    ヽ. ./   ノ    l   i  ¨ヽ-、/ /⌒', i
  ̄¨二ニ=/   i  ,. i . l   l    | ゙i { ̄ ̄
 :::/⌒ヽ:::::ヽ ー'⌒!  {  〉    V  l  l )







260 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:26:52 ID:SZt0bEmQ


        ☆        ☆        ☆        ☆        ☆


夜――
承太郎は、4回5失点と打ち込まれた。













   __,,,,,,,,,,,,,,,,,................... _..........................,,,,,,,,,,,,,,,,,__
 ̄               ̄                 ̄ ̄ """""
         _,,. -=- .,,_

                                     _,,..、 -
                             _,,..、 - ‐ '''' "´
                    _,,..、 - ‐ '''' "´
_     ____ ,,..、 - ‐ '''' "´
./ = /    /
   /    /
_,/ ̄ ̄ ̄







262 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:27:29 ID:SZt0bEmQ

承太郎に止めを刺したツーベースを打った男。

かつて承太郎と共に、リーグを代表する選手と言われた男が、
セカンドベース上で笑った。


          _ ,.-ャ、
         r^:'::::::::ミ'
         fヘ::::::::::::::リ
           ヾ::、::::/|┐
          ,.イ:ミニ}ア/: :`ー/ヘ
      rt‐:::´:: |:::::::::::/   /    〉
.       /::|::::::  |___」   |: :  l、
     ,ノ:::::l:.:.:.:.:/::::::::::ヘ.   〉   }
   _ノ_:::::::::l:./ -┼-ヽ::\. ヽ∠  ヘ
   レー'::::::::;ハ;;;r ムヽノ:::: ,ハノ    |
   「 アヘム、 」..ヽ.ノミヽ (⌒(,.-、.   |
   ヽ r' ,rニァ´ ̄::!」三.ヽ <ヘヾ l、r'´
     ソ/,.へ)ヽ:::::人ヾヽ___ノ- '¨¨´
     ∨`^´  ヽ'  `ヽ、 Y
      ヽ   /     ヽ!
        |  |      /
       )  7     ヽ、
      /   l、  /^'⌒l.r′
      ヽ、_,..、`ヽヽ、 .八_
        l、 /   |  `′ ヽ
        `ヽ  |      |
          `、 、     /
           l ヽ  __. |
            `ト、\ !゙ヘ|
             ー:::::/:::::ヽ
              |::::ゝ:::::{
             ∠r' ,.ト v'l、
          (ー'´  ,....ヘ.  ヘ
            ̄ ̄   L___)




声を出した訳ではない。
奴は少し笑った。それだけだ。でも、


            ゝ_7、ヾ、l:::::::::::::ヽ、7   _  ;   !)」 ヽ
 _         ´  丶ゝ、:::::::::::::,:_-‐ニフ'   :  /::、 \`'、
 } ヽ                lゝ、:::::::、`‐ ̄__;;    /:: ;  V、
 |  l             ヾ、ハ:::::::`:::´;; __   /::::  ; ; ; ヾ
 ! ノ、                 liヘ::::::. ,´////>'::::::  _ -‐フ`           ┌────────┐
 i : }              l」`、\:.' ////:::::::;;/.....o..//         │無様だな――    .│
 i、:´ i ___┌‐-、           ヾ:::`:::::´:::::_:/....0.......// ,          └────────┘
 l、:  V  }} 」._ |          i:ヽ:;;;┌l「l..................//
 ゝ 、/  へ」l_ `iノ、           l_:::::::::| | L....../::/
  >'´,, '/  }}ヽ=´ 7            「V-'\ヽ../:::::://
  )  _ ,,-‐へ \ .l            [l|...o...../:::::::::://
 ヽ´  ̄   }}\l .|          //'ゞ‐'´:::::::::::::::://


届かない筈の言葉は、確かに聞こえた。







265 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:28:03 ID:SZt0bEmQ

承太郎は苦笑いする。
悔しいが、これが今の自分だ。


.         /´ ̄`二ニゝ- 、,ヽ 、
        {:.:.:.:.:.:.:..   .:.:.:.:ル'ハ
.         ヽ::.:.:.:.:...  .:.:.:.:.))ノ.ノ
         <::::::::::.. __...:::___:.:.:.'ノ
      _. -‐くヽ、._( _,))|r””!|:::::彡
     〈:::.......::::::`::::‐- ニ⊆ニニ0:::彡
.      `7''ri┬rz_ー;ヾソテッ:ラ^|.ハミ
.         ヽ{ |i| ''"「 :|.|゙ヾ-、 :|.|i.}ミ
            >!   ヽ,l_l、'  ! :j_K〈
.    ___小.   _.゙ニ._, i´r 、ヾ__
    |=    {.|i ヽ  ‐- r‐┴'─|. |‐1
    |=.   _`|.! \.__.|:::::::::r',Zノ、|
  ─''"´ ̄/‐ !   ┌─┘-‐:| .!::::j } ̄



だけど少し待てDIO、少し待てファン達よ。
背番号18番――エースナンバーを背負った自分は、まだ終わっちゃいない。


               ,、 /i`、v`‐-、____    
               !:::::'、::::::::::::::::::::::::::::::: ̄"""`‐-、
              |`'':::::::::`.-、:_::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
               ,}::::::::::ュァミ  ` - 、 ___ , -‐‐'゙!
               i:::::::ト::::::k:::::::::::::::,. ‐'´::::::::::::::::::::::::|
               !:::::z::::ミ、:::::,. ‐'´::::::::::::::::::::::,‐--、:!
               i::y:::ィ:j:::, ‐'´::::::::::::::::::, -=.、i,'",m l
             ,':::::,_:::::::':,..、_::::::::::::::::::i .i  .l f .l.|.
              !:::/_.i:::::::i ´リ`_‐----.ヽヽ...イ..i-‐'/
            /::::トh .!:::::,`"`‐、 .、‐──‐-----'ヽ
            >::::::l.'イ .!::,'  .`=、`‐、::::::::::::::::::::::::::::::\
           |::,y:::l. i` `'  f"tォ ,テ=、` ‐-,t-==,‐--|
              /j::/ヽ ィ   ;' ` ̄´..:    iィtァ,.'/    ̄
      , -─--/:::::/  .::|   i   .:::     !:. ̄/
       ト'、"""`、:::ノ    :|.  ,       .:::l  /__
     !:::::::`.-、'::::/     l   ;     ヽ_フ / ,、 ヽ
.     !:::::::::::::::::`─---.、__ヽ__'   `‐-==' / .i ┴└--┐
     !::::::::::,-‐‐、:::, --、:::::┐ .i   `‐--‐´/.i ! ̄ ゙゙゙̄.| |               i"`__
   ,-‐!::::::::::i .:  !' :...  i::::::l .!\     .:: / `‐'   j  .l l           , ‐! .,' .!
  /:::::'、::::::::ヽ_,.l   ..: .!::::! ./   `──‐' 、______| |    __      | i l  i
.‐-'、::::::::`‐、_::::::::::::ヽ._.ノ:::::! .i   :::::::::::: |   , 、 _     ̄ ̄`─' .l      i .!_', ,'‐、
:::::::::: ` ‐- 、_`.、:::::::::::::::::::::::::l .!    ::::::./.......l  `‐-、:........   :   !      !‐i .ト.| ヘ
:::::::::::::::::::::::::::`‐、`‐、_:::::::::::::! .l      :!   .i    !  `‐、  :. :  |.、     __.| V | l
::::::::::::::::::::::::::::::::::`.、::::`‐--┴'------、::::::` ./  /    `、 ::..:  |:::ヽ   / .!ト-l‐、`、__
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`、:::::::::::::::::二:::○:::|, -‐'´   /     !  :..:  |:::::::|   .!  l i. ', !丶
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: `、:::::::::::::::::::::::::::::l     /        l  ..:  |::::::::ヽ.  '、 .!`、ヽ i ハ


胸倉に、焼け付くような痛みがある。
頭の中が熱く、煮えたぎっている。







268 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:28:38 ID:SZt0bEmQ


こんなに熱いものが有る限り、まだ終わってはいない。



               /  ̄¨ー─- -ェ、_         ト.
              /::::: ::.._     - -    ̄ ̄¨ー=-ェ_ j::Y::7
.             /::::    Oヽ、_/            >< ::ノ /ノ)
.             |::       :: :: :: :: .. .._____ ミミ _ェニ二j
.             l:       :: ::,. - 、: l  nnfh. l !  `ーイ ::Σ
             |:       :: :i    ',ハ nL  |. l l`ヽ\ーニ二7
.             l::      :: 八   _ノノL|-'y-|-|┘_::ミニ=一3:{
.             l:: :: :: : :  :_ - - ' ´二ニニ=-一/ハ ::三!
              !:: :: :,. -ェ二-= :: 二:: :: __ _ _   ,、! レl :: ::{
              j_ェエ-'::´:::::::_ェ- =≦r ̄ _, '´_,.斗' ´,l: -':: :: ::フ
           ,..::::'´:::::::L -'`ー=、_ _ハl _ir'´シ'=t-。-、ノ :l:_:::::イ´ヽ
        ,...:'´::::_; -  ソ  と__¨ちリ冫 ̄ ヽ ー- ゝ-イ'   i:,' n l
      r'´::::>'7: .. :Tヽ::!  ´' ̄¨ ´ / ノ_   ∨       /レ ハ l. l
      レ'´  ム :ハ::l  ',:!.      / ./::lハ         '  :レ /.,'
      ` ー─ 〉ハ.レ! !ト.l|.      〈 ノ:|:ヘ〉         l-イ./ ハ
           ゝノ '.,ヘ._!       \/          レイ /::ハ
              ',.、' l      , '` ー' `ヽ、 _      :K_ソ:: :(
           __   ,'::Y.',.    v '´¨  ̄ >イ      j |::: :: :{    __   __
          /::::ト。 ノ: :| ハ     こ_ --一'::.       /-, !:: :: ノ  / __`ヽ'´::::l
        /:: :: :l ::| l ヽ:! ハ      (          /: : | i:: :: 〉 .,' /,. '´:: , 'l ::|
      /:: :: :: :: ! ::i ト、_.|: ! : \    j __      ., '   | l: :: :) j  !:::;:: '´l_,. !::l
    _/::, ' `ヽ :: ::! ::!ト、_::!: l : : : ヽ /: : : : : :`ヽ  , '     i !:: :ム'´:〉 ゝ、  '´¨l :「¨ ー- 、
   /:: ::_::!  l l:: ::| ::|| \_!: l : : : ∨: : : : : : : : : : 〉 '      !.〉:r-'´  `ー '。  | |::「¨ーァ、 ヽ- 、
   !::/  ト、_ / !:: ::! ::!|   〉.i    `ヽ_:_:_:_:_:,イ'´      j ヘノ      I  jェ、!:l.  i  l〉 /、 \
   | l 、 ハ、_ノ:: :: l :ハ / | | ,..:':7   ∨/          ノO`ヽ\.    o ,'´¨|::ト-=、 ヘノ  ソ、 l
.   lハ_ ノ:: :: :: :: :: :: :\,.:-:: '´: :/     \     /  /    ハ ヘ ___」 !::ト--´ヽy '´/ lノ j
__」:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :::ハ:: :: :/       l    /   l      `ヽ\_   ┴┘ ̄ ̄  .ハ トイ
:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: ::ハ:: ::l    O   l   i     \      ⊥ >、      r'´. | L



打たれ、引き釣り下ろされたエースは、何故だか堂々とマウンドを降りた。







269 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:28:56 ID:SZt0bEmQ

          ┌────────────────────────────────┐
          │やる夫がプロ野球選手になるようです                        .│
          │                                              ..│
          │                                              ..│
          │                                              ..│
          │                                              ..│
          │                                              ..│
          │                                              ..│
          │                                              ..│
          │                                              ..│
          │                                  _  -─-  _     .│
          │                                  | , -──- 、|   ......│
          │                                 r/:::i:::::、::`ヽ::::::ト     ..│
          │                                  {:::::|ト、::\:::ヘ:::/     │
          │                        .            l::::if_テ f_テi}::l     .│
          │                                  }リト、 -, イ/{     .│
          │                                   r‐十示千、      │
          │                                  /,-、i }{ fj:.:\_  ......│
          │                                 く∧_ノj=''=┘:.:.厂    .│
          │                                 〈__ノr‐r‐┬rr ヘ     .│
          │                                   /__|爻|:」ハ ヘ    │
          └────────────────────────────────┘
.







270 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:29:33 ID:SZt0bEmQ


        ☆        ☆        ☆        ☆        ☆


事のきっかけは、TVリポーターの、不用意な一言だった。


                         , - ──- 、
                   ___ ,. -‐v'´ ─一: :、: : : :r=zr─ 、
                    !l/: : : : : : : : : : : : ヽ : : l |:{: : : : :\
  /\ r- 、          /: : : : ,: : : : : : : : : : : :\:l |,.ヘ: : : : : :\
  \:::V::::::::l          /イ: : : : : i、: : l、: : : : :__:l: :}`ー'ヘ : : : : : :.\
    ヽ::\::::',        / 7 l: : : : 」Lニ、 | \ ̄ : : |ヘ!: :_/7:|: : : : : : : : :ヽ
     ' 、:::\:'.          /: :|: : : : Ⅵ__ ,: :', r=≠z: : :/ 〕 :ハ: : : : : : : : :.:|
      .\`zヘ        ./ : :Ⅳ: : : :lf rハ \Lんィ㍉ /:「「!:!:/ ! : : : : : : : :.|
          \` \     ./: : : l: ト, : : |マり  `弋ェりノliヨ:レ':Y   | : : : : : : : : !
           `  .` 、 /: : r 、: :! ',: : !xx  ,_ 、xx /!__ノ´z- _j  -─- 、 !   「本日は、VIPスターズのエース!
            ` ,ニニ/::::::`ー- .,_ヾ__ ヽ  _}_ イ 1<,.  ィ::::::::::::::::::::::::::)!|   グラハムさんにお話を伺ってみましょう!」
               /: : : :l::::::::::::::::::::::::::::`ー〔〕ーiイ_ ノ j !_ l_ -‐──':.i:l
                / /:: : :`ー──── '──| レ__>- ' Y  |.: : : : : : : : :l:|
           / /: : : : : : :i: |          ! / l rzュ !,  |: i: : : : : : : :l:|
            /,イ: : : : : : : :Ⅵ         /: :j _ _, `ー1: ! : :,. ゙´\|
             / l : : : : : : :!: l !         ./ : / ,、    ,仆 イ:::::::::::::::ノ|
         /   !: : : : : : ハN }         | : : /_/::l`7=≠__,ン_j,: -'7´7 !
               |1: : : : /Ⅴノ        |_/z_!__jzzヘ_ソ´ l : : : /}: :/
               l : : : / /           |__|        !: : :/ Y
               |iN :/               |:::::::l        l : /  /
               l V                  l:::::::ヘ       ∨
                                 |:::::::::ヘ
                                 l__,.ノ

朝のニュースでのVIPスターズ特集。
あろう事に、初音とかいったリポーターは、グラハムの事をVIPターズのエースと紹介した。



 ヘ、"\〃" "|  // 〃
  N` "ィ⌒\∥/⌒ト/ //
_-ヽY ヘ」_ u V U゛ //∠_
_ ; ;r~ヘ=\"i /=r ̄Yノ/
; ; ヽハ ト、 ~。y乢。~几=イ ト-~
ヾ- ´ ~ス"U~´ r ' ~" ノ ト;;
、_) ` / }、  {三ミ}  〈 _」r ̄
、>  ミ ト-ト、_ // / ` 二
_)゛   入リ;;;;;;;;;;;;;;;;;;|  ノ (_、
フ r ヽヽ/二ニ ̄二ニt 丿 r~
ヾ_人ノ゛   | |   ヽ、_と
//ミ、____」 L___//"ミ
ヘ、TT ̄7/二二二二ヘ「 ̄´/
 ヘ'   { {____} }  ノ
  ヾ  { L____」 }  /


ベジータの自尊心は、深く傷つけられる。







271 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:30:01 ID:SZt0bEmQ

VIPスターズのエースはベジータ。そう言われている。
今年の開幕投手もベジータで、9月頭に10勝目を上げたベジータは、ここ4シーズンで37勝。

優秀な成績を収めており、誰もベジータを悪い投手とは言わない。


          | /    \ j冫`ヽ        /
             | |   ヽ / | 卜  |      /
           ||  /\ ヾー'  | /     /
            |  |/´     ∨/     ´' -,,,_
          |  ||\     _ム,,,,,,,,、__──'''''´
           |、_| / ,,         ヽ、          「当然だ!」
           ) ` ´       〉     ヽ
           /,,  /| ,    /:    !  ヽ、
            `~'''‐'、   /;;     !   \
                  ̄


一方で、長いイニングを任せられない、大事な試合に弱い、負け越しが多い等、
秀でた投手とも言われない。



            /\
           /  \
          /    \/\
          |        /
       /\/        \/\
       |              |
       /    / ̄\/ ̄ヽ  /
      \   | ・  ┃  i | \/|
      /   》     __  ∥   |
      \/\/lllliiiiii  /iiiiiil\/\/            「些細な事だ!」
       | - l ヽ ・]  [・ ノ |ン |
       \と   ̄ 人_ ̄  // /
          |    ┛    |ヽ ̄
           \  ━┛ /
            \  ̄ /
               ̄






274 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:30:37 ID:SZt0bEmQ

ただ、アカギは今期、ベジータの事をエース扱いした。
エースと公言した訳ではない。ただ、エース待遇で扱った。


         __、─- 、
        > ,, `  ,, '´ ゙̄,Z._
       , ' i!i   i!i  !ii   !! <
.      / ii!  !! i! , ii ハ ii! ii! ヽ
     l i! i!! ,イ /l./--l ト ii ii l
      | i!,.、ii /‐l/-'、 ̄,V-|ハ ! N
      |!i.|.f1.| =。===.,, ,。===lW
      |.i!|.「l | `ニニ´  ヾ二 l
     |ii ヾlノ.  , -‐' r _ \l   (._ ⊂
      /| ii /'\ ′'フ",二二ニ⊃   ,)   )
   _/):| /    \/ ,. ´二ニゞくう ( r '´
‐..T....|((::K    / /./ ´, ─_'ニ\>,_'ノ
.....|.....|::)):l(ヽ.  / ' '  .仄l ..|.....|....T..‐
... |.....|((:(:l))(:><:\   ノ(:((:l...|.....|.....|....
....|.....|:)):)l/./..>、:`:く)::)):))l .|.....|.....|....



周囲もそれに従った。VIPスターズのエースはベジータ。
一応そういうことになっている。


              |ヽ
             ,ヘノ:::::ヽ
           /:::::::::::::::::ヽ
        /| /::::::::::::::::::::::::::ゝ
       /::::|/:::::::::::::::::::::::::::::::::::〉/!
       |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::://|
       |::::::::::::::;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
      |\:::::::::/  `、::::::::/ ヽ:::::::::::::::|/ 
      ヽ:::::::::/    !::::/   !:::::::::::/
      \::::::::>    V __<,,=-、/          「・・・」
         ヽ「`|〒=。,_;' 。=〒|#l)
        ‐ゝ、!  ̄",└≡=ナ-┘ 
         `∧  i=`==、 ∧´   
―┬─┬―i⌒/  \ー='/ ヽ⌒i―┬─┬─┬―
  !   !  |  | |.  ハ`ー'´ハ  | |  |  !   !   !







275名無しのやる夫だお:2010/01/24 (日) 22:31:17 ID:C8o2GUrM
おお消去法エースの悲哀が・・・







276 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:31:20 ID:SZt0bEmQ

しかし、今のVIPスターズには、ベジータより良い成績を収めている投手がいる。
グラハム・エーカー。

新入団の、外国人投手だ。


              ,ィ       _            、__
            八___   ´      、_      ヽ \
              ゝ  /   ´ ̄      \   \   、ヽ
             ア  , /    | 、    ヽ  ヽ\  ヽ\
             / / /      l | l |  |   l   丶ヽ  ヽ ヽ
               / /  ,     ,  ムハ|||      ヽi    l  ',
           l /  /     / /   l/l/     、、 \   l   !
         r  レ  / ,/   ! ' /,. ≦ ̄\_   \\ ―丶 __,レ
         |ー '/ //|、l  l 「/r公テ〒 リ / / ム` ニ=-  、_ヽ
         ゝ__{´厂 、|Aゝ トl〃 ゙='_ノ  丿イノl ハ )||| l || ``
           Ⅵ |  {ィ汚i、!   ´     ´ /' 〈 / 丿 /  ,!/
            `トlゝ _ゝ7 `            r'_/ /  'l′
                ン               | | l   /
                ゝ _ ^              ノ Ⅵ|  l |
                 ヽ  _,,.. -;;ッ'゙          川 | 、ヽ
                  `、`¨二         ___jム_l≧z
                   丶      ┌f‘” ̄           ̄`ヽ
                     ',     _| |                |
              ┌r―……ゝ- < | |                |
              ||        ∧ | |                |
              ||         _」_| |                |
              ||         /ノ | |               /`"ー- ,,,__


グラハムは、現在12勝。防御率、奪三振数、全てにおいてベジータを上回る。


なによりグラハムは、長いイニングを投げられる投手だった。
外国人投手の癖して投球数を気にしない。むしろ1人に投げぬくことに拘って見せた。


     ̄/ ̄/ ̄厂: : /: : / : ハ: : l: : l : : : : 、: ヽ: :ト ニ=-: :ヽ: : : : \  /
.     /  /  /:/: :/l: : :':/、 ヽ: :、: :、: : : : :ヽ: l! レ\: : : : : !: : 、 | 丶/
 、___/_/_/ :レ彡ヘ : {=ミ \ ヽi 、:ヽ: : : : }!:Aナ=ミT: : : :|:、: :ヽ|
  l  |  |  |: : |ヘ{  ヽ:lウh \\  ヽl : : : ||ナiウh  jハ: : : ハ:ヽ- |
  l  |  |  |: : l  i、  弋ツ   トヽン^ソ,|: : : :ハ 弋ツ ィッ ,' : /: :}T   |
  l  |  |  |: : 丶 ゞ=‐----‐彡/r' - i: :/\二¨¨´ ノィ: :ヽ/ |  |
  l  ヽ  、 |_: \\    "´ ´    / ヘ     /´∧ ト:≧  |
  l    \ ` 、` 、:`≦__,         丶       ハ `T l   !     「せいっ!」
  l     ` 、` 、` 、‐ ´              ,       ハ  l  ! |
 / / ̄\   `! `! ゙l        ,.  ノj    /___l__l  !、/
./ 〃` x 、  ヽ、 | j |   ,. _      ,    /  j   l  ∧
、 {() 丶ヽ丶   ̄\\ \  〃‐-- ` 二二i{    イ― /―/  /Ll|
 ヾ    丶へ    l l  l  {         ∨  //  /  /  /  |
\ 丶      - ヽ  < ヽ ` ゝ _       /  //´/ ̄へ .イ   /
、 \丶   {  } l   「\ 丶、  `¨¨¨¨¨¨¨ ¨¨¨¨´ < //  ∧


いまや、ファンから、ベンチからの信頼は抜群の投手である。







277 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:32:14 ID:SZt0bEmQ

-------------------------------------------------------------------------------------------------

          |  │厂| |  ヽ、_,      \__/
          ||li| \ | l    , -'  ┌ __   \
          |   |li|人」 / ,______,  ┘
        /||li|  /,.  ヽ             .'
     / //|  /,.     ヽ      ‐三  .'        「エースってのは、チームを背負って立つピッチャーの事だ」
   /  ./川|li:/,.       ヽ          ∧
    . : //川|/,           ヽ       /川
  . : : /川川/             \    //川\
 : : : ://川川                ヽ-イ川川: : .\
 : : :/川川川ト、               ,'|川川川.: : : : .\

-------------------------------------------------------------------------------------------------

アカギに掛けてもらった言葉を覚えている。
今期は、自分の事をエースと呼んでくれる人も増えた。けれど――










――そんなものじゃ、納得できないのだ。


/      ヾ / ノ( ヾ  / /
ヽ|シ-、   V  ⌒   /´ /
  弋ミ、\ "! ,, / ̄リ ∠
`r-、} |  \`ル/  | k-/
|-イ  ゙=゚-シ: k-゚=" |)「ヽ
`|ノ|     ヘ/ -、    ト-ノ;;;}
フ;ヽイ   ´にニ-ヽ」  厂};;ィ
_];;;;;;リ    トr⌒、 }  ハコ;{
_];;;;;ヽ   L'―-ワ /;;}_」;}
L_」;;;;;;\ ' ̄~ /;;ノノ ̄レ        (エースとは・・・強者だ!)
;ト_];;;;;;;;;;;;;;'ー`;;;;;=′ }
;;} ̄ヾ==〒 ̄   ノ ̄-
;;|_-ヽ    |    ィ
;;{ r⌒ナ⌒ナ、| _=Tハ_
;;| ! | | ト、三ヨ|/    ̄
_-| ´ ゛〃 _}ヨハ
 ハ    ≡/_ノ(
\| ヾ ≡≡ヲ;;;;;;;;\/


やはりエースとは、絶対なものと思う。
チームに1人、最も優秀な投手が呼ばれるべきものだ。







279 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:32:47 ID:SZt0bEmQ

だから、エースの自分は、何もかもグラハムに勝つべきだ。
信頼も、そして成績も。


ジッとしていられなくなって、ランニングを始めた。
全力で投げ込んでやりたい位だが、試合がある。それはできなかった。


          | /    \ j冫`ヽ        /
    ハッ       | |   ヽ / | 卜  |      /
           ||  /\ ヾー'  | /     /
            |  |/´     ∨/     ´' -,,,_
          |  ||\ U   _ム,,,,,,,,、__──'''''´
           |、_| / ,,         ヽ、
           ) ` ´       〉     ヽ  ハッ
           /,,  /| ,    /: U  !  ヽ、
            `~'''‐'、   /;;     !   \
                  ̄




グラウンドをゆっくりと走っていると、後ろから足音が近づいてくる。


           ヽ   ` /  '}
            >   /ごノ
        __,∠     /    キュムキュム
      〈、    /
       \、__ノ



やる夫である。

          / ̄ ̄ ̄\
       /─    ─  \
      / (●)  (●)U ヽ
       |:::⌒(_人__)⌒::  |`ヽ
   ,ィTl'ヽ\  `ー´    /`ヽー;、
    kヒヒど, ((        (({⌒Yィ 、 ソ
      `´ ̄ヽ      ハヽ/`^ー′
           ヽ   ` /  '}
            >   /ごノ
        __,∠     /    キュムキュム
      〈、    /
       \、__ノ


スタミナの化け物であるこの男は、後方から一気に近づいてきて、
見る見るうちにベジータを追い抜こうとした。






281 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:33:12 ID:SZt0bEmQ

やる夫がベジータを追い抜こうとするその手前、
ベジータがやる夫に呼びかけた。


          | /    \ j冫`ヽ        /
             | |   ヽ / | 卜  |      /
           ||  /\ ヾー'  | /     /
 ハッ          |  |/´     ∨/     ´' -,,,_
          |  ||\ U   _ム,,,,,,,,、__──'''''´       「待て!やる夫!」
           |、_| / ,,         ヽ、
           ) ` ´     U 〉     ヽ  ハッ
           /,,  /| ,    /:    !  ヽ、
            `~'''‐'、   /;;     !   \
                  ̄

                                                     ____
                                                    /      \
                                                   / ─   ─   \  ハア
                                                  /( ●)  ( ●)    \
                                  「・・・なんですかお?」   |  (__人__)  U    |
                                                  \ ` ⌒´       /
                                              ハア    /  ー‐      ヽ
                                                   /            `






285 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:34:01 ID:SZt0bEmQ

::::::::::::::::::;::::::::::::::::::/       \;;;;;;;;;;/        ゙l::::::::::::::::::;::::;::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::/          ゙l、;;,/`         ゙l:::::::::::::::;::::::::::;:::::、
゙l:::::::::::::::::::::::::::::::,l゙          │/          : |:::::::::::::;::::::::::::::/
.ヽ::::::::::::::::::::::::::::|    .,,_       .}"           ,!:::::::::::::::::::::::,,iレ、
'-,ヽ、:::::::::.,-‐、,:ヽ,-r ,/`:~ヽ、          ,-  ,/'i、 .'!r'";;,,-'ーi、:::::.rl'"/
、`''゙l‐::::::│ ,,,_.\/`il゙''i"'i、::゙'i、  ヽ   / ,/`::,,,r:ト  `i,/,-.i、 l゙::::::::,,/`: :
.ヽ:::::::::::::::l゙ ."../i、゙l,  │  \:ヽ、 .゙ト | ,/  .,i´:./ ゙l   jレ゙i、: ".|::::/ .|: : :
: :`'-,、::: |  .| !',,゙l  ゙l   `'、ヽ  |  .,/_/   ,l゙  ,l|│l゙  レ゙  |: : :
: : : :|`''-、_゙l  ゙l .l゙.`l, │    `' |i、 , 、,,彡"    ,l゙  ,l゙.,-│ .j゙|   .l゙: : :
: : : :|   |ヽ、ヽ,ヽi,|  ヽ、    `゙ll|,l,レ'l゙    _l゙  ,l゙'゙/`_/:,!   l゙: : :   「俺の前を走るな!」
: : : │  │:`-,,, `'''ミ  .二"'''''''-、 ゙l'"‐ニニニ ̄、  │ ,,r/゙:::::,/  ./ー-,
,,-‐',,゙l、  .ヽ、::゙'ミ'ー-|、   .,、,_   r|  _,,,,,、   .,―'゙/:::::,/`  .,/
/゙` ヽ、  `'i、::::゙'-,.│   ./'二二,,,"'',,,,,/,|   /.,,r'":::::/   ./
     `'i、   \,、|゙''ト、  .゙l,,,,-‐'ヽ,/―,,-,i´  ,/'',/::_,,/   .,,i´
      `ヽ、   `゙'ヘ,,_`'-、 'l,|、  `  .,,l゙/ .,,‐゙,,彡‐"   ._,/
       `''ー、_    `゙゙''''ヘ,,ヽヽ-,,--‐_/.,,-'"゙`   _,,-‐'゙`
          : `''ー-、,,,_  : `'-"''''''''"゙/: _,,,,―ー'''"`
               `゙゙ニ―i、゙"''''''"..,ニ,,ir   ,,、
                 -'"`ニ`.ヽ   "''"'"`  ´



口から迸ったその言葉に、やる夫が露骨にゲンナリとした顔を見せた。


       ____
     /     \
   /_ノ  ヽ、_   \
  /(●)三(●))   .\
  |   (__人__)      |
  \ ヽ|r┬-| /   /
  /   `ー'´      \







286 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:34:48 ID:SZt0bEmQ

怒る気にはなれない。

我ながら新人に当たるなど情けないと思ったし、
第一何故そんな事を言ったのか解らなかった。


  \        /_ /      ヽ /   } レ,'
  |`l`ヽ    /ヽ/ <´`ヽ u  ∨ u  i レ'
  └l> ̄    !i´-)     |\ `、 ヽ), />/
   !´ヽ、   ヽ ( _ U   !、 ヽ。ヽ/,レ,。7´/-┬―┬―┬.
  _|_/;:;:;7ヽ-ヽ、 '')  ""'''`` ‐'"='-'" /    !   !    
   |  |;:;:;:{  U u ̄|| u u  ,..、_ -> /`i   !   !    
   |  |;:;:;:;i\    iヽ、   i {++-`7, /|  i   !   !  <_
  __i ヽ;:;:;ヽ `、  i   ヽ、  ̄ ̄/ =、_i_  !   !   /
   ヽ ヽ;:;:;:\ `ヽ、i   /,ゝ_/|  i   ̄ヽヽ !  ! ,, -'\
    ヽ、\;:;:;:;:`ー、`ー'´ ̄/;:;ノ  ノ      ヽ| / ,、-''´
                 ̄ ̄ ̄            Y´/;:;:;\





ただ今は、誰かの背中を見たい気分ではなかった事は、確かだ。

-------------------------------------------------------------------------------

                    __r‐≦z_ ___,
                  _ノ,      `¨≦z_
                 フ´          ミ、
                彳(( ,           `=z
               _ イ j从          ハ  ド
               孑 _ノ          , 、ノ トミ
               オ           rf r' l l トl
                V r       j l八(ノl小!
                _廴ヘ        V/V } ハ
                  )、 ト、   )   } トl  /
                  "ヘ ,  く r ,jハ  /
                   小从 川、l´ ├ ′
                   _j  rWK `  `ー 、
                 ,  ´  。     。  u\
              ,  ´ u    j         _>‐- 、
           , -‐´‐   ―    u     -‐ '´       \
         /                 ,       。  l ',
           /  。  u      j    。 |         ij  l
        i          u           ゚       /
-------------------------------------------------------------------------------







287名無しのやる夫だお:2010/01/24 (日) 22:35:12 ID:be8.82LQ
気持ちはわかるがこれはうざいww







288 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:35:32 ID:SZt0bEmQ

テクテクと、早歩きのようなスピードでランニングは進む。
やる夫は不機嫌そうな表情を改めない。

       ____
     /     \
   /_ノ  ヽ、_   \
  /(●)三(●))   .\
  |   (__人__)      |
  \ ヽ|r┬-| /   /
  /   `ー'´      \



気が咎めて、ベジータはやる夫に話しかける。


 ヘ、"\〃" "|  // 〃
  N` "ィ⌒\∥/⌒ト/ //
_-ヽY ヘ」_ u V U゛ //∠_
_ ; ;r~ヘ=\"i /=r ̄Yノ/
; ; ヽハ ト、 ~。y乢。~几=イ ト-~
ヾ- ´ ~ス"U~´ r ' ~" ノ ト;;                「おいやる夫。
、_) ` / }、  {三ミ}  〈 _」r ̄
、>  ミ ト-ト、_ // / ` 二                お前、カイザースのできる夫を
_)゛   入リ;;;;;;;;;;;;;;;;;;|  ノ (_、                意識しているのか?」
フ r ヽヽ/二ニ ̄二ニt 丿 r~
ヾ_人ノ゛   | |   ヽ、_と
//ミ、____」 L___//"ミ
ヘ、TT ̄7/二二二二ヘ「 ̄´/
 ヘ'   { {____} }  ノ
  ヾ  { L____」 }  /







289 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:35:59 ID:SZt0bEmQ

やる夫は一瞬凄い顔をした。

       ____
     /ノ   ヽ、_\
   /( ○)}liil{(○)\
  /    (__人__)   \
  |   ヽ |!!il|!|!l| /   |
  \    |ェェェェ|     /



けれど次の瞬間無表情になり、

           ____
         /      \
        / ─    ─ \
      /   (●)  (●)  \
      |      (__人__)     |             「そんな事無いですお」
      \     ` ⌒´   ,/
      /     ー‐    \


そう否定した。

カズマとのゴタゴタは聞いている。
それが咎められると思ったのだろう。




         //"////
      /|/|"/  ///
      /|/"レ|/" / ∥ //
     //ノ/v/ ̄ ̄ ̄ヽ/
     ル/|/   __
     ||/v   /_/  ノ
     |/"/ //|   レ
     < ルレ J /     /               「いいぞ、もっとやれ」
     丿、L' ̄
~i    <ー  ゛ ヽ
=|     | /
_ノ    丶 ―      /
 し⌒ヽ  丶 ≡   = /
  / /    \ ≡/
 "(_ノ       二|ヽ
  /|   __/ /:/ ノ\
人_ノヘ/ ゛  /:::| |ヽ
゛゛  ヘ/  /::::::::/ ̄ ヽ
__/、 ノ |::::::::::| ̄ ̄\
  /|  |゛_ ヘ:::::::ヘ
          ,/

だがベジータは、やる夫を肯定した。







293 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:36:37 ID:SZt0bEmQ

予想外の言葉に目を丸くするやる夫。

       ___
      /     \
    /  一'  `ー\
   /   ( ○)  (○)\
   i       (__人__)   i
   ヽ、    |r┬-|  /
     /    `ー'´  く



          | /    \ j冫`ヽ        /
             | |   ヽ / | 卜  |      /
           ||  /\ ヾー'  | /     /
            |  |/´     ∨/     ´' -,,,_
          |  ||\     _ム,,,,,,,,、__──'''''´
           |、_| / ,,         ヽ、          「何もおかしい事じゃない。
           ) ` ´       〉     ヽ          負けたくない相手がいることの、何が悪い」
           /,,  /| ,    /:    !  ヽ、
            `~'''‐'、   /;;     !   \
                  ̄


ベジータの視線が、少し遠くなる。







294 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:37:06 ID:SZt0bEmQ

--------------------------------------------------------------------------------------------
      /   ,;;| /:::レ':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::゙'"::/::::::::::\'
:::''    /    / |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/|::: /::::::::::::::::ヽ
    /::,,    / |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::レ '::::::::::::::::::::::::| /:|
    ヽ   /\::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: /::::::::::::::::::::::::::::::::レ':::|      /:::
     ヽ::   |:::::ヽ::::::::::::::::::;;:::::::::::::::: //::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::レl ,,-─''":::::::
        /:::::/ /--、::::::/,,,ヽ\::::レ'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: //::::::::::::::::::::
、     /::::::::::/ .|'"ヽl、|!l,,=、::l .|レ':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/|  |:::::::::::::::::::::::
、,,,,,,,,,,,-‐'":::::::::::/ |l /'" ゙ヽli'. l| |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ヽ ヽ::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::/ //、ヽ ヽl|_  l| .:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/l \\::::::::::::::
::::::::::::::|:::::;;-'"   /,| ゙'"l ::,,, \.。レl|,、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| ヽ  ゙ヽ、\;;;;_;;      「俺にもそういう相手がいた。
、;;;;;;;;;;;/   //|l゙ヽ..゙、'"    ゝl| .\::;-、::::::::::::::::::::::::::::/、 ゙、   ゙''ヽ、,,, 
         / |l:ヽll.\   ‐' l|ヽ、\、゙ヽヽ,::::::::::::/  |l、 \            何かと気に食わない奴で、
 \         |ヽ\l-,,\,,-‐'"ll「l └''  l| |;;;;/    |ヽ\\           常に俺の1歩先を行きやがった」
   \      、  |:::::::ヽ--‐':::::::∧|、    ‐' ‐-、    | 〉::| |
.|    \     \|::::::::::::::::::::::::ノ ヽヽ|    ヽ   ゙'''''ヽ、ll::::| /
 |     \ \  \::::::::::::::-'"/  ゙フl‐,、   |:::...;;-─‐//:::/ /
  |      \ \ \::_/'"-'"  / ‐ヽ‐ヽ,,,_ヽ/ ヽ \二/ 〈    /
       ニ==-,,,,/-''.゙ヽ、‐',イ"  l"::::::::::::::"、  \__,,/\ヽ、,,,//
      ,,,,,,----/l/     ゙ヽ、 ,,-‐'"::::::::::::::::::\、        ゙''''フ/ /
 -─‐''''" -‐‐'"//l    / ̄/::::::::::::::::::::::::::::::::::\、        |l  /
  、     // /|\  /::::::::::|l::::::::::::::::::::::::::::::::‐/─\       || |
\─\_//_,,/-\..|i:::::::::::::!::::::::::::::::::::::::::::::/    \     .|l |
  /ヽ-、;;;;;;;;;;;;;;;-‐イ:┬‐ ヽ|l:::::::::::::::::::::::::::::::::::/        ヽ--=''''''"
 / |l  | ̄ ̄ |  |l::::゙ヽ、 \l、:::::::::::;;;-‐''"~,,,,,,,___
 l レ  |      .ヽ、::::::::::゙丶、,,゙''''ヽ‐'_,,,,,,,       ゙"'''''‐--、
      -、ヽ、    \::::::::::::::::‐''"::::::::::::/            \
        ゙''''ヽ.\  |l\::::::::::::::::::::::::/           // ヽ
           \\ ||  ゙゙''''''ヽ、;;::::/>       ,,-'",,-''"    |l
--------------------------------------------------------------------------------------------






298 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:37:53 ID:SZt0bEmQ

自分の身に置き換えたのだろうか?
やる夫は熱心に話しを聴いた。

      ___
    /     \
   /  _ノ '' 'ー \
 /  (●)  (●)  \            「ベジータさんにも、そういう人がいたんですかお?」
 |      (__人__)    |
 \      ` ⌒´   /



                    ∧
               /  /巛ヽ
              /| /巛巛《《|  /
         /|  /巛| 巛巛巛《《《//
        /巛/巛巛巛巛《《《《巛《《//
       /巛巛巛巛巛《《《《巛巛《巛《///
      /《/ヽ巛巛巛巛巛巛巛巛《《巛/
     //   巛巛巛巛巛巛巛《《《《《《/
    /  ,,,|   ヽ巛巛巛巛《《《《《《《《《/
   < ,,/ |      》/ ̄]《《《《《《《《《/     「別に珍しいことじゃないだろう。
    ノ丶〆     ゛ β》|《《《《《《《彡       それに、そいつを意識することでここまで頑張れた。
  <  "        二ノ《《《《彡/
   └ ┐     //  ≡≡/          俺にとってはプラスだったと思うぞ」
     |      / /     \
     >-/  /       \
       丿 /        \



           _-─―─- 、._
         ,-"´          \
        /              ヽ
         /       _/::::::\_ヽ
       |         ::::::::::::::  ヽ
        l  u    ( ●)::::::::::( ●)      「プラス・・・ですかお?」
       ` 、        (__人_)  /
         `ー,、_         /
         /  `''ー─‐─''"´\


プラスという言葉に、やる夫は引っかかりを覚えたようだった。

自分の感情が、どういう利点、どういう不利益を産むか、
余り考えたことのないような口振りだった。







300 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:38:24 ID:SZt0bEmQ

         //"////
      /|/|"/  ///
      /|/"レ|/" / ∥ //
     //ノ/v/ ̄ ̄ ̄ヽ/
     ル/|/   __
     ||/v   /_/  ノ
     |/"/ //|   レ
     < ルレ J /     /
     丿、L' ̄
~i    <ー  ゛ ヽ
=|     | /
_ノ    丶 ―      /            「ああ、そうだ。
 し⌒ヽ  丶 ≡   = /             一度も勝てずに終わっちまったのが、心残りだがな」
  / /    \ ≡/
 "(_ノ       二|ヽ
  /|   __/ /:/ ノ\
人_ノヘ/ ゛  /:::| |ヽ
゛゛  ヘ/  /::::::::/ ̄ ヽ
__/、 ノ |::::::::::| ̄ ̄\
  /|  |゛_ ヘ:::::::ヘ
          ,/


ベジータは、とても残念そうにそう言った。


      _____     ━┓
    / ―   \    ┏┛
  /ノ  ( ●)   \  ・
. | ( ●)   ⌒)   |
. |   (__ノ ̄    /             「一度も?まだ――」
. |             /
  \_    ⊂ヽ∩\
    /´     (,_ \.\
.    |  /     \_ノ






303 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:39:04 ID:SZt0bEmQ

自嘲の笑いを浮かべ、ベジータが話す。


              |ヽ
             ,ヘノ:::::ヽ
           /:::::::::::::::::ヽ
        /| /::::::::::::::::::::::::::ゝ
       /::::|/:::::::::::::::::::::::::::::::::::〉/!
       |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::://|
       |::::::::::::::;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
      |\:::::::::/  `、::::::::/ ヽ:::::::::::::::|/
      ヽ:::::::::/    !::::/   !:::::::::::/
      \::::::::>    V    <:_::/           「“まだ”は無い。ソイツは引退しちまった」
         ヽ「`|〒=。,_ ;'=。ア´|. i
        ‐ゝ、!  ̄ ",  ̄  !ノ
         `∧  ,_ヽ _,、   ∧´
―┬─┬―i⌒/  \.  ̄  / ヽ⌒i―┬─┬─┬―
  !   !  |  | |.  ハ`ー-'´ハ  | |  |  !   !   !



        ____
       /    \
.    /          \
.  /    ―   ー  \
  |    (●)  (●)  |                「・・・・・・」
.  \    (__人__)  /
.   ノ    ` ⌒´   \
 /´             ヽ



㍊㍊㍊㍊㍊㍊㍊㍊㍊㍊
㌫㍊㍑㍊㍊㌃㍊㍑㍊㍊
㍊㍊㍊㌢   ㌢㍊㍊㍊
ミ㍊㍊㌢    ㌢㍊㍊㍊
`㍊㍊       ㌢㍊㍊
 ㌢         ミ㌫㍊
       ㍊㌫ミ  ㍊㍊
㌧   ㍊㍗   _ ㌻㌫
㍊〃,㍊ _ - ̄ / ミ 6}                 「競えよ。
>㌻=<ニ ・ _/   、_/                     勝っちまえ、見せ付けろ。
/  \  ̄    |㌫
  r  `ー、   /㌃                         その気持ちがある限り、俺達はもっと上に行ける」
t`ー―- イ   /、__-
ヘー――/ / / /| |`
`\_/ /"_/ イ ||
`\二_/-二―┛ニ-┫|
"\ / ̄"      //ニ
  } {        //::
  _| |_       //:::


そしてけしかけた。

笑みがやや、物騒だ。







304 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:39:45 ID:SZt0bEmQ

やる夫は、いやらしく笑う。

       ____
     /⌒  ⌒\
   / <・>  <・> \
  /::::::⌒(__人__)⌒:::::\
  |     トェェェイ     |                「ベジータさんは、グラハムさんと競うんですかお?」
  \    ヽニニソ    /




::::::::::::::::::;::::::::::::::::::/       \;;;;;;;;;;/        ゙l::::::::::::::::::;::::;::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::/          ゙l、;;,/`         ゙l:::::::::::::::;::::::::::;:::::、
゙l:::::::::::::::::::::::::::::::,l゙          │/          : |:::::::::::::;::::::::::::::/
.ヽ::::::::::::::::::::::::::::|    .,,_       .}"           ,!:::::::::::::::::::::::,,iレ、
'-,ヽ、:::::::::.,-‐、,:ヽ,-r ,/`:~ヽ、          ,-  ,/'i、 .'!r'";;,,-'ーi、:::::.rl'"/
、`''゙l‐::::::│ ,,,_.\/`il゙''i"'i、::゙'i、  ヽ   / ,/`::,,,r:ト  `i,/,-.i、 l゙::::::::,,/`: :
.ヽ:::::::::::::::l゙ ."../i、゙l,  │  \:ヽ、 .゙ト | ,/  .,i´:./ ゙l   jレ゙i、: ".|::::/ .|: : :
: :`'-,、::: |  .| !',,゙l  ゙l   `'、ヽ  |  .,/_/   ,l゙  ,l|│l゙  レ゙  |: : :   \、.  j、_人_,.ィ,__,ノi__,:'j、_,__,ノi_
: : : :|`''-、_゙l  ゙l .l゙.`l, │    `' |i、 , 、,,彡"    ,l゙  ,l゙.,-│ .j゙|   .l゙: : :    _) ̄                    て
: : : :|   |ヽ、ヽ,ヽi,|  ヽ、    `゙ll|,l,レ'l゙    _l゙  ,l゙'゙/`_/:,!   l゙: : :    J       舐めるな!!     {
: : : │  │:`-,,, `'''ミ  .二"'''''''-、 ゙l'"‐ニニニ ̄、  │ ,,r/゙:::::,/  ./ー-,、   )                    〔
,,-‐',,゙l、  .ヽ、::゙'ミ'ー-|、   .,、,_   r|  _,,,,,、   .,―'゙/:::::,/`  .,/       ´⌒ヽ'´  `' ̄`v'"⌒ヽr'~⌒ヽr'~ ̄``
/゙` ヽ、  `'i、::::゙'-,.│   ./'二二,,,"'',,,,,/,|   /.,,r'":::::/   ./
     `'i、   \,、|゙''ト、  .゙l,,,,-‐'ヽ,/―,,-,i´  ,/'',/::_,,/   .,,i´
      `ヽ、   `゙'ヘ,,_`'-、 'l,|、  `  .,,l゙/ .,,‐゙,,彡‐"   ._,/
       `''ー、_    `゙゙''''ヘ,,ヽヽ-,,--‐_/.,,-'"゙`   _,,-‐'゙`
          : `''ー-、,,,_  : `'-"''''''''"゙/: _,,,,―ー'''"`
               `゙゙ニ―i、゙"''''''"..,ニ,,ir   ,,、
                 -'"`ニ`.ヽ   "''"'"`  ´

ベジータの怒号が響く。

やる夫の言葉は、ベジータの逆鱗に触れた。







305 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:40:11 ID:SZt0bEmQ

                            .(
                             ).
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             .,ノ'″  .¨''‐y  (^'‐u_    {!(
             /′       ^┐(  ^┐   .|| (
            .}          .'>}   \  「 .〔
            }    ._,,、v、._ \_      {,   ,|
            .〕    | ,,,、._゙\.\ ┐ ,i'゙,rー:|l   ノ ,i}
            .〔  _,  .ト'フ″.^‐,\.7, { },「z(/}  .//フ
            .゙''^フ   |ヘ   ゙':厶゙l. |.|ノノ 〔} .ア゙/′
        ./¨¨'-、  ノ 、  .リ<    .o (巛[o ヘ|}  ,ノ′       「俺はエースだ!
        .|   .゙∨ .   \____,;;;,.,、r';|゙ 厶yyr'.〕 ,ノ 
        .}      .′  _,ノー'''^¨ ̄  ^^フ.´¨.リ′          エースである以上はグラハムに勝るなんて、
         }   ./'l、    ″     _,v-、,,_  .'i.           当然の義務だ!」
         .\  .(,           i|、---:┤  .>
 ,_        .゙'ー、.,.¨'¬-、       .¬''''''^″ ,「
  ¨ーv.,,_        .¨^''''ァ'|v        ノ''''^ .,ノ
     `^¬ー--、、,,,   .} .ミ>v.,_         ,ノ
    .`^冖冖''''ニフ二v-ヾ}  \ `¨''¬ー-vv、、、r′
       ー''^¨″    .}   \      . -、.).
            、、、、、)、.,,,__ ^-y    .} .゙'l八,
                    ̄¨^'冖¬ー┴、,.〕 \
                            .^'\,>¬─--v,.,,



やる夫が震えた。
何が怒りの琴線に触れたのか、解らない。

         ___
        / .u   \
      /((○)) ((○))\
/⌒)⌒)⌒. ::::  (__人__) l_j :::\     /⌒)⌒)⌒)
| / / /     |r┬-|     | (⌒)/ / / //
| :::::::::::(⌒) U .| |  |    /   ゝ  :::::::::::/         「じゃ・・・じゃあさっきのお話の――」
|     ノ    | |  |    \  /  )  /
ヽ    /    └ー.┘    ヽ /    /







308 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:40:33 ID:SZt0bEmQ

ベジータは再び否定する。

     |  |/ /      /    //    //  / // / ─'''/
     |   | /      /    / /     / /  /// /─"/
      |  | |     / /   ///     / /  / / / /
 ヽ\  |  l│    / / /゙'ヽ/     /  / ///  _
  ヽ \ |  / |    / /   ヽ       /  ///─'''"/
   \  | / |   || /      ヽ     /   /    /
    \ |/ ヽ   |l/  |└    | __   / /   / ,,,-─‐-,,,,,
     \ |  ゙、  /   ヽ 「 ヽ //ヾ、/  / ̄/ / ̄:::::::::::::::::::::::\      
      ヽ,| |l ゙、 /     ll-ヾ、  /=l |  /─二/"~:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\     「違う!
       |__.  ∨ /  //゙"  ┌ノ// / ̄ //'''"""ヽ::::::::::::::::::::.. ヽ:::::::\    いなくなった奴に未練などあるものか!」
        └ヽ、   /ノ/    | /::::::::|──//|      ヽ::::::::::::::::: :::::::::::|
        ─、ヽヽ/l"''‐"    l /:::::::::|   | ||        |:::::::::::::::::::::::::::::|
     /     \ レ/ヽ   //::::::::::|ニニ | |ヽ     /  ̄─--、:::::::::/
    /    :::::::| ヽ、ヽ‐"  ////:::::::|_,,,,,,,| |:\  /    :::::::::::::::::\ヽ、
   /     :::::| ̄ | |ヽ--'"''":::/ :::::::/ ,,,,,,-、\:::::/       ::::::::::::::::、ヽ\


そして怒気と共に、大言を吐いてみせる。

////////|   /ヽ              /       ヽ
////////|  |  ヽ            /          ヽ               /\
////////| |    ヽ         /            ヽ     |\       /  \
////////| |      ヽ       /              ヽ    |  \    /     \
//////// |        ヽ    /            |    |    |   \  /       \
///////  |          ヽ  /          / \!    |    |    \/         \
/////// | /\        V          /     ヾ、∠___|
/////// ∠   \               /    _-― ̄`\
//////// | ̄ -ヽ  \           /  /  ̄|       \
//////// |  |  \ \    |   /  /   /       /  俺が競うべきなのは!
/////////|   ヽ、_  (\\_  |__/ /◯ _,.-'        /
///////// | ._  ` ‐-‐' ヽ!.l|, l__/ヽ‐-‐‐'´   __,.   /      球界No1投手の座!
//////////|   ̄=≡/ =i i= ヽ≡=== ̄     \
////////// |         | 「       -┐        \    エースが競うべきなのは、そこだけだ!
////////// |       /|       , ヘ        /ー \
///////////|    __ヽ| ヽ    / /|       /  /
/////////// |    |‐--二二二二 =-イ  /       /  /     /|
/////////// |    Y´         `、/      /  /    /   |    /\
//////////// \   |          /     /  /  /      |   /  \
//////////////\  |         /     /  / /        |  /    \
///////////////ヽ  !二二二二/    / /  //          | /      \
////////////////ヽ   ━==    /   /              |/        \
/////////////////\_____/    /
////////////////







309 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:41:02 ID:SZt0bEmQ

やる夫はベジータを尊敬の目で見上げたが、


      ____
    /ヽ  /\
   /(●) (●)丶
  /::⌒(__人__)⌒:::uヽ
  l    |r┬-|     l
  \   `ー'´   /




次の瞬間、元の顔色に戻り、実に言い難いことを言った。

      ___
    /     \
   /  _ノ '' 'ー \
 /  (●)  (●)  \
 |      (__人__)    |            「でも、それにはグラハムさんを・・・・・・」
 \      ` ⌒´   /




;/ |   U ヘ/   |ヘ;; 
;| / U  ヾ|/ uヘ |; 
;/ ヘ二ニ\  /二/ ヘ 
 | ヘ・__ yリレ・__/ | 
ヘ |   ̄ ̄ノ= '  ̄~  |              「・・・まあ、それはそれでだな」
ニ ヘU   ヘ_,    /_ 
  ̄ヘ  [二二ニ]〃/ ダラダラ
  /_\ヘ二二∥/ヘ  
/;;;;;;;;;;;;;\ ; ' /;;;;;;;\







311 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:41:28 ID:SZt0bEmQ

やる夫の攻勢は続く。


     ____
   /     \
  /  ─    ─\
/   ‐=・=‐ ‐=・= \             「チームNo1じゃないのに球界No1って、
|       (__人__)    |             吹き過ぎじゃないですかお?」
\     ` ⌒´   ,/



  \        /_ /      ヽ /   } レ,'
  |`l`ヽ    /ヽ/ <´`ヽ u  ∨ u  i レ'
  └l> ̄    !i´-)     |\ `、 ヽ), />/
   !´ヽ、   ヽ ( _ U   !、 ヽ。ヽ/,レ,。7´/-┬―┬―┬
  _|_/;:;:;7ヽ-ヽ、 '')  ""'''`` ‐'"='-'" /    !   !   
   |  |;:;:;:{  U u ̄|| u u  ,..、_ -> /`i   !   !  
   |  |;:;:;:;i\    iヽ、   i {++-`7, /|  i   !   !         「ば、馬鹿野郎!
  __i ヽ;:;:;ヽ `、  i   ヽ、  ̄ ̄/ =、_i_  !   !          誰がグラハムをチームNo1と言った!」
   ヽ ヽ;:;:;:\ `ヽ、i   /,ゝ_/|  i   ̄ヽヽ !  ! ,,
    ヽ、\;:;:;:;:`ー、`ー'´ ̄/;:;ノ  ノ      ヽ| / ,、-''´
                 ̄ ̄ ̄            Y´/;:;:;\


焦るベジータ。
段々図に乗るやる夫。


       ____
     /     \
   /_ノ  ヽ、_   \
  /(●)三(●))   .\
  |   (__人__)      |           「別に言ってはいないですお。
  \ ヽ|r┬-| /   /            ただ勝ち星とか防御率とかが、グラハムさんの方が上なだけですお」
  /   `ー'´      \






313 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:41:55 ID:SZt0bEmQ

/ / ヽ   /  ヽ \
  /|   丶 /   |
  L,-、   V i | ||
,-、ルーャ、\ |  /`Wv,-、
|T1{  \丶レ|//~1//' 1
ヘr,| ' 、 。`,ルィ'。  / ノ/j/
/ヾj  ゙⌒"ノ_ `⌒' //1           「ふざけるな!グラハムが上だとはまだ決まっていない!」
.γー、 fr-ーー1} ゙/||
`y' 7`Y-、` ̄' ; | /// /
{ / / メ、 ー-タ/// /
.> _,  / |ニニ/彳/  /
|   ー' 、ノ ュr-゙ ゙̄   /
`\_ /  | | N   /



       ____
     /ノ   ヽ、_\
   /( ○)}liil{(○)\
  /    (__人__)   \
  |   ヽ |!!il|!|!l| /   |         「決まってないって・・・今現に!」
  \    |ェェェェ|     /



::::::::::::::::::;::::::::::::::::::/       \;;;;;;;;;;/        ゙l::::::::::::::::::;::::;::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::/          ゙l、;;,/`         ゙l:::::::::::::::;::::::::::;:::::、
゙l:::::::::::::::::::::::::::::::,l゙          │/          : |:::::::::::::;::::::::::::::/
.ヽ::::::::::::::::::::::::::::|    .,,_       .}"           ,!:::::::::::::::::::::::,,iレ、
'-,ヽ、:::::::::.,-‐、,:ヽ,-r ,/`:~ヽ、          ,-  ,/'i、 .'!r'";;,,-'ーi、:::::.rl'"/
、`''゙l‐::::::│ ,,,_.\/`il゙''i"'i、::゙'i、  ヽ   / ,/`::,,,r:ト  `i,/,-.i、 l゙::::::::,,/`: :
.ヽ:::::::::::::::l゙ ."../i、゙l,  │  \:ヽ、 .゙ト | ,/  .,i´:./ ゙l   jレ゙i、: ".|::::/ .|: : :
: :`'-,、::: |  .| !',,゙l  ゙l   `'、ヽ  |  .,/_/   ,l゙  ,l|│l゙  レ゙  |: : :
: : : :|`''-、_゙l  ゙l .l゙.`l, │    `' |i、 , 、,,彡"    ,l゙  ,l゙.,-│ .j゙|   .l゙: : :   「まだシーズンは終わっちゃいない!
: : : :|   |ヽ、ヽ,ヽi,|  ヽ、    `゙ll|,l,レ'l゙    _l゙  ,l゙'゙/`_/:,!   l゙: : :    勝ち星も、防御率も、奪三振も!
: : : │  │:`-,,, `'''ミ  .二"'''''''-、 ゙l'"‐ニニニ ̄、  │ ,,r/゙:::::,/  ./ー-,、
,,-‐',,゙l、  .ヽ、::゙'ミ'ー-|、   .,、,_   r|  _,,,,,、   .,―'゙/:::::,/`  .,/       終わったときに全て上なのは、この俺だ!」
/゙` ヽ、  `'i、::::゙'-,.│   ./'二二,,,"'',,,,,/,|   /.,,r'":::::/   ./
     `'i、   \,、|゙''ト、  .゙l,,,,-‐'ヽ,/―,,-,i´  ,/'',/::_,,/   .,,i´
      `ヽ、   `゙'ヘ,,_`'-、 'l,|、  `  .,,l゙/ .,,‐゙,,彡‐"   ._,/
       `''ー、_    `゙゙''''ヘ,,ヽヽ-,,--‐_/.,,-'"゙`   _,,-‐'゙`
          : `''ー-、,,,_  : `'-"''''''''"゙/: _,,,,―ー'''"`
               `゙゙ニ―i、゙"''''''"..,ニ,,ir   ,,、







314 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:42:42 ID:SZt0bEmQ

やる夫はベジータをまじまじと見る。
ベジータが本気でそう言っているのが解ったからだ。

     ____
   /      \
  /  ─    ─\
/    (●)  (●) \
|       (__人__)    |         「・・・」
./     ∩ノ ⊃  /
(  \ / _ノ |  |
.\ “  /__|  |
  \ /___ /


ベジータはやる夫を睨みすえる。
自身の本気を目で伝える。


          | /    \ j冫`ヽ        /
             | |   ヽ / | 卜  |      /
           ||  /\ ヾー'  | /     /
            |  |/´     ∨/     ´' -,,,_
          |  ||\     _ム,,,,,,,,、__──'''''´
           |、_| / ,,         ヽ、
           ) ` ´       〉     ヽ
           /,,  /| ,    /:    !  ヽ、
            `~'''‐'、   /;;     !   \
                  ̄




納得がいき、やる夫が笑った。

       ____
     /⌒  ⌒\
   /( ―)  (―)\
  /::::::⌒(__人__)⌒::::: \         「解りましたお。
  |       |++++| 」_ キラッ |        最後まで見させてもらいますお」
  \     `ー''´ l   /




              |ヽ
             ,ヘノ:::::ヽ
           /:::::::::::::::::ヽ
        /| /::::::::::::::::::::::::::ゝ
       /::::|/:::::::::::::::::::::::::::::::::::〉/!
       |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::://|
       |::::::::::::::;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
      |\:::::::::/  `、::::::::/ ヽ:::::::::::::::|/
      ヽ:::::::::/    !::::/   !:::::::::::/
      \::::::::>    V    <:_::/ 
         ヽ「`|〒=。,_ ;'=。ア´|. i                「フン」
        ‐ゝ、!  ̄ ",  ̄  !ノ 
         `∧  ,_ヽ _,、   ∧´ 
―┬─┬―i⌒/  \.  ̄  / ヽ⌒i―┬─┬─┬―
  !   !  |  | |.  ハ`ー-'´ハ  | |  |  !   !  


ようやく解ったかと言わんばかりに、ベジータは鼻の先で笑った。






316 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:43:05 ID:SZt0bEmQ

      γ⌒) ))
      / ⊃__
   〃/ / ⌒  ⌒\
  γ⌒)( ⌒)  (⌒) \ ∩⌒)
 / _ノ :::⌒(__人__)⌒ 〃/ ノ
(  <|  |   |r┬(    / / ))            「でも、投球回数が上回るとは言わないんですね?」
( \ ヽ \ _`ー‐'  /( ⌒)
               / /

















      \\ ,-、               | || !| |
\\   、,、-' 弋              | || || | !   ./
  _,、-'      (              ! || || | |   / / ̄ ~/   __ __
 (_          ヽ、           | l ! || | | /  /   /___./  //  /
.\ ¨''、         ヽ、,_          || !| |  // ̄ ̄       /  //  /
    ヽ、    _,、―--、,__)         ! | || .|  //__   __ /  //  /
  \\.ヽ  /      ヽ\\      || || |  /    /   / / /._M//_M/
    \ | .f         }        ! | || | /    /   / /   /
      し|  _      ノ  \\   | |  !  !    /   / /   /
       .ゝ_____,、-'´      .\  !   !    ./   / /   /
       \\    ¨¨・・,\\    |   | /  /μM/ /   / _ _ _
        \   \   ;,       . し'/      ./μM/ / // // /
                      。     て_         ./M//M// /
                           て                / /
                          ~               /M/







317名無しのやる夫だお:2010/01/24 (日) 22:43:07 ID:uWLY9f8U
このハングリー精神だけはすごいと思うwwww







318名無しのやる夫だお:2010/01/24 (日) 22:43:31 ID:foE47tNI
いつも一言多いわw







319名無しのやる夫だお:2010/01/24 (日) 22:43:44 ID:q7JqI2UE
www







320名無しのやる夫だお:2010/01/24 (日) 22:43:46 ID:0szUW0HM
地雷原に嬉々として足を突っ込むな(wwwwwwwww







321 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:44:07 ID:SZt0bEmQ


        ☆        ☆        ☆        ☆        ☆



その晩の試合、ベジータは珍しく、9回のマウンドに立っていた。
雨降りしきる試合の状況は、7回の時点では5点のリード。

普段ならベジータ降板の場面であった。


      ∧_∧ ∧∞∧
| ̄| ̄| ̄(*゚ワ゚*)( ´ワ` )| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄|
|二|二|二| ∩∩)(つ ⊂)|二|二|二|二|二|二|二|二|二|二|二|
XXXXXXXXXXXXXX||XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX||XXX
XXXXXXXXXXXXXX||XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX||XXX
XXXXXXXXXXXXXX||XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX||XXX
XXXXXXXXXXXXXX||XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX||XXX
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
_________________________
  ∧_∧      ||//       ||       / /||
 ( ・∀・ )     ||/         ||     / /  ||
 (つ[O] )    ||           ||   / /    ||
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
2ちゃんねる           /目∧
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ (゚Д゚∩  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                 /目∧| |∠⌒∧
                  (^×^ ; | |´∀`l。)
               ⊂l三|三lノ〇二l~ )
                lニニ@ 'ノ┌一 )
            __ (_)(_)(_) | _
           /  / ,  ヽ  /(_)'
         /  /   ー一'  /  /



しかしベジータは、8回のマウンドに立つ。
リリーフ陣を休ませたいという理由の、志願の登板だ。

無論その理由は、嘘である。


    .i      .    /      .\         ヽ
   |\|          /        \    .ハ   .l
   l           /     u     i    / ヽ   lハ
   ヽ          i    u       i  /   i   | 
    |         _」     __..._ u    | .|  u Y   | 
   "\ `yヽ i^ヽ/    ;:lli__.._ \ u  .i .l   __ `i  | 
     ヽ i `Yi 9ヽ       /"ヽ.ヽ   lノ / 」 リ. / 
  /""ヽ-i .i  ヽこ/i   u  ii    ヽ'i..  .//^! ./ ./
 「    ”l .|   l.__J      iL ._____o.Yi:w'<o.__ノ .l ./
 |  ハ  | \__  'i    .u  し     ヽ、   i/    _____
 |   ァ  |     l              d  u. i    /^   \
 |  ハ  |       .        /⌒''---'^i  .l    i  ハ  i
 .l   ァ /               i⌒''T^^"Y  ノ    /   ァ  .l
  \______/           \ u.  \.____..ノ /    .|   ハ   |
                  .ヽ、     ー ,/      .|    ァ  |
                    \_________../       \  。o  /


やる夫に言われて、改めて自分の頼りなさが良く解った。
すぐマウンドを降りるエースなど、頼れるものではない。







325名無しのやる夫だお:2010/01/24 (日) 22:44:40 ID:czr1uh36
べジータ△







328 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:46:00 ID:SZt0bEmQ

それを克服したくての、志願の登板だ。
8回に2失点し、残りのリードは3点になった。

雨にまぎれた冷や汗を、ベジータはそっと手で拭う。


      |\ |                   |/|
      | \|                    |
   |\ .|                      /
   |  \|                      /
   |         / ̄ ̄ ̄\   / ̄ ̄\  /
  _\        |         \/      | /
  \ ̄       \  U          | /
  _\       /          U。 |/  ゼーハー
  \ ̄       | lllllllllllllllllll  lllllllllllllllllll |
   \     | ̄|  | ̄ ̄\  / ̄/  |
    \___| 6| U \  ●|川| ●/  / ゼーハー 
   _____\|     ̄ ̄ ⊃ ̄  / _____
   \| | | | | ̄| U  _____ / ̄| | | | |/ 
   /\| | | |  \  \┼┼┼//   | | | |/|  
  /   \| | |   \   ̄ ̄ ̄/   | | |/   |
. /      \| |      ̄ ̄ ̄ ̄       | |/    |


そして今現在の9回も、既に1失点。
その上ランナー1,2塁。

スタンドから――VIPスターズのファンから、新城に変えろとヤジが飛ぶ。




          | /    \ j冫`ヽ        /
             | |   ヽ / | 卜  |      /
           ||  /\ ヾー'  | /     /
            |  |/´     ∨/     ´' -,,,_
          |  ||\     _ム,,,,,,,,、__──'''''´      (黙ってろ!)
           |、_| / ,,         ヽ、
           ) ` ´       〉     ヽ
           /,,  /| ,    /:    !  ヽ、
            `~'''‐'、   /;;     !   \


ベジータは心の中で、ヤジに向かって吐き捨てる。







329 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:46:21 ID:SZt0bEmQ

ただ、不安なのはベンチだろう。

自分の我侭で、チームを負けされるわけにはいかない。
ベジータはベンチをそっと振り返る。


         ,v、ノ`ヽ、
       iv'     vi
      N        レi,
      |  { ̄V´ ̄}  |
      ヽ j,   ._」レ‐、l.
      {h'、=。、jf,.。fi[(ヽl〕
   ー―‐゙ーl  ̄〈.`"´.|{ ,i、――‐ァ
   )\    ,リ\_曰_/il, [ 」、  /
  ./  ヽ_/ト`:==テ=="´ l  )、イ
 /   /ヽ___l__/「 ̄ ,}




椅子から立ち上がったアカギが、おおらかに笑って見せた。


              < ̄ ̄`丶 / ̄>
              ∠二二   .::.    ´ ̄ ̄`>
              /   ;:.    .::.     ̄`ヽ、
            ,   li:.     ;:.     .::.      \
            /' |li|    li:.   ;:. /   、  \ \
         /′   |li|   /   /  八  ヽ、  \ \
          l   |li|    li/ // /‐‐\  \ |\|
          ||li|    |li| /∠ </ ‐‐‐/\  |∨
          |   |li|   /____ヽ   ´___∨
          ||l  /⌒l | `ヽ __°'"  く、_゚_,/
          |  │厂| |  ヽ、_,      \__/
          ||li| \ | l    , -'  ┌ __   \
          |   |li|人」 / ,______,  ┘
        /||li|  /,.  ヽ             .'
     / //|  /,.     ヽ      ‐三  .'
   /  ./川|li:/,.       ヽ          ∧
    . : //川|/,           ヽ       /川
  . : : /川川/             \    //川\
 : : : ://川川                ヽ-イ川川: : .\
 : : :/川川川ト、               ,'|川川川.: : : : .\
 : ://川川川川ト、            ,' |川川川: : : : : : . \    _ ,. .; .
 : :川川川川川川ト、          ,' |川川川: : : : : : : : : .\ '´   . : ; :' ; : .
 : :川川川川川川川ト、    __,'  |\川川: : : : : : : : :_;/丶 . : :_;. : : '´
 : :川川川川川川,> ´ ̄′└┘フ| : :\川: : : : ;'⌒    . : ⊂ 、
 : :川川川川川/′ , ‐<二二二 L、: : ∨: : : : ヽ、    . : . : : . ヽ
 : :川川川l l/   // \\_└┘): : /: : : : : : 丿 . : : : : : : : : : ;)
 : :川川川/   ∠/′ /\\ ̄Lフ):/: ,: -‐‐ '  . : : _;_;_;_: : ;.イ´
 : :川川//         /′ /\\Lフ)/ .:_;. .-‐ ´ ̄. : : : : /: :|
 : :川川/             /′/ \@イ _,. '´. . : : : : : : : : : : /: : :|







330 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:46:42 ID:SZt0bEmQ

アカギの口元が動く。



 V     .:::|             :: l::ヾヽー ::/
  ヽ    ::::l   ーー---    :: l::.    ..:/
  ... ヽ  .::::|   く       , 、  : !:::.  ..::/
  ::::...ヽ .::::::|  丶ヽ、     rヽ  i:::::::::, '
 .. .:::::::.. ヽ:::.:|     ` ー- ..._ __`、. l:::/
   :.:::::::... ヽi             ヽ !'
    ::::::::::::.... ヽ    ー- 、......  /
    ::::::::::::::::.. \  ::::::::  /ヽ
  :   ::::::::::::::::: ,.イ>.     /:::::::.. ヽ
  :..   ::::::::::.: ./ l   /:::::::::::::::.... ヽ
   ::..:.  :::::.::. / ,'   /::::::::::::::::::::::::::. . ヽ
|   ::::.:.  :::: / ,' ー 'ヽ::::::::::::::::::::::::: : : : ヽ
|   :::::::.. ノ  ,i      入:::::::::::::::: : :     ヽ
 !   /   <        '、::::::::::: :      /:|
 |/     \、      i、::::::     /::::.l
  `´                 :::      ::::::::l





好きにしろ。そう動いて見えた。

   ' , \、 、|       ヽ   l / /    ヽ,   / /  /
  ``ヽ  ヽヽ! ,      ヽ  i/ , '      !/ /  /
  、 ヽ\ ` l_/ /`ヽ、   ヽ/ / ,. ' ´ヽ l ,'/'´   /__
  、 ヽ、 ,へ、/ ,ヘ``ヽ、ヽ. ` / /,. -‐,´ _!,-、 / /'´/
 ヽ\`` l l^ヽ,',  ',  oヽ`、} レ/o   ,'  〉"^l//'´/
   \、 l l r' ',  ー―‐",`ー´`ー―‐'  //_',/_,. -;ァ
    ,.ゝ-\ー、 ','"""""  ノ_ ゛゛゛゛` /'_j /  /
    ``,ゝ-ゝ、_',      __     /-/_/
     ´ ̄``ー,ヘ             /=''"´
          ,'、 `ヽ、,:' -‐-  ,/ '``>、
         ノ`::ー-、_\__,/_,. ::'´:::::冫二ニ77ー-
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331名無しのやる夫だお:2010/01/24 (日) 22:47:25 ID:KqeljJho
赤木もベジータもかっけぇ・・・






333 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:47:46 ID:SZt0bEmQ

息切れ、途絶え途絶えになる呼吸の中、筋肉が騒ぎ始めたのが解る。
ベジータに、根拠の無い力が沸いてくる。


     |  | / /      /    / ///    // // // /
     |  |/ /      /    //    //  / // / ─'''/
     |   | /      /    / /     / /  /// /─"/
      |  | |     / /   ///     / /  / / / /
 ヽ\  |  l│    / / /゙'ヽ/     /  / ///  _
  ヽ \ |  / |    / /   ヽ       /  ///─'''"/
   \  | / |   || /      ヽ     /   /    /
    \ |/ ヽ   |l/  |└    | __   / /   / ,,,-─‐-,,,,,
     \ |  ゙、  /   ヽ 「 ヽ //ヾ、/  / ̄/ / ̄:::::::::::::::::::::::\
      ヽ,| |l ゙、 /     ll-ヾ、  /=l |  /─二/"~:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
       |__.  ∨ /  //゙"  ┌ノ// / ̄ //'''"""ヽ::::::::::::::::::::.. ヽ:::::::\
        └ヽ、   /ノ/    | /::::::::|──//|      ヽ::::::::::::::::: :::::::::::|
        ─、ヽヽ/l"''‐"    l /:::::::::|   | ||        |:::::::::::::::::::::::::::::|
     /     \ レ/ヽ   //::::::::::|ニニ | |ヽ     /  ̄─--、:::::::::/
    /    :::::::| ヽ、ヽ‐"  ////:::::::|_,,,,,,,| |:\  /    :::::::::::::::::\ヽ、
   /     :::::| ̄ | |ヽ--'"''":::/ :::::::/ ,,,,,,-、\:::::/       ::::::::::::::::、ヽ\
   |     :::::::|─'''| |──ヽ、/::::::::::::/ /'''"   \\|        :::::::::::::


全力で、投げた。


       ,,;;;;;''''                           /  / '", /   /
      ,,;;;;;;''                           /"  / /      /
     ,,;;;;;''                           | _       ,,  /
    ,,;;;;;;''                            |/ .ヽ 、   // //
     ,,;;;;;'                            |/、 '"ヾ,   / /_
     ;;;;;;''                            |/|  l/─‐‐、=‐''"/''''''ヽ
    ;;;;;;;                             冫ヽ,  / /:ヽ=/:::::::::::::::ヽ
   ;;;;;;;;                               ゙ヽ、 /‐'":::/=,|:::::::::::::::::::
   ;;;;;;;                            /:::://::::::/'"  | |:::、::/::::::::
   ;;;;;;;                          ,,-‐'"、/|ヽ,,-''"     lヽ、ヽ:::::::::
   ;;;;;;;                         / :::::::::/  ̄||   ___/'"‐-,ニlヽ:::
   ;;;;;;;;                         | :::::::::::|   llニ二二|"  /ヽ/   ヽ
   ;;;;;;;;                  ,、 /|,、/"ヽ、::::::,,,-ヽ/ニ二二二|  /、/  /
   '';;;;;;,                 | l,,,| |/ |::::::::::::l''"  | |ニ二,,-‐─ヽ-//   /"
     ;;;;;;;,                ヽ  |l  ゙‐--',    ヽヽ‐'"-‐''''''''''''ヽ、〉   |
    ';;;;;;,,               ,-‐'' ヽ、、,-‐'"     l, /::::::::::::::::::::::::::|   /‐-
     ';;;;;,,                ゙゙゙̄'''‐''"         /::::::::::::::::::::::::::::::::| /_'"|
     ';;;;,,,                           /、::::::::::::::::/::::::::::::::l",-|_,/ /







334 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:48:16 ID:SZt0bEmQ

ぎりぎりバットに当たったボールが、ポンと内野で弧を描いた。



     .:: ___:.   
  .::x<,    `>、 
.::〃   》   《 ハ 
::::{   》'   《  }::
:八  》'      《 ハ
 ::ヽ.》'     .イ:. 
    `ト=‐ァ≦-、:



















一塁と、ピッチングプレートの丁度間。
守備の僅かな隙間に、落ち込もうとする。







336 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:48:34 ID:SZt0bEmQ

阿部がダッシュを仕掛けた。


             __
          ,.-''";;;;;;;;;;``'ヽ、
       /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、
      /;;;;、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;、
      ,!;;;! '~  "~ `i||i"  '' `ヘ;;;!
      |;;;|     ヽ`   u ミ;;;|
     _ゞ;!,-;;;;;;;"フノ  ヾ`;;;ヽ 、ミ;リ
      !ヘl;|.,,_==-、く` ,>゙-== 、「ヽ       「まずい・・・落ちる!」
     !(,ヘ!   ̄'"  |ミ.' ̄" , ドリ
     ヾ、!      !ミ    ,レソ
       `|      ^'='^     ム'′
.       ト、   、,.-‐ 、,,  /|
       i| \  ' ニ   イ.:|
      ,イi| ゙、\  (   /リ.:;ト、
      ノ :.:i|  ゙、 `ー─''゙:::;:'::::::!:::\


しかし反応はベジータの方が早い。
猛然と走りこんだベジータは――


\\ /"/| /     /
\\/ / |   /⌒'ヘ
\\|/⌒ヘ| /    |//
\\/ノ  ヘ/゛    ヾ|/ /
\ /  ヾ | /   ノ _ フ
\ ヘヘニ\  /二/ ヘ/ヘヘ
\ /|ヘ oyリレ_o_/   6/        \、.  j、_人_,.ィ,__,ノi__,:'j、_人_,.ィ,__,ノi__,:'|
\ | | ̄ ノ= '  ̄~   iノ_ン          _) ̄                          `て
\ /~ヘ ヽ ヲ      /|;;;          J          どけ!!          {
\ |  ヘ )三三)   ル;;;           )                         〔
\\ヘ_ノ\    / /;;;;           ´⌒ヽ'´  `' ̄`v'"⌒ヽr'~ ̄``v'"⌒ヽr'~ ̄``
\\ ヘ~\ 'ー-' ー ' /;;;;
\\\ヘ   ̄ ̄ ] |;;/;;;;;;
\\\ \  _///;;;;;;;
_、___/;;;;;;;;;;;;;;;;ノ;;;
 /;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;







337 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:48:49 ID:SZt0bEmQ

泥だらけのグラウンドに、躊躇わず飛び込んだ。


       ,,;;;;;"             .! /j/;;;;";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
     ,,;;;;'" || .|.|           l.!/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;//
    ,,;;;;;"   | |.| .|          .l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;/
  ,|ヽ;;;"   ||.| | | |.           .l;;;;;;; -、;;;;;;;;_;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/‐‐-
 ,;; | `,    | | | | | |      _,. -‐ヲl:Y.,.、゙; !/ `i;;;;;;;;;;;;;/ヽ
,,;;;" l  `、/ ! |j |j   _,. -'"ヽ  ll(,j' 'ヘ.!' ', '" /:;;;;;;;;;_/ヽ ヽ,.-"
,;;;;" l      |    , -'"ヽ ヽ  ヽ ll.`|,.i_,j!l!==;;,`y,.;;'''ヽヽ_,='"
;|` ,/  ,、/|  |   〃_ヾ___ヽ__ヽ.__ ヾ ; _;'_`'='".;' ,:'"_==':丿
,;|  .,/   |  |     /::::::::,ゝ::::::`y ヽi=;/_,/`´_/::::::::;丿         「うおおおおお!」
; \ \   |  !     r:';;:::;: >::::::::,ノ_゙=-‐{´} .y' j':;_::::::::/
;  \ ヽ,  | |    r"ヽ-'"k_'''"`y (.._,`k_,i~.{,.' ,,'  `i;j"゙、
    \j  .| .|   l`='フ"nl {.} /.7 ,-. {     k.,.∠_:::::::j
        .| .|  ,'_,. " ..{.}」,{メ./,.'.丿 .k,__,   、= __ノ:::::ノ
         .| |      { ,..-;,.` .r'´   ./`-;<, `‐;ヽ;;-'ソ
         . | |     `‐-..,,___`-、      . `'':ヽ=Y
          {j   .'.'       .`-"       ! ./
,            .'   ..'.'.' .'.' ,'         `''
;;               .'   .' .'      ., 、
;;;;   ,,;         .'   .,-、      ./ /               ,;;;;;;
;;;;,,  ,;;;"             .\\   ./ ./               ,,;;;;;;;'
.`;;;;;;;;;"               \\ / /                ,;;;;;;;'
  ,;;;;"                  ヽ、`  `,.               ,,;;;;;;;'
. ,,;;;"             ,;;     /    ヽ             ,,;;;;;;;'
,;;;;"             ,;;;     / .∧   ヽ         ,,;;;;;;;"
               ,;;;;     ./ ./ | .i` 、 ..\     ,,,,;;;;;;;;"
              ,;;;;;;,,,,,,,   ./ /  | .|  `,,、 \ ,,,,,,;;;;;;;;''"
             ,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ /;;;;;;;;;;;| |;;;;;;;;;;;;:\_\ ''
            .,;;;;;;;;;" '''''''''''//゙''''''''''''''| |''''''''''''''''" \\
            ,,;;;;;;;;;'"          | .|       `'"
       ..   ,;;;;;;;;;;'"           .| |






339 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:49:39 ID:SZt0bEmQ

ボールは、グラブの先っちょで、確かにベジータに掴まれた。
ベジータは、この回初めてのアウトをようやく取る。


     ,, - ―- 、
  ,. '" _,,. -…;   ヽ
  (i'"((´  __ 〈    }
  |__ r=_ニニ`ヽfハ  }
  ヾ|!   ┴'   }|トi  }
    |! ,,_      {'  }
   「´r__ァ   ./ 彡ハ、
    ヽ ‐'  /   "'ヽ
     ヽ__,.. ' /     ヽ             「・・・オイオイ、危ないまねはよしとくれよ」
     /⌒`  ̄ `    ヽ\_
    /           i ヽ \
   ,'              }  i  ヽ
    {             j   l    }
   i   ヽ    j   ノ   |   } l
   ト、    }   /  /   l  | .|
   ! ヽ      |  ノ    j  ' |
   { |     } |      l    |
   ヽ |     i  | \    l    /|



                    ∧
               /  /巛ヽ
              /| /巛巛《《|  /
         /|  /巛| 巛巛巛《《《//
        /巛/巛巛巛巛《《《《巛《《//
       /巛巛巛巛巛《《《《巛巛《巛《///
      /《/ヽ巛巛巛巛巛巛巛巛《《巛/
     //   巛巛巛巛巛巛巛《《《《《《/
    /  ,,,|   ヽ巛巛巛巛《《《《《《《《《/
   < ,,/ |      》/ ̄]《《《《《《《《《/      「フン。アウトを取れるなら、この位いくらでもやるぞ!」
    ノ丶〆     ゛ β》|《《《《《《《彡
  <  "        二ノ《《《《彡/
   └ ┐     //  ≡≡/
     |      / /     \
     >-/  /       \
       丿 /






341 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:50:00 ID:SZt0bEmQ

力の入ったベジータに、阿部が厳つく笑ってみせる。


         _,r'´::::::::::::::::::::::::::`'、.
        {::::::::rr-‐-‐'^i::::::::::::::i.
         ゙l'´゙《   __,,,ゝ:::r、:::::l
         ト=r;、 ゙"rィァ‐リメ }:::::}
          ゙i`"l   ̄    ソ::::ヽ
          ゙i. ゝ^   ,  /ヾヾヾ、            「エースに怪我されて困るのは、
           ヽ ゙こ´  /     ヽ、           チーム全体だって忘れるんじゃないぞ」
            ヽ、  /__,∠、    `'-、
             `゙ク'゙´   `    ゙'、 ヽ
              /           〉 ヽヽ
            ィ               ヽヽ
         _,,-'´:::                 ゙i
        /    `                  }
      /         ,-ィ‐r'´´      /   l
   __r'〈      ,ノ   / ```l       /     l
-‐ ´      ‐ '' ´  /l:::    l     ー'´      l


   ' , \、 、|       ヽ   l / /    ヽ,   / /  /
  ``ヽ  ヽヽ! ,  lj   ヽ  i/ , '  u  !/ /  /
  、 ヽ\ ` l_/ /`ヽ、   ヽ/ / ,. ' ´ヽ l ,'/'´   /__
  、 ヽ、 ,へ、/ ,ヘ``ヽ、ヽ. ` / /,. -‐,´ _!,-、 / /'´/
 ヽ\`` l l^ヽ,',  ',  oヽ`、} レ/o   ,'  〉"^l//'´/
   \、 l l r' ',  ー―‐",`ー´`ー―‐'  //_',/_,. -;ァ
    ,.ゝ-\ー、 ','"""""  ノ_ ゛゛゛゛` /'_j /  /
    ``,ゝ-ゝ、_',u     r====ョ    /-/_/
     ´ ̄``ー,ヘ    `====''    /=''"´
          ,'、 `ヽ、,:' -‐-  , '``>、
         ノ`::ー-、_\__,/_,. ::'´:::::冫二ニ77ー-
  ,...-、‐ニ二{{:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ニニニ 〃::::::::
  :::::::::ヽニ二ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/二二ニ〃







342 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:50:24 ID:SZt0bEmQ

泥に塗れ、真っ黒なユニフォームを着たベジータは――


            ス    |  {{ |      |     ||       /    /  |
          l     | /⌒\  ll |       | l i   /_   /   |
   だ   超 ハ°  |'       \| l       l l l /´  ∨ '   |   :   オ
          l     |       ヽ !     l j/       ∨ / |
   / /   エ     |        ',    l  l/           }/   |   :   レ
   °°           |         ',    l /        /__ _  」
.         |    | 、        ',  l /       l   / ̄ __/|   :   は
                 /ヽ |     ヽ、  ', l/         | _/ /_ |_\
         ス   / ∨ ' ,.へ、   ヾ  ∨   ,.  /\ ',`y'/ j|=-‐_,>
           Λ、Λ く_ \  ゙ | /,/ _ ___〉 /、ソ / __  ̄ ̄\___
              Λ ーヘ \``o、\. } !{'´/,.o'´ /´/‐' /  _二ニ=--
             \>,--ヘ ー`ニ=≧ヲj_l_ヒ≦=ニニ´  /-<二 ̄
___________/フ´..:Λ  ',          ト、 _      /  /:::::::::`ヽ、
           /  .:l :ヽ  ヽ.    r‐、、_j/,.ィ }  /  /::::::::::    \ ___
    ______ /  ..::::::::| .:::::::\  \ ` ヽ二ン  //  /::::::::::::::...  /__ ̄`\
__ /´ ̄ ̄_>、 :::::::::::!.:::::::::::. `:‐ ,,_\ ´ ̄´ /.:.:/ /:::::::::::::::::::::::::∠ __  ̄\/¨
 `ヽ/ ̄ __\:__ __::::::::\:::ヽ`:`:ー‐'´:: ̄ ̄:::::_,,. -‐¬''"´/___  ̄∨::::
. : :::∨ ̄  ___ヽ :.:.:.:.:... ̄フ⌒V__\.:::::::::::ノ,. ‐''"´  ......:.:.:::::::/__    ̄∨:::::::
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  .:.:.::::::/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\/    丿::::::::::: |  ..:.::::::::::::::::::::::::::: / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨:.:
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,イ 〈  {    ¬  \   \,ノ :     | |                 /,.ヘ`|:::::::::
ハ ', ヽ.   \    \   丿____| |_____ _ ....:.:  .:.:.:.:// :.:.:.:.:|::::::::::


その日、今期初の完投勝利を飾った。






344名無しのやる夫だお:2010/01/24 (日) 22:50:40 ID:Am5Vij.c
いい男からエース認定キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!







345名無しのやる夫だお:2010/01/24 (日) 22:50:42 ID:tKco4myE
いい男すぎる







346 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:50:45 ID:SZt0bEmQ

          ┌────────────────────────────────┐
          │やる夫がプロ野球選手になるようです                        .│
          │                                              ..│
          │                                              ..│
          │                                              ..│
          │                                              ..│
          │                                              ..│
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          │                                   / ̄ ̄\      .│
          │                                  /   _⌒  \   .....│
          │                                  |   (●)(ー)    │
          │                                  |   ⌒(_,,人__)    ..│
          │                                  |   ∩ノ |;;;| }     │
          │                                  |  /_ノ"' }     │
          │                                 /ヽ/  /    }     │
          │                                 (  ヽ  /_ ノ      │
          │                                 7.ヽ__/   \      │
          └────────────────────────────────┘
.







350 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:51:11 ID:SZt0bEmQ


        ☆        ☆        ☆        ☆        ☆



ベンチに重苦しい雰囲気が漂う。


                  `ヽト,
       `'ー-、..::::...:':、..、.     レ1  ______
   ^''ー-、    `'ー|`''ー-、;_`ヽ:.. -‐''",. -‐''"`
      `'''ー-、,_:::::{     `゙''ーr、 ̄\
     i   :::::::;;;>′_,.へ.     { \  `、
  r'⌒'|   ::i"´    ̄`''ーヽ、j レ'′ \ `、
  | i´ヽ|  ::|     `、 ゚̄`  (ソ     .\. `、
  ヽヽ^'l.  ::|       ̄     `i      \ ',          「ちょっと、まずいですね」
ー-<`フ''ヽ.  :|           l         ヽi
    ̄`''''ヽ、:;|         ー-′       l
          ̄`7    ,.. ‐''"j\
           /、      {:  ヽ
          / `>、     { /
            / /l   `''ー‐'/



ホーリーズ対VIPスターズ、5回表。
試合中盤にさしかかったいうこの時期だが、


::::::/∥  ∥   ヘヘ
:::::|//∥ // /   | |ヽ∥    ∥
::::::::::/ / / /--- | | ヽ ∧∥
::::::::::/ヽ//----- ||/ ∨ \
::::::::::ヽ  \   /|       |∥|
::::::::::::::|===== >  ゛======   | |⌒)
:::::::::::::::| ─゜-/    -゜-─   |│  |
::::::::::::::::| - /    丶-──   | |  ノ
::::::::::::::::|  /          u  || ∥|              「ちょっとな」
:::::::::::::::::| し - )    ヽ     |  |
:::::::::::::::::::|/─────- |   / ∥
::::::::::::::::::::|   ≡       /| ∥|
:::::::::::::::::::::::ヽ        /  |\|
::::::::::::::::::::::::/ヽ      /   |≪\
:::::::::::──/≪ヽ   /     |≪≪\─
::::::::   /≪≪|\/







351名無しのやる夫だお:2010/01/24 (日) 22:51:25 ID:jLZ8O.fY
この『仲間』って感じがすごく良いなー







352名無しのやる夫だお:2010/01/24 (日) 22:51:45 ID:DZagCbdE
次は、ロビンさん不在のキャッチャー事情か?







353 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:52:21 ID:SZt0bEmQ

スコアボードには、ゼロの数値が並び続ける。

┏━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┳━┓
┃  ┃1 ┃2 ┃3 ┃4 ┃5 ┃6 ┃7 ┃8 ┃9 ┃.R.┃H.┃.E.┃
┣━╋━╋━╋━╋━╋━╋━╋━╋━╋━╋━┳━┳━┫
┃V ┃0 ┃0 ┃0 ┃0 ┃0 ┃  ┃  ┃  ┃  ┃0 ┃0 ┃0 ┃
┣━╋━╋━╋━╋━╋━╋━╋━╋━╋━╋━╋━╋━┫
┃H.┃.0.┃0 ┃0 ┃0 ┃  ┃  ┃  ┃  ┃  ┃0 ┃3 ┃0 ┃
┗━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┻━┛



             __ ,.-¬- 、._
             / '´,  、   、 `ヽ、
          r´    / l ヽ  \ 、ヽ
           /  / /l.  l、 \  ヽ ', lヽ
        /, l. / /´ヽ lヽ   ヽ. ! ヽ. ト ヽ、
        '´|  V '__ヽ. ト\、_',|   ',|
         | l. ,| | __ \゙、ヽ.__ヽl.  ト.|
           lハlヘ|´ `   ヽ´ ``〉,^! | !              「笑うしかないとはこういうことでしょうか?」
           l\l|    |    //ィ N
          | ハ ヽ  __   /ハ/ `       _
          '′lハn\ `ニ´/! !        ,イ |
           _,.-' /ヽ ` - ´ ,ハ\       | |ヽ
       _, - ' /   |  ヽェ、 '   | ヽー、    _ | ト. ヽ
  ,.、-‐ ´    /  |  /  〉   |   ヽ `⌒.l ヽ',ヽヽヽ
  / ヽ     〈  ,.-|ヽ/ ヽ-/ ヽ/|、  ,〉     | l_! ヽ ゙l



                     _._.,,.、.-.ー.-..、_
                 ゝ<´:::::::::::::::::::::::::::::`ー:.、
                /::::::::/::::::ヾ::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
               //::::::/::::/\!\_\::::i:::::::::::::::::\
                /´/:.:l::::レヘ! ヽ/__\::::l::::::::::::i:::::::::}
               !l:l::l::へ ヾ `´ニfソゝ ∨::::::::l:::!::::::::l
                 |:::レヘ f_))       レヘソヘ::!::::::!
                 レヘハ く        |/ )ソ!:::::::!
                   ! `        、//:::/リ     「少しも笑えねーよ」
                   、  - - 、    ′|/:::/
                    ヽ    _ ´  ノ:::/
                         `ー、 ´     ∨_
                       _,∧  __,,、、<´ 〉、_
                    //∨) /∧    /::::::i:::ヽ._
                  _ ,,、-ー/ !/ヘヘ/ソ∧   /:::::::::l:::::::::::`:ー:.、
             ,´:::::::::::::く::::::::/ヽ(⌒ソ´& acute;ヽ/::::::::::::::!:::::::::::::::::::ゝヽ.
              /::{::::::::::::::::>:i   l7i   /:::::\:::/::/:::/::::::::::::::::i

試合ペースは、完全試合。
VIPスターズは、1人たりとも塁にでていない。







354 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:52:46 ID:SZt0bEmQ

三振に倒れたカズマが、バットを地面に叩きつけた。


::::ト:、L.._|  |:::::::::::::::::::ノ /     ノ:::/  イ:::, -、::::::::::::::
::::l::::ト、T ート、_::::::::ィ´/〃 __,,..∠ ‐-、  V::/ハ !:::::::::::::
:::::!:::ト、 `弋ッー、::::i| ,'__,,.ィ´ーt‐。テ-、   }/厶 } }::::::::/    ∧∧∧∧∧∧∧∧∧
\::、l `ー--‐ァ:::::l{  - 、`ー--─ '´   ,' r j7 /:::/     <
!:::}ヘ:ゝ、   /´`ヽ、ヽ、__ ヽ       / j ノ ノ::〈      <    クソ!
l::::! ∧       ノ ` ̄  ヘ        / ー ∠ -く`      <
lV/   、    ヽ、              , 'ーィ´}、  ヘ、__     ∨∨∨∨∨∨∨∨∨
_/   ヽ   ト、_ー         /  / /    ヽ ` ̄
      \  {ヽ、 ` ̄`!     /  //      \




頭に血が上り、拳を握り締めながら、
マウンドの上を憎憎しげに見上げる。

ヽ:::::::::::/::::::::|\ヽ::::::::::::::::::::/::::::i::/w/|/|:::::::::::: // ::: /
::::`、wv:::::::::::i ヽ\:::::::::::::::://i:::::::::|:::::::: ∠;;;;;::::::::::::::::: ∠/|
::::::::| |w |.v/|ヽヽ,V-'ヽ///,i:::::::::i:: /   ∠:::::::::,--、:::: /
:::::::::}.j:::::. V "''--,\/_,,, -''"i、:::::`,/ ::::::: /::::/^i .i:: /
、:::::::|/:::/`、  ;;;;; :::;;;;;;;;::::::::: ヽ∠,\   //> |.|/
.ヽ::://,,_  ヽ、  .|:::::// /:::::: _/:::::_,=〈ヽ、 |i ヽ ) }
  //| .i, ~io、_ヽ | .//ノ  ∠。-ァ''" / ヽ;::i />ヾv/
 .|::|ヾ,,_"'--―"-ヾ《<-=-'" `ー'__ ノ`  i:::|.i//:∠,__
―|:| .|::::  -'i," ̄::::}  "ヾ二, ̄     .|::::|__/::/
  |:| |::::   i ;;;;;;;;|     ノ"''--'    .|::/:::/
  リ/ヽ::::    :ノ       ::::::    //:::/   (○)
   (○ヽ、 i 、__ヾ        ::::  // |/
      ヽ  ヽ`= -二二`i }  /   /
ヽ、     ヽ、 `v_i__、__、ノ  /    /
  ヽ、  (◎)ヽ, ー--,,,   /     /
 ヽ,_ ヽ、    ヾ,    /      /    (○)
   ヽ、 ヽ、    |`--< ̄' --'   /
__  ヽ、ヽ    |::::::::::::`'--、___/   ,,--'' ,,--''"
\  二二ニ-"   \:::::::::::::::::::::::::::::/_,,-''"_,,-''"






357 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:53:37 ID:SZt0bEmQ

マウンドに立つは、一昨年度沢村賞受賞。

現時点で防御率、奪三振数の投手2冠―――



              _,,,,-‐-,,,
           ,,-‐'''~::::~ :::::: ::::: :::ミ\
         /:::: ,,、::::/:::::λ:::ヽ:::::::: ::\
        /::: ::: /ノ ハ ::::: / vミ Vi、:::: ::ヽ
        |ハ ト| |_/つ :,. .,ハ :::::v/ :::;::::λ
         レ' ), メ,,,‐"つ :: Λ::::λレ'":::::::;|
          / ;;;∠二~っ;;/ |ノ|/ π::::: /
         / ;;;;;;,チ-‐'"´レ'    ノ | Λ|
         /  ;;;;/'~ヽ,_,-‐'"  ,,/  |/
        /`ヾ、;;;;/―、_':,   ,r"  ,-iア|
      /   ~゙ヽ、. ,:'  `‐イ''",,,-‐''"  |
      /   ::::::::/  `i   入|      しへ、
     /  ::::::::/    `i/          ノ\
     /  :::::::/     /      .,:--‐‐i'"~::::::::\
   / ::::::/|'     /O‐-、    |''    `、  ::::::::\
  /  :::/::::|'    __,/   `ゞ..   |     `、  ::::::::''l,,
 ,l'  ::::::::::::,,!,,,-‐''"´~ |O    "''‐-、,_|、     )   ::::/
|  ::::::::/      |        O..ニ-    /  ::::/
 し-‐''"~       /O        /     /    !
            /       ヽO/   \  |  ,,,-‐|
           /O       /     |  ) | III |
          /        O/   __,,-='"~| |  \/|
        /O        /   イ    | |  :::::|
       ノ         O/  ~''‐┤    | |  ::::|
       |         /     |     | |  ::::|
       |'       Oノ     ::::::::`、    ゙、 | :::::|、
      |'      ,,-‐''"|      ::::::::|    | `、 ::iアi
       |     /   ,‐"      :::::::::|,     |、ノ_/ |
.      |     /   |        :::::::::|,   ∠i‐''"  |"
      |    /   |        ::::::::|   'i,    |        沢村賞・・・その年度の投手MVP
     |    /    |        ::::::::|,    )    |"               選考基準が厳しく、受賞者無しも多い
.     |   λ     |         ::::::::|,    |    |                投手タイトルで最も名誉ある賞
     |  / |     |          ::::::|   |   /


―――現役最強投手、劉鳳。







360 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:54:26 ID:SZt0bEmQ


        ☆        ☆        ☆        ☆        ☆


完全試合。

試合中、1人たりとも塁に出さない事で達成されるその記録は、
1試合における投手の記録の中で、最も誉れたるものである。



                ,.-‐''"´:::::::::::::::::::::::::::::::::\
              /::::,,.-ー一‐''''''ー‐-、::::::::::::::::::\
           /::,r‐'´           `ヽミ::::::::::::゙、\
           /:/      _      \:::::::::::::::゙、::'、
           l/  _  ''"´ ̄       〈::::::::::__:::::l::::l
           l /´     __      \::/r-゙、::l:::}
           |       ´'´          ヽ(ヽl|:::l:::}       「劉凰なにか飲みな。
              i  r‐`   __,,,.-‐''´ ̄       )ノl|:::l:::}        今日はバテられると困るからな!
             ヽ -‐',⌒ ̄              ソ:::l:(、    
            |  '         _ノ、  l´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ     何がいい?
            '、      _,,.、‐''" ̄     |            |     ポカリか?アクエリか?」
           ___| 'ー''"´             |          |
           |「   l   ..:::'"´ ̄        |          |
         |l    ヽ、                 |          `ー―‐
            |l     `ヽ、       _,,.-‐'´ |
         |!       〉ー--‐''"´     |
          \    /         _,,.-ァ'
        _,,.-‐'\ /     __,.、-‐''"´ /



   /...........................................................................
  /.............................................................................
 ,':......i......;................................................................
 !:::::..l......t... l...........................ヽ.............:::.......::::::
 i:::::::l:::::::ト::: l........::::::::::.::.........ヽ..........::::::::::::::.
  !::::::l::::::|ヾ:l::::::::::::ト、ハ::::::::::::、::、:::::::::::::::::::
  ',:::::::ト`'t ミ.i\:::::::ハ X::::lメ!八::::::ト、:::
  `ヾ::::::l`'tiッ''、ヽ....i´'くヾ=メ''_ ,ネ\:::l ヾ
    ',:トハ´ ̄´ ヽ.l  ヽ¨ヾ::l    ヽ!
        ',  /   ヾ      ヽ!     /
        ヘ ヽ             /                 「コーヒーを。
       ヽ              /                   砂糖は5つで」
        ヽ `ー ‐-         / /
           \"       レ' /
            ヽ、 _,,  イ   , ''
               ∠ -― "
              _ 斤ヽ
    _ -‐::亡''二":::::::::::ヘ
 ,.ィ' ´   ::::::::::::::::::::::::::::::::::`::l
/::     :::::::::::::::::::::::::::_ -‐''"


ここ30年での達成者は、僅か2人。
1つのヒットも、1つの四球も、仲間のエラーさえ許されない。

完全な試合の成立を求められる記録であり、栄誉ある記録だ。







366 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:55:03 ID:SZt0bEmQ

しかしそれはあくまで、“やった側”の話であり、“やられた側”としては不名誉極まりない。
プレッシャーがかかり、気分が落ち込む。


\\ /:::::::::::::::::::::::::::::::::::
  r'::::::::::::::::::::;;:;;:;;:ッ、:::::::::::
\ レ''''jrTf"    lミ::::::::
   |        〈ミ::::::::
\ |、_ ャー‐__二ゞ ヾ::、
`` ゞ:}   ̄'互.ヾ  }:j ん
   l/   """"´`    )ノ              「いや、まったく打てる気がせんぞ」
=-- /           l  (ノ
== `弋"__,....._     !  !
     ゙、`ー‐'     ,'       \
''"´    ゙、 ̄    / ,'         \
/     ヽ__/::;' ,' ノ       `ヽ
  //      ヾ_,'∠..,,__
// //   /´


不名誉を跳ねつけようと、肩に力が入り、空回りする。


       「 ̄| |¨|「|  ______::::::::::::::::: \:::::::::::::::::::::::::<
       |: ::::| |_」|」  {____:::::: :/::::::::,ヘ::::::::::`ー─-- .、:::≦
       |: ::::: ̄ ̄|    r─ァ ´:: :/:::::∨`⌒ー-- 、 ̄`ヽ:::\イ
       |: ::::| ̄ ̄  _,.:|: ::r─<.:;ヘ::::斗:::7 // ̄'ヽ、::::::::`:::..ヽ
       |: ::::|     /::::/|: ::|、::::::::イノ´ ̄}::/∠≧ 、_,>ヘ´ ̄l:::∠`\
         ̄     {:::/_|/::::/ー 、  rl/〃 ッ 冫_} r { 」 }::彡
             <|::{ / Y:::::\ ̄≧=ミ'ヾ、二ニ_ノミ」;:7/::イ        「弱音吐いてどうすんだよ阿部さん!
          / / X;、  'ーァ<Vヾヘく   -─-、 `ヾ_{//∧/_____ 
           ヽ \ ヽ_ヾ、_ -==キィ {{ r _ <:ハ ヾjY \ハヾ::::::::::::::::     つべこべ言わず、
           \ ヽ{_{___ヽ、  マ八 ∨    ヾ  /{`ゝ、ト、}|:::::::::::::::    打たなきゃしょうがねえだろ!」
             γ⌒Y ̄ ̄}- _ `ヾ、 ヽ___ノ /  、ヾ、/!:::::::::::::::
               人__ノ< ̄ヾ、___Y´::{{>、 ー ィ′::;  \ /:{:::::::::::::::
              / /{{  }) /ヽ、ヽj:::::ノl::@:: ̄:::{ト、ミ、 -一- j|:::::::::::::::
  \       rf/ヾ/  ヾ/ヾ、 /-、{://::::::::::::◎:ハ、>--─:イ:::::::::::::::
   ヾ ─- 、 {{/ /〉´¨> ´\__/´__ / // ニ二:`ヾ:\`ー-─::l:::::::::/
___\   `Yヾ{_ゞ/}}__、 /{´ ̄Y  ̄ ∠ ニ二ニヽ\:\::::::::::::|:::/ /
 ` ー  ニ二二}   >、 /-く___>- '  ̄ ̄ヽく_(___)_>\\:\::::::|/_/
      / / ヾ/ ∧_  .イ  ̄ ̄「 ̄`ヽ`ー── ´_ > 、:::::| ̄ ̄`


ずぶずぶと、独特の緊張感に飲み込まれていく試合。
完全試合の試合の、特徴である。







368 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:55:51 ID:SZt0bEmQ

特に興奮著しいのがカズマだ。

カズマと劉鳳は同期。
カズマはかつて、劉鳳に新人王を攫われている。


≧:::::::/⌒ヽ:::∧ |::| \::::| i:::::∧:::/ ヾ、
/:::::ミ    i::::::} }:i  ヽ:}  i:/ |/
r"´::∧    i::::i i;;} _|!  }!  ´
´::::::::::::ヽ   }:/ /レ´ ̄` ,, ':::::
:::::::::::::::::::ヽ  ! 〃ヾr、/::::::::::::::::: 
l/∧l |ヘlヘ} -'´  `´::::::::                「いいか!
ト!ゝヾ::::::::::: ̄ ̄i   ::::::                 さっさとぶっ飛ばして、アイツをKOするぞ!
ト、::::{\::::::::::ヽヾ:i
::i\:ヽ  ̄``i::} j       _              1本打つとかじゃねえ、点を取るんだ!」
:::\\\_  }!.ノ         /入
、::::::\  ̄ r'´         / / |
 `丶-ヽ  ```丶、   // /
           `‐´`ヾ/
               ` ̄l
                 }    /
                 ヽ---'´



劉鳳は、最もカズマが意識をしている選手であった。

                   ,i
                 /ノ
            ___,,--''"∠,=--___
         _,,-''" ::::::::::::: ''"--''":::::::: "''---_-''
       ,,-''" ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: -==ニ---=-
     /:::::::::::::::::::::   ::::::::::::::::::::::: ------ァ'"
    /:::::::          :::::::::::::::::"''―--,,,__
   /    /i i,,_ ヾヽ  i  i      ヾ二、 
   )  | | \い iヾi  |i  | .i :i i  "ヾ-、ニ-,__
   i   'i"| ̄二ニ-、,,} / i |ヽiヽ:| λ 、 ヽ -二ニ=--
   | i  |ヽ{ -=_iッ=、 /' ,,-|±±、;|i |:::::i:::::::ヽヾ二" ̄
  //ヽ i |ヽ        〉ヾ-P--リ} /::::::ヽ--ヽ、 ̄
  i::ヽ \ i       ゚ ''-    /'":::、ミヽ、(
  ヽ::ヽ、 ヾ      ,---、    /^i:{ヽノヾ ヽ\
   ヽ::::`Yi      ̄"' ̄   /;;/人"
    ヽ::::|ヽ、     ̄   /人
     j i┴--`'-、_     /,i/
\,,    |      `┬-''"~iV
  "---┤      |   .{







369 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:56:21 ID:SZt0bEmQ

ただ、そんな周囲を他所に、グラハム・エーカーは平然としている。


                __、_、__
                ,  ´-‐- 丶 丶\_
          ,  /´、 \ \\ ヽ v ヽ
          `.ニ,  | lヽ トヽ \\   ヽヽ
           / {|/ レ∠ィ  V  | | {  ,}ヘ
         , l/ノイ {./ノ付ッ 、丿 .イ ム、こソ L..ィ
         `ァ.l ゝ ゝ. ´   ̄ ノ´rノ ノ l  l‐ ´
         ゝlゝlツ  ̄       r<  ル′
            ゝ、=ァ     '  || {
             ヽ`ニ    /  jヘ }                   「さて、雑談はお終いだ。
              ',      ´  ∠ ¬ー-、____ -――-、      守備につこう」
              ` ¬  /    /    |    /     ∧
                 ,j_/    '     /    /         ∧
                / .:\  / ,  <      l        |
               ,/}  /∨ /   /    /        |
              ノ / V  , ' /   /__ 〈      \  ヽ
           __.-'´/ / /     /-―‐┘ ヽ       \ ノ
.            /_.>/  /,        /      |       \  {__
          //  /  //     /       ゝl           \ l
            l l  /   l/    /          \          ヽ
            l | ./  /   /       |       \         ∧
           `|| /   /      |        \        ∧




口挟ませぬ毅然とした態度でマウンドに立ち、
ホーリーズの打者を待ち構えた。

                       {、___,.-―==. x: 、
                           ヽ,. -‐      \ヽヽ-、
                   ,r   /     , ⌒ ::. ソ、⌒ヽ
                    {゙ー ´     / /,::      \ `ヽ
                      \/  i /ノ/:/   :ヽヽ: ゙;.、 、゙,
                       // / ゞ--f: :/ .:  .: .: :i:. ゙;: 、i:.゙. ': i
                   / / ゝ-' ノ / /:l:./.:/ .:ノ.:l: ,|::.:.:,:.:`、: , ゙{ 、
                     l /レ ≧:.:.ィ:./ バ:./: .::/ノ':.八_j:j:.:.: ヽi:.、`ソ
                     ゞ{ :{、l:.:l:.:ト斥ミ、!{:.:.:〃ノィ=≦今v:l |:.いヽ..,
                     丶! い:、{ 弋zリヘ:.:八"´弋zリ ノ:ルi:ト-- '′
                     ソ个ミ= ̄  ` ‐     ̄彳'ノノ'
                       ゙¬、    i|       'ィ
                           小.  ,__`_'_,  /从
                          ´ _j \  ー‐  /!、′
                        .イl|  \   /  lハヽ
                       _/:ノ ヽ   、 ̄   V  ヽ:\_
                   _ .ィ´: : :′  ヽ  ::.   /    i: : :\ ‐ 、_
               _.. -‐ ‘: / : : : !   ム     ム     {: : : : ヽ:、: :`゙"''‐-..,,__
         ,. -‐'"`゙´: : : : : : 〈: : : : : :l   /  l__ __」 ∧   |_ :: : :〉:\: : : : : : : : :``丶
          /: : : : : : : : : : : ___>: : : |  ハ  \ /  ハ   |: : :`<__、: : : : : : : :|: :
   .      ': : |: : : : : : : : : |: : : : : : : :|/\\  V // \ !: : : : ::: : : : :|ヽ: : : : : :!: :|







373 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:57:28 ID:SZt0bEmQ

グラハム・エーカーは今期12勝。
現在全ての投手タイトル争いに絡む、抜群の成績を残している。

VIPスターズの躍進は、この男の存在が大きい。

                , -- ,__ 
          , 一'´ - '´    `丶、___,
        / ̄`     ―-、    ‐≦.
       ,            ヽ     ヽ
        /  /   ,  /       ∧    、|
.      |  ,  , l  |      、\___, \__
.      |   l  ノ 八 lへヽ     ヽ T´  ヽ__ノ
.      /  / ノイ∠`ゝ  `ヽ   | /l |   、 V
     /イfソイ  |´云ュ≧=='||  伝」ムl   ト l
      "´Vゝ ゝ 、廴「`   ツィ イfj了 ノ 从/
.          从__``   ̄      |  ̄ ‐テ  '
.         ´ } 「ゝ              /.
        ノィヘ 、      ' ノ   , 
       ┌ァl从|  \  `¨二¨´ ∠
       |ゝ三三≧z.丶、   ∠≧ハ 
       |      || ̄ ̄「`¨¨´ ̄ ̄ |´
     __j_   ||   |      |
  ̄ ̄       \ ||   |        ハ`ヽ―‐ 、



常時150キロを超えるストレート。
130キロ台の高速フォーク。


  /:::.:::.:::.: / /::/.:. ト、.:.:.:.:.:.:.ヽ:ヽ ヽ
. /:::.:::.:::.: / /::/.:.:.:.:.:| | :ト、:.:、.:.:.:ヽ:ヽ ヽ、
 ':::.:::.:: / /::/.:.:.:.:.:.ト. !ハ.:| -`¨ヽ:.:!:丶:Y /
/:::.:::.:::/ ,:'::/.:.:.:.:.:.:.:.|| |:i!|レ'¨ ̄},, !:ノ .:. 〉 '
!:::.:::.::/ /:::'.:.:.:.:..:.:.:{.:.:.i| レ|||{ {j,∠.ノ'.:.:.:./
|:::.:: / ,'::/.:.:.:.|:.、.:.:.\ヘ ,j| ` '^ー -‐ァ'
|:::.:::i  ':∧.:.:.:.ト、ヽ、 :. ヽY__,   //
|:::.:::| |::|:::||.:.:.ヽ:\:マ''{フー‐'´   〈ヽ.ヽ、  /
ヽ::: | |::∨!.:.|、:、ヽ ,>′    , --=、ヽ ><゙ /         「グラハムスペシャル!!!」
  \ 、:ノ∧:| ヽ\ヘ、 ^  //¨¨^y'´  `´
   `Y-'=、ヽ ̄\ー、ヽ_ ,ノ/、::::::; ' ィ'¨ `ヽ
    ヽ.  \\___`__Vヽヾ、‐′,イ 弋   ノ
       ヽ.  `ー----∨ヘ:::`>'´!ヽ、 `¨´_,.
         \      ∨j/   ヽ、`¨ ´__,.
         `ヽ、   /'´     `ア¨.ィ ´
             \/      //::::
              /      //::::::/
            {       //::::::/
              \    //:::::::::/


正確に投げ込まれるその武器は、打者に抵抗を許さない。
今期グラハム・エーカーは、その実力を日本に轟かせている。







375 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:58:10 ID:SZt0bEmQ

打者をあっさり3人で片付け、グラハムがベンチに引き上げる。
5回を被安打3、無失点。

今日マウンドに君臨するのは、劉鳳だけではなかった。


              / /  /    . /        ',    ヽ ヽ
               / /  :/l/  , . : :l /: /       l |     ゙,: l
                 ' /r‐、' .   :/: /:// : l: . :     ヽ い:ヽ : .  、|
             j ry /゙Y : . : l : lフヘ: : l: :、ヽ:    !: トミ、ヽ: .  、ヽ
             //./ / __l: : : l:ト、l_≧=ヽl、: :い:   l: /ヽl: : :l: 、:ヽ: ヾ=‐
           ー'y' / / / } l : N《 ̄芥心ミヽヽl: : /:/=―ヽ j: :| : l | |
                / / / / ,'ハ:、:l `、{几rリ`ヽ ゙l : ルクfjT㍉lイ: / 〃j/
            / / / / ,'/ <ヽ ミ-  ̄ ̄   ノ ィ 弋rリィノ':ノ/ ´
             , ' ,/ / / ,'∧ -ヽ             l   ̄孑 "´
         / ´ ´   ,'∧ `¬1            ,     /
          /       { ぃ: :八         ` '゙    /
          /      ,' l  i从!_>┐   , -‐‐-,   ' __
        ,        ,' /'゙´ ̄   |:::::::|、   `¨二 ´ / l:::ト、_
       ,'        /       |:::::::| \     .イ___j:::|  |
        l       //      |:::::::|、 ` ─‐ ´ !   |:::|  |
.       丿    _ //       '|:::::::|` ー- 、_,. -‐ヤ   |:::|  |
    r‐く二二、  トム       |:::::::|    ハ   ,   |:::|  |
r≦三7  ` ‐、_ ` くノ \      |:::::::|   /: : :',  '、 |:::|  |
.  ∨      ` ≪i\   \     |:::::::|  rf´ : : : ゙、   ヽ|:::| 〈‐-、_



                               , .|   |  ハ ハ  |     、 l    l   l
                               |. |   | | ヾヽ、ヘ | ヽ、 } ト,    | ,| |
                               .|. | 、|、|  \ヽヘ. |ヽ、ヽ ; l |  ,  |/イ ノ
                                |  {、 `|ー--、,,,_ヽヽ | ヘ,,ム--H‐''´  |'^レ′
                                ハ {|、| '|ヒ{t;ッ‐-ミヾハヘ.´yィ}ッ-‐ヒ|え| ,ノ‐リ
                                 ヘヘヽ,  | {| ̄ ̄~ `'い  ~ヘ ̄| ! ハ /り′
                                  ヘ.ヽ、 { {;    ,     ヽ.! ノ' ,リィ′
                                    ハヾ、    {  j        //
                                   ,.√ ヘ.     `ヾ       ノK_
                                 ‐イ´ { | ヽ   ー-=一   /     ̄ラ丶、__
                                /    ヾ  \  `'''''´  /  /イ  /ヽ、 _  ̄~`'''ー―r--、
                                `ヽ、   \ヽ、 `ヽ、_, ''´ / ノ ∠   `、 `''''ー―-‐^,|  }

試合は、投手戦になっている。







377 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:58:37 ID:SZt0bEmQ

ベンチに戻ってきたグラハムに、やる夫が近づく。

      ___
    /     \
   /  _ノ '' 'ー \
 /  (●)  (●)  \
 |      (__人__)    |            「グラハムさん、飲み物ですお」
 \      ` ⌒´   /



その奇妙さに、グラハムはつい一言漏らした。


                -ー==‐-、_、_
             . ≠ _ 、       `、ヽ
       _   /´ /        ‐- 、 ヽ\
      f(_/   /       |   、  \  ` ミ、
      廴/   '      l |、  ヽ  、ヽ  \
       /     / /    j |、\、 | 、 ヽi  、 ヽ
       ,'  ーナ7    / 丿  ̄} ハヽ  丶 ヽ l
        | |   { {,     /   ノ',. -‐弋   ヽ V
    {、_ノ /   ! ハ    |    /x===ミ、ヽ l }、_≧ソ
    ` ¬    ヘ┼‐ゝi、 { ー彳〃!勾i `_ノル' ハ|
.       | |  {`マ丁心ミ≧-   j斗”´ ̄ l个 l ト
      ヽ ト、 、ヽ _)_少'  }           (r' ノ/       「有難う。
       `ー〒个    〈           _//
.          弋ム      ヘ ^           }1 {         ・・・珍しいな、君がこういうことをするのは」
           ` ヘ      _,. -―ァ    / !l ド、
                \  ‘≪_ _ ´     ′lj |
               ヽ、  ¨¨´   /  /'i/
                '、\    /  / {
                     ヽ  ー‐ ´   , '  !



       ____
     /     \
   /_ノ  ヽ、_   \
  /(●)三(●))   .\
  |   (__人__)      |            「グラハムさんのおかげでブルペンが暇なんですお」
  \ ヽ|r┬-| /   /
  /   `ー'´      \







378 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:59:06 ID:SZt0bEmQ

可笑しさがこみ上げる。
仲間の投手の好投を、暇を作ってくれたと言わんばかりではないか。


_))  / /   / / ,.<   l   |   ヽ      \ \    /
彳 | | l  l |/  \ 、 ゝ l     V |    、\ \ /_
| | | l  Vrf==ミ.ヽ\` \    l V  l   } /\/  \
| | |  、 l リ  ィ心\ヽ\__,    l/   ' /∨  |
| | |   トl  、__廴fソ ハ i  ̄   /  //=/ / /\
∧ | |ーゝ.\   ̄``      ∠. ィァ≦Zz.ノ ィ /  /\
 ∧\\   `\          ,  ´心ハ} ´iア //  / //    「ハッハッハ。
__∧ ヽヽ                {   弋_fソ_/ //  /ヽx/     いつもの、空いた時間の練習はどうしたのかね」
   |∧ ∧∧             〉     ` ー=彡   /  / ∨
ヘ || | |   ,_     ⌒ ∠ノ     , '    /  / /
〈∧ヘ.| | |  {ニニ_ 、_          /   / ./  ' /
 V〉 ヽ |_|   ゝ  ` `ミ _ 、_    / _  ´_  ´ //
  =\ \\\   丶、    `ン`  / / /  .∠/



       ____
     /   ノ( \
   /  _ノ  ヽ、_ \
  / ノ( ●━━●   \           「監督のストップが入りましたお。
  |  ⌒ (__人__) ノ(  |           疲労が見えてるから止めとけって・・・」
  \     ` ⌒´   ⌒/



      /::...               \ -<
     /::::::  /  /    / .ヽ       \  .ヽ
      /:::..:::: /::  ./..    i  :| |    ヽ 、_ヽ_ ノ
    ./::::::::::/::.. ./::    /:ノ  .ハ:ヽ    ハ ー─、ヽ
    i::::::::::::i::::...::::|:::    /:/ /ノ ヽ:::..  ..:: ヽ :::::.. ト .ヽ
    |::::::::::::|::::::::::|:::  ./:::i /    \:::.. ..:::. i!.: .. iハ .|
   ノ:::::::::::ノ::::::::::|::  .|:::::ハ├───、ヾ::::::: 川::、i:/ノ ノ
   ノ:::::::::/:::::::::::::|:::..  |/ V=t=〒= 、  )i::/イ::ハ/`ー
 `ー=_/:::::::::: :: |:ハ:::...|   弋zリ_ ノ   /ハ .iノ
    `ーi─r´ ̄人ヾ_ヽ_,   ̄       ヽ        「まあ、それはそうだな。
      | i:::::ヽ、 - 、             _ イ
       ヾ://:::ト- -、                ノ         最近君は結果がでていない。
        iリ:::/   ハ         _,,_;;-.''/         好きにやらしてはもらえないだろう」
        |;;;イリ  ヽ \            - |
        ハiリヾ   i   >- _       _|
       /::::::\ ̄ \      ` フ ─ ´
      /::::::::::::::::::\   ̄ ̄ ̄\ /
     ./:::::\::::::::::::::::\       i、
    /:::::::::::::\::::::::::::::::\       |:::ヽ
.  /:::::::::::::::::::::::::\::::::::::::::::\   .|:::::/:::ヽ

ただし、グラハムも言われっぱなしでは無い。
グラハムは、自分の主張をハッキリ口にする男である。






380 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 22:59:30 ID:SZt0bEmQ

やる夫が黙り込む。


       / ̄ ̄ ̄ \
     /       . \
    /  _ ノ   ヽ、_   \
   .|   (ー)  (ー) .  |              「・・・・・・」
    \    (__人__) .  /
     /    `⌒´    ヽ
    ヽ、二⌒)   (⌒ニノ



      ヽ` ̄                  ヽ、
       >'/      /      ̄ \   ハ
      /:/        /          \  ハ
       i/       .::/            ヽ  ハ
      /      / .:::/              V ハ
     ./      { .::ノ        .::.::.      i   |
    /   ..:::/  i/ /..   ..:  : .::i::i:::.  |:.     |:.  \
..、_//  ..::::/-イT ̄|::i   ..:: .:/:::ハ:ト::::. /:::.   |::. ヽ ̄
    ̄| .: .:::ノイ .:i::|:/Ⅵ ..::::: .:/:::/ ヾ Y人:::..  i. |:::::::...` フ
    |:ハ ::::::::/.:/_|_≧ミ i .:::::::i:// _ ィ≦/ハ::::. ノ:.|:::/ー'.´
    |i \::-イi ヾ弋.ハヘ..::::: l/ , 彡弋z.:ソ />':./::/:/
       ヽ:::::\゛ー─' \:/   ヽ-─ ´/::://´
         ヽ>ゝ     ヽ         ///        「おや?反論は無しかね」
         `ヘ               /'i
          _ハ          i      イ_リ_
         | ヽ\   _`__ _,   .イ > .i
         |  .\\  ` ー─ ´  <-/ .:|
         |    | | .\   ̄  / | |   |
         |    | |>->─ <..<| |   |
         |    | |   ><  ..::| |   |
    __ ノミ、 ..::::| |  /::::::::::::\.::::| |  /ハ __



      ___
    /     \
   /  _ノ '' 'ー \
 /  (●)  (●)  \
 |      (__人__)    |            「一番結果残してる人に言われちゃ、どうしようもないですお」
 \      ` ⌒´   /







381名無しのやる夫だお:2010/01/24 (日) 22:59:53 ID:uWLY9f8U
やる夫らしい物言いだなwww







382名無しのやる夫だお:2010/01/24 (日) 23:00:32 ID:e1r8V5R.
相手に完全試合くらいそうな時の、投手はどんな心境なんだろう?







383 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 23:00:41 ID:SZt0bEmQ

悔しそうにそういったやる夫を、グラハムは少し理解した。


          〈\  /V ∧            ` く ム/ ∧
             マ ∨  V ヘ              / /\ /
           /lムム  |  |_____         !| ∧
             |  VV/ /イ/ |/|!   ̄` ¬、-、_/-| ∨|
             |   ゙ニエエコ lムl'≧l、_l∧ヽ   l//__j、 l\>┤ |
             |   |||| {f弋tッムト ヽ} lイ在ャk∨::::Hxl l
            V   |||_|_、≧ ̄   ノイ ´`ニ".ィ/:::::/ /,'V
           V  |\ヽヽー      |   -=/:::::/ ///
                \ / へ l_|_|       、 丿    /:////        「ハッハッハ。君は解り易いな」
             /「「 Y_)\.\  t―---ッ  /::|∠ 、j/
              //_j\ fヽ. ヽ ≧`三三 ==彡ク rpク
               V j  丶ソ ノ    ̄ ̄ ̄ ̄{∠i/
           __rfム   |「 >  ___  ィ「
     _,,.. -‐ '"´  ∧ \  ||    |      ムY^ヽ _
   ‐<          ∧  ≧i、   |    / ||∧∧  `"''-,,_


       ____
     /     \
   /_ノ  ヽ、_   \
  /(●)三(●))   .\
  |   (__人__)      |         「それ、褒めて無いですお?」
  \ ヽ|r┬-| /   /
  /   `ー'´      \


そう言いながらも、やる夫も笑う。


::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;ィ:::::::::::::::::::::::::::::: ||
::::::::: ::::::::::::;ヘ::::::::::/ |:::::::::::::::::∧::::::::ll、   _, ィ
::::::::::::::::::::ムハ;;;;;;ム,,|::::::::::::::/  ハ;:イ^=一::^ムィ
::::::::::::::::ハ「 ̄ヾ;ーr-、\::::::::|    `'ー'⌒`ソ'::;';′
::::::::::::::::l |   ヘ { ヾ;ヘ、;;::ヽ、      /::::::》
:::::::::::::::ハ     _ヾ___ヾ;\ヾヘ,    \〈::〃/
\:::::::::::ヘ   イ´,  ~`ヾ;;\ヾ、 ヘ    ヾ::ヽ
\`ヽ、;::ヽ    l・}   __ヾ;;\ ハ     リ、::ヽ
ヾ:\ `ヾ、\   ソニ ̄ ー=ヾ;;_ァ ,ゝ  }:::ヾ、}
ヘ. `ヾ、   `ヾ、, '´         ぐ  丿/ `
`ヾ       ノ            `、._L::/
  、 ,    ,'              ノ::`、          「オイ、笑ってんじゃねえよ!
  `     ,'  _         /l::、_:::\         今どういう状況だかわかってんのか!?」
       ,'  /´  ̄` ー- --   ノ_\` ー
      ,' /         ,   / ` `'ー 
      l  ヽ、_,. --一_ニ ´  /
 、     ヽ            /
  `丶、  `丶、         イ
       ` ー  ニ ァ __   ,!
          /´     ̄


2人の会話に噛み付いたのはカズマ。
明らかに苛立った雰囲気が感じられた。







384 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 23:01:26 ID:SZt0bEmQ

   ∨                                   ∨
    V      __≧三三三三三三三三三三≦__         /
    V    /| / /  //| l   l   / // / |\.     / l
     Ⅳ .イ /7.∠ヘ Ⅳヽl   !  '//‐彡―ッ/|\  / //
     VVム | |斗 ¨r≧lミ 、ヽ |   |/ /rァテ竺¨ヽト lヽ|.  //
V    VVムVムヽ  fイ リ Ⅵ ヽ|   ト='"〃 fイ リ ∧/ ノl //    /
∧    VVム\ヽ 廴ゞ乏r     ヽ. ヽ   、_ゞ乏_ノ/7 / //    /
  v    ⅣVl| |`\          l| `ー\        / / //    /
  V   ⅥⅥ__|           l|             / / //    /    「ああ、解っているつもりだが?」
   ∨   | \\\         l|            //./ !    /
.    \ ‐┴ 、ヽヘヘ.       l| _       /‐/‐ / ┴  、/
     |―  _ `丶V |    r    ヽ     __   /> ´ヽ ヽ  |
     ∨     、 `ヽ.  TテニニニニニニテT  /   / ̄  r┤
     ∨     \ |ニヽⅥ        Ⅳrニl   /ヽ      /


あくまで軽やかに答えるグラハムと対照的に、カズマの言葉には険がある。


   `ヽ/:::::::`ヽ、  | |:::::r―'´|  /  _,ィ'´|    |::::::::::::::| |ーiヾ:::
`ヽ、_/::`ー--、 L | |:::::|:::::::/,イ ノ´  _,レ''´ |:::::::::::::::| | ヽ:::::
_:::::::::`ー---、 `ヽヽ、 L_  /´/_,ィ'´_, -―|:::: :::: ::::l ! i::::: 
::::: ̄ ̄`rt‐―-、ヽ`ヾ┘:::::_/_,ィ'´-_, -tェテ一''´ ̄   :::| |ュ|√
::::::::::::::::::|/:::::::::::::_ゝミヽ:::::::彡='=、_     ノノiヽ  .::::l | / ..::
\:::::__;::-一''´「_,ィ´/ !:::::::「=二''z、 Z ̄ ̄T´   |::..::..:::::::リ′:::::       「解ってんならなんで
 | ̄:::::::_,ィ''´   /  |:::::::   `、::::\`ー、 | /r |:::::::::::::/:::          そんなにヘラヘラしてやがる!」
_」_,ィ'´:::::::   ,'   !::::::     `ヽ::`ヽ `f /、 |::::::::::/::::::::: 
 l|::::::::::::::::    ト、  |: : :       ::::::`ヽ/ミ /::::::::/: : : : :
::::::::::::::      | ヽノ          :::::::::| ト /::::::::/



しかしグラハムには、その険を受け止める、上回る、


               〃 /  /     .      ヽ   、 \
              / /  /    . /        ',    ヽ ヽ
               / /  :/l/  , . : :l /: /       l |     ゙,: l
                 ' /r‐、' .   :/: /:// : l: . :     ヽ い:ヽ : .  、|
             j ry /゙Y : . : l : lフヘ: : l: :、ヽ:    !: トミ、ヽ: .  、ヽ
             //./ / __l: : : l:ト、l_≧=ヽl、: :い:   l: /ヽl: : :l: 、:ヽ: ヾ=‐
           ー'y' / / / } l : N《 ̄芥心ミヽヽl: : /:/=―ヽ j: :| : l | |
                / / / / ,'ハ:、:l `、{几rリ`ヽ ゙l : ルクfjT㍉lイ: / 〃j/
            / / / / ,'/ <ヽ ミ-  ̄ ̄   ノ ィ 弋rリィノ':ノ/ ´
             , ' ,/ / / ,'∧ -ヽ             l   ̄孑 "´
         / ´ ´   ,'∧ `¬1            ,     /
          /       { ぃ: :八         ` '゙    /        「別に小難しい顔したら
          /      ,' l  i从!_>┐   , -‐‐-,   ' __        君らが打ち始めるという訳ではないだろう?
        ,        ,' /'゙´ ̄   |:::::::|、   `¨二 ´ / l:::ト、_
       ,'        /       |:::::::| \     .イ___j:::|  |      それに・・・」
        l       //      |:::::::|、 ` ─‐ ´ !   |:::|  |
.       丿    _ //       '|:::::::|` ー- 、_,. -‐ヤ   |:::|  |
    r‐く二二、  トム       |:::::::|    ハ   ,   |:::|  |







388 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 23:01:52 ID:SZt0bEmQ

強固な自負があった。

              ,ィ       _            、__
            八___   ´      、_      ヽ \
              ゝ  /   ´ ̄      \   \   、ヽ
             ア  , /    | 、    ヽ  ヽ\  ヽ\
             / / /      l | l |  |   l   丶ヽ  ヽ ヽ
               / /  ,     ,  ムハ|||      ヽi    l  ',
           l /  /     / /   l/l/     、、 \   l   !
         r  レ  / ,/   ! ' /,. ≦ ̄\_   \\ ―丶 __,レ
         |ー '/ //|、l  l 「/r公テ〒 リ / / ム` ニ=-  、_ヽ
         ゝ__{´厂 、|Aゝ トl〃 ゙='_ノ  丿イノl ハ )||| l || ``
           Ⅵ |  {ィ汚i、!   ´     ´ /' 〈 / 丿 /  ,!/
            `トlゝ _ゝ7 `            r'_/ /  'l′      「私が1点も許さねば良い。
                ン               | | l   /         それだけの話でないかな?」
                ゝ _ ^              ノ Ⅵ|  l |
                 ヽ  _,,.. -;;ッ'゙          川 | 、ヽ
                  `、`¨二         ___jム_l≧z
                   丶      ┌f‘” ̄           ̄`ヽ
                     ',     _| |                |
              ┌r―……ゝ- < | |                |
              ||        ∧ | |                |
              ||         _」_| |                |
              ||         /ノ | |               /`"ー- ,,,__


苛烈な自信を打ち出したグラハムに、カズマは反論する言葉が無い。


::::::::::::::::::::::::::::::,イ     ./:/   ヽ、::::::::::
:::::::::::wwwW':/     /:/.     ヽ::::::::
wwW'::i:::::::::::|     /:/       l::::::::
::::::::::::/|:::::::::::|    /'´  ,____   |::::::::
::::::::::::l ',:::::::::::l  /-‐ '".{ー'ヽ` /:/l::
:::::::::::| ヽ、::::',./Y′   しiりー'´ ̄ /::
:::::::::::|ニ=、_、:::ヽ  ー‐''"´    ー'´ ̄
、:::::::::|.   Tワ`ー`  '''::;;       J  
',.ヽ、::!、-‐''"i       .:;     ヽ
::'、 ..ヽ、:`.、 ノ            .',         「・・・」
`丶  ', ̄. 、               ',
.     ',  ヽ       _      .',
   l`ー.l      _, -‐''" ヽ     l
___ノ . ヽ、.   丶__,,、 --―′   |
.  ̄"'/.  .,ヽ、            .l /
   彡''""   ヽ、  `ー        /
          ヽ       . /







393 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 23:02:38 ID:SZt0bEmQ

           /\ ,/\__/ヽ_/\ 、
        /ニニニ / ヽ、/ヽ、/ヽ、/ヽ_´ ヽ、___/|
      //::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l__, -‐..ヽ |
     //:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: l |
    //::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: | |
   //:::::::::::::::::::::-'''////ll///W/ll/// l::::::::::::::::::::::::| |
  / く/i//::::N///''''::::::::::::l:::::::::::::::::::::::::::::::/|:::::l:::lWN::| `ヽ、
 / ィ& acute;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,::::::::::::::: { リ,::::::::::::::''''_,-ー´
/ /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ハ::::::::|ヽ:::::l::::::|、 __ヾlヽ、::l |
\\::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l(に\::l `゙ヽ::::{ヽ、iTヽj\:{
  \ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::|lヽ、  ヾ   ヾ  `l' ( ヾ、ヾ
   ヽヽ:::::::::::::::::::::::::::::::ヽ,_.{           ミ  ヽ、_,
     ヽ ):::::::::::::::::::::::::( `ll       ,、     /       「打たれたときに、恥かくぜ」
     /:::::::::/::::/::::::::::/ ||      l ヽ、__j´
    <<::::::::::(/:::rヽ:::::l´  t||      `ー--、 
     \:::::<\::| \ヽ、 ヾ\        r'
   ___ `ースヾミ、  ̄   ヾ \__      j
   f  ` ̄`゙"'ー----、____   / ̄ ̄`゙"''''"´
   |  :::::::::::::::::::::::::::::.   >'´ ̄ ̄ ̄| ̄ヽ、
   |ニ.::::::::  ...............""/          |   \
,-'"゙`....:::::::::::::::::::::::::::::::::/         |     ヽ、


カズマが捨て台詞を残して去ろうとするが、グラハムがそれを止める。


              /   > 、l>――………‐-  _   /V ∧
          〈\  /V ∧            ` く ム/ ∧
             マ ∨  V ヘ              / /\ /
           /lムム  |  |_____         !| ∧
             |  VV/ /イ/ |/|!   ̄` ¬、-、_/-| ∨|
             |   ゙ニエエコ lムl'≧l、_l∧ヽ   l//__j、 l\>┤ |
             |   |||| {f弋tッムト ヽ} lイ在ャk∨::::Hxl l
            V   |||_|_、≧ ̄   ノイ ´`ニ".ィ/:::::/ /,'V
           V  |\ヽヽー      |   -=/:::::/ ///
                \ / へ l_|_|       、 丿    /:////
             /「「 Y_)\.\  t―---ッ  /::|∠ 、j/      「カズマ、今日の試合はどういう試合だ?」
              //_j\ fヽ. ヽ ≧`三三 ==彡ク rpク
               V j  丶ソ ノ    ̄ ̄ ̄ ̄{∠i/
           __rfム   |「 >  ___  ィ「
     _,,.. -‐ '"´  ∧ \  ||    |      ムY^ヽ _
   ‐<          ∧  ≧i、   |    / ||∧∧  `"''-,,_
/   \          V   `'  ┴― '´ __||__」 !       `i‐-,,_
      ヽ _r==   ̄∨           / ||} | ┼===  |  \







394 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 23:03:12 ID:SZt0bEmQ

.              l!      |:!
        l!     li    ノ:ハ
    i!.   |i    lト、   ,イ/:::}i!      ,イ
    |l    !ト、   |ト、ヽvノ:::::::!li     ノ.:!
    |.!   |ト、ニヘ jl::::Y´:::::,:'´:|レ1   ノ.:.:|
    l l   ll::::::::::ヘVi:::::!::::ノ.:.:.:.i::::レ´.:.:r '
    l ト、ト、jj:::::,::ィト、!::::iィ::‐ァ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:厶イ
.    ノノ::::ヽ::::ノ::::ij:!::lY!1i:::ノ::/^ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.レイ
   く〈::::ミミV::::::ハヘV^ヽィ´Yヘ:::::::ヽ.:.:.:..:.::.:r '´
 ヽ、 ヽ :::::::ソ::::/  u J、厶// ヽ::::ハ.:.:.:.:.:.:{ _...ィ
  ヽ\}イ」:Lム  〈 ´ ¨ ``  厂「:T!.:.:.:.:.:.:/
  ト-`ア::{ |:!  `ニ、ヽ 、   _..∠.._ ハ::|j:::::::ィ´
  lレヘiィハ l:! 7´ oヽ〉} {〈イ´ o `ト i::l !イ^jレ'´
  レヘ!し7il :::`ー‐ 7´j  `Yー ´ ノノ1ヒ7个      「どういう試合って・・・見りゃ解るだろ!」
    `ヽ ji ::   / 〈   l   /´ ,' ノ
        ` ! :   ィ- ─- 、    u ムイ
      ,.-‐ハ    K´ ̄`H   u ,'ィ:/
   _//:::::::::ヽ.  lハ、___ノノ   ,イハト‐ィ
ニ´::::〃  .::::::::l \ `¨二¨´ ,.ィ!/   Y〈` ー-
:::::::::/  . ::::::::::::| 、 ヽ    / il::::...  ll`:::::::::::
::::::/  .:::::::::::::::::ト、ヽ  `ニ´_..ノ lj!::::::.. ll:::::::::::::
:::/ ..:::::::::::::::::::::ト、       ノ !::::::.... V´::::::::



      /::...               \ -<
     /::::::  /  /    / .ヽ       \  .ヽ
      /:::..:::: /::  ./..    i  :| |    ヽ 、_ヽ_ ノ
    ./::::::::::/::.. ./::    /:ノ  .ハ:ヽ    ハ ー─、ヽ
    i::::::::::::i::::...::::|:::    /:/ /ノ ヽ:::..  ..:: ヽ :::::.. ト .ヽ
    |::::::::::::|::::::::::|:::  ./:::i /    \:::.. ..:::. i!.: .. iハ .|
   ノ:::::::::::ノ::::::::::|::  .|:::::ハ├───、ヾ::::::: 川::、i:/ノ ノ
   ノ:::::::::/:::::::::::::|:::..  |/ V=t=〒= 、  )i::/イ::ハ/`ー
 `ー=_/:::::::::: :: |:ハ:::...|   弋zリ_ ノ   /ハ .iノ
    `ーi─r´ ̄人ヾ_ヽ_,   ̄       ヽ
      | i:::::ヽ、 - 、             _ イ
       ヾ://:::ト- -、                ノ         「なるほど」
        iリ:::/   ハ         _,,_;;-.''/ 
        |;;;イリ  ヽ \            - |
        ハiリヾ   i   >- _       _|
       /::::::\ ̄ \      ` フ ─ ´
      /::::::::::::::::::\   ̄ ̄ ̄\ /
     ./:::::\::::::::::::::::\       i、
    /:::::::::::::\::::::::::::::::\       |:::ヽ


今日のカズマは目に見えて興奮している。
それは試合展開のせいだけで無いように思えた。







395 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 23:03:30 ID:SZt0bEmQ

      `ー'´   /      ヽ   ヽ
      /    i         \ ヽハ
        |    i |     | |、    `  i ヽ
        |   ..::V:i     | リヽ ,::..   | ハ
.      |  ..:::::/ノ:i   i!  i  ' >、::. 、ヽ ゞ、
     _ ィ_,、 ..:::/イ::ハ   |_ _.ノ /_,,_ヽ 人てー´
      iリ .::イ::ハ-、ヽ ( = 彳てリ i /i ノ
      ヾハ::::ィ:ヽ -=、 ァ、 \  ' ̄  ハ/ /
      `ー ─-ヽ`┴' i ̄       ハiリ
             ヽ   |       i |___
               \  ` -─   ./_,,|_ /|        「安いプライドだ」
            _ .>、  ̄ ┌'' ̄ ̄    .|
            ハ    ∧ーイ| |      .|
               V   ./ ノ-/ | |       : \
             V . トイ:::::ヽ.::| |      :/ ̄ ̄>-..、___
          _..:-:;;ハ  i!::::::/V  \__/   /::::::::/     \
     _.....-.:::':´:::/ ノ/::::::i  // ̄ ̄ ̄   ./::::::::/        ヽ
    ハ'´/  /::::::::/  .//::::::::::::|/    .\__/ ̄ ̄/           i
  / ヽ_/:::::/ ̄ |.|:::::::::/   /  /         /              |
  |    ̄ ̄    |.|::::::/   /  /       ノ                |



グラハムは、カズマを嘲った。

.


                                                             ___
                                                      /      \
                                                     /ノ  \   u. \ !?
                                                   / (○)  (○)    \
                                                    |   (__人__)    u.   | 
                                                   \ u.` ⌒´       /
                                                   ノ            \
                                                  /´               ヽ







398 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 23:04:26 ID:SZt0bEmQ


        ☆        ☆        ☆        ☆        ☆



6回裏も抑えたグラハムが、ベンチに引き上げてきた。


       ___
    /     \
   / ヽ  /  丶
  /  (●) (●) ヽ
  l::::⌒(__人__)⌒:::u:l
  \  |r┬-|   /           「グラハムさん、飲み物ですお」
  /   `ー'´   ヽ
  し、       ト、ノ
    |   _    l
    !___/´ ヽ___l



_))  / /   / / ,.<   l   |   ヽ      \ \    /
彳 | | l  l |/  \ 、 ゝ l     V |    、\ \ /_
| | | l  Vrf==ミ.ヽ\` \    l V  l   } /\/  \
| | |  、 l リ  ィ心\ヽ\__,    l/   ' /∨  |
| | |   トl  、__廴fソ ハ i  ̄   /  //=/ / /\
∧ | |ーゝ.\   ̄``      ∠. ィァ≦Zz.ノ ィ /  /\
 ∧\\   `\          ,  ´心ハ} ´iア //  / //   「ああ、ありがとう。
__∧ ヽヽ                {   弋_fソ_/ //  /ヽx/    そろそろブルペンに行かなくていいのかね?」
   |∧ ∧∧             〉     ` ー=彡   /  / ∨
ヘ || | |   ,_     ⌒ ∠ノ     , '    /  / /
〈∧ヘ.| | |  {ニニ_ 、_          /   / ./  ' /
 V〉 ヽ |_|   ゝ  ` `ミ _ 、_    / _  ´_  ´ //
  =\ \\\   丶、    `ン`  / / /  .∠/



飲み物の世話なんかより、そっちが本題なのだろう。
ドリンクを手渡すと、素早くやる夫が問いかけてくる。


     ____
   /      \
  /  ─    ─\
/    (●)  (●) \
|       (__人__)    |
./     ∩ノ ⊃  /              「グラハムさん打たれそうに無いお。
(  \ / _ノ |  |                それに、グラハムさんに質問がありますお」
.\ “  /__|  |
  \ /___ /



   ∨                                   ∨
    V      __≧三三三三三三三三三三≦__         /
    V    /| / /  //| l   l   / // / |\.     / l
     Ⅳ .イ /7.∠ヘ Ⅳヽl   !  '//‐彡―ッ/|\  / //
     VVム | |斗 ¨r≧lミ 、ヽ |   |/ /rァテ竺¨ヽト lヽ|.  //
V    VVムVムヽ  fイ リ Ⅵ ヽ|   ト='"〃 fイ リ ∧/ ノl //    /
∧    VVム\ヽ 廴ゞ乏r     ヽ. ヽ   、_ゞ乏_ノ/7 / //    /
  v    ⅣVl| |`\          l| `ー\        / / //    /   「私にかね。
  V   ⅥⅥ__|           l|             / / //    / 
   ∨   | \\\         l|            //./ !    /      いいだろう、野球から夜の営みまで、
.    \ ‐┴ 、ヽヘヘ.       l| _       /‐/‐ / ┴  、/     なんでも赤裸々に答えようではないか」
     |―  _ `丶V |    r    ヽ     __   /> ´ヽ ヽ  |
     ∨     、 `ヽ.  TテニニニニニニテT  /   / ̄  r┤
     ∨     \ |ニヽⅥ        Ⅳrニl   /ヽ      / 







401 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 23:05:03 ID:SZt0bEmQ

                  ____
                 /     \
       iニーヽ    /─  ─   \
      iニ_   ̄ ̄/(●)  (●)   \
        ⊂ノ ̄ ̄|  (__人__)  u   |     「・・・つっこみどころは置いといて」
            ⊂ ヽ∩ `ー´    _/
              '、_ \       )
                \ \ / /|
                 |\ ヽ /  |



      _____     ━┓
    / ―   \    ┏┛
  /ノ  ( ●)   \  ・
. | ( ●)   ⌒)   |
. |   (__ノ ̄    /
. |             /              「安いプライドって、どういう意味ですかお?」
  \_    ⊂ヽ∩\
    /´     (,_ \.\
.    |  /     \_ノ


やる夫は、小首を傾げてそう聞いた。


              ,ィ       _            、__
            八___   ´      、_      ヽ \
              ゝ  /   ´ ̄      \   \   、ヽ
             ア  , /    | 、    ヽ  ヽ\  ヽ\
             / / /      l | l |  |   l   丶ヽ  ヽ ヽ
               / /  ,     ,  ムハ|||      ヽi    l  ',
           l /  /     / /   l/l/     、、 \   l   !
         r  レ  / ,/   ! ' /,. ≦ ̄\_   \\ ―丶 __,レ
         |ー '/ //|、l  l 「/r公テ〒 リ / / ム` ニ=-  、_ヽ
         ゝ__{´厂 、|Aゝ トl〃 ゙='_ノ  丿イノl ハ )||| l || ``
           Ⅵ |  {ィ汚i、!   ´     ´ /' 〈 / 丿 /  ,!/
            `トlゝ _ゝ7 `            r'_/ /  'l′     「・・・ああ、さっきのかね」
                ン               | | l   /
                ゝ _ ^              ノ Ⅵ|  l |
                 ヽ  _,,.. -;;ッ'゙          川 | 、ヽ
                  `、`¨二         ___jム_l≧z
                   丶      ┌f‘” ̄           ̄`ヽ
                     ',     _| |                |
              ┌r―……ゝ- < | |                |
              ||        ∧ | |                |
              ||         _」_| |                |
              ||         /ノ | |               /`"ー- ,,,__






405 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 23:05:36 ID:SZt0bEmQ

真剣な会話をするつもりになったのか、グラハムがベンチに深く腰掛けた。
そして朗々と語り出す。

                       {、___,.-―==. x: 、
                           ヽ,. -‐      \ヽヽ-、
                   ,r   /     , ⌒ ::. ソ、⌒ヽ
                    {゙ー ´     / /,::      \ `ヽ
                      \/  i /ノ/:/   :ヽヽ: ゙;.、 、゙,
                       // / ゞ--f: :/ .:  .: .: :i:. ゙;: 、i:.゙. ': i
                   / / ゝ-' ノ / /:l:./.:/ .:ノ.:l: ,|::.:.:,:.:`、: , ゙{ 、
                     l /レ ≧:.:.ィ:./ バ:./: .::/ノ':.八_j:j:.:.: ヽi:.、`ソ
                     ゞ{ :{、l:.:l:.:ト斥ミ、!{:.:.:〃ノィ=≦今v:l |:.いヽ..,
                     丶! い:、{ 弋zリヘ:.:八"´弋zリ ノ:ルi:ト-- '′
                     ソ个ミ= ̄  ` ‐     ̄彳'ノノ'
                       ゙¬、    i|       'ィ
                           小.  ,__`_'_,  /从     「簡単な話だ。
                          ´ _j \  ー‐  /!、′     やる夫君、今日の試合はどういう試合だ?」
                        .イl|  \   /  lハヽ
                       _/:ノ ヽ   、 ̄   V  ヽ:\_
                   _ .ィ´: : :′  ヽ  ::.   /    i: : :\ ‐ 、_
               _.. -‐ ‘: / : : : !   ム     ム     {: : : : ヽ:、: :`゙"''‐-..,,__
         ,. -‐'"`゙´: : : : : : 〈: : : : : :l   /  l__ __」 ∧   |_ :: : :〉:\: : : : : : : : :``丶
          /: : : : : : : : : : : ___>: : : |  ハ  \ /  ハ   |: : :`<__、: : : : : : : :|: :



          ____
       / ノ  \\
      / (●)  (●)\
    / ∪  (__人__)  \
    |      ` ⌒´    |
     \ /⌒)⌒)⌒)   //⌒)⌒)⌒)       「やる夫も、カズマさんと同じ考えだお。
    ノ  | / / /   (⌒) ./ / /         完全試合をやられている試合だと思いましたお」
  /´    | :::::::::::(⌒)  ゝ  ::::::::::/
 |    l  |     ノ  /  )  /
 ヽ    ヽ_ヽ    /'   /    /
  ヽ __     /   /   /



      /::...               \ -<
     /::::::  /  /    / .ヽ       \  .ヽ
      /:::..:::: /::  ./..    i  :| |    ヽ 、_ヽ_ ノ
    ./::::::::::/::.. ./::    /:ノ  .ハ:ヽ    ハ ー─、ヽ
    i::::::::::::i::::...::::|:::    /:/ /ノ ヽ:::..  ..:: ヽ :::::.. ト .ヽ
    |::::::::::::|::::::::::|:::  ./:::i /    \:::.. ..:::. i!.: .. iハ .|
   ノ:::::::::::ノ::::::::::|::  .|:::::ハ├───、ヾ::::::: 川::、i:/ノ ノ
   ノ:::::::::/:::::::::::::|:::..  |/ V=t=〒= 、  )i::/イ::ハ/`ー
 `ー=_/:::::::::: :: |:ハ:::...|   弋zリ_ ノ   /ハ .iノ
    `ーi─r´ ̄人ヾ_ヽ_,   ̄       ヽ
      | i:::::ヽ、 - 、             _ イ      「確かにそれはそうだ。
       ヾ://:::ト- -、                ノ       だが、もっと大切なことがある」
        iリ:::/   ハ         _,,_;;-.''/
        |;;;イリ  ヽ \            - |
        ハiリヾ   i   >- _       _|
       /::::::\ ̄ \      ` フ ─ ´
      /::::::::::::::::::\   ̄ ̄ ̄\ /
     ./:::::\::::::::::::::::\       i、
    /:::::::::::::\::::::::::::::::\       |:::ヽ
.  /:::::::::::::::::::::::::\::::::::::::::::\   .|:::::/:::ヽ







408 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 23:06:07 ID:SZt0bEmQ

                __、_、__
                ,  ´-‐- 丶 丶\_
          ,  /´、 \ \\ ヽ v ヽ
          `.ニ,  | lヽ トヽ \\   ヽヽ
           / {|/ レ∠ィ  V  | | {  ,}ヘ
         , l/ノイ {./ノ付ッ 、丿 .イ ム、こソ L..ィ
         `ァ.l ゝ ゝ. ´   ̄ ノ´rノ ノ l  l‐ ´
         ゝlゝlツ  ̄       r<  ル′
            ゝ、=ァ     '  || {                  「今日の試合は後半戦の1試合。
             ヽ`ニ    /  jヘ }
              ',      ´  ∠ ¬ー-、____ -――-、    優勝争いを直接左右する、大切な試合だ。
              ` ¬  /    /    |    /     ∧
                 ,j_/    '     /    /         ∧   ヒット1本など眼中に入れるべきではない。
                / .:\  / ,  <      l        |   相手が誰だとか、考えるべきではない。
               ,/}  /∨ /   /    /        |
              ノ / V  , ' /   /__ 〈      \  ヽ  まず、勝たねばならない」
           __.-'´/ / /     /-―‐┘ ヽ       \ ノ
.            /_.>/  /,        /      |       \  {__
          //  /  //     /       ゝl           \ l
            l l  /   l/    /          \          ヽ
            l | ./  /   /       |       \         ∧
           `|| /   /      |        \        ∧



               〃 /  /     .      ヽ   、 \
              / /  /    . /        ',    ヽ ヽ
               / /  :/l/  , . : :l /: /       l |     ゙,: l
                 ' /r‐、' .   :/: /:// : l: . :     ヽ い:ヽ : .  、|
             j ry /゙Y : . : l : lフヘ: : l: :、ヽ:    !: トミ、ヽ: .  、ヽ
             //./ / __l: : : l:ト、l_≧=ヽl、: :い:   l: /ヽl: : :l: 、:ヽ: ヾ=‐
           ー'y' / / / } l : N《 ̄芥心ミヽヽl: : /:/=―ヽ j: :| : l | |
                / / / / ,'ハ:、:l `、{几rリ`ヽ ゙l : ルクfjT㍉lイ: / 〃j/
            / / / / ,'/ <ヽ ミ-  ̄ ̄   ノ ィ 弋rリィノ':ノ/ ´
             , ' ,/ / / ,'∧ -ヽ             l   ̄孑 "´
         / ´ ´   ,'∧ `¬1            ,     /         「勝たねばならない時に、
          /       { ぃ: :八         ` '゙    /          何故不名誉な敗北を意識する?
          /      ,' l  i从!_>┐   , -‐‐-,   ' __
        ,        ,' /'゙´ ̄   |:::::::|、   `¨二 ´ / l:::ト、_        今欲しいのは出塁では無く、点だ。
       ,'        /       |:::::::| \     .イ___j:::|  |
        l       //      |:::::::|、 ` ─‐ ´ !   |:::|  |        ツーアウトから狙ってもらいたいのは、
.       丿    _ //       '|:::::::|` ー- 、_,. -‐ヤ   |:::|  |        ホームランだ」
    r‐く二二、  トム       |:::::::|    ハ   ,   |:::|  |
r≦三7  ` ‐、_ ` くノ \      |:::::::|   /: : :',  '、 |:::|  |
.  ∨      ` ≪i\   \     |:::::::|  rf´ : : : ゙、   ヽ|:::| 〈‐-、_






410 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 23:06:49 ID:SZt0bEmQ

声が大きい、ベンチ中に響くような、ベンチ全員に言い聞かせるような、そういう声だった。
たじろぐやる夫。

         ___
        / .u   \
      /((○)) ((○))\
/⌒)⌒)⌒. ::::  (__人__) l_j :::\     /⌒)⌒)⌒)
| / / /     |r┬-|     | (⌒)/ / / //
| :::::::::::(⌒) U .| |  |    /   ゝ  :::::::::::/
|     ノ    | |  |    \  /  )  /
ヽ    /    └ー.┘    ヽ /    /





視線の端では打者陣が、


≧:::::::/⌒ヽ:::∧ |::| \::::| i:::::∧:::/ ヾ、
/:::::ミ    i::::::} }:i  ヽ:}  i:/ |/
r"´::∧    i::::i i;;} _|!  }!  ´
´::::::::::::ヽ   }:/ /レ´ ̄` ,, ':::::
:::::::::::::::::::ヽ  ! 〃ヾr、/::::::::::::::::: 
l/∧l |ヘlヘ} -'´  `´::::::::     
ト!ゝヾ::::::::::: ̄ ̄i   ::::::
ト、::::{\::::::::::ヽヾ:i
::i\:ヽ  ̄``i::} j       _
:::\\\_  }!.ノ         /入
、::::::\  ̄ r'´         / / |
 `丶-ヽ  ```丶、   // /
           `‐´`ヾ/
               ` ̄l
                 }    /


             _,,∠-‐'''´ ̄-一::::::::::::``ヽ、
         ‐-、/ ̄ ̄ ̄``'''ー-、=二:::::::::::::::::`ヽ、
       ,.‐''" ̄`ヽ     / //  `ヽ、/ ̄`` ー- 、_ヽ、
      /:::::::::::::::_,r' _,∠-――-、_ \ ̄ ̄``ー--、二ニ=一
    /:::::::::,. ‐''"  ̄lj  ,,z''" ̄`` \`ヽ、\::::::::::::::::::::::::::::::::::::
    /::::::::/      〈、L〃r・ア    /::::::::/⌒ヽ::::::::::::::::::::::::::::::
  /:::::/          7  ´      /::::::::/ヽ、ハj:::::::::::::::::::::::::::/
 /:::::/           /        /!:::::::/ /ノ/:::::::::::::::::::::r、イ
 l:::/          `'┬-      レ/'´  lー〈::::::::::、__;r、/ ヾ 
 |::l                `=ァ、 、          V `ーレヾl _,. -‐、
 |:|                / ̄``ヽ       ノ/  _,,. -‐''´    |
 |:!                `〉ー、      _,,. -‐''"´        |
 ||            /    r‐''"´ ̄
 |!         ___ヽ--‐‐'、
 l            \       \
            \       ヽ            ,. '-一
             \       ヽ         /



好きに言うぜと悔しげな顔をする。







413 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 23:07:17 ID:SZt0bEmQ

グラハムの言葉、いや、演説は続く。

     ̄/ ̄/ ̄厂: : /: : / : ハ: : l: : l : : : : 、: ヽ: :ト ニ=-: :ヽ: : : : \  /
.     /  /  /:/: :/l: : :':/、 ヽ: :、: :、: : : : :ヽ: l! レ\: : : : : !: : 、 | 丶/
 、___/_/_/ :レ彡ヘ : {=ミ \ ヽi 、:ヽ: : : : }!:Aナ=ミT: : : :|:、: :ヽ|
  l  |  |  |: : |ヘ{  ヽ:lウh \\  ヽl : : : ||ナiウh  jハ: : : ハ:ヽ- |
  l  |  |  |: : l  i、  弋ツ   トヽン^ソ,|: : : :ハ 弋ツ ィッ ,' : /: :}T   |
  l  |  |  |: : 丶 ゞ=‐----‐彡/r' - i: :/\二¨¨´ ノィ: :ヽ/ |  |  「凡打が増え、結局完全試合で負けるかもしれんな。
  l  ヽ  、 |_: \\    "´ ´    / ヘ     /´∧ ト:≧  |
  l    \ ` 、` 、:`≦__,         丶       ハ `T l   !   だが、それがどうしたと言わせて貰おう!」
  l     ` 、` 、` 、‐ ´              ,       ハ  l  ! |
 / / ̄\   `! `! ゙l        ,.  ノj    /___l__l  !、/
./ 〃` x 、  ヽ、 | j |   ,. _      ,    /  j   l  ∧
、 {() 丶ヽ丶   ̄\\ \  〃‐-- ` 二二i{    イ― /―/  /Ll|
 ヾ    丶へ    l l  l  {         ∨  //  /  /  /  |
\ 丶      - ヽ  < ヽ ` ゝ _       /  //´/ ̄へ .イ   /
、 \丶   {  } l   「\ 丶、  `¨¨¨¨¨¨¨ ¨¨¨¨´ < //  ∧



      /  /  /  / / 人____               丶、 //
     /  /  /  / ' / 〃≧ミ V / `! 、                  ヽ、/
.    /  /  /  / ∧ l l 〃心、l/   |  `丶、                 /
   /  /  l  |  l `l \弋tァヘム. |     `丶、         //
  /  ∧  j_ム ∧    ` ‐、 トl ヽ/     / . へヽ、     //
      ∨ ∧ ∧ \ ヽ.    `ー 、 / ,   / ∠._|   ヽ、\ //
  ___   V  V ム  ` ‐ヽ   _z彡 ´  ∠ ィf(テアソ /  /lヽ V   /  「不名誉から身を守るためのプライドなど、
 /\ \  ム  ∨∧ _      ` ー─┬≦ヽ辷´z彡/  / | | |_/    薄っぺらなものだ。
.   ヽ  ヽ /  |‐ l/rt┐c~==う  /   __≧彡'  /   !_/
.     <l\ ∨  /  /´{ ヽ丶、  ^ __l   、>―  _/  /        それ故に、安いプライドと申し上げた」
     ヽヘ \ヘ―ヘ ゝ   ` ニ 、     c‐~う 厂/,  /
 、   ― 、  丶ヽ \ ` ‐-、_  /ア   rぅ<_////
 ∧ f   lヽ  ヽ、\ \` ‐、_`¨´ c‐≦   ////
 /∧ ゝ  ノ /  / \\  \  r<     ヽ/ ///


その場の空気もなんのその。
最後まで語りきって見せてくれた。







414 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 23:07:42 ID:SZt0bEmQ

演説の終りと同時に、つっかかったのはカズマ。


-ーフ ::::::;.-‐'/:/ //  /::::::::::::::::. /Zrz、
 /:::::/´  (::::/   ||  /:::::::::::. /;; ; ;; ;; ; ヽ
 | ::/  __| {   i|! /:::::::: /::: :: ::;;;;;::: ;;;;
 |/ r'´ ̄ ̄l {`ヽ、i!|/:::::/´   ;;;; ;::: :: :
          |!  l| V:::/;;    ;;;;;:: ,//
     r、ri `   i! {::/; ;;     _//
   ヽ、ゞノ    'ト|::|ゞ/  ,.r-'´,./T
      ̄``ー-' _ミヽ!´' レ'-‐'´    》
      \彡 ´  ヽ  ry}    //::::::
             ヽ;;``'ー--' /::::ノ:::::        「ちょっと待てよグラハム!
    ___       ヽ;;;;..,==ニニ二/::::/        俺は別に勝負を捨ててねぇぞ!」
 ,.-<、  \    ` r‐' "彡 /::::::::/:;ノ 
/    ヽ、_ ``ー、      7r---‐‐'´
      ゙;;;;;`ヽ/      //
       ゙;;;/   __,...-‐'´
      /  , -‐´
    /, -‐'´
  ー‐' ´



      `ー'´   /      ヽ   ヽ
      /    i         \ ヽハ
        |    i |     | |、    `  i ヽ
        |   ..::V:i     | リヽ ,::..   | ハ
.      |  ..:::::/ノ:i   i!  i  ' >、::. 、ヽ ゞ、
     _ ィ_,、 ..:::/イ::ハ   |_ _.ノ /_,,_ヽ 人てー´
      iリ .::イ::ハ-、ヽ ( = 彳てリ i /i ノ
      ヾハ::::ィ:ヽ -=、 ァ、 \  ' ̄  ハ/ /
      `ー ─-ヽ`┴' i ̄       ハiリ
             ヽ   |       i |___      「そうかもしれん。
               \  ` -─   ./_,,|_ /|      けれど君は、劉鳳君に完全試合をされる事を恐れている。
            _ .>、  ̄ ┌'' ̄ ̄    .|
            ハ    ∧ーイ| |      .|      別にどうでもいいことだと思うのだがね」
               V   ./ ノ-/ | |       : \
             V . トイ:::::ヽ.::| |      :/ ̄ ̄>-..、___
          _..:-:;;ハ  i!::::::/V  \__/   /::::::::/     \
     _.....-.:::':´:::/ ノ/::::::i  // ̄ ̄ ̄   ./::::::::/        ヽ
    ハ'´/  /::::::::/  .//::::::::::::|/    .\__/ ̄ ̄/           i
  / ヽ_/:::::/ ̄ |.|:::::::::/   /  /         /              |
  |    ̄ ̄    |.|::::::/   /  /       ノ                |
[SPLIT]







415 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 23:08:07 ID:SZt0bEmQ

.              l!      |:!
        l!     li    ノ:ハ
    i!.   |i    lト、   ,イ/:::}i!      ,イ
    |l    !ト、   |ト、ヽvノ:::::::!li     ノ.:!
    |.!   |ト、ニヘ jl::::Y´:::::,:'´:|レ1   ノ.:.:|
    l l   ll::::::::::ヘVi:::::!::::ノ.:.:.:.i::::レ´.:.:r '
    l ト、ト、jj:::::,::ィト、!::::iィ::‐ァ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:厶イ
.    ノノ::::ヽ::::ノ::::ij:!::lY!1i:::ノ::/^ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.レイ
   く〈::::ミミV::::::ハヘV^ヽィ´Yヘ:::::::ヽ.:.:.:..:.::.:r '´
 ヽ、 ヽ :::::::ソ::::/  u J、厶// ヽ::::ハ.:.:.:.:.:.:{ _...ィ
  ヽ\}イ」:Lム  〈 ´ ¨ ``  厂「:T!.:.:.:.:.:.:/
  ト-`ア::{ |:!  `ニ、ヽ 、   _..∠.._ ハ::|j:::::::ィ´ 
  lレヘiィハ l:! 7´ oヽ〉} {〈イ´ o `ト i::l !イ^jレ'´
  レヘ!し7il :::`ー‐ 7´j  `Yー ´ ノノ1ヒ7个     「パーフェクト負けは、どうでもいいってか!?」
    `ヽ ji ::   / 〈   l   /´ ,' ノ
        ` ! :   ィ- ─- 、    u ムイ
      ,.-‐ハ    K´ ̄`H   u ,'ィ:/
   _//:::::::::ヽ.  lハ、___ノノ   ,イハト‐ィ
ニ´::::〃  .::::::::l \ `¨二¨´ ,.ィ!/   Y〈` ー-
:::::::::/  . ::::::::::::| 、 ヽ    / il::::...  ll`:::::::::::
::::::/  .:::::::::::::::::ト、ヽ  `ニ´_..ノ lj!::::::.. ll:::::::::::::
:::/ ..:::::::::::::::::::::ト、       ノ !::::::.... V´::::::::



      /::...               \ -<
     /::::::  /  /    / .ヽ       \  .ヽ
      /:::..:::: /::  ./..    i  :| |    ヽ 、_ヽ_ ノ
    ./::::::::::/::.. ./::    /:ノ  .ハ:ヽ    ハ ー─、ヽ
    i::::::::::::i::::...::::|:::    /:/ /ノ ヽ:::..  ..:: ヽ :::::.. ト .ヽ
    |::::::::::::|::::::::::|:::  ./:::i /    \:::.. ..:::. i!.: .. iハ .|
   ノ:::::::::::ノ::::::::::|::  .|:::::ハ├───、ヾ::::::: 川::、i:/ノ ノ
   ノ:::::::::/:::::::::::::|:::..  |/ V=t=〒= 、  )i::/イ::ハ/`ー
 `ー=_/:::::::::: :: |:ハ:::...|   弋zリ_ ノ   /ハ .iノ 
    `ーi─r´ ̄人ヾ_ヽ_,   ̄       ヽ
      | i:::::ヽ、 - 、             _ イ       「・・・・・・私にはそれが不要なプライドに思えるな。
       ヾ://:::ト- -、                ノ
        iリ:::/   ハ         _,,_;;-.''/         最後に笑っているのが私達なら、それでいい。
        |;;;イリ  ヽ \            - |          私はそう思うよ。
        ハiリヾ   i   >- _       _|
       /::::::\ ̄ \      ` フ ─ ´          それに・・・
      /::::::::::::::::::\   ̄ ̄ ̄\ /
     ./:::::\::::::::::::::::\       i、               いや、なんでもない」
    /:::::::::::::\::::::::::::::::\       |:::ヽ
.  /:::::::::::::::::::::::::\::::::::::::::::\   .|:::::/:::ヽ







416名無しのやる夫だお:2010/01/24 (日) 23:08:22 ID:c5/rUwoQ
キャー、ブシドー素敵ー!







417名無しのやる夫だお:2010/01/24 (日) 23:08:28 ID:tKco4myE
プロだなあ







418名無しのやる夫だお:2010/01/24 (日) 23:08:35 ID:zixJrq5U
外国人選手なのに、チームに尽くしてるね







419 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 23:08:46 ID:SZt0bEmQ

カズマは黙り込む。

完全試合も勿論嫌だが、劉鳳に完全試合されるというのが、とんでもなく気に食わない。
おそらくそれを哂われた。


≧:::::::/⌒ヽ:::∧ |::| \::::| i:::::∧:::/ ヾ、
/:::::ミ    i::::::} }:i  ヽ:}  i:/ |/
r"´::∧    i::::i i;;} _|!  }!  ´
´::::::::::::ヽ   }:/ /レ´ ̄` ,, ':::::
:::::::::::::::::::ヽ  ! 〃ヾr、/:::::::::::::::::
l/∧l |ヘlヘ} -'´  `´::::::::                       ・ ・
ト!ゝヾ::::::::::: ̄ ̄i   ::::::                (あの野郎、劉鳳に完全試合されることって、いいやがったな)
ト、::::{\::::::::::ヽヾ:i
::i\:ヽ  ̄``i::} j       _
:::\\\_  }!.ノ         /入
、::::::\  ̄ r'´         / / |
 `丶-ヽ  ```丶、   // /
           `‐´`ヾ/
               ` ̄l
                 }    /
                 ヽ---'´



やる夫を殴った右手を見る。
グラハムの、飲み込んだ言葉を想像する。




-------------------------------------------------------------------------------------------
      | i:::::ヽ、 - 、             _ イ
       ヾ://:::ト- -、                ノ
        iリ:::/   ハ         _,,_;;-.''/
        |;;;イリ  ヽ \            - |
        ハiリヾ   i   >- _       _|        「人の事を言えるのかね」
       /::::::\ ̄ \      ` フ ─ ´
      /::::::::::::::::::\   ̄ ̄ ̄\ /
     ./:::::\::::::::::::::::\       i、
    /:::::::::::::\::::::::::::::::\       |:::ヽ
-------------------------------------------------------------------------------------------


グラハムは、そう言ったように思えた。







420 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 23:09:43 ID:SZt0bEmQ


        ☆        ☆        ☆        ☆        ☆


8回表、先頭打者カズマ。
依然、完全試合は続いていた。


珍しく、カズマは考え込む。


::  ::::::/::::/::::::::::::::::::、:::::`ヽ、:::::::::::
  .:.:〃::/::::::::::::::::::::::::::::ヽ::::、:::ヽ::::::
 .:.:///イ::::::::,:::'´:::,ィi、:::::::::::::、:ヽハ:::
...:://:::::〃:::/:::::/彳个i:::::::::::l::::!l:ハ::
::://:::::/::/::::;ィ´⌒`ヽl lレ1:::::::l:::i:l::::!:
://::::::,::':::::::,个!    ノノ l!:::::::l:::l:!:::l:
:〈:::::/:/ ::::/ ノ l i / ´  |l:::::イ:::!ト、l:
::::::/ノムイヘヘl ト、   / / !lレ´|:::l,イl:l:
::;イl:レ´\、ヘハl! ! l  〃/ ノリ ノノ ノノ
,'::トリl 1ト、\l !  ハ∠彡 ィノ'´/ u
ヽlノ ! キ  tu、{  ,イム=''"´ __ノ<´
   ハ、>ー→ミ≡彡二 ̄ tテ  ム` 
   ハ、´ ̄` }/⌒ヽ、` ー‐┬ィ^ヽ〃      (狙うか?)
    ヽ u   / u  }ミヘ、   ! ι
    | ヽ r‐'    〃´ `\ || /
  \ ||  ヽ`ヽ   /   ─=※=─
-─ ※‐-、ヽ{   u    / || \ U
::::::/ || \:_.ニTニュ、   u   ! ,.-'´
::r'´¨7⌒7´7´¨`}ァ‐     ,. -''´::::::;;;
:ハ  {{  l  ヽ=ノ、_,,. -‐'i´;;::''''"´
::/  >=''ニ¨´ (  ̄ `ヽ、_〉   u メ
〈       `''ー-、___ノ \. | /
/  =、__      }::\:::\_※___ノ
{      ` ̄`T´::::::::\::/:::|::\::_ノ




ホーリーズ、サードのTTが、随分後ろ気味に守っている。


-‐'"'" ̄ヽ``''‐、ヾ、|\/、::|l:::::/::/7__
::/´ ̄ ̄ ̄`ヽ、\||/`::ヾ、///,.イ
/ ヽr-‐‐'|  |─※──  " |゙/-‐''l!
  /'":::::::::ヽ、lj__||\  /   |、:ヽ:::.|
../'"ヽ:::::/´ ̄_. |ヽ、ヽ _,.へ 〉,::゙,::|
´  _,,人=|!r'"´O ヽ._ /'=l!r'゙o i`/、 |:::!:|
‐''"   j |! ̄`` `` / l.||` '''' .l ./ |:::!:|
 _,.-''"´| ,ゝ‐===テ‐'゙  ヾ、.,_|_/ .|:::!:| 
''"  _ノ l/  ,.-‐'゙:::::::::::::ノ   |   |::!:|
  ,.イ(_/ /::::::,.-、.____,,,.  |    |::/
:: /|:::::.... |:::::::r'゙、__/:/´  /   .//
::::.. l:::::::::|:::::::|::::__:::::::/: /    /'゙
::::::. ) /::u:::|/´  `ヽ,|::/          ___
::::  /゙、:::::::::'、`'‐--‐'//    _,.、-‐‐'''ニニ゙=‐-、 ヽ、
 /ヽ、. \:::::ヽ‐'"⌒`>   ,.r'"´   ̄´      ̄``''''‐‐‐--、
/:::::::::;:' `'''ヽ;:::`´::::::Y゙   //   _   ,r‐┬‐‐┬‐┬‐ァ-‐''゙
:::::::::;:'::::::::::/ ヽ.__ノ   | | ,::::   /、 〈::::、|   |  ./ |
\::;:'::::::::::/   /  |`ヾ゙'''‐-\l: ( ̄   ) ノ| 人  |  / /
ヽ `''‐--'-‐‐'゙ ,./ /::`ヽ、 . \ ゙'-‐‐'''" '---‐‐'‐-'‐-'゙


カズマ自身殆ど経験のないセーフティーバント。
今なら高い確率で成功しそうだった。







422 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 23:10:22 ID:SZt0bEmQ

先頭ランナーがノーアウトで出ることは、当然チームに意味がある。
そして、完全試合も阻止できる。

チームにとって、いい事ずくめの選択のはずだ。


`'`、lヽlヽ、l`l::::::::l l::::::::::::::::/::/:::::::::ヽ、::::/::://
      .l::::::::l`、lヽl'`、//'"´ヽ:::::ヽ/"´
`ー、_   l:::::::l         /lヽ:::ヽ
     ヽ、l:::::::l       /、.l:::::lヽ
  '""´  .`l::::::l_     .,r,'´  l l:/
ー`ー‐r.,----、ヽ、,,, .l'´ー--‐' l:::l
 ヽ、 `''′ ,,、‐ , ` l    . .l::/
   `ー--‐'"l:::l '´  ヽ、  .l:::l
        l::l      .ヽ' /:/       「・・・・・・」
         'li、       `,
、        `ヽ    .,-',´
. `-、,       .   .__, -//
    `‐、,_      -'-‐‐' /
       `‐、,_   ̄"´/
         /`"‐-‐'´
        /:::::::::::::/


ただ、それは劉鳳からの逃げを意味することにならないか。
VIPスターズの中心打者の、逃げを意味しはしないだろうか。






カズマはベンチを振り返る。


::i::::::i:::::::::::i {:::::/ {:::::::::::〃:::::::::::::/〟〟       ノ 丿   〉::::::rィ^ヽ:::::::::::::::::::
://ヘ//ヘ/ト`、弋l、 l:::::::::::::::〃/レ~ll///    _,.‐'".'"   /彡ト:://儿l:::://〃/
::::::::::::l::::::::ト、 ヽ、`ヽ::::::::::::::::::l/〃〃/ _,.-‐'∠"´⌒二    ト/八}}  }::::::::::::::/
::::::::::::l:::::::l ` ̄ヾ叨ツヾi:::::::l _,.-‐'"´,.-‐'ヾ叨ツ ̄`‐'"    レ ィニ }  〉:::::::/
:::::::::::::ヾ:::l `ヽ‐---‐'"´ヾ::ヽミ-‐'"´ ヽ、__________,.-‐'"   // J//:::/
:::::ヾ:::::ト::::ヽ    _,〃"\::::::\   ミミヾ          /l ヾノ//:く 
::::::ト、::::ヽ-ト、ヽ、  ""  ミミミト-,.__\  ミミ〟       ////:::::::>
ヾ├"ヾ::} ヽ  ̄     (ミミノ        ゙       /しソ/〆´^了
 ヾi  ヾi ヽ      ゛゙´                /__/トヾト、  ヽト、___
   /〃  \     ィ、 匕              / 彡レヾ/ ミミ l \三
  /彡  彡  ヽ    i゛``'‐--,.____          / 〃彡/ミ  ミ \ \
/ミ         \  ト、      `i     /   彡〃〃ミ  ミ   \ /







423 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 23:12:07 ID:SZt0bEmQ

グラハムが、じっとカズマを見つめている。


                __、_、__
                ,  ´-‐- 丶 丶\_
          ,  /´、 \ \\ ヽ v ヽ
          `.ニ,  | lヽ トヽ \\   ヽヽ
           / {|/ レ∠ィ  V  | | {  ,}ヘ
         , l/ノイ {./ノ付ッ 、丿 .イ ム、こソ L..ィ
         `ァ.l ゝ ゝ. ´   ̄ ノ´rノ ノ l  l‐ ´
         ゝlゝlツ  ̄       r<  ル′
            ゝ、=ァ     '  || {
             ヽ`ニ    /  jヘ }
              ',      ´  ∠ ¬ー-、____ -――-、
              ` ¬  /    /    |    /     ∧
                 ,j_/    '     /    /         ∧
                / .:\  / ,  <      l        |
               ,/}  /∨ /   /    /        |
              ノ / V  , ' /   /__ 〈      \  ヽ
           __.-'´/ / /     /-―‐┘ ヽ       \ ノ
.            /_.>/  /,        /      |       \  {__
          //  /  //     /       ゝl           \ l


そのグラハムの顔を見て――


             , へ..,,____
           / ::` ー - = - 、`¨ヽ
            Y´j::... ..::::::::::::::::::::::::::::..... . .ヽ、
     ト、  トv!j::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.,ィ ニゝ、
     |:::::`ヽト:::::::::::::::::::::::::::::::::::::,r‐=';:::::::::::::::... `ー、
     人:::::::::::::::::::::::::::::,.、::::,.へV:::::::::::::::::::::::: 、:::::`:  ト、
    〈 ::〃イ::::::::::::::::::/  Y::::::::::::::::::::::::、:::::::':´ヽ`ヽ::::}〉ゝ
.   ハ:::::::〃:::::ハ:::::::::ト、:::::|l:!::::〃ハハ::ヽ`ヽ \::ヽ:'´ノ 〉
 __,,>:〃ハ:!ii|::lト、j l:!::!リWw::,イ17ハ:ヾ::::::::::ヽ:ソノ::ノ
  Z > 、::::::::::::::::i!:jl、〃 l!   / /〃:!::i:::::::::ゝ:ィ´イ:く
  Z二イ:!:::::::::::::ノ/、vノ∠._,,ノ ノ:/::/:::i!个Y::::/:::::レ1
    ^zLトト、::::く〈{、彳:rtッ─ァ¨´/:,イ:::ノヒ7〉}::/:::::::::::/
   .ィ´.:^:.ト、\ヽトハ/ ``ニ´〃ノ'´ノ'´ {し'イ:!{く::::∠Z
  〃:!:.  .:|:.:>'^y‐'   ` 、   〃´ノ ノ´ノiハヽく、 
 〃.:::l:.:.::.::<::::○`¨ヽ、_ノ!`::.  /   |i:. | !::. ヽ
,.イ .:::::::、..  |:. \:::::○`T ¨´   ,..::´    ,イ!: l |::::... ヽ
/{.:::::::::::::::、..|::..{}{}\::::::::`ーr イ:、.       //:::. i |:::´  ヽ
 ヽ.:::::::::::,.ィ!!:.ト、{}{}\::::::::l!、::ヽ、_   _ /::::: l |:      >-、
   `ヽ:/..::ili:::|「` ̄ ̄`::::i|:::ヽ、::::二:/○ ..:::l |    / ...:::ハ
      ::::ヽ:ヽ::::::::::..::::::ii::::::::::::::/:::...  ○::i ! , ' ,  ' ´ ハ
         :::..ヽ:::::::::::::i|::::::::/:...::::::ト、 ...::::::l |´ ´ ....:::::::/⌒ヽ
          ::..ヽ::::::::l|::/.:::..  ..:|;;;;;\:::::i l  ..:::::::::::/::::::::::::


――カズマは決意した。







424名無しのやる夫だお:2010/01/24 (日) 23:12:33 ID:zixJrq5U
チームのためか、己のプライドか・・・







425 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 23:12:35 ID:SZt0bEmQ



        ☆        ☆        ☆        ☆        ☆



     ____    ━┓
   /      \   ┏┛
  /  \   ,_\.  ・
/    (●)゛ (●) \
|  ∪   (__人__)    |       「カズマさん、なんでコッチをチラチラ見るんだお?」
/     ∩ノ ⊃  /
(  \ / _ノ |  |
.\ “  /__|  |
  \ /___ /



                , -- ,__ 
          , 一'´ - '´    `丶、___,
        / ̄`     ―-、    ‐≦.
       ,            ヽ     ヽ
        /  /   ,  /       ∧    、|
.      |  ,  , l  |      、\___, \_|_
.      |   l  ノ 八 lへヽ     ヽ T´  ヽ__ノ
.      /  / ノイ∠`ゝ  `ヽ   | /l |   、 V
     /イfソイ  |´云ュ≧=='||  伝」ムl   ト l
      "´Vゝ ゝ 、廴「`   ツィ イfj了 ノ 从/ l
.          从__``   ̄      |  ̄ ‐テ  '
.         ´ } 「ゝ              /.         「サードが随分後ろにいる。
        ノィヘ 、      ' ノ   ,           セーフティバントでも、考えているのかもしれないな」
       ┌ァl从|  \  `¨二¨´ ∠.
       |ゝ三三≧z.丶、   ∠≧ハ
       |      || ̄ ̄「`¨¨´ ̄ ̄ |´ ___
     __j_   ||   |      |      、
  ̄ ̄       \ ||   |        ハ`ヽ―‐ 、 ヽ、



    / ̄ ̄ ̄\
  /        \
 /    ─   ─ ヽ
 |    (●)  (●) |             「・・・・・・グラハムさんは、どう思うんですかお?」
 \  ∩(__人/777/
 /  (丶_//// \


やる夫は考え込んでいる。






427 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 23:13:18 ID:SZt0bEmQ

                -ー==‐-、_、_
             . ≠ _ 、       `、ヽ
       _   /´ /        ‐- 、 ヽ\
      f(_/   /       |   、  \  ` ミ、
      廴/   '      l |、  ヽ  、ヽ  \
       /     / /    j |、\、 | 、 ヽi  、 ヽ
       ,'  ーナ7    / 丿  ̄} ハヽ  丶 ヽ l
        | |   { {,     /   ノ',. -‐弋   ヽ V
    {、_ノ /   ! ハ    |    /x===ミ、ヽ l }、_≧ソ
    ` ¬    ヘ┼‐ゝi、 { ー彳〃!勾i `_ノル' ハ|
.       | |  {`マ丁心ミ≧-   j斗”´ ̄ l个 l ト
      ヽ ト、 、ヽ _)_少'  }           (r' ノ/
       `ー〒个    〈           _//    「どう、とは?」
.          弋ム      ヘ ^           }1 {
           ` ヘ      _,. -―ァ    / !l ド、
                \  ‘≪_ _ ´     ′lj |
               ヽ、  ¨¨´   /  /'i/
                '、\    /  / {
                     ヽ  ー‐ ´   , '  !
                 _}  ヽ     /    ゝ



     ____
   /      \
  /  ─    ─\
/    (●)  (●) \
|       (__人__)    |
./     ∩ノ ⊃  /        「この場面、カズマさんはどうするべきなんですかお?」
(  \ / _ノ |  |
.\ “  /__|  |
  \ /___ /


顎に手をやり、プライド、その言葉の意味を考えている。







428 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 23:13:40 ID:SZt0bEmQ

グラハムは、そんなやる夫を興味深く眺め、


      ヽ` ̄                  ヽ、
       >'/      /      ̄ \   ハ
      /:/        /          \  ハ
       i/       .::/            ヽ  ハ
      /      / .:::/              V ハ
     ./      { .::ノ        .::.::.      i   |
    /   ..:::/  i/ /..   ..:  : .::i::i:::.  |:.     |:.  \
..、_//  ..::::/-イT ̄|::i   ..:: .:/:::ハ:ト::::. /:::.   |::. ヽ ̄
    ̄| .: .:::ノイ .:i::|:/Ⅵ ..::::: .:/:::/ ヾ Y人:::..  i. |:::::::...` フ
    |:ハ ::::::::/.:/_|_≧ミ i .:::::::i:// _ ィ≦/ハ::::. ノ:.|:::/ー'.´
    |i \::-イi ヾ弋.ハヘ..::::: l/ , 彡弋z.:ソ />':./::/:/
       ヽ:::::\゛ー─' \:/   ヽ-─ ´/::://´
         ヽ>ゝ     ヽ         ///         「さて・・・・・・」
         `ヘ               /'i
          _ハ          i      イ_リ_
         | ヽ\   _`__ _,   .イ > .i
         |  .\\  ` ー─ ´  <-/ .:|
         |    | | .\   ̄  / | |   |
         |    | |>->─ <..<| |   |
         |    | |   ><  ..::| |   |
    __ ノミ、 ..::::| |  /::::::::::::\.::::| |  /ハ __


視線をグラウンドに戻し、

              ,ィ       _            、__
            八___   ´      、_      ヽ \
              ゝ  /   ´ ̄      \   \   、ヽ
             ア  , /    | 、    ヽ  ヽ\  ヽ\
             / / /      l | l |  |   l   丶ヽ  ヽ ヽ
               / /  ,     ,  ムハ|||      ヽi    l  ',
           l /  /     / /   l/l/     、、 \   l   !
         r  レ  / ,/   ! ' /,. ≦ ̄\_   \\ ―丶 __,レ
         |ー '/ //|、l  l 「/r公テ〒 リ / / ム` ニ=-  、_ヽ
         ゝ__{´厂 、|Aゝ トl〃 ゙='_ノ  丿イノl ハ )||| l || ``
           Ⅵ |  {ィ汚i、!   ´     ´ /' 〈 / 丿 /  ,!/
            `トlゝ _ゝ7 `            r'_/ /  'l′
                ン               | | l   /      「それは見てのお楽しみといったところかな」
                ゝ _ ^              ノ Ⅵ|  l |
                 ヽ  _,,.. -;;ッ'゙          川 | 、ヽ
                  `、`¨二         ___jム_l≧z
                   丶      ┌f‘” ̄           ̄`ヽ
                     ',     _| |                |
              ┌r―……ゝ- < | |                |
              ||        ∧ | |                |
              ||         _」_| |                |
              ||         /ノ | |               /`"ー- ,,,__


端整な顔を少し曲げた。







429 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 23:14:05 ID:SZt0bEmQ



        ☆        ☆        ☆        ☆        ☆



カズマ 対 劉鳳―――



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
   `ヽ/:::::::`ヽ、  | |:::::r―'´|  /  _,ィ'´|    |::::::::::::::| |ーiヾ:::        /
`ヽ、_/::`ー--、 L | |:::::|:::::::/,イ ノ´  _,レ''´ |:::::::::::::::| | ヽ:::::    ,ィ′
_:::::::::`ー---、 `ヽヽ、 L_  /´/_,ィ'´_, -―|:::: :::: ::::l ! i:::::   '´ |
::::: ̄ ̄`rt‐―-、ヽ`ヾ┘:::::_/_,ィ'´-_, -tェテ一''´ ̄   :::| |ュ|√    __
::::::::::::::::::|/:::::::::::::_ゝミヽ:::::::彡='=、_     ノノiヽ  .::::l | / ..::     |
\:::::__;::-一''´「_,ィ´/ !:::::::「=二''z、 Z ̄ ̄T´   |::..::..:::::::リ′:::::   __|__
 | ̄:::::::_,ィ''´   /  |:::::::   `、::::\`ー、 | /r |:::::::::::::/:::      __
_」_,ィ'´:::::::   ,'   !::::::     `ヽ::`ヽ `f /、 |::::::::::/:::::::::        /
 l|::::::::::::::::    ト、  |: : :       ::::::`ヽ/ミ /::::::::/: : : : :      , <
::::::::::::::      | ヽノ          :::::::::| ト /::::::::/         '´  `
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
                      、 l  l  l   l   li  l      l  l    |   ヽ、  ',  __,,L 」>‐'T´   |
                       ヽ.!   !  l   ト、__lト、l     l l、    | _,,. -‐< ̄__,,..ィlヽ.  |i   ト 、
                        li  l   、   ヽ `「 ¨Tー‐-- 、ト l \ -‐'l´ ィ…t ヒッテ'´ ノ| ヽ. ll  ,イ ハ
                        ll   、  ヽ  ヽ`7く`ーtrッテ‐ァ 、 \ l  `ー-`ニ´-‐く |  } !l / | { l 
                        ヽ  ヽ  ヽ、  \ヽ>ァ`ニ´'´ l   `ヽ、          ヽ|  ノノリイ ノ 「ヘ
                          \  ヽ  ヽ\ ヘ\ ´      l               ´       ノノ
                           \ ヽ ヽ ヽ ヽ `ヽ     l                   ∧ ー'/
                             \ \ ヽ ヽ、 ヽ     ‐ ′                 / `7´
                              `ヽ\\ ヽ\ヽ、   ヽ、_                 /  //
                                 `ヽ、\ヽ、`ヽ                      /   '´
                                    ``   \   `ー─ ‐‐ --        /
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



                                                     ―――――次が12球目







430 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 23:14:39 ID:SZt0bEmQ

繰り出される劉鳳の球のことごとくを、


                       ,イ.  ,.イ
                      /!ノ::}/:::::!,、
                    トイ:,. 一'´ }_/::::}!
                    }:::ノ. ,.r==ォ ヽ::::}    絶影!!
.                    ゝォ } !ー、! {::/
                     〉、 __ ̄ ノ'′
                     }「  ̄|``く
.                   _,、l!   |  /
                ,.r< >、 > '´  > 、
              ,.イ. ,.イ´   ム____`ヽ. `ヽ
              {  /  i  !。      。 } ! ム、
.            r┴ ノ. /  ┼。――一. 。{,イ:  ト、
.            /  /  /ヽ   ! 。     。〈 ト、.  rヘ
           /  /  /  }.   l. 。     。ハ ! ヽ. ヽヽ、_.       _
         __r'  /  /   ハ   l 。     。{ l  ヽ Y´   ̄ ̄ ̄ ア f三{
-―- - ―一'   下 /     ゝ、  !      ム !   ` L__   __Y ヒ. {
ヘ           !r'         〕├―― 、  ヘー、        ̄     ー一'
く、__ _ -一'´        r'´. |    ヽ ∧ ヽ
                   /  |     ヽ ∧ ヽ
                  /   |     ヽ ∧. ヽ
                 /    |      ヽ. ∧ ヽ



カズマは跳ね返して見せた。

                            、ト、
                         トァ ´ ̄:::::::\
                     _ ..ノ::::::::::::::::::::::::::ハ
                        ヽ、:::::::::::__:::::::::::_:::::l     . -─
        _               _>::::::ィr=`ヽ::{にl}:::{‐- 、__/ ∠二
      r<_ヽ          |ト、   \:/:{ノャ'" ` 、 `Y: : : : : :/ ̄
     r┴こ}/`l      、    \\ ノ / ) ,ィ   j  j| : : : : :ノ> 、 
    / ̄ ̄}レイ     ヽ\   \\   ̄く /_、_ }| : : :/ ̄_//
    ヽ ̄´-─ト、     \\     \`>ァ/:  ̄: : :ト イ: :/ / _/
      \─- ' }、      \丶、   フ´ /_  -‐ァヽj: : ∨ /  _
        \- 、_」 \__   丶__>イ二ヽ: : : : : : :\:」: :/|/ /: : :
         `ヽ`ー-ヽ┐ `ヽ、  フ´ ̄ ̄ ヾ、 : : : : : :Ⅳ: :`ー┘: : :
           \    ̄}__  〉-'         _」: : : : : : :∧: : : : : : : : :
            ヽ     Y       /  }: : : : : /:::::ヽ : : : : : : :
                \     }__ ィ´ ̄    ヽ: : : /::::::::::::.、: : : : /
               `ー-、/___/        \/::::::::::::::::::\/::::::
               / ̄ ̄  、  ̄ ̄`丶、     ト、::::::::::::::::::::::::::::::
                 〈       \      ` <   ` ‐-- ,::::::::::
               ヽ       \                `丶、

ファールに次ぐ、ファール。
どんどん当たりが強くなっている。







431 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 23:15:05 ID:SZt0bEmQ

カズマは結局、セーフティバントを試みなかった。

チームにとってはそれが良かったかもしれない。けれど結局誇りをとった。


                ト、  ト、
                l::ヘ |:ヘ ト、
                ト、1:::ヘ_!::::ヘ::::\ ト、
                 ト、}::::\::::\::::ヘ::::::∨::::\
          ト、   |::::\:::::}:::::::::::::::\:::::::::、::::!
          l::ヘ  |:::::::::}::::::::::::::、::::::::::::::::::::}:::|
          |:::::\,」:::::::::::::::::::::::::::i:::::::::::、:::::|:::|
          |:::::::::::::;、::::::::::::::::::::::::::!:::::::::::}:::::::::} ト、1
          |::::::::::::::::ハ:::::::::ヘ、:::::::::::7:::::/::::::::::∨:::/!/
  , -──- 、 \::::ト、:::::::\::、:::\,ヘ:::::::/:::::,ヘ:/::::::://
`        \ ゝ、::,ヘ::::::/ \/::::1:::::::::::/, 、::\://
___    、ヘヘ7∧:lんY´  X/⌒´ ̄ ̄  ハ:::::l:/- 、
     \   _/  \ 1  t rッ 、::: . 7 /∧:::|′
 , -──r──- 、v-ヘ.:.|1 u ー─ ー- イソ:.:ヘ !:|
 \  ∨´ ̄ ̄∧ ト、1: ! 、 ; r、     (_ ∧.:.:.://、
   \/「⌒ 、 / 1l ∧:.:| ∧ ||`ーr- '/:.◎.://:::::ゞ、 /
   /irキ  / 1  ∨ !_.ト(、_ゝ `ー '/.:.:.:.:.:./´ z≠/
   7     l !  j / \::::::::::7 ´:.:.:< ̄ ̄ ̄r '´
   ,′    | ヘ/ /\, -ヘ::::/:.:.:.:.:.:.:.:.:`ー- 、'ー─‐
   !      /  l  {_/- ヘ 1:.:.:.:.:._.  '´ ̄ ̄
   | ´ ̄ ̄`1 / /    |_|´ ̄
ー '1 「 ̄ ̄! /_l、   / \
 ノ:.:∨l   l1'ノ:.:.:.:\/     ト 、
´:.:.:.:.:.ヘl  //´:.:.:.:.:.:.:.:}/ 、     }  \-- 、
:.:.:.:.:.:.:.:|  j/:.:.:.:./:.:.:.:.:|   \_,ノ    \:.:.:`丶、
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:.:/







432 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 23:15:33 ID:SZt0bEmQ

我侭と言われるかもしれないが、


          ` 、  }V ソ ソ::V ン´,′ノl_,-''"/
   ( ̄´゙;`ー、_  ヽ V  / ノ ..::::V  |ノ/ / /
  _,.,ノ`゙´, 'ー、  ̄;ヽ ヽl / ノ ..::,ー‐'''" /   /  _,,..,
 ノ__,_ ハ、 、ノ^ヽ,,_ヽ }∨ヽ ..:://  / レ  /‐'''"/
 ヽ::ヽ{ー-{_i,、/^´..::/、ヽ、 ヽ::〃 , 1 /  ´ /_,,
  ヽ::ヽ ::{ ::::{`-´1ハヽ、 ヽ,〃/l |,/ / / '" /
   {ー´`´`、_,:、 ::::l レ}ヽヽ 、_,,...,,..| |''"´{   /
   ヽ___.:..   `゙´ヽ,l_,,〕,ゝ>::..  ...〉冫 / /'''フ
   〈ー  `、__::::::::丿 く 〈゙;;,, ,,;;::/ヒ0フ ;:',ヽ/ヽ
   人_,,..,,、_ __;;丿ヽ/.:::\ヽ ::i ゙゙〃:;,. |リノ ..:.:.:;;
   Y (:◎:)、~o:::::::〉/.:.:.:::::;;;`、く:.__,..ノ ,.イ / ..:.:.:::;;;
    〉} ::〈 ヽ_,,. -,ノ.:.:o..:.:::::;:;;;`ヽ._,.//...:.:.:::::;;;;;       (打てば、文句はねえだろが!)
   /.} ::::l 冫,,ノヽ ゚ ,/ヽ、.:.::;;;/ 冫...:.:.:.:.:::::;;;;;;;;
   ,〉、.___;;; -‐´:::^V´ ,/.:.::;;;´  l ,.-'''" ̄"'- 、;;;
  / ,´冫  ヽ  :::::ハ<´.:.:.::::;;;{  〃      /
 / ,´ \  ハ  :::::l \.:.:.:::;;ヽ.〃/   ,
 { {  /   ハ  ..:::}  ヽ.:.:.:::;;》    __ノ
 \ヽ \   ノ ..:::ノ  /i!i!`、ハ    /
/ /ヽ「~~ヽ ノ ..:::ノ /ヽ、ii!i!/  }  / __,,.._,,ノ
( 冫〈  {|~""'フ/__,,.-'''"/ /.l  //   )
  丶、ヽ__}`i ノ \   〔´_`Y/´ ⌒     /
、   \_.ノ    "'''‐-..,,_ ソ  ∠_    / , -'"
 ""''‐-..,,_\      ハ ヽ  'ヽ `} / /
__,,..-‐'''"""'''-.    〃 i  `   レ´ /
        ヽ              /


罵られても、構わない。



逆に焦りを覚え始めたのが、劉鳳。
次第に強くなっていく当たりに、打たれる気配を感じ始めた。


::::::::::::i:::::::::::::|::::::ヽ:::::::::::::::::::::ヽ
::::::::::Λ::::::::::iヽ::::::|i::::::::::::::::::::::::ヽ
:::::::/ .|:::::::::| ヽ:::|.ヽ   i  i  |ヽ
::::/   |:::::::|  |:::| ヽ:::::::|::::::::|::::::i::ヽ
:/    i::::::|   V  |_,,-'i":::::::|::::::|:::|
-ヾヽ、__,|::::i | / ! _,,-' __|:::::::::::|::::::|/
)  ~_'--|::/ =|-="◎ ̄/:|:::::::::/::::::::}
- ''"__ノ   |ヽ`~'-―i":::|::::::/:::::::::/
-''"::::     i::::|    }:::::|::::/|::::/
        |::::::   i|::::/V |/
        `''   / | /
       / U /--リ,,,__
    __ ;;;;   .ノ:::::::::::::::::: ̄''-
 ∠二;;;二7  ./:::::::::::::::::::::::::::
  、______ノ ./::::::::::::::::::::::::::::
      ./|::::::::::::::::::::::::::::::::
     / ./_____
`-=---' ./::::::::::::::::::::::::::::::::
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433名無しのやる夫だお:2010/01/24 (日) 23:15:43 ID:uWLY9f8U
それでこそカズマ!!







436 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 23:16:14 ID:SZt0bEmQ

だが、自分を叱咤する。
他の奴なら兎も角も、この男にだけは負けたくない。

その気持ちは劉鳳も同じ。


  /;;;;;:'l;;;;:';;;;l;;!;!ハ:;;;;;;;;;;ト、;;:::::::`ヽ、;;::::/:::::;; ハ::ヽ:;;;ヽ、;;;;;;、:::\:::::::
  /,';;,':::l;;'ヘ:;;;!ハ! l::::、:;;;! ヽ:::::::::::ヽ X、 .:::::::: ト、:ヽ:::ト、ヽ::ヽ::::::ヽ、
. //;;,' ::!:::::ヽl l  l:::::::、:!  \:::::∠ >-─ァ::ト、ヽ:l;;;l;::i;;l;;;:::}:::::::::li
〈〈::::{:::::::l::::::::::ト、.__ゝ、::::ヽ  ムィ´ くtピテ ム::! ヽ!ハ::!;;:!;|;;;/:::::::::::}}
 \:、::::::ト、:::::ヘヽ‐-t。ァ、ァィィ<` ̄`ヽ ¨´ ヽ::!    l|;;:i;;!/:::::::::::::{{
   \::、ヽヽ:::ヽ `¨´ 7∧:::`、 `)、   ヽ    l   ハ;;/:::::::::::::〃:
    \ヽ、\ヽ、  /}  \:ヽ             __,,..ノ:::::::::::/〈::::
       `ヽ、 \ハ  ,'    `ヽ    <二.._ ̄`ヽ、::::::::/:::::::::ヽ、
    \  ト 、__」::ヘ {          \:::::`ヽ、::::::Y´:::::::::::::::::::
      \ \:::::::::::::、`ヽ             \:::::::::Y´:::::::::::::::::::::,イ        (絶対に、負けん!)
   ──   \::::─::、 、..___        〉:::::::}:::::::::::::::::::::://
──────  i1,:'::::::::〉、`エニ¨`''     /:::::/:::::::::::::::::::://:: 
.    ──  /  !l:::,:':::/ ヽ` :::: ´     /::/::::::::__,.. '´/ /
     //  / li,:'::::/-‐‐ヽ       /::/:::::::/ _,,. -‐ ' ´::::
.   //  ,. -/_,.i!::::/-‐''''"´ヽ、__,,. イ::/::::::::/>'´::::::::::::::::::::::
  /  ,.ィ'´, /´  l!:/  / / <._.∠ -‐ '' ´::::::::::::::::::::::::::::::::::
/   「 |/:/:::...  i/ /  /    l  i|:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
     | il:::::::::::::::::..:/..   /     |  i|:::::::/  ̄`ヽ:::::::::::::::::::::::::



一瞬で集中力の世界に入り込めるのが、一流のプロ。
弱音、雑音を振り払い、投げた。


 \ _,,,_             \
 r‐''\  \              ,. -―‐-、
 |  \\  `ー、    \  \  /  \\ `\
 ヽ、   r‐'''`'┴-、__  \    / \ 、.,,_、  、 \
   ヾ;ー、 ト、     l、 `ヽ. \\/! ヘ、ヽ、l'{。j }\.|\!ヽ
     \`'''ヽ  l l l〉ヽ,|\  /〈(`ヾ_,ニ=、 '。ノヾ `l |
      \ `'┴┴'゙   |  >'゙ /'、 {{ )ノ!'ノ、ヾ\ l`
    \  'ー、/___,,. -‐┴‐‐‐'゙\. \`‐''"´\ ヾ、 `ヽ
    \\ /O `''ー-、     r┴''"二``ー-、`` \\
      \/\    ``''ー‐-y'     ̄L. |     \
       l゙O\      O/       ヽ. `ヽ、    \
       |  \      〉      \ \\``ヽ、_
        |O      O /    \    \\\ ,.‐'"´ ̄`ヽ、
         |  \      |    ,,./``ヽ、.ヽ、 \ /\      ``ヽ、_
.        |O  \\ O |   /      `ヽ、  / \         ``''‐-
       |     \\ ノ  /         `ヾ、
      ノ!       O/ \ .lゝ,            \
    /``ー‐┐    く\\ `\            \
   /      \     ゙、  \  ``'''ー-、         \
 /         \   ゙、          `ヽ、        \







437名無しのやる夫だお:2010/01/24 (日) 23:16:19 ID:iDR3VJwc
かっこ良すぎだカズマ







438名無しのやる夫だお:2010/01/24 (日) 23:16:32 ID:be8.82LQ
なんという熱さ!
打っちまえ!







439 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 23:16:33 ID:SZt0bEmQ

飛び行くはストレート。
抜群のコントロールでその球は、精密にストライクゾーンギリギリを突く。

  .l,       .l       .,!          l             /                    /
  .ヽ         !         |          /            /                   /    .. ./゛
   ヽ      .|      ,!            /           /              /   .  /.//
    . l      .l      .!           /           /              /    . / ./././.// /
     ヽ     .!     |           /          /             /    .、.// / /./ //////
      .l     l     .,!       /         /            ,/゛   .,  / //./  /./ .// //
      ヽ     !     !       /        /             ,/   , / ././        /  //
       ヽ    .l    |      /           /             ,/   ,..-'´  .、/ .゛            //
        .ヽ    l    .!     ./       ./           ,/゛ ._ /     ./            //
         ヽ   .!   |     /      /        ,/゛ ,..-'´      ./            // ´
            ヽ   .l   .,!    /      /        / . ,..-'´           /               ./
-、            l.   !   !    ./    ./      / ._..-'´             /             /
 `'-、        ヽ  l  |   ./    ./      ,/゙_/´              _ ./             /
.,   . \       ヽ  |.  |   /   /    ,/ /         . _,, ‐''"゛ /                /
. `''-..、 `''-、    ..l. .! .!  i′ /   ., '彡'"      _,, -'''"      /               /   _,,,,
    .`''ー..、`'-、      .゛ "  ′ .ヾ   ;;シ'"    _,, ‐''"゛            /                / ."゙ ̄゛
       `''-、, \           : -'´ ._,, ー''"゛        _,,,,....  /                /
           ^             .. -''''"  ___,,,,.... --ー'''''''"゙ ̄゛    /             /
________             _____________/               /______
                 lヽ    ゙''''¬―--- ........,,,,,___、    /               /
            _.. ‐.,.     .l ヽ.、,''ー .,゙゙'''ー-、,,,_       . ̄ ̄../               ,/__
      _..-'"゙.,/゛ ,,    ,  ヽ .\゙'-、.`''ー ..、 .`゙'''ー ..,,、  /              /   ̄ ゙゙゙̄''''''''¬―--
   .,..-'"゛ ,/゛   /   i′|  .ヽ  ゙'-、    `''ー .    /               /
.-'"゛  . /     /   / |   .ヽ   `'-..,_      _..-'"               /
  _/゛     /    l  .!    .\    .`゙"'''''"´             _/゛ : ''ー ..,_
./       ./     /   |      .`-、                    ,..-'″        `゙'''ー-..,,,_
        /     /   !       '、 `'ー..,,,            _,, ‐'″  .`゙'ー .._              `゙'''ー-..,,,_
      . /      . !    !       ヽ    `゙''''¬―''''''',゙´           `゙''- ..、







440 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 23:17:33 ID:SZt0bEmQ

コースはアウトロー。
カズマは目一杯に踏み込んで、

                               /::::/ /.::::::::::::::j  /:::::::::::::::! //  , '"!
                              /::::::::::!/ .::::::::::::::::::i/:::::::::::::::::::レ:'::::/-''"::::/ イ
                             /.::::::::::::::レ.::::::::::::::::::/:::::::::::::::::::/::/ .::::::::::::l / !
                         ト  /.::::::::::::::/..::::::::::::::: /.::::::::::::::::::/::::/ ..:::::::::::::::::! /:::!-―‐--、
                         i:', /:::::::::::::::/:::::::::::::: /.::::::::::::::/:/ .::::/ .::::::::::::::::::::レ.:::::!   イ  ``
                      ト ヽ  !:::V :::::::::::::/::::::::::::::/..:::::::::::::/::::/ .::::/ :::::::::::::::::::::/ .:::::! //
                     l:゙、.i:、j:::::/::::::::::::::/:::::::::::::: /..::::::::::/:::::::/ .:/ .::::::::::::::::::/ .:::::|/:::/
                      | ::', !::. :::l .::::::::::::/ ::::::::::::/ .:: .:::::/::::::::::l :::::.::::.::::::: . .::: . .:::::::/::::::/
                         l :::v ::. ::iヽ:::::::::::! ::::::: ::/ . ::::::::/:::::/::::l:::::::::::::::.. .:: ...::: .::::::::.::::::::/   ィ
                       l ::::::: ::::i.:::ヽ:: ::::!:::::::::::l:::: .::::::/:::::/::::::l::::::::::::::::::::::::::...::::::::::::::::::/  //
                         l :::::::..::i::::::::ヽ :::!::::::::::::::::::::::/::::: /::::::::l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::レ':::::/_
                       l :::::::::i:::::::!ヽ\:::::::::::::::::::::::wv/ :::::::/,、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::/ "'''‐'''"
                      \ ::::i ::::::!:::::::::\:::::::::r''"´ 〈 :::::::::lイ W,::::::::::::::::::::::::::::/ :::::/::ヽ、
                           >:i:::::::::!:::ヽ{‐-、:,/    ,>、:::i    ''}::::::_/^ヽ::::::::::::/:::::::::::::::::'‐'''
               ---―、  厂/::/:::::::/:::>ミ       , / , r。ッ フ  |:/ ,ィ个 }:::::::/:::::::::::::::::::
                 / __ .\ |/:::/:::::::/\}. ゙ヽ\    / ノ /  ,,. '"      )丿,ハ/:::::::::::::::::::::::
             / /::::::::::::`ヽ /l:::く ::::::::\:::`、 ヾ."ヽ、く∠ イ. ̄ |::|      (__ノ/:::::::::::::::::::::::::::::::::
              _/  /:::::::::::::::::/ | レ'  `ヽ、:::ヽ:::ヽ  `‐'ヽ        l/      ,'´フ:::::::::::::::::::::::::::::::::::
            // ̄ ̄ ̄ ̄><| \    /.iヽ ゝ:\.   !      / /`ヽ   レ´:::::::::::::::::::::::::::::::::
            | | ⌒   ⌒ | l└ |〔 二二、〕|:::::::::::::::ヽ、 l_,  __/jV´ ) /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
            | |         | l┌ l ./i    i j:::::○::::::::::::\ヾvニ__ニ二--‐' /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
          \\二二二二><ヽ.| |   lノ``ヽ::::::::::/:::::::::ヽ ̄   ,, -‐-‐--、__:::::::::::::::::::::::::::::::::::::
         /フ ̄ ̄ ̄ ̄ ><、 ̄| |  /ノ:::::::/ :::::::/:::::::::::::::::ヽ,-' ´   -‐'''"´     `ヽ:::::::::::::::
           | |. ⌒   ⌒ . | !└l l .|.|  / \:::/ :::::::/:::::::::_,,.-‐'´-‐'''"´            ヽ:::::::::::
           | |          | !┌//. ll__/   .// :::::::/:::>'´  /                 ',:::::::::::
         \\二二二二><"""´´ヽ .//:::::-‐ '' ´  /                , ‐'´゙l、:::::::







441 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 23:17:46 ID:SZt0bEmQ

力の全てを、ぶつけていった。


  ‐--、 l ̄l、-、   ┻     /| //ソ//ソ/ ヽ| l ヽ--、、___    /|    //
  l   l l  ll l    ゞ6   ノ /ソ// / //l⌒ヽノソン\   ヽ 二白ケ/ /
   l   l l  ll__l 大      <ソ/〆/ノ/' / /  l / ,  人人ト\  ノ 方入   |
 ∂ |  l |/      人    ソ'`┘'/、| ├-/ヽ人ト/ / ノノ,ヽ`   千ナl    >
    l   ヽ--──ヽ        ゝ,_`ヽ\| |  ゝ、___,,、‐''` /ヽ  里/ |   |
♀   l      __,,,,___ゝ ヾ     ` ヽ_//|\ヽ、ノンヘノソノ   / ヽ    の     |
λ η l  l ̄ ̄         〆  `   ∧ レ入ノヽノ フ / ノ )    ノ \   (
  '   l   l   /⌒、"ヽ      γ   | | ノ-‐'''二二ノノ /  |  /    ヽ  |
      l  l  ヽ/⌒、 人   η   π ヽ/ /''" ̄/ ̄ノ' ♀ ノ     /    |
  〆   l_l ゝ/⌒ヽ )ノヽ,     ヽο、 |/< | // // β   ヽ   ノ|    |
   \●_  (ゝ/ヽ、)ヽゝヘ,,__  ハ   ( ヘ//へ/''ヘ、__|   ‐─┐l l (
    ■    ヽゝへ)ヘヘ) _ヽ,ヽ`'ー-、,_ノ人/ヽ⌒ノ )ヽ、,__,, |    ノ    ゝ
   //   大  </く ゝ人   `ヽ┌-、|(/( ⌒// ヘ, Λ Λ  |    |  |    |
               |ヽノ ヽ ヽイ ̄" `ヽソノノ___ヽl __■   |     ノ     |
      _,--、●/   ,-、 l‐lヽ|\`'ヽ /ヽ/ノ\____| ヽ ●/ | |     ツ    |
     |   |■    l__| |_|  ヽ ゝ '"‐/‐-'-,,ヘ==ゝ l/   | |     |      |
 廿    |   l-‐‐ ̄|"--‐=""|`|---/ -、,‐-ゝ   /    / |     | ̄    ヽ
   ┌-‐`  __  |---\二  二二|------ /     /   ノ     ×   (
    ヽ-‐┐ |   |  |‐'''" / /| |     __  |   /ヽ \ ヽ | ∩ ∩ ∩ (
      // |  | ̄ |  |  / / | |_,,,...‐‐''" "''|  / \   ヽ/ | ∪ ∪ ∪  |
  &/ ノ  |___|  /|/__,,ー--' ""|_|   人ζ◎|/\   ヽ //   ∨   ヽ\







444 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 23:17:58 ID:SZt0bEmQ

勢いのある打球が、センター方向に飛んでいく。

      .ヽ      |    .!    .l'   ./     ./    . /      _ /     _,, -'"゛
       .ヽ     l   |    l   /    ./    /     _..-'"   ._,, -'"゛           _,,,.. -…
-、         ヽ    . !   .!   !  ./    ./   .,/    _..-'"   _.. -'"゛             _,,.. -‐''"゛
 `''-、     ヽ,   .l  .|   l  /   /  . ,/   .,..-'"  ._.. -'"゛       . _,,.. -‐''"´
...、  .`'-、    .ヽ.   |,  .!  ′ /  ./  _/  ._..-'" ._.. -'"゛      _,,.. -‐''"゛
  `''-、、 .`'-、.   ..ヽ  .ゝ    ./     .,/ ,..-'"_..-‐'″   _,,, -''''"゛
.,_    .`''ー..、 \              : ..-''゙r‐''″ . _,,, -‐''"゛                       _____,,,,,,...
  `゙゙'''ー- ..,,_ .`" .`                   ー'''"゛           ___,,,,,,.......... --―ー''''''''''"゙゙ ̄ ̄
        .`゙"'~              ,,,,,,,..........---一¬'''''''"゙゙ ̄ ̄
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    . _,,,.. -ー''''″               ¬―-- ....,,,,_、
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     _..-'"゛ /             : .、、、 ゙゙''-..,`゙''ー ,,_              ゙゙゙̄"''''―-- ....,,,,__
  ._..-'"゛  /   ./ /   .,!     : '、 \"->、 .`''ー、、 `゙'''ー ..,,,                       ゙゙゙̄"''''―‐
.'"゛   /     /  /  ,i |.!  l   `'、  \.`'- \   `゙'ー、,、  .`゙''ー ..,,、
  ,/゛    /   ,i′ !  .,! .l  l    \  `'-, `'-_゙''-、.   `'ー ,,、   `゙''ー ,,_
./      /   /   l   ! l   l    \   \, .`'-、`''-    `'''       .`゙''ー ,,_
      /    /   .,!  | .|   .l     ヽ.   `'-  ゛ .,,‐ ..-'".-'''"´          `゙''ー ,,_
     ./    /    /   | │   l      .ヽ,     l ″          ゙゙̄^"    、       `゙''ー ,,_
    /     /    ,!    !  .l    l       "  ; ."               "-  `''-、,、         `'
  . /     /     l    !  !    .l            !               \      ゙゙''-..,、
 /     ./     l     !  .!    l       ! .゛                  ヽ        `゙'ー、、
"     /     .l゙     |   l     l      ! l                  ヽ   、        `'ー 、
     /      /     !   .!    ..l.      l                    i ゝ  .`''-、
    /      /      !   !     l      \                、|       ゙''-、
   ./       ,!      .|   .!     .l     : \               !   . \     `'-、,
   /       l       !   .l      ゙l、     . -__           、l゙       . \      `'-、
  ./        !      |   |      . l           ____,     .,,. ,ノ./ .゛  .\.      \      .`'
 /        /       !    .l       l,               -'".'" .‘        \      `'-、







445 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 23:18:16 ID:SZt0bEmQ

劉鳳が、愕然とした顔で、背後を振り返る。

                                   ,,,,,,,,,,,,,,,,
.                               , ィ ´      `  、
                              /             ヽ、
                             ./  ./  .,  / ,        ヽ
                           .,ィ´,,=/ィ ./  / 4 イ  ,       ヽ
.                         ,ィ .,イヒ==.l   ,/ノヽ/.l ./        .',
                       ィイ'   ヾ _.< l  //イ`,.,ヽ.l .イ         .i
                     _, ヒ ,ィ, ィ ´ヽy ! ./.  `ヽ ヾ|4  ノ ィ     l
          ,__, ィ ''´``'''''''''´ミ'''''''´ヽ  、  l´  `'      .ノ .イ.イ/.ィ     l
       , ィ .´ィ´             ,  ---ミヨ、、       ./,イヒィ'ソ//    ,i l
     /,ィ ´             , ィ´       `ヾ、(´ヲヽ、  '  `ノ,ィ' |.  ノl .ノ
    / ./             ./           ヽ ヽ、`ヾ   .ノ , ノ ./ lノ
 , ィ/ /             /´             .ヽ` ` ´, ィ i´!./ソl./.| ./ .lノ
.  ´ ./             /                iィ'´   ソl/.ソ ' .l./
  ヒ              l                .l      ′   .''
 /              l   .、            l
                  ヽ  .ヽ、           i
                   ヽ、 ヽ、        .ノ
                    l.`   `ヽ       ./
                    |     .ヽ       l
                    l             l
                    .l             ノ




                                              ―――しかし



ホームランか、フェンス直撃か、そう思われたその打球は、
センターのファインプレイによってキャッチされる。

                     ___. . . ..、
                   _,.-'´  ,;゙  `'ヽ、
                  /",. ,.,⊿|ト、ヽヽヽ.ヽ
                 ,! ; ,イ!__||L:'l`l、ヽ.ヽ:`;  _
  、_i__              // / ,fリ´ |リ',..,.!!_| ト | ,.!,''´____`ゝ、
  (メ o!、               //./|/.,:ェッ ' ´ ̄ |.jヨ/'イ/  ;~ ヽ
                .||;',/::|トヽ ヾ  , /イノ/_,...ト、 ./ : : ;ヽ|
   Z         ,...,  | |:|.: ト.: ヽ. :='' ,:',/::-'"  | ,:i`ヽ '',rーヽ.
   ´o}       ,.:'!リ  'l、|`、|l\ドゝ~_,.-';:i/: /iヽ | || `ヽ、  ,.:ヘ、
          ./ /   `:、ヽミ、`} ,/<〃/ .l ヽ\、/  `y'   `ヽ、
  { , ヽ    ./ ./,!ヽ_,.;-;;   `ヽ'/ ,,, |''   \ \'-、   丶`    "ヽ:、
   `       j' ,,/,:''.-'’,...ン   / . , ; "  |; ; '、 =、ミ   スヽ、  `ヽ..、..__`ヽ``ヽ、
        j ,~__,,::::ニ-:t'!j ,.:' ,, ; ','."  ,....|" ``ヽ ` ./ |  ´ヽ、    `ヽ、 `ヽ`
         | ,. ,...:-ヵT''"/: : : : :'   </|; ;     ,.r''’   ヽ    `ヽ、  //,`r'"三
       ,..//. ヽ..,r ''"./:|ミ> '',:,:, , ; ;'   ./' '    |     \     `ヽ,.≡ヽ三
      /;i´: :  | ./l  :| ,:,:,:,: :' ,. ,.. ≡i´ ̄`ミ .,../; ; ; ;     \     ‘、`ミヽ、
     /  ヽ、__,ィ ,」 : : : ::|、 ;:',. ,: ' "、'〃| 、    :{ ; ; ; ; ; ;      \     `、`ヽ
    /     '/''"ヾ、`、` ヽ:: ; ; : ' '`´/ ̄`ゝ,-^:、 ; ; ; ; ; ; ;       \    `、







446 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 23:18:41 ID:SZt0bEmQ

VIPスターズのベンチで、悔しさの混ざった溜息が連鎖した。

                  _____
             ..:.:.:´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`ー、
              /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
          /:.:.:.:.:.:.:.:i:.:.:.: i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
            /:.:.i:.:.: i:.:ハ:.:.:.l、:.:.:i:.:.:,.:.:.:.:.:.:. i
           / 〉:.:./l/  \:! ヽ:.!ヽト、:i:.:.:.:. l
          / /:lイ '    `   `   l:.:.i:.:.l
       / //〉:.:.l __ ノ   ´  ̄ ヽl:.:.!ヽ!
        l  ´ イ !:. ! ‐― '  `ー ‐ l / _ノ
.      l    i Y`ハ     i       !'7〃
.       l    ' i.  ヽ    !     .イツ´
.       /  /  '   _> ―_- / !、
       l   /   / 、 i` 、 __ イ   / ヽ_
    ´ `ー‐'`   /  `ー、  ,-´  /   \
    i       i‐ ´i   / ` i   i´ヽ.  /     `  、
    l       l    !  /.   l   ! ハ /        \
.    ,|       |   ヽ/    !_'   V       ,  ,    ヽ



   ∩____∩
   | ノ ノ   \ヽ
   /  ●   ● |
   ミ   ( _●_) ミ
  -(___.)─(__)─



劉鳳は、ホッとしたような、悔しげな、
曖昧な表情を作っていた。

       ______
     /::::::::::.:.:.:.:.:.`\
    /::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.: ヽ、
   /::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:. ヽ
  l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.}
  |::::::::::|ヽ、::::::::::::、:::::::::::::::::|
  {::::::::ト|、_レヽ、::::|,.ヽ::::::::::::/
  ヽ;:::::|trェミヽ ヽ、lィェ|::/:::r;'
   {ヽ|    i    ト/l//
    ` l    !     j}´
     {ト、  ,-‐-、  /
      | \  ¨ / |
      l  ` ‐ ´   l
    /ヽ   |    !ヽ、
_,<´     |      `>、_
:.:.::.:.:.:.:\    ,!     /:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:.:.:.:..:.::.> /    <:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
:.:.:.:.:.:.:/ /       \:.:.:.:.:.:.:.:.
:.:.:.:/ /          \:.:.:.:.:.:







448 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 23:19:05 ID:SZt0bEmQ

VIPスターズでただ1人、笑みを浮かべた男がベンチに戻る。


ヽ、:::::\l::ヽ、 /:::::::::::ヽ|ヽ/::::::|
ヽ|::::::::::::::::::::::\L:::::::::::::::::::::::::::::::|  /|
:::::::::::::::::::::::::::::::::/::::/\::::::::::::::::::::| /::::l     /i
:::::__:::::::::::::::::::::/::::::::::\:::::::::::::ヽ|::::::l   /::::|
::::\   ̄ヽ::::::::/::::::::::::::::::::>::::::::::::::::::ヽ、  /::::::|
::::::::/,'::::::::::::::::::::/:::::::::::::::: //|:::::::::::::::::::::ヽ/:::::::/
::::::::::::::::::iヽ、:::::l:::::::::::/i::::|i |:::::::::::::\:::::::::::::::::::|
::::::::::::::::::| ,、\::|::::::/,、, l|::::|l`::::::::::::::::::|::::::::::::::::ヽ、
:::::::::::::<´|/ \\/ 川ヾ, ,、::::::::::::::::::::/::::/\::::/
:::::::::∠ `  /`ヘヽ、゙  ´i/|::::::::::::::://:::::::::::::\
:::::::/    /::::/ ヾ |;:;: ;:;:;::|/i::::::::∠―- 、__:::::::::::\
::::ヾ    ==-、ヽ、i | ゙'ヽ、;:;:;ヾ-ヽ、,、-i:::::::::::\::::::::::::/
/    / ,ヾ、 `い,ゞ、、 ヾ ゙:;:;;゙' ,;:;:;:::|:::::::::::::::|`ー、'
     // .,,.` ー-ヽヾ.、 :l ゙:; ,,::;:____|::::::::::::::∧:::::|
     // ";::゙"' ,;:;:; `゙"/_∠_,//i/::::/\/ |:::::|
    |/     ;:"'    i<_ ゙゙' ブ _j--' /_   |:::::|       「いやー、悪ぃ悪ぃ」
    ||          ヽ、 ̄ /:,-、::::::::/  |:::::|
    ||ヽ、          〉 /::_:フ `-´   ノ:::ノ
    || i\       - / /(´_/     / /
     | ヽ、 `ヽ、__   ヽ' /:::::::/    / /
     ヽ ,.,., ` 、__二T´  /'\/___//
      "゙;;::;::;;:;:.    /     ̄ ̄ ´
\     ;:''"'""'"  /
  \        /
  /\      /
/   `ーーー' 
 



グラハムの視線に気付き、言葉を投げた。



             ,l              /!
  \   ム!   /l|    ,、_       /::!
   ヽ\ {::ハ、/ r、 /r'ヽ`-、r'!,-'´/:::l|  /  l|
    } |ヽ、ハ\ /:::|'´::::::::::::::( ム-‐'::::::l| ,/{  /|
 ト、  | !:::::ヽ、::.:::::∧:::::::::::::::::::}/::::::::::::::rノ::::ノ /:::|
 }:::ヽr、};:ト:::::::::::::/ ト、、::::::::::::::/:::/ヽ、:::::::::::'´::::::|
 ヽ;:::::> ト、;)ヽ:::::-、.._}:、、‐v:://:::'´ヽ}::::::::::::::,、:::::!
  }::::::{)ヽ、_ハ:::::::::::::::ヽソV::::/∧!::::::}|::::::::/ {:::;;{/!
  ``ヾヽ、ミヾ`:::::::へ、:::::: :: ::シヽ、:::j∟'/:´{ {:::lノソ
   |! ヽ::``:::;/::::;、;:::::::::::::::;ヘ;::!i |:::j='´::::::::V: :::::!
   }`v:::、:::::/ヘ:;/ ``冖'"゙"´ヽ !|`'7r、:::::::. ::::::::|
   'ー-、_, :::::/        /}iニ=、(::::::::r'´フ7
   ヾ ̄`::::::{/ヾニ=、、    ,∠___l!,_ l|,}ト;:::::レ'´/
    `ヽ;::::;イ ィーrッヾ、  '´ fッ ` /ヽ,::v'"´
       V,ハ ` ̄ ´``   ``ー'i|´ !ハ/ト'ィフ     「・・・ご不満か?」
       ヽ {     ノ     }!  トノ /
         ヾl    ヽ   __,    /r-'
         ヽ、  r=ニ三ブ  /|{ ,、
           >、  =  / ,ノ !'´/`ヽ、_
         /:.: { \、_/  / |lV .:.::.:.:.:.`‐-、_
/7  __  _, -'´:.:.:.: !  }     /   ソ .:.:.:.○:.:/´ --―,―― 、
`"7 l { <´:.:.◎.:.:.:.:.:. ヽ       /   / .:.:.○r ' ´___∠、    \
ハ | !`"l ト、::::.◎-‐‐'´:|       __/ :<<´         !´   `ヽ    ヽ
-'r |!j 、}} :: ̄´::::::::::; '´{ヽーi r'´/ :.:.:.ヽヽ‐--、     |     }    ヽ
 lY`ヽ /  :.:.:.:::::<<:.:. | ` ̄ ̄7 :.:.:.:.:. >>  ├―‐'Tヽ、    !      }







449 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 23:19:41 ID:SZt0bEmQ

カズマの言葉を受けたグラハムは、

                __、_、__
                ,  ´-‐- 丶 丶\_
          ,  /´、 \ \\ ヽ v ヽ
          `.ニ,  | lヽ トヽ \\   ヽヽ
           / {|/ レ∠ィ  V  | | {  ,}ヘ
         , l/ノイ {./ノ付ッ 、丿 .イ ム、こソ L..ィ
         `ァ.l ゝ ゝ. ´   ̄ ノ´rノ ノ l  l‐ ´
         ゝlゝlツ  ̄       r<  ル′
            ゝ、=ァ     '  || {
             ヽ`ニ    /  jヘ }
              ',      ´  ∠ ¬ー-、____ -――-、
              ` ¬  /    /    |    /     ∧       「いいや」
                 ,j_/    '     /    /         ∧
                / .:\  / ,  <      l        |
               ,/}  /∨ /   /    /        |
              ノ / V  , ' /   /__ 〈      \  ヽ
           __.-'´/ / /     /-―‐┘ ヽ       \ ノ
.            /_.>/  /,        /      |       \  {__
          //  /  //     /       ゝl           \ l
            l l  /   l/    /          \          ヽ
            l | ./  /   /       |       \         ∧
           `|| /   /      |        \        ∧



              ,ィ       _            、__
            八___   ´      、_      ヽ \
              ゝ  /   ´ ̄      \   \   、ヽ
             ア  , /    | 、    ヽ  ヽ\  ヽ\
             / / /      l | l |  |   l   丶ヽ  ヽ ヽ
               / /  ,     ,  ムハ|||      ヽi    l  ',
           l /  /     / /   l/l/     、、 \   l   !
         r  レ  / ,/   ! ' /,. ≦ ̄\_   \\ ―丶 __,レ
         |ー '/ //|、l  l 「/r公テ〒 リ / / ム` ニ=-  、_ヽ
         ゝ__{´厂 、|Aゝ トl〃 ゙='_ノ  丿イノl ハ )||| l || ``
           Ⅵ |  {ィ汚i、!   ´     ´ /' 〈 / 丿 /  ,!/
            `トlゝ _ゝ7 `            r'_/ /  'l′
                ン               | | l   /
                ゝ _ ^              ノ Ⅵ|  l |      「君のプライドを見せてもらったよ」
                 ヽ  _,,.. -;;ッ'゙          川 | 、ヽ
                  `、`¨二         ___jム_l≧z
                   丶      ┌f‘” ̄           ̄`ヽ
                     ',     _| |                |
              ┌r―……ゝ- < | |                |
              ||        ∧ | |                |
              ||         _」_| |                |
              ||         /ノ | |               /`"ー- ,,,_

満足そうに、笑って見せた。







450 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 23:20:11 ID:SZt0bEmQ

カズマも、満足そうに笑っていたが、


             /         〃´:::::::::::::::::::.    ::ヽ、
            /          l::::::::;r‐--、::::::::.. ::.. .::::::.l
         /           ノ::::j´     〉::::::::::::::::::::::::::l
         ,'        .:  /l /:::::::/     l:::::::::,::::::::::::::::::::l
.        ll ,   l トレ:| /‐l/l、/  _,,,.、-l::::!:::l、::::::::::::::::::|
       |i l l l |i lソV/ _l/`    __ ヽト、| |::!:::::::::::::::!
        l! ! l |ト、 l、 r''"レサj`     '´ィr。r‐-、 ソl::::::::::::::|
        リト、l〃、l!` ` ̄´    ,     ̄``'´  リrw、::/
            `| rj.|        l          /⌒ソ
           ヾ、〉!       '         /_ノ/
            `ーl.     rー-----一ォ     ,'_/            「そうかい」
              ヽ、   ヽニ二ニニノ    ,イ´
               l\   ー-     //ー-、
           ,,.-‐''"´|  \       /  .l    \
          /       l   `ー-‐''´    |      ヽ
          __/      l              ,'        ゙、
  _,,. -‐''"´ /      |          /       ヽー-、
/       /         ト、_        /         ゙、
       /        |::::::::: ̄`ー--一/           ゙、



         ____
       /     \
.    /       \
.  / /) ノ '  ヽ、 \
  | / .イ '=・=  =・= u|
    /,'才.ミ) (__人__) /
.   | ≧シ'  ` ⌒´   \
 /\ ヽ          ヽ


やる夫は1人、納得がいかない。






452 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 23:20:57 ID:SZt0bEmQ



        ☆        ☆        ☆        ☆        ☆



8回も、VIPスターズの攻撃は3人で終わる。
強い疲労を見せるナインに、グラハムは仰天の発言をする。


                       {、___,.-―==. x: 、
                           ヽ,. -‐      \ヽヽ-、
                   ,r   /     , ⌒ ::. ソ、⌒ヽ
                    {゙ー ´     / /,::      \ `ヽ
                      \/  i /ノ/:/   :ヽヽ: ゙;.、 、゙,
                       // / ゞ--f: :/ .:  .: .: :i:. ゙;: 、i:.゙. ': i
                   / / ゝ-' ノ / /:l:./.:/ .:ノ.:l: ,|::.:.:,:.:`、: , ゙{ 、
                     l /レ ≧:.:.ィ:./ バ:./: .::/ノ':.八_j:j:.:.: ヽi:.、`ソ
                     ゞ{ :{、l:.:l:.:ト斥ミ、!{:.:.:〃ノィ=≦今v:l |:.いヽ..,
                     丶! い:、{ 弋zリヘ:.:八"´弋zリ ノ:ルi:ト-- '′
                     ソ个ミ= ̄  ` ‐     ̄彳'ノノ'
                       ゙¬、    i|       'ィ
                           小.  ,__`_'_,  /从      「それでは私もそろそろ本気をだすかな」
                          ´ _j \  ー‐  /!、′
                        .イl|  \   /  lハヽ
                       _/:ノ ヽ   、 ̄   V  ヽ:\_
                   _ .ィ´: : :′  ヽ  ::.   /    i: : :\ ‐ 、_
               _.. -‐ ‘: / : : : !   ム     ム     {: : : : ヽ:、: :`゙"''‐-..,,__
         ,. -‐'"`゙´: : : : : : 〈: : : : : :l   /  l__ __」 ∧   |_ :: : :〉:\: : : : : : : : :``丶



      /       :::::::::::::....:::::  `ヽ
     /    、 ヽ  :::::::::::::::::::      、
   /    〃::l:.:.:.:}:! ::/⌒ヽ:..!.     ',
    |     |:.:.:ノ:.:./:.|::〃,.-‐‐-|:.|:.:i    ',
    |l  :ト li:::ムィイト、|/ '´ _、ヽ|.:.|::|:i:.   ',
    ハ! :!::::lレ1T7  l|  〈´ }b7ト、|::|:|::::::ト、
    |ト、:l::::ハ イ⌒b     -一'   |リソ7wト、
     lハ:|::::|:ト ー'            レ /:!|
     リヽト|     〈       ヽ  /,ィl:::|:!           「冗談よせよ!
          `、    r‐ ニ三ヲ  ,イ〈:l|ト::lァ-、          今まで手抜いてたとでもいうのかよ!」
          \  ` ̄     / | ヘ!y'  \
             `ヽ、 ´ ` /  ノ /    /ー-、
              >‐<、   /   /
         ,. -―ィ'´    | /   /
     , '´   /     レ′  /        /
    /    /      /    /\     , イ
   /l   /      /    /、   `ー--‐' /
  /:.:.:.|  ∠..,,     /       l ト、         /
  | :.:.:.|    `ヽ   /      | / ヽ     l


皆が一斉にグラハムに注目した。







456 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 23:21:34 ID:SZt0bEmQ

注目を集めたグラハムは、不適な笑みを浮かべ、


      ヽ` ̄                  ヽ、
       >'/      /      ̄ \   ハ
      /:/        /          \  ハ
       i/       .::/            ヽ  ハ
      /      / .:::/              V ハ
     ./      { .::ノ        .::.::.      i   |
    /   ..:::/  i/ /..   ..:  : .::i::i:::.  |:.     |:.  \
..、_//  ..::::/-イT ̄|::i   ..:: .:/:::ハ:ト::::. /:::.   |::. ヽ ̄
    ̄| .: .:::ノイ .:i::|:/Ⅵ ..::::: .:/:::/ ヾ Y人:::..  i. |:::::::...` フ
    |:ハ ::::::::/.:/_|_≧ミ i .:::::::i:// _ ィ≦/ハ::::. ノ:.|:::/ー'.´
    |i \::-イi ヾ弋.ハヘ..::::: l/ , 彡弋z.:ソ />':./::/:/
       ヽ:::::\゛ー─' \:/   ヽ-─ ´/::://´
         ヽ>ゝ     ヽ         ///        「長い試合になりそうだったからな。
         `ヘ               /'i          すこし余裕を持たせてある。
          _ハ          i      イ_リ_
         | ヽ\   _`__ _,   .イ > .i         だが・・・」
         |  .\\  ` ー─ ´  <-/ .:|
         |    | | .\   ̄  / | |   |
         |    | |>->─ <..<| |   |
         |    | |   ><  ..::| |   |
    __ ノミ、 ..::::| |  /::::::::::::\.::::| |  /ハ __





 iー‐ ´  /     |  | l   | |           l  l | l 丶   ヽ   {
 ` ー‐ ァ /    |  | | l!         /  ハ| l   |     ゙, い
.      / /  l   ! j| | l/!         / /  ′ `、  |     l 、ニ=-
      ′ l  l   }〃 八 { ヽi  |    /,/ /  、__) ハ      !  ` ッ'
      l  l!   ! イ /ィ┬ぇミ、 ヽ l    //j/ _ .ィi坏 ̄》ム     厂 ̄
     ! 八 丶. 乂八弋ヒc_圦、 ヾ  〃 ´r=弋ヒcツ  ゙// 〉  } / 
.    ヽ(  \  ヽ、ミ二二二二≫ \{ r≪二二二二彡'゙ /   ノ '´
         ゙t-xニニ-   _      | ヽ     _  、_ノ ィ チ
            ヽYー‐  ´      |       ` ー‐一 /ノ
            ゙!、           |            /´    「これからは本気で行かせて頂く!」
             !ハ      /\__j__/ ̄\     /L
          /! lヘ   <_ ,.=====、 _>     /l 「`ヽ
          f{ j小l丶   / ゙Y´ ̄ ̄`Y ヽ   , j |ノ  ハ
            八  } \'、 ∧  Y´ ̄`Y  ∧ //!'{  / /{  キリッ!
         ハ ヽ{   `ヽl、\ノ    し ´ ,レ /   {ン , {
         } \ \   「l\      /「[   / / !


侍フェイスを装着完了。







457名無しのやる夫だお:2010/01/24 (日) 23:22:01 ID:czr1uh36
変態だー







458 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 23:22:02 ID:SZt0bEmQ

   ∩___∩
   | ノ      ヽ
  /  ○   ○ | 
  |    ( _●_)  ミ
 彡、   |∪|  、`\
/ __  ヽノ /´>  )              (そっちが本気なのですね)
(___)   / (_/
 |       /
 |  /\ \
 | /    )  )
 ∪    (  \
       \_)


        _-─―─- 、._
      ,-"´          \
     /              ヽ
      /       _/::::::\_ヽ
    |         ::::::::::::::  ヽ
     l  u    ( ●)::::::::::( ●)         (そっちが本気なのかお)
    ` 、        (__人_)  /
      `ー,、_         /
      /  `''ー─‐─''"´\



            ,ィュ-‐-、_
         /: : : : : : : : : :`ヽ
         /: : : : : : : : : : : : : : :ヽ
       イ : : : : ,ィ ./リ| ト、: : : : : ゝ
        !: :/: :,AZ__ |/' >r.、: :N
        !'ヽ: :! ―-   ニ| .! .!ノ
         _人_l、u.   i .(ヾ| .! iヽ
    _,..-'´/:::::| ヽ ~ ,.ネ、   ト、        (そっちが本気かー)
  r'´:::::::::::::く:::::::|  ノ` =く. .|::ヤ   .|:::`゙ー、
 /:!::::::::::::::::::/::::::.レ'^YニY/レ!:::ヽz='=i::::::::ヽ
/::::::!::::::::::::::::ヽ:::::::|  .〉-〈 /::::::〈:::::::::::::|:::::::::::!


VIPスターズは総ツッコミだ!







459名無しのやる夫だお:2010/01/24 (日) 23:22:13 ID:v1Ue2zvc
仮面やめろw







460名無しのやる夫だお:2010/01/24 (日) 23:22:22 ID:TQ/1iOZQ
やはり変態は格が違うw







461 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 23:22:22 ID:SZt0bEmQ

それからの試合。
試合展開は、実に珍しい展開となった。


誰一人として席を立たない、白熱した試合であった事は、間違いが無い。


 [PEPSI][ロッテリア]  _ _ _ _ _ _ _ _ \
 .| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| .曰田田田田田  \ 廾廾廾廾廾廾廾88888888888888888888888888
 .|   ∧_∧  |  ヨ|三‐ 〒. ▽。。  |二二二二二二二二二二二二二二二二二二二二
 .|  (´・∀・`).  .|  r.r.r.r、 ::::: ::::: :::::/  .l l二二二二l ..l::::::::::::::::區l l區:::::::::::::::
 .|______|  LLLLl ::::: ::::: /    .l ___________________
                   | ̄      l | UCカード | アサヒスーパードライ | LOTTE |
                   |       l  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                   |   __________l______l________l______
                  │ /  ∧_∧  ∧_∧  ∧_∧  ∧_∧  ∧_∧ ∧_∧
                  │/  (´・ω・`) ( ・∀・ ) ( ゚∀゚ ) (*゚ ー ゚*) (.`Д´ .) ( ´_ゝ` )
                  │   ∧_∧  ∧_∧  ∧_∧  ∧_∧  ∧_∧  ∧_∧
                  │  ミ,,・∀・,ミ (´∇`* ) (`・ω・´) (*´Д`*). ( ゚д゚ )  (.=゚ω゚=)
 l ̄l ̄l ̄l ̄l ̄l ̄l ̄l ̄l ̄l ̄レ ̄l ̄l ̄l ̄l ̄l ̄l ̄l ̄l ̄l ̄l ̄l ̄l ̄l ̄l ̄l ̄l ̄l ̄l ̄l ̄l ̄l ̄l ̄
 ────────────────────────────────────────







465 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 23:22:53 ID:SZt0bEmQ

息切れしつつも、決して失点だけは許さない劉鳳。


、  /´   、       / 〃  /    、__,,. - 、__
 \ ヽ  。 `、     ’ /  ::’  ト--─`ニー:.   `ヽー-、
/  ヽ 、   、 `、 ’  /   . .:゚  >‐'´:::::_ノ:::::..
`ヽ、 ヽ 、`、 ゚::。`、 ゚ / / ,::´ ;  / ,ィ个v'´l:::lヘ::::、.:
  `ヽ、 ゚::。 ’::`、∴、 ::,゚〃.゚ ’   |ハl r ヘ |ハ| l:::::|:::::...!::.....
    `゚ ::;`’::.、 、 ::!∴..’.:゚ /`ー--‐'_/ ゚ _ l| ! |:l:l|:::::!::i::::::::..
 .__ ::;`::。、∴ヽ* !;:;∴::゚ ノ  _ - '´ ̄ `` l:|ハ::li:ll::::!:::::
‐‐;_.:::::* ‐ -;; .::;:。:*;#;:.。:{  '´           ll  }ノl:l|:::l::::i
 __.:’-‐:: '::´-‐’*:#:∵*: `ヽ               l   lハ个!l 
   .::’.。;: ゚'´∵::’::;:。’ 〈Y´             ,'   ノ} l
  _,;*::‐'´,:‐'´;;:*’∵゚;。.、 /,'              /l  / ,'
  . ::。/ ,.. , ・:::゚.:`、*::.{ !             / `ー'´ /l:
メ、/  。;;゚,'  . ! .、::’.ヽ、__        _ -‐'´   ,.イ::l::
/.;;’/  / , ゚:’. ;’ 、 `、  `ヽー--一 ´    _,,.ィ´:l:|:::|::
  / \ /  /,’ l  `、 ヽ  ノ  }     _,,. -‐'´   |::::li:|:::l::
/   / `メ、  l   _`、 -ヘ   _」 -─ '´       l:::|lハ个
    /      `T ´  l  `、  「            l ハ___
    /       l     l   ヽ |              V´ .::::
          l ,. -‐-、   、 l            / ..:::::::
           / .::::::::....`ヽ、__..ハ          /..::::::::::::
          /..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::\      ‐ '´..::::::::::::::::::


終盤から突如として球威が上がり、
それ以降一本の安打も許さなかったグラハム。


:::::::::/>  ,.ィ _{. /::::::∨ |         ト、/__   \  l
::::::::::〉 ̄´7 / .{ | イィェ.、゙<:ヽ\.    } | r、__ ,ヽ   ',  `7
::::::/  ,ィ' | ト-ヘ、ヾ!ゞ='  }:::::ヾ}    / ,N\ }  \. ', /::
:::::{ .   !. ト人:::__゙:::>‐一"ヾr‐] ,/ /_ノ-- }ノ、   ハ ∨::::
::::ヘ.  | ゙'|:::ヽ::::::::::::::::::::::::::ー'-シ--':ヌ  ヒリ ' リノ 人゙V,/::::::;
:::::::ヘ―ゝ‐、ヾ‐ 、_:::::::::::::: __::::::::::i::::::::>-ニアイ ト /ノ:::::::;'
::::::::::`::∧  \{l1:/`ヽ__{_   ` ゝl_:::::::::::::::::::レ A /:::::::::ノ
:::::::::::::::::∧.  |if′ ,---、 、 / /__::: --У,/ ' 7::::::/
:::::::::::::::::::∧.  |'{  /` ̄ ̄ヽ、ヽ、     必'  /r‐ ´
:::::::::::::::::::::∧ Ⅳ f‐ 、::__:::::::::` ア   /  //
:::::\::::::::::::::∧ !.  ト、   `ヽ::::/   /  /:〈
::::ヽ:::\::::::::::∧ ヽ ヽ\   ト:/  /  /::::::::::\


完全試合が裏返った。






468 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 23:23:31 ID:SZt0bEmQ

投手頂上決戦となったその試合は――


::::::::::::: ::. :. .: :  -‐- ..:. .:.: ...: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::.....:.... : ,r'´.    `ヽ: .. ......:..:.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::.:: .: ..:..:' ..:.      ゙; :... ...:.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::.:....: :. ::..       .: :....:.::......:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::.......: ..:..:ヽ ::::... ..... ,.': :.. :. :............::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::.::::. ::.. :..:. :` ー- ‐ ''"... ... ..: :..:.::::.::::::.:::::.::::::.:::::::.::::::.:::::.::::::.:::::::.::::::.:::::.::::::.::::::::::::::::
:::::: :::::: :::::: :::::: ... ... .... :::::: :::::: :::::: :::::: :::::: :::::: :::::: :::: :: :::::: :::::: :::::: :::::: :::::: ::::::. ::::::
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――先発投手同士がフルイニングを投げきり、0対0の引き分けに終わった。







469 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 23:24:08 ID:SZt0bEmQ

          ┌────────────────────────────────┐
          │やる夫がプロ野球選手になるようです                        .│
          │                                                    │
          │                                                    │
          │                                                    │
          │                                                    │
          │                                                    │
          │                                 . -‐‐‐-          .│
          │                               / . ::.::.::.::.::.::::::::丶、.     │
          │                             / . : .::.::.::.::.::.::.:::::::::::::::\    │
          │                            ′. .: .::.::.::.::.::.:::/.:::::::::::::::::::`、  .│
          │                            | . :.:.::.:::i::.::i.::.:::/.:::ハ::::i:::::::::::::::.   │
          │                            ト、:::::::::!:!:::::!::::/.::/, ヘ::|::::::::::::|::',  │
          │                            l:::.\:::l:ト、::|:,イ::,ィ≠トiリ:::::/.:::|:::}. ....│
          │                            ヽ::::::::lリkじ/ l/ ' }じソ l:::/.:/::ト、|  .│
          │                             \ハ`¨´ 、     |/.::/::::|    │
          │                           /),、  ト、   --   /ト、|\:!   .│
          │                           {  ` } |:/V>rr:ァ'"|_V     `.  .│
          │                           \ , ヘ′/. :dレ'. : : :`ヽ      .│
          │                             `|: : : :\ : //. : : : /.        │
          │                              ヽ、: : : V. : : : : /         │
          └────────────────────────────────┘
.







470名無しのやる夫だお:2010/01/24 (日) 23:24:13 ID:foE47tNI
投げきっちゃったよw







471名無しのやる夫だお:2010/01/24 (日) 23:24:29 ID:uWLY9f8U
イーブンか…両方すげぇな…







472名無しのやる夫だお:2010/01/24 (日) 23:24:43 ID:puA3bHmU
ブシドーの仮面がアリなら、石仮面もアリじゃねーかwww







473 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 23:25:00 ID:SZt0bEmQ

朝、グラウンドでやる夫を見かけたジョセフは、
開口一番こういった。

                        _,,. .,_
                   ∠、: :__`\
                       | i 下川ノノフl
                      ト/《`丁フハノl
             二      rNrtト、、r≦Vi)
              力    トli ̄〈ljノー lミ!
                ッ  _l |lli「f三ヲリlミ!
                 _/ \_l\li⌒リノlミ!____        「どうじゃヒヨッコ。
        ∠二>'´ ̄ ノヽ  /∧:: ̄´ l  //l |         本物のプライドについて、何かわかったかのう?」
      , '´‐─- 、 \ ̄   \/ :\___l//::Lト、
     / / ̄ ̄\ \ ヽ   -─== /./__ \ヘ-、
      | l:|    / \.\ 、    ´ ̄ ̄ ̄.:::::::::´ ̄ `ヽ \
   \l// ,.イフヌヽ  ハ ヽ\        :::::::::::.     \ ヽ
    \ヽ / // /∧.ノ }  |: : ヽ.,  __.:::::-‐-:::::..,,__    !人
    / ヽ|‐i---'一ァ  | ./∧ : :  ̄: :_: --──--<: :`ヽ }  |
.   | ./寸¨丁 ̄ノ-、 / / ̄¨二¨´     ..:::::: : : : :丶-イ ∧



やる夫も、ジョセフを待ち構えていた。

         ____
       /     \
.    /       \
.  / /) ノ '  ヽ、 \
  | / .イ '=・=  =・= u|
    /,'才.ミ) (__人__) /            「まあ、解ったような解らないような・・・」
.   | ≧シ'  ` ⌒´   \
 /\ ヽ          ヽ



     ____
   /      \
  /  ─    ─\
/    (●)  (●) \
|       (__人__)    |              「ただまぁ、プライドのいい所は解った気がしますお」
./     ∩ノ ⊃  /
(  \ / _ノ |  |
.\ “  /__|  |
  \ /___ /



        ,. -‐''~´   _,/ )          _,. -‐ミミ
       | ̄ ̄ ̄`~/ヽヽ_ノ____,,,._-='_二-ヘミミ/
       ヽ;;;;;;;;;;;;/,_  レ'<弋;;;ッ、 ヽ_,/,./i;;;;;;ラヽ .//|
         `'''''/ `ヽY/  . ̄ ̄/| /ヽ `'―'''´‐ !/ |
         /   ノ! !_   _;;;|  | |  |;';;;  ,| |//./
        l´/´‐'''‐'-‐'''~ヽ' ̄ ヽ__i'''ヽ__ノ   ̄| | |/
       .// (´`´   _,.ノ彡彡 ,`ヾ''´'´ミミ_ / //ミミ     「ウム、それでいい」
       / /    '‐''~   )/''‐-----‐''~´|川 iミ/川ヽ
      /  /     j‐' _,. く  :;;;,,,,,,,,,,,,,,   /川 /|川
     ./ /        '´  ノ彡〃川川ヽミ川,.-'´/lll/
    / /        )) /ノ〃川川川ヽ,.-'´  |/
  ,.-''''~~~''-、       ノ~´ ヽ,,,,,,__/    /


やる夫の返事に、深く頷くジョセフ。






475 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 23:26:06 ID:SZt0bEmQ

そしてジョセフは語りだす。


    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
 / ̄ ̄ ̄        /|
 |\_______/ |
  |          __ ヽ_
  |   |     /     / |`'''ー------‐'''''フ
   |   |    /    /: :ノ        /
__|ヽ \  |   ,.-'´: :/     _,.-''´
    | :`'ー----‐''´: : ,.-'´  _,.-Tミ ̄          「いいかやる夫。
'‐-、_ \____,. -二-‐<ミ( ) |ミ、           プライドには2種類ある。
   `''‐-、__,._- ,=tラフ  ミkノ /ミミ、
   /,.ヽくゞク!T ヽ ̄´ )  ミr'くヽヽミ、i         一つは、自分を高みに誘う、良質のプライド。
 / / >、-‐|ヘ ノ`''''''´l  ミミ|  ヽヽ/ |ヽ、        これをずっと持ち続けるといい」
_/ / /  ヽ ゞブ 、、、  、ミミノ    /  ヽl
  / く、   ヽ〃‐‐--ヽ川/   /   !
    ||ヽ   ! ''''''ミ、ヽ/   /    /
    | | |   ヾ川川/   i´     /
    `' ヽ   !ヽ ̄: : /   |ヽ    /



          _ ,,... -- ‐ ''"~゙ '"´`ヽ
     ,-‐ ¨            / i
     /、             、  ,.'  , l
    l \     _, ィ i l  / / ,i
 .    i   ト、- イ lヽ  リ/ //  /L
      li 、 i ヽ i l リ 、ム,ィ´ヽ//ノ!
     ヽミ、 「 ̄ニヽ!"〃,.、 i   i /⌒!.!、
      〈  l 〈`ヽ "´  } ノ  ,、V i^ l ハ\
    / lV!、`゙  ,j    '" ,,. ' ノ l  } ノ  i       「自分の定めた自分に負けまいと、
   ,.'  i V 、 \   _ -,.ニィテン  〈/\._j、      お前の努力の助けとなってくれるじゃろう」
 . /  / ヽi  '¨fゥ,、v‐'" ‐''¨´ ,  ミi   /
  ;  /   ', ` ̄/!,、  ヽ.,_ノ   ヽi.  /
  i  ,'    バ ̄ 、! ,.      ミj  /
 . ! i.    / ,ハi , ,`Y i 、、、、 ミ/, '
   i l    /  V//-‐ -ヽ l `y /
  ./ヽ i   /   V/´7Tヽ リ/ ヽ i、
  ト、 ',\ ( 、.   V__!__ゾ    | lハ  /
 . ! \ヽ. \i l:、    / \     i l:: ∨



    / ̄ ̄ ̄\
  /        \
 /    ─   ─ ヽ
 |    (●)  (●) |
 \  ∩(__人/777/
 /  (丶_//// \


やる夫は何度も首を縦に振る。

3人を見て思ったことだ。
彼らは皆、自分を高く見る。






477 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 23:27:24 ID:SZt0bEmQ

        ,. ---‐… ''¨ ̄
     /    l ll    / /
  _,,.ィ l    リ リ / // /
  i l  '、    / /.、/‐‐く //
  ヽ_\ ヽ / ' _ `¨}  フ‐く
  `ヽ`¨ニ二゙  ´ l / ,.ィ.>"
  \| i l  i    j //ニ、
    \ ヽ 、〉!i _ノ ,イ'"i沙
     ト-ニ⊥!l,レ_' 、`¨ ̄                「もう1つが、自分を虚栄する悪質なプライド。
      ヽ.¨ィ弋タ  ` \_,,. 
 ..    ハ ¨フ!_⊥.,_/                  自分で自分を定めるのは、同じじゃ。
       ',ー' ヽ、 /、、、                 だがこっちは、自分を勝手に高みに置く。
       ', ,.ィ T⊥ ┴ヽ\ 
        V ll/,. ''" ̄ ̄¨ }              高みに上るためではない。高みから下を見るためだ。
        Vハ  ,.ニニミ、、、              “自分は凄い奴だ”、“自分は他とは違う”とな」
     .    V//l  li ヽ \
         |.i l l  リ  l
         ヽゝi.._
         /´--──



r'  , ,j',.'ヘヘヘ 彡'/ 彡彳ニ二ヾ_ン、 ・ 。 ヽ.
|  !.(/: : : : : :::| ィ´ンィイ_>r=、>、ヾi  ・ :
|  ミ5; ; ; ; ; ; ;;i! ト'ィ'_,...ィ'乃、ヽ._!i |!3  ・・
| 、ミ'シ; ; ; ; ;r' ̄`i イ     ̄ユU、l.l_ヘ, ` ・
|   ソ; ; ; ; ;ム r、ノ、 .| u .ノ u  三ニ、`ー、__        「断定してやろう。なんの意味もないわい。
| .ノミ、; ; ;;二ヽ'.   i .レ'二_''ー、 i ,   三ヾニi.
レ.'\ ∧ミ t' `ー、ヾ.! i!/_ i  i U u    三三|      そういう錯覚をした奴が、どれほど愚かな事か。
ト、___>、. ; ; ; ;ヽi i!i 刄ソ //,  _,... 三三|     
トミ三三ミ、_三r<_i ト,`ー´三リ  ヽ__>-,、_.三三|      人の成長の阻害にしかならん。
| イr三ミミ-、 r-t三リノ'え`ー、k _三,イ /,ノ `=._|      できることならば、今すぐでも捨てるべきじゃ」
ト'--'`ーr一_rt放ii、\ u > 三/ y'/ _. i__ミ|
 ..    `ー'    '`ー<ヽヽ/r 'ミ/ シ,/ヲ/シ三ミ._|
             `'-'`ー'ミー' ノr=、__ . /
                   >,|`7<ミラ__シ


        ____
       /    \
.    /          \
.  /    ―   ー  \
  |    (●)  (●)  |
.  \    (__人__)  /
.   ノ    ` ⌒´   \
 /´             ヽ

この言葉には、やる夫は考え込んだ。







481 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 23:29:06 ID:SZt0bEmQ

ゆっくりとこめかみをなぞり、ポツリと言う。

         ____
       /     \
.    /       \
.  / /) ノ '  ヽ、 \
  | / .イ '(ー) (ー) u|       「やる夫は・・・違いますお」
.   /,'才.ミ). (__人__)  /
.   | ≧シ'  ` ⌒´   \
 /\ ヽ          ヽ




結論を出したやる夫に、ジョセフはもう一度言葉を紡ぐ。


             |/::::::::::::::::::::__  -─ -- ∟.__
          _..L -─   ̄ ______,,、--、 .,___ ̄ ‐- .._
   _,.. -‐ 二 .....::-┬<二,l___に二二 -<ヽ\`ヽ::::::::::::: ̄:::::`ソ
     ̄::::::::::::::::::::::∨,ィ弋tタン /ヽ 、弋タ ン, ミ!ヽ\ハ::::::::::::::::: /
    :::::::::::::::::::::::::::::l,   ̄´トへ \` ̄  / ミl-‐、ヽ.}::::::::::::::;.'
     ヽ::::::::::::::::::::::::_l/`ー'´\ソー‐'`ー一' 、.!/ヽ!ミ l:::::::::::::/
.     \::::::::::::::/-l/, , ,ィ ll´ ll l゙iト、  l  ミl )ノ,!ヽl::::::::/
        丶、::::{ l l///l, '´ ̄ ̄`゙ヽlヽィ{、ミl(_ノミミ)/
           `¨ \l }リ   ,=- .,__ リl\ヽ,! l| ヽ〈
             ハ/ /// |l |l llヽl lハミミ/  l|\、}
              〈/|∨l | _リ リ リ川 ll─-- ⊥.__l__     「・・・プライドを持つ人間の特徴に、
         ┌─---ヽ! \/:::::::`Tフノノl/、 l    ,. -‐‐}     “こだわる”という事がある。
.        ;  l   ノ:!   丶:::::_j;ィ'" //:ヽ. l  /
.        ,'/| l  ./ : |  l  /   /./::::::| l (__ノ         悪質なプライドにこだわる事。
       // l l /: : : l    /  _/ / :..:::| L.____      それが危険な事だとは解らんか?」
.       //::::l l_/__-‐┴─=  ̄      ̄
     /:// ̄`ソ´⌒ヽ∠ニニ>-──‐-、     /´ ̄ヽ
        /    |    /─-<¨ ̄ ̄ ¨ヽノ   .l    {
       f⌒゙ヽ  l    〈    \____〔二二二|    '、
       |   ∨|    ',     V-───┤ ハ.    ヽ
     ,r‐|   l ',j    ',      ト、{二二二}/ ヽー== 〉
      .│!  _l ト、__ー‐ハー--- ノ、 \   /     `/



      / ̄ ̄ ̄\
   γ⌒)      (⌒ヽ
   / _ノ ノ    \  \ `、
  (  < (○)  (○)   |  )         「・・・・・・」
  \ ヽ (__人__)   / /







483 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 23:30:01 ID:SZt0bEmQ

          ,-―-、
.        /  / \     //!
      /        _\//:::|
   /      -   ///::::::::/
  //   / ̄  ///ミ==く
  \   |  .///ヽ、ミ三= ヾ、
    \ \/// \ノス、ミ>-   }
     \/'./:::|.   \ `ー、三ス
      / /!ヽ:::ノ_ノ  ミ\ '゙  \\___           「お前のもつ“こだわり”が、
.      / /:::|t }  /`l__  ミノ::::   / ̄     \          良質なものか、悪質なものか。
    /イ:__ヘ ヽ.{=├' ヽ/::: /     .     \
.   //´  V ノ .|⌒/:::/l_   _____ __ヽ       よく考えてみる事じゃ」
          {    .V_/ , '  ̄   /    .|   |
         `ヽ__ノ- '´―--、_ノ      |   |
      , -‐  ̄    ̄`ヽ`ヽ、         |   |


    / ̄ ̄ ̄\
  /        \
 /    ─   ─ ヽ
 |    (●)  (●) |
 \  ∩(__人/777/
 /  (丶_//// \


やる夫は、再び考え込んだ。

最近のやる夫には、考えることが多い。







484 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 23:30:25 ID:SZt0bEmQ

           ____
         /   ∪  \
       γ⌒) ノ三三三ゞ(⌒ヽ
      / _ノ (>)三(<) \ `、
     (  <:::∪:::::(__人__):::::∪|  )      「・・・」
      \ ヽ ::∪::::` ⌒´∪:://



考え込むやる夫を、優しく見守りながら、ジョセフは腕を組む。


          _,,、_,,.、、,,..,_,、
       ,_ー''"        ゙´`'ー_、
       ミヾ.ヾ゙ il!|| il|  j| 〃/ イ
       i ミ   rー;L!|| ||レーv〃 彡
      }ミ リ八i{    ;; 7'ノ ヽ.ミl
.       |、yー-⊥L jー_´∟-ーY;|
      _lミi"r五ニ゙テi'Yr五三¨jミ!
.     frヲ:}  -‐''ラ l_j. }`ー- }ドi           「そんなに急いで結論を出さなくていいわい」
      !h};{ ッ彡   /小〉     |:l,リ
.      `テj} i}! ,rf;巡巡去ミ:、 l:fく
.      〈リji、l{ 'ル7'"-─‐‐ )}i |jミ}
    r;-‐ヾト.llvリ j{ _,,リハ、、,リレ'ル' ̄ヘ
   _」 ハ |li | `ミ、}l ;i!j } {li ,.イ |/ / l.L
   -U; ヽニL_ミ `ミ'ー- -‐彡 / /'/ニ|」
   ヽ-‐ ` Tヽ\ ミ    r´/∠



    / ̄ ̄ ̄\
  /        \
 /    ─   ─ ヽ
 |    (>)三(<) |             「・・・いや」
 \  ∩(__人/777/
 /  (丶_//// \



    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
 / ̄ ̄ ̄        /|
 |\_______/ |
  |          __ ヽ_
  |   |     /     / |`'''ー------‐'''''フ
   |   |    /    /: :ノ        /
__|ヽ \  |   ,.-'´: :/     _,.-''´
    | :`'ー----‐''´: : ,.-'´  _,.-Tミ ̄
'‐-、_ \____,. -二-‐<ミ( ) |ミ、
   `''‐-、__,._- ,=tラフ  ミkノ /ミミ、
   /,.ヽくゞク!T ヽ ̄´ )  ミr'くヽヽミ、i        「そんなに簡単に解決するものでも無ければ、
 / / >、-‐|ヘ ノ`''''''´l  ミミ|  ヽヽ/ |ヽ、       意識すれば持たずにすむものでも無いと思うぞ」
_/ / /  ヽ ゞブ 、、、  、ミミノ    /  ヽl
  / く、   ヽ〃‐‐--ヽ川/   /   !
    ||ヽ   ! ''''''ミ、ヽ/   /    /
    | | |   ヾ川川/   i´     /
    `' ヽ   !ヽ ̄: : /   |ヽ    /


助け舟という訳でなく、ジョセフがそう思っている事だった。







486 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 23:31:37 ID:SZt0bEmQ

                        _,,. .,_
                   ∠、: :__`\
                       | i 下川ノノフl
                      ト/《`丁フハノl
             二      rNrtト、、r≦Vi)
              力    トli ̄〈ljノー lミ!
                ッ  _l |lli「f三ヲリlミ!
                 _/ \_l\li⌒リノlミ!____
        ∠二>'´ ̄ ノヽ  /∧:: ̄´ l  //l |          「ただ、間違ったと思った時は、
      , '´‐─- 、 \ ̄   \/ :\___l//::Lト、          素直に認め、全力で自分を正す。
     / / ̄ ̄\ \ ヽ   -─== /./__ \ヘ-、
      | l:|    / \.\ 、    ´ ̄ ̄ ̄.:::::::::´ ̄ `ヽ \     そういう心構えはしていてもらいたいがな」
   \l// ,.イフヌヽ  ハ ヽ\        :::::::::::.     \ ヽ
    \ヽ / // /∧.ノ }  |: : ヽ.,  __.:::::-‐-:::::..,,__    !人
    / ヽ|‐i---'一ァ  | ./∧ : :  ̄: :_: --──--<: :`ヽ }  |
.   | ./寸¨丁 ̄ノ-、 / / ̄¨二¨´     ..:::::: : : : :丶-イ ∧
   /  ∧ト-L./ヽ={ーr'      ̄ヽ __ .: : : : : : : : : :| У }
    / ´lへ\ (  |│ ヽ      / |_ }: : : : : : : : :\ノ .{ ヽi
    \ / ハ \>=r'‐‐、 V        r‐l |--、: : : : : : : :'; |   ハ
    -//l l`ー‐一'  /::丶、     fソ  ` _〉: : : : : : : l | /i│
   <{_i l /し'^} /   |::::::::::::::::>‐--l´    ノ: : : : : : : リ/丁`ヽ



考えることを一旦放棄したやる夫が、
事の次第に思い当たる。


      ___
    /     \
   /  _ノ '' 'ー \
 /  (●)  (●)  \
 |      (__人__)    |       「よーーーやくアンタがなにしたいかわかったお」
 \      ` ⌒´   /



           _______
           |    ̄ ̄ ̄ ̄   |
           {`   r'" ̄ ̄  ´}
           |  /       |
          _l―‐------- ―‐l
     =ニ二 ̄   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ 二ニ=
         ̄ フ テ6〒 '' ーrrrァ、''ミl ̄
         く  こ ノ  ミシ リミミ.ヽ        「ほう?それはなんじゃ?」
            {{lll、     、シ`‐'lミミミ}
         __}⊇ミ.、  .、シ   >''´ _}_
          / (}.}.}.l.l.l.l.l、シ__ /  //   `ヽ
       /   〃 ̄/ ̄_____ / /      ヽ







487 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 23:32:01 ID:SZt0bEmQ

すねたように、口をひん曲げて、やる夫は文句をつけた。

       ____
     /     \
   /_ノ  ヽ、_   \
  /(●)三(●))   .\
  |   (__人__)      |        「遠回しなお説教だお!
  \ ヽ|r┬-| /   /         しかも、遠回りの癖して滅茶苦茶露骨だお!」
  /   `ー'´      \



          _,,、_,,.、、,,..,_,、
       ,_ー''"        ゙´`'ー_、
       ミヾ.ヾ゙ il!|| il|  j| 〃/ イ
       i ミ   rー;L!|| ||レーv〃 彡
      }ミ リ八i{    ;; 7'ノ ヽ.ミl
.       |、yー-⊥L jー_´∟-ーY;|
      _lミi"r五ニ゙テi'Yr五三¨jミ!
.     frヲ:}  -‐''ラ l_j. }`ー- }ドi     「なんじゃようやく解ったか」
      !h};{ ッ彡   /小〉     |:l,リ
.      `テj} i}! ,rf;巡巡去ミ:、 l:fく
.      〈リji、l{ 'ル7'"-─‐‐ )}i |jミ}
    r;-‐ヾト.llvリ j{ _,,リハ、、,リレ'ル' ̄ヘ
   _」 ハ |li | `ミ、}l ;i!j } {li ,.イ |/ / l.L
   -U; ヽニL_ミ `ミ'ー- -‐彡 / /'/ニ|」
   ヽ-‐ ` Tヽ\ ミ    r´/∠


そう言って、ジョセフは大笑いした。


      ____
    /_ノ   ヽ_\
   /( ●) ( ●)\
 / ::::::⌒(__人__)⌒::::\
 |        ̄      |
 \               /


やる夫は苦々しく笑う。







489 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 23:32:43 ID:SZt0bEmQ

そんなジョセフに付け加える。

          ____
        /_ノ  ヽ\
      / ( ●) (●)、
    /::::::::⌒(__人__)⌒\
    |      |r┬-|    |        「後、もう一つ解った事があるお」
    \       `ー'´  /
⊂⌒ヽ 〉        <´/⌒つ
  \ ヽ  /         ヽ /
   \_,,ノ      |、_ノ



        ,. ---‐… ''¨ ̄
     /    l ll    / /
  _,,.ィ l    リ リ / // /
  i l  '、    / /.、/‐‐く //
  ヽ_\ ヽ / ' _ `¨}  フ‐く
  `ヽ`¨ニ二゙  ´ l / ,.ィ.>"
  \| i l  i    j //ニ、
    \ ヽ 、〉!i _ノ ,イ'"i沙
     ト-ニ⊥!l,レ_' 、`¨ ̄
      ヽ.¨ィ弋タ  ` \_,,.
 ..    ハ ¨フ!_⊥.,_/          「なんじゃ。言ってみろ」
       ',ー' ヽ、 /、、、
       ', ,.ィ T⊥ ┴ヽ\
        V ll/,. ''" ̄ ̄¨ }
        Vハ  ,.ニニミ、、、
     .    V//l  li ヽ \
         |.i l l  リ  l
         ヽゝi.._
         /´--──




       ___
     /   ヽ、_ \
    /(● ) (● ) \
  /:::⌒(__人__)⌒::::: \
  |  l^l^lnー'´       |           「誰が一番良いプライドを持っていて、
  \ヽ   L        /            誰が一番エースと呼ばれるのに相応しいか」
     ゝ  ノ
   /   /


         ___
      /)/ノ ' ヽ、\
     / .イ '(●)  .(●)\
  .  /,'才.ミ).  (__人__)   \
  .  | ≧シ'   ´ ⌒`     |         「ジョセフさんがどう思っているか、解ったお」
  . \ ヽ           /







493 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 23:34:09 ID:SZt0bEmQ

        ,. -‐''~´   _,/ )          _,. -‐ミミ
       | ̄ ̄ ̄`~/ヽヽ_ノ____,,,._-='_二-ヘミミ/
       ヽ;;;;;;;;;;;;/,_  レ'<弋;;;ッ、 ヽ_,/,./i;;;;;;ラヽ .//|
         `'''''/ `ヽY/  . ̄ ̄/| /ヽ `'―'''´‐ !/ |
         /   ノ! !_   _;;;|  | |  |;';;;  ,| |//./
        l´/´‐'''‐'-‐'''~ヽ' ̄ ヽ__i'''ヽ__ノ   ̄| | |/
       .// (´`´   _,.ノ彡彡 ,`ヾ''´'´ミミ_ / //ミミ   「ほう、では、誰が一番エースに相応しい?」
       / /    '‐''~   )/''‐-----‐''~´|川 iミ/川ヽ
      /  /     j‐' _,. く  :;;;,,,,,,,,,,,,,,   /川 /|川
     ./ /        '´  ノ彡〃川川ヽミ川,.-'´/lll/
    / /        )) /ノ〃川川川ヽ,.-'´  |/
  ,.-''''~~~''-、       ノ~´ ヽ,,,,,,__/    /


             __
            -´   ``ヽ
          /::::::::::|::::::    `ヽ
         /:::\::::::::<● >   `ヽ
    ((   / <●>::::::::::⌒      )
        |  ⌒(_人__)       ノ | |       「やる夫が解ったのは、誰がエースなのかじゃなくて、
        ヽ    )vvノ:      / ノノ        ジョセフさんが、誰がエースだと思っているか、ですお」
          ヽ (__ン       人
           ヽ          \


       ____
     /⌒  ー、\
   /( ●)  (●)\            「結局ジョセフさんは、
  /::::::⌒(__人__)⌒:::::\           エースは自分だ!って思っているお!
  |     |r┬-/ '    |
  \      `ー'´     /           だからエースは誰かを言わないお!」







494名無しのやる夫だお:2010/01/24 (日) 23:34:47 ID:6doJOcqU
やる夫成長したなあ






496 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 23:35:14 ID:SZt0bEmQ

ジョセフは、腕に力瘤を作ってみせた。
親指立てて言い放つ。

                        _,,. .,_
                   ∠、: :__`\
                       | i 下川ノノフl
                      ト/《`丁フハノl
             二      rNrtト、、r≦Vi)
              力    トli ̄〈ljノー lミ!
                ッ  _l |lli「f三ヲリlミ!
                 _/ \_l\li⌒リノlミ!____
        ∠二>'´ ̄ ノヽ  /∧:: ̄´ l  //l |
      , '´‐─- 、 \ ̄   \/ :\___l//::Lト、
     / / ̄ ̄\ \ ヽ   -─== /./__ \ヘ-、         「当然じゃ!
      | l:|    / \.\ 、    ´ ̄ ̄ ̄.:::::::::´ ̄ `ヽ \
   \l// ,.イフヌヽ  ハ ヽ\        :::::::::::.     \ ヽ       VIPスターズ一筋で150勝。
    \ヽ / // /∧.ノ }  |: : ヽ.,  __.:::::-‐-:::::..,,__    !人      ワシ以上のエースがどこにいる!」
    / ヽ|‐i---'一ァ  | ./∧ : :  ̄: :_: --──--<: :`ヽ }  |
.   | ./寸¨丁 ̄ノ-、 / / ̄¨二¨´     ..:::::: : : : :丶-イ ∧
   /  ∧ト-L./ヽ={ーr'      ̄ヽ __ .: : : : : : : : : :| У }
    / ´lへ\ (  |│ ヽ      / |_ }: : : : : : : : :\ノ .{ ヽi
    \ / ハ \>=r'‐‐、 V        r‐l |--、: : : : : : : :'; |   ハ
    -//l l`ー‐一'  /::丶、     fソ  ` _〉: : : : : : : l | /i│
   <{_i l /し'^} /   |::::::::::::::::>‐--l´    ノ: : : : : : : リ/丁`ヽ
     `l/`ー- レ'._  l:::::::::::::::::::::::::::::::|}    ノ: : : : : : /r‐r⌒)o、|
            ¨´ ー<::::::::::::::::::::;リ,. <´ー-ニ二´__ノ`(二()/ }
                 `>--<二  \  |「  」|_ノ}‐-8\ノ
                 / \ヽ     ̄  ̄` ̄ )_ `>‐‐'
                 >、 `}\  二二二  ̄ }   /〉


       ____
    //   \\
   /( ●)  (●) \
 /::::::⌒  、_!  ⌒::::: \
 |     'ー三-'     |         「それ、良質のプライドなのかお?」
 \              /


笑いを堪えながら、やる夫が問う。







497名無しのやる夫だお:2010/01/24 (日) 23:35:27 ID:5/VPwBOU
やる夫は先輩に恵まれてんなあ

不器用で攻撃的で、いらんトラブルを起こすとはいえ、
練習熱心で向上心があって、正しい説諭には耳を傾ける新人は
先輩にとっては説教しがいがあるんだろうな







498名無しのやる夫だお:2010/01/24 (日) 23:35:48 ID:qyn9BYvc
150勝はすげえw







499名無しのやる夫だお:2010/01/24 (日) 23:35:49 ID:6r4PZUfU
150勝!すげwww







500名無しのやる夫だお:2010/01/24 (日) 23:36:24 ID:M9VKl5D2
弱小球団で150勝とな!







501 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 23:36:35 ID:SZt0bEmQ

ジョセフは帽子のツバを軽く下げ、表情を隠して口を動かす。


        ,. -‐''~´   _,/ )          _,. -‐ミミ
       | ̄ ̄ ̄`~/ヽヽ_ノ____,,,._-='_二-ヘミミ/
       ヽ;;;;;;;;;;;;/,_  レ'<弋;;;ッ、 ヽ_,/,./i;;;;;;ラヽ .//|
         `'''''/ `ヽY/  . ̄ ̄/| /ヽ `'―'''´‐ !/ |
         /   ノ! !_   _;;;|  | |  |;';;;  ,| |//./
        l´/´‐'''‐'-‐'''~ヽ' ̄ ヽ__i'''ヽ__ノ   ̄| | |/
       .// (´`´   _,.ノ彡彡 ,`ヾ''´'´ミミ_ / //ミミ     「さて、な」
       / /    '‐''~   )/''‐-----‐''~´|川 iミ/川ヽ
      /  /     j‐' _,. く  :;;;,,,,,,,,,,,,,,   /川 /|川
     ./ /        '´  ノ彡〃川川ヽミ川,.-'´/lll/
    / /        )) /ノ〃川川川ヽ,.-'´  |/
  ,.-''''~~~''-、       ノ~´ ヽ,,,,,,__/    /


       ___
      /     \
    /   ⌒  ⌒\
   /   ( ⌒)  (⌒)\
   i  ::::::⌒ (__人__) ⌒:: i
   ヽ、    `ー '   /


やる夫が、気持ちよさそうに笑うのを、ジョセフは見た。







503名無しのやる夫だお:2010/01/24 (日) 23:37:02 ID:7U5BTy46
あら200勝ってないのね







505 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 23:37:15 ID:SZt0bEmQ

こだわりを、自分を捨てることは、難しい。

明らかに必要な場面がある。
だけど捨てられない事が多い。


          _,,、_,,.、、,,..,_,、
       ,_ー''"        ゙´`'ー_、
       ミヾ.ヾ゙ il!|| il|  j| 〃/ イ
       i ミ   rー;L!|| ||レーv〃 彡
      }ミ リ八i{    ;; 7'ノ ヽ.ミl
.       |、yー-⊥L jー_´∟-ーY;|
      _lミi"r五ニ゙テi'Yr五三¨jミ!
.     frヲ:}  -‐''ラ l_j. }`ー- }ドi
      !h};{ ッ彡   /小〉     |:l,リ
.      `テj} i}! ,rf;巡巡去ミ:、 l:fく
.      〈リji、l{ 'ル7'"-─‐‐ )}i |jミ}
    r;-‐ヾト.llvリ j{ _,,リハ、、,リレ'ル' ̄ヘ
   _」 ハ |li | `ミ、}l ;i!j } {li ,.イ |/ / l.L
   -U; ヽニL_ミ `ミ'ー- -‐彡 / /'/ニ|」
   ヽ-‐ ` Tヽ\ ミ    r´/∠




他の人間がいくら手出しをしてやりたくても、
こればっかりはなんともならない。



          ,-―-、
.        /  / \     //!
      /        _\//:::|
   /      -   ///::::::::/
  //   / ̄  ///ミ==く
  \   |  .///ヽ、ミ三= ヾ、
    \ \/// \ノス、ミ>-   }
     \/'./:::|.   \ `ー、三ス
      / /!ヽ:::ノ_ノ  ミ\ '゙  \\___
.      / /:::|t }  /`l__  ミノ::::   / ̄     \
    /イ:__ヘ ヽ.{=├' ヽ/::: /     .     \
.   //´  V ノ .|⌒/:::/l_   _____ __ヽ
          {    .V_/ , '  ̄   /    .|   |
         `ヽ__ノ- '´―--、_ノ      |   |
      , -‐  ̄    ̄`ヽ`ヽ、         |   |


ある種、自分を壊すことに繋がるものだから。







509 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 23:37:53 ID:SZt0bEmQ

ただ、今目の前で笑っているこの少年は、おそらく大丈夫だろうと思う。


       ____
     /⌒  ⌒\
   /( >)  (<)\
  /::::::⌒(__人__)⌒::::: \
  |    /| | | | |     |
  \  (、`ー―'´,    /
       ̄ ̄ ̄


VIPスターズには、お節介が多い。


----------------------------------------------------------------------------------------
            `| rj.|        l          /⌒ソ
           ヾ、〉!       '         /_ノ/
            `ーl.     rー-----一ォ     ,'_/
              ヽ、   ヽニ二ニニノ    ,イ´
               l\   ー-     //ー-、
           ,,.-‐''"´|  \       /  .l    \
          /       l   `ー-‐''´    |      ヽ
          __/      l              ,'        ゙、
  _,,. -‐''"´ /      |          /       ヽー-、
----------------------------------------------------------------------------------------
                                   lハ:ハ   i         〃_才:リ
                                   ! ヾハ  _` ´      / .T:i:リ'
                              .        `  、  、__ ̄   イ  .Ⅵー,-、
                              .           ヽ    /     . '   \
                                        i: .ー ´   ,.ィ ´       冫、_
                                     , -‐くl: : .   .:li⌒ヽ      /   `ー 、_
                                    /    ヽ: : . . : ll.:.:. iゝ.._  / ,   ´ ___ミ:、
                                  /     /iヽ: : : : 〃 /   ヽ/ ///    ヽ
                                 /.- ⌒ヽ  ,': :! }: : /' /.  / /  /´/  __    l
                                /.:.:.:.:... ...:.:} l : : : : ,'  !   /  l  /' ´  /     l!
----------------------------------------------------------------------------------------

捨てるべきものの取捨選択。
嘴突っ込み、しっかり支えていくことだろう。







513 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 23:38:54 ID:SZt0bEmQ

あとは、いつ、どこで捨てられるか、それだけだ。


          _ ,,... -- ‐ ''"~゙ '"´`ヽ
     ,-‐ ¨            / i
     /、             、  ,.'  , l
    l \     _, ィ i l  / / ,i
 .    i   ト、- イ lヽ  リ/ //  /L
      li 、 i ヽ i l リ 、ム,ィ´ヽ//ノ!
     ヽミ、 「 ̄ニヽ!"〃,.、 i   i /⌒!.!、
      〈  l 〈`ヽ "´  } ノ  ,、V i^ l ハ\
    / lV!、`゙  ,j    '" ,,. ' ノ l  } ノ  i
   ,.'  i V 、 \   _ -,.ニィテン  〈/\._j、
 . /  / ヽi  '¨fゥ,、v‐'" ‐''¨´ ,  ミi   /
  ;  /   ', ` ̄/!,、  ヽ.,_ノ   ヽi.  /
  i  ,'    バ ̄ 、! ,.      ミj  /
 . ! i.    / ,ハi , ,`Y i 、、、、 ミ/, '
   i l    /  V//-‐ -ヽ l `y /
  ./ヽ i   /   V/´7Tヽ リ/ ヽ i、
  ト、 ',\ ( 、.   V__!__ゾ    | lハ  /
 . ! \ヽ. \i l:、    / \     i l:: ∨


曲がった信念。曲がったプライドを――



               ∩_
              〈〈〈 ヽ
      ____   〈⊃  }
     /⌒  ⌒\   |   |
   /( ●)  (●)\  !   !
  / :::::⌒(__人__)⌒:::::\|   l
  |     |r┬-|       |  /      「どうかしたお?四十肩かお?」
  \     ` ー'´     //
  / __        / 
  (___)      /<シップとってきてやるお?




                  、-―-,
           !゙i\     / \  \
           |:::\\/_        \     <ジジイ扱いはやめんかといっておる
           ゙i::::::::\\\   -      \   
             ン==ミ\\\   ̄\   ゙i゙i  
           、ッ =三ミ ,.,r'\\\.  |   /      ___
         {   -<ミ ,.ス(,/ \\゙i/ /      /(>)^ ヽ\;
         ス三、ー´ /   .|:::\.'゙i/       /  (_  (<) \;
     ___//  ゙' /ミ  (,_(,:::,r'!゙i ゙i     /   /rェヾ__)⌒:::  ヾ;
    /      ̄\   ::::(,ミ  __l´゙i  { t|:::゙i ゙i     i   `⌒´-'´  u;  ノ;;
  /     .     \ :::゙i,r' '┤=}.,r' ヘ__:イ゙i   \ヽ 、  ,     /;  <チョーク!チョーク!
/__ _____   _l\:::゙i⌒|. (, V  `\゙i  / \-^^n ∠   ヾ、
|   |.    \    ̄ ' , \_V.    }          、 / ̄~ノ __/ i;
|   |      (,_、--―`' -(,__,r'´        ヽ二)  /(⌒    ノ kugyuuuuu!
|   |         、,r'´,r'´ ̄    ̄ ‐- ,      /  ./   ̄ ̄ ̄/







517 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 23:39:39 ID:SZt0bEmQ

やる夫の事を考える一方で、自分の事も考えた。

昔の自分は、こんな事をしなかっただろうと。
新人に講釈垂れる奴など、ほとほと迷惑と嫌っていたはずだ。


   _,.ィ    /'"    _,,.. -‐:::::::_
   /     ミi、 _,,..<::::::_>''"´
   L     >:':´:::::>''" ,,..-‐ア
    V   /:::>'" /><二ニi
 .   V/:::/  .イ、彡 `ヽ‐ヽ
     i/ ./,ィリ,/  三   ヒ
    / /、iハ '´i   ノ    ヽ
  / ./゙ヽシ/゙ヽー-‐'ヽ   /         (そういえば、ワシはなんでこんな事をしたのかのう?)
  イ´.: : : :.ハ   /    ノ   /
  .: : : : : :./_,. 'ヲ 、、__ミ、l、 /
 ー‐----一`Yハヽ/‐+ヽヾl, 、
        ヽF´'"¨ ̄´iハヘ !
           ゙v'´ ̄ヽヽソ>
           ハ \ヽ/:::/
         ┌ヾ_∠ム.-<
         l li      ',




そして、その考えに思い当たって、愕然とする。




r'  , ,j',.'ヘヘヘ 彡'/ 彡彳ニ二ヾ_ン、 ・ 。 ヽ.
|  !.(/: : : : : :::| ィ´ンィイ_>r=、>、ヾi  ・ :
|  ミ5; ; ; ; ; ; ;;i! ト'ィ'_,...ィ'乃、ヽ._!i |!3  ・・
| 、ミ'シ; ; ; ; ;r' ̄`i イ     ̄ユU、l.l_ヘ, ` ・
|   ソ; ; ; ; ;ム r、ノ、 .| u .ノ u  三ニ、`ー、__
| .ノミ、; ; ;;二ヽ'.   i .レ'二_''ー、 i ,   三ヾニi.
レ.'\ ∧ミ t' `ー、ヾ.! i!/_ i  i U u    三三|
ト、___>、. ; ; ; ;ヽi i!i 刄ソ //,  _,... 三三|
トミ三三ミ、_三r<_i ト,`ー´三リ  ヽ__>-,、_.三三|
| イr三ミミ-、 r-t三リノ'え`ー、k _三,イ /,ノ `=._|
ト'--'`ーr一_rt放ii、\ u > 三/ y'/ _. i__ミ|
 ..    `ー'    '`ー<ヽヽ/r 'ミ/ シ,/ヲ/シ三ミ._|
             `'-'`ー'ミー' ノr=、__ . /
                   >,|`7<ミラ__シ

つまり――






522 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 23:40:19 ID:SZt0bEmQ

--------------------------------------------------------------------------------------


年寄りの冷や水とは、こういうことを言うのかと――


--------------------------------------------------------------------------------------







                                            第7.5話 エースとエースとエースとやる夫







523名無しのやる夫だお:2010/01/24 (日) 23:40:58 ID:v1Ue2zvc
おつおつ
やっぱり年寄りじゃねぇかw








524 ◆oLG9iWoh0E:2010/01/24(日) 23:41:04 ID:SZt0bEmQ
本日の投下は以上になります。

ご観覧アザーッシた!








525名無しのやる夫だお:2010/01/24 (日) 23:41:26 ID:M9VKl5D2
乙!







526名無しのやる夫だお:2010/01/24 (日) 23:41:34 ID:35sX4RFQ
乙乙







527名無しのやる夫だお:2010/01/24 (日) 23:41:36 ID:58e17rZo
おつおつ







528名無しのやる夫だお:2010/01/24 (日) 23:41:41 ID:P/RDOIoo
乙!







529名無しのやる夫だお:2010/01/24 (日) 23:41:56 ID:xA6RDzrg
>>524

乙です!
ジョセフってものすごい実績誇ってるのねw







530名無しのやる夫だお:2010/01/24 (日) 23:41:58 ID:kjfm8r9g
乙でした







531名無しのやる夫だお:2010/01/24 (日) 23:42:06 ID:puA3bHmU
乙です。アザーッした!!







532名無しのやる夫だお:2010/01/24 (日) 23:42:08 ID:iDR3VJwc
乙なんだぜ







533名無しのやる夫だお:2010/01/24 (日) 23:42:12 ID:dNORnZ5Y








534名無しのやる夫だお:2010/01/24 (日) 23:42:15 ID:zixJrq5U
乙でしたー
投手陣がよくわかる話でしたね








535名無しのやる夫だお:2010/01/24 (日) 23:42:20 ID:bd4lkASg

ジョセフかっこいいな。年寄りだけど







536名無しのやる夫だお:2010/01/24 (日) 23:42:30 ID:foE47tNI








537名無しのやる夫だお:2010/01/24 (日) 23:42:32 ID:6egHrFNU
お疲れさまでした!
今週も楽しかったです!








538名無しのやる夫だお:2010/01/24 (日) 23:42:32 ID:mfnWB2C.
乙でした







539名無しのやる夫だお:2010/01/24 (日) 23:43:15 ID:qyn9BYvc

裏エース新城さんは出番なしでしたか







540名無しのやる夫だお:2010/01/24 (日) 23:43:20 ID:BwFVGHqw

今日も面白かったです






542名無しのやる夫だお:2010/01/24 (日) 23:43:31 ID:6doJOcqU
おつかれさまでした







543名無しのやる夫だお:2010/01/24 (日) 23:43:36 ID:q7JqI2UE
乙乙!
みんなかっこいいな!








544名無しのやる夫だお:2010/01/24 (日) 23:43:36 ID:QhhY7EVA








545名無しのやる夫だお:2010/01/24 (日) 23:43:45 ID:uWLY9f8U
乙です
どのエース達もカッコいいなwww






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カテゴリー「やる夫はプロ野球選手になるようです」内の最新記事

だ

    乙!
    [ 2010/02/08 08:13 ] [ 編集 ]
    相変わらず最高に泥臭くて熱いな
    この作者といい、童帝といい最近は上質すぎる作者が多くて堪らんな
    [ 2010/02/08 08:58 ] [ 編集 ]
    そうか、チーム全員熱いキャラだからそのライバルも同じくらい熱いキャラが続々出てくるんだな
    悟空さが引退してるのは残念だが
    [ 2010/02/08 09:28 ] [ 編集 ]
    ベジータが高橋(尻)に見えて仕方がない
    [ 2010/02/08 12:05 ] [ 編集 ]
    カカロットは引退してるのか……
    でも息子が球界入りしてるとかそんな感じかね
    [ 2010/02/08 13:41 ] [ 編集 ]
    チームの勝利と自らのプライド
    両方満たさなければならないのがプロの辛い所だな!
    [ 2010/02/08 14:00 ] [ 編集 ]

    >kugyuuuuu!
    やる夫は釘宮病患者かw
    [ 2010/02/08 14:44 ] [ 編集 ]
    ※40113
    でも未だにこの作品ではくぎゅキャラでてないんだよな
    もっとも女の子キャラなんて翠星石ぐらいなんだが
    [ 2010/02/08 15:17 ] [ 編集 ]
    いや面白かった。キャラに頼った中身の無いオナニーSSは多いけどこれは違うよなー。
    話が、土台がしっかりしてるから。
    既存のキャラを上手く使って、そのプラスアルファになってるよね。
    [ 2010/02/08 15:59 ] [ 編集 ]
    うーむ…面白い。実に面白い
    [ 2010/02/08 16:26 ] [ 編集 ]
    ジョセフに微妙なフラグ・・・?蒼の子一軍入りはあるかな
    [ 2010/02/08 19:28 ] [ 編集 ]
    アカギって今期限りで監督引退なんだっけ?
    この話、次のシーズンまでやってくれるのかなあ。
    [ 2010/02/08 22:38 ] [ 編集 ]
    承太郎がどうしても
    ジョニー黒木知宏に見えるのは俺だけか
    [ 2010/02/08 23:02 ] [ 編集 ]
    王子頑張らなくてもインフィールドフライじゃないのか?
    [ 2010/02/09 02:10 ] [ 編集 ]
    管理人さん乙です。
    ※40144
    ダイビングキャッチしないといけないようなフライが、インフィールドになる事はあり得ないですよ。明らかに捕れるフライを故意落球して、ゲッツーとったりするの防止するためのルールなので。
    [ 2010/02/09 09:06 ] [ 編集 ]
    承太郎は確かにジョニーか桑田にみえてくる
    王子は成績考えると番長だけど番長はジョースターとも被ってるしな(高橋尻もちらほら)
    ハムは古いけど郭(元西武)かなと
    ジョースターは投球スタイルが解ったらこれほどのヒントはないんだけどね・・・・
    (暫定的に若干番長が出てくる)
    [ 2010/02/11 17:50 ] [ 編集 ]
    いつかは劉鳳対カズマ来ると思ったけどやはり来たか

    T.T.は選手じゃなくて監督気質だと思うが・・・まぁ監督はジグマールだろうから無理かw
    [ 2010/02/13 23:46 ] [ 編集 ]
    kugyuuuuu! 吹いたwww
    [ 2010/02/15 23:18 ] [ 編集 ]
    久しぶりのグラハムだw
    変態だけどカッコイイ!
    [ 2010/02/17 02:52 ] [ 編集 ]
    ジジイは西口っぽいな。
    そういやこの球団の先代の
    エースはだれなんだろ?
    [ 2010/03/01 06:07 ] [ 編集 ]
    ああそうか。
    グラハムが活躍してる試合は、やる夫の出番がどの道ないのね。
    [ 2010/03/06 15:39 ] [ 編集 ]
    このコメントは管理者の承認待ちです
    [ 2012/02/16 11:38 ] [ 編集 ]
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    管理者にだけ表示を許可する
やる夫ブログについて
20101110:「やる夫はロス市警の警部のようです」を掲載させていただきます。本当にお待たせして申し訳ございません。これ以降も随時、更新の途絶えていた作品を掲載していきたいと考えております。ご迷惑をおかけして申し訳ありませんが、どうか長い目で見ていただければ幸いです。

20101030:「やる夫のサクラ大戦」にて、記事の掲載順序を誤りました。 作者様、および楽しみにしていた読者様にお詫び申し上げます。 申し訳ございませんでした。

20101004:「やる夫たちが夢の国で遊ぶようです」につきまして、こちらの不具合で記事が切れてしまっております。作者様、及び楽しみに読んでくださっている読者の皆様にご迷惑をおかけしてしまい、申し訳ありません。
一度下書きに戻させていただきます。よろしくご了承ください。
「やる夫で学ぶことわざ」の作者様より、やる夫ブログ用のスポンサー案内をいただきました!本当にありがとうございます!さっそく使わせていただきます!

20100811:皆様、大変ご無沙汰しておりました。ぼちぼち更新を再開できればと考えております。
「やる夫がDQⅢの勇者になるようです」についてですが、コメントを頂けるのは大変うれしいのですが、他作品のコメント欄での投稿はご遠慮願えれば幸いです。
恐縮ですが、ご協力よろしくお願いいたします。

20091222:年末なので順調に更新量が減っております。今日明日はお休み、再開一発目は「やらない夫の超兄貴」になる予定です。作者様、まとめが遅くなり申し訳ございません。

20091208:今週クソ忙しいので、かなり更新が減ります。ご了承ください。

20091116:更新の調子にもよりますが、週末をめどに、カテゴリを追加する予定。前回追加からだいぶ間隔開いたんで、かなり溜まってます。

やる夫ブログについて

姉妹ブログというか同一人物ブログ。
やる夫ブログ(裏)(18禁です)


 ネ タ 投 稿 お 待 ち 
 し て い ま す ! 
(↑結構心から待ってますw)

 ネタ投稿の他、転載お断りの記事、相互リンクのご希望等ございましたら、お手数ですが下のメールフォームよりお知らせください。なお、http:を付けるとエラーになってしまうようなので、ご投稿いただける際にはhttp:を抜いていただきますよう、よろしくお願いいたします。
相互リンクの反映に時間がかかってしまい申し訳ありません。気長にお待ちください。


嬉し泣き
美麗なタイトル画像を描いてくださっているのは、こちらの方々です。
本当にありがとうございます。


七市様
Shadow3_convert_20091008101141.jpg
ハルヒとやる夫、やらない夫の表情が最高のタイトル画像。冬にぴったりの美しい作品です。


1様
https://blog-imgs-15.fc2.com/y/a/r/yaruomatome/yaruoblog_title_convert_20091026144430.jpg
柔らかで暖かい雰囲気がたまらない作品。みゆきさんヤバすぎで管理人狂喜の舞を舞っておりますwww

1様のプロフィールはこちら


65様
securedownload_convert_20091008101321.jpg
同じく「やる夫がチェルノブイリに旅立つようです」より。元ネタの雰囲気をビンビンに伝えるダークな作品。


草葉様
Shadow3_convert_20091008101141.jpg 「やる夫がチェルノブイリに旅立つようです」をモチーフにしたタイトル画像です。物語の後、このタイトルを見て吹きました。

219c0c442.jpg

草葉式


味噌様
yaruoblog_convert_20090519194443_convert_20091008101235.jpg
やる夫ブログ初!物語とタイトル画像のコラボレーション!快く、最高に美しいタイトル画像を描いて下さった味噌様に感謝です!




トンボ様
minamike_convert_20090519194731_convert_20091008101216.jpg
夏にぴったりの逸品を、トンボ様よりいただきました!水着ハァハァ(´Д`;)


トンボのかんさつ日誌


ヒジキ様
nagato_convert_20091008101341.jpg
管理人のツボにはまりまくりの長門!大好きだ!結婚してくれー!



ヒジキ煮


aro様
yaruo_blog_fix_convert_20090210225801_convert_20091008101403.jpg
らきすた勢の見事な描写もさることながら、このやる夫にしてやられました。


Charged time-out


Yutaka様
RMm06_convert_20090127165950_convert_20091008101426.jpg
個人的に水銀燈が一番好きです。タイトルのセンスも◎。本当に有難うございます。





マブチョコ_m様

この魅力的なボディにくらくら!管理人はこの人の同人誌が大好きです!やる夫ブログの記念すべき初タイトル画像。全てはここから始まりました。



うにゃらら大飯店



イチオシ

やる夫がDQⅢの勇者になるようです

自らを成長させる姿に心震える
作品。普通の掛け合いなのに、
自然と笑みがこぼれる構成と
演出は見事の一言。
自分を好きになれる、極上の映
画を見た後のような読後感は、
自信を持って「最高だ!」と賞
賛できる作品です。





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